【日商USA】webinar 2023.4.14 ShopTalk2023から見る小売業界最新トレンド
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米国時間 3月26日から29日にかけて小売業界のイベントShopTalk2023が、ラスベガスで開催されました。ShopTalkでは、米国小売業のトップランナーであるウォルマートやフットロッカー、マクドナルドなどの講演や、スタートアップピッチが注目されていました。
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- 1. 本日のアジェンダ 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 1 03 01 イベント概要 02 Key Findings 03 注目セッション 04 展示会場の様子 05 スタートアップピッチ
- 2. ShopTalkとは？ 2 4/18/2023 • 期間 2023年3月26日～3月29日 • 会場 ラスベガス マンダレイベイ コンベンションセンター • 参加者 約10,000名 • スポンサー数 650社+ All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp
- 3. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 3 Key Findings
- 4. オムニチャネルからユニファイドコマースへ SNSや動画サイトが存在感を増しており、ひとつのチャネルに成長。Eコマース、店舗のオムニチャネルの統合と いう考え方から、3つ以上のチャネルを今後どう統合していくかが重要になってくる。 システムと顧客を接続することが重要 ブランドと顧客をどのようにスムーズにつながげることができるか？が重要な課題。 グローバル化においては、各国ライフステージや発展段階は異なるが、顧客の特性については、 根本的には似ている部分がある。 ブランドはこれまで以上にクリエイティブになる必要がある Z世代が購買力を持つことを想定し、コラージュやAR/VRを使ったキャンペーンなど各社さまざまな取り組みを行っている。 AIの活用により、クリエイティブなキャンペーンを迅速に作成して素早くテストをすることができる。 Key Findings 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 4
- 5. 注目セッション 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 5
- 6. デジタルウインドウショッピング というユニークな立ち位置 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 6 Bill Ready CEO 写真 ShopTalk Facebook • Z世代からの絶大な支持 利用者が「買い物」という行動に繋げている。 • デジタルウインドウショッピングという ユニークなポジション インスピレーションを与えるフェーズから関与できる。 不況下で多くの小売りが最終クリックにフォーカスを 当てすぎている。 • 広告収入の増加 10億点以上のアイテムを掲載。 商品掲載を行う企業数は、前年比70％増。
- 7. • インタラクティブな製品探索 PinterestのShuffles Source : https://www.shffls.com/ja o Pinterestと連動したアプリ。画像のように利用者が コラージュを作成することができる。 o コラージュの作成を通して利用者は、自分の好きなものを 集めた画像を投稿していきます。また、他の人がどのよう ものを組み合わせたかを見ることで、自分が気になる商品 との組合せで何が合うかや、スタイリングに関するインス ピレーションを得ることができる。 o コラージュは、スタイリングにおけるAIのリコメンデー ションエンジンの精度向上にも役立っている。ユーザーが 選択したスタイリングをAIが学習・分析することで、 ユニークなリコメンデーションを利用者に提示する サイクルを回すことができる。 o Pinterestは、非常に上手にAIへのインプットデータを収集 する方法を確立している。 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 7
- 8. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp Sean Downey President, Americas & Global Partners 8 GoogleのAI戦略 • 生成型AI、コラボレーション他 bardは多くのテスターに慣れてもらうこと、フィード バックの収集段階。Gmailのサマリ生成など コラボレーション機能の拡充には注力していく。 企業利用を強く意識した場合、「説明責任を果たす」 ことが重要。 • 小売企業のAI利用 パーソナライズされた広告、需要予測、在庫管理ほか 位置情報からの購買傾向予測に活用。 • チャネルの多様化 動画やSNSのチャネルとしての存在感が大きく なっている。オムニチャネルはなく、さまざまな チャネルを統合するユニファイドコマースが重要。 写真 ShopTalk HP
- 9. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp Morgan Flatley Global Chief Marketing Officer & New Business Ventures 9 マクドナルドにおける先進的な AIの活用 • Fast Company最も革新的な ブランドとしてアワードを受賞 セレブ向けの人気ブランドとのコラボレーション。 大人向けのハッピーミールが話題に。 昨年度売上の10％増に貢献 • AIによってクリエイティビティが 生み出された 中国の旧正月に向けたキャンペーンにて生成型AI、 NeRFを活用。より迅速にキャンペーンの アイディアをテストできるようになった。 • マーケターの役割は技術を利用し、 ブランドと顧客を結びつけること マーケターは、プラットフォームに精通する必要は ないが、さまざまなツールを使いこなし、これを 実現する翻訳者のようなもの。
