App Store SEO比較: Google Play vs App StoreSearchMan.com
App Store SEO: Google Playの方がiOS App Storeよりもチャンスあり
63%のユーザーがアプリを探す際に検索しているというデータが示す通り、App Store SEOは、アプリ開発者にとって欠かすことが出来ないマーケティングの手段になりつつある。iOS App Storeでは、AppleがChompを買収して以降、度々、検索エンジンのアルゴリズム変更が行われているとのことだ。SearchManは「少なくても2ヶ月に1度」程度大規模なアルゴリズム変更を検知している。また、iOS 6以降、iOS App Storeの検索結果では、1画面あたり1アプリしか表示されず、アプリ開発者たちからの批判が相次いだ。
これまで、App Store SEOというと、iOS App Storeばかりが話題になっていたが、SearchManはこの度、Google Play / Androidにも対応を開始した。現時点では、日本、アメリカのGoogle Playストアにある70万以上のアプリの検索順位を毎日分析している。SearchManでは、昨年末頃からAndroid対応を希望するアプリ開発社が急激に増えた。特に、日本のアプリ開発社からの要望が多く、これは、Google Playでの売上が日本で急成長しているという点にも合致する。
以下に、SearchManによる、iOS App StoreとGoogle Play (Android)のApp Store SEOの比較を掲載する。これを見る限り、Google Playの方がApp Store SEO経由でのダウンロード獲得に大きなチャンスがある、と言えよう。
1) Google Playストアの方が、より多くのアプリを検索結果に表示する
a) 1ページあたりのアプリ数が多い: Google Playストアは、検索結果画面の1ページあたり7-8アプリが表示される。他方、iPhoneは1アプリ、iPadでは6アプリだ。
b) 検索結果を深堀りするのが簡単: Google Playストアは、画面をタップすることなく、フリックするだけで、下方向に無限にスクロールできる。他方、iOSでは、検索結果を追加で読み込むのにタップが必要となる。
2) Google Playストアの方が、同じクエリに対して、より多くのアプリがヒットする
a) Google Playの方がヒット数が多い: ビックキーワードで検索すると、検索ヒット数がGoogle Playの方が圧倒的に多い。
b) シノニム等を用いたクエリ拡張: ある検索クエリに対して、Google Playの方が、類似語等への拡張をより積極的に行なっているようだ。(例えば、photoというクエリが入力された場合に、photo, photos, 写真...と解釈する。)これは、Googleが検索エンジンの会社であることを考えれば想像に難くない。
c) 自動スペル補正: Google Playの方が、ミススペルをより賢く自動的に補正する。これもGoogleが検索エンジンの会社であるからなせる業だろう。
3) Google PlayにおけるApp Store SEOへの先行投資は今がチャンス
a) 競争が少ない: アプリ数はApp Storeとほぼ同数だが、アプリ開発社は(Androidアプリは、レビュー審査が無いにも関わらず)iOSアプリをより頻繁にアップデートしている。
b) 課金チャンスの増大: Google Playは、ユーザーのクレジットカードが登録されていないことが課題だったが、日本ではキャリア課金によってこの問題が克服されつつある。結果として、Google Playでの売上が日本で急成長している。
4) Google Playの方が、App Store SEOを簡単に実行できる
a) レビュー審査が不要: iOS App Storeでは、アプリ名、iTunesキーワード変更する際に審査が必要だが、Google Playでは不要。
b) Google PlayにはiTunesキーワードに相当するものが存在しない: Google Pl