- 10. マクドナルド：最新の取り組み 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 10 o 人気のクリエーターであるカレンチェンとコラボレーション をしたインタラクティブ性に優れたAR/VRコンテンツを配信 o ARコンテンツでは、カレンチェンさんが作成したウサギの 立体的な画像をカメラで撮影をするとARで投影するアプリを 配信。 o VRコンテンツは、旧正月をテーマにした世界に入り込む ことができる。 o 3D映像をAIを用いてレンダリングするニューラルラディアン スフィールド (NeRF)技術を用いて、作成された30秒の広告 を配信 o https://www.mcdlunarnewyear.com/ Source: https://www.marketingdive.com/news/mcdonalds-lunar-new-year-ai-ad-metaverse- AR/640255/ 旧正月キャンペーンの広告を 生成型AIにて作成
- 11. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp IMRAN KHAN Co-Founder & CEO 11 新興ブランドを支えるEコマース プラットフォーム • 返品をしない代わりに特別価格で販売 社会問題ともなっている返品率の増加に対して 独自のプログラムを展開。20％の顧客が利用した。 • テレビとの協業によるショッパブルTVは リテールメディアとして活用 EコマースそのものやSNSへの広告掲載がリテール メディアの手法として一般的。NBCと協業し、 放送とリテールメディアの組み合わせは新たな試み。 • 販売後の顧客体験の改善 新興ブランドの多くは購入後の顧客体験改善まで 手が回らない。倉庫の利用サービスやCRMなどを 共有し自社の従業員が新興ブランドをサポート。 写真 ShopTalk HP
- 12. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp Judith Mckenna President & CEO 12 グローバル化の成功ケース • 中国市場でデジタル関連の知識の蓄積 中国のデジタル化はかなり進んでおり、現在50％の 決済はデジタルで行われているとのこと。Walmartは、 中国への進出によってデジタル化の可能性について 知識を蓄積することができた。 • デジタル化が進んでいない地域には 根付かせればいい メキシコでは、デジタル決済が浸透していなかった。 そこであきらめるのでは無く、通信事業者と協業して インターネット事業に取り組んだ。 • 各国ライフステージや発展段階は異なるが 根本的には似ている部分がある インドでは、急速にデジタル決済が発展。現地事業者に 投資をすることで迅速に顧客とつながっていくことを決断。 オムニチャネル、マーケットプレイスを拡大し、 そこに効果的に接続することで顧客に価値を提供できる。 写真 ShopTalk Facebook
- 13. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 13 展示会場の様子
- 14. 会場の様子① 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 14 Instacart：店内のカード、デジタル棚札など SES Imagotag：スマートシェルフ JP Morgan：スマホによる決済システムを展示
- 15. 会場の様子② 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 15 DroneUP：ドローンを使った配送 Fetch：領収書のアップロードの代わりに リワードを提供するサービスを展開 Firework：ライブストリーミング
- 16. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 16 スタートアップピッチ
- 17. 'Shark Reef' Startup Pitch インフルエンサーが 直接販売する会話型 コマース ライブストリーミン グ付きLPを簡単に 作成 顔認識および 音声認識ベースの 多要素認証 カスタマーサービス のモダナイゼーショ ン 自分の体型、肌の色 にあったモデル イメージを確認 アパレル業界向け AI需要予測ツール 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 17 のための返品管理 ソフトウェア 生成型AIを用いた マーケティング ツール 消費財業界向け 炭素排出管理 プラットフォーム 価格交渉ができる AIチャットボット ロイヤリティとして のNFTの提供 インタラクティブな ライブコマース
- 18. Drop（インフルエンサーが直接販売する会話型コマース） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 18 社名 設立 2021年 本社 San Pedro, CA 従業員 非公開 資金調達累計 $5.5M 評価額 非公開 / Seed 投資家 Speedinvest 他 チーム Benjamin Benichou (Co-Founder & CEO) • ストリートカルチャーを配信する メディアBe Street Mediaを 立上げ • アーティスト向けのスタジオ提供 などの支援を行うUnrated Media を立上げ 事業概要 • Instagramと簡単に接続し、インフルエンサーが フォロワーに対して新製品の紹介や販売を行う。使い慣れた プラットフォーム上でプロモーションができるため 開封率が80％と驚異的な効果を得られる。 • 顧客の分析機能では、顧客のプロファイルを構築。誰が、 何を、いつ、なぜフォローしたかを分析したレポートを 提供。利用者に対してパーソナライズした広告配信を行うこ とも可能。 • アシックス他、数社が現在利用している。 Source : https://www.usedrop.io/
- 19. Gander（ライブストリーミング付きLPを簡単に作成） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 19 社名 設立 2021年 本社 Los Angeles, CA 従業員 9名 資金調達累計 $4.2M 評価額 非公開 / Seed 投資家 Crossbeam Venture Partners, Harlem Capital 他 チーム Kimiloluwa Fafowora (Founder and CEO) • ハーバード大学で文学、経営学 を専攻。スタンフォード大学での MBAを取得 • EラーニングサービスedXにて データアナリストを経験 • 消費財メーカーにも勤務 事業概要 • ライブストリーミングを含むランディングページの構築を 行う。ランディングページは付属のCMSツールでコードを 書き込むことなく構築することができ、状況に応じて 簡単に表示方法を変更することが可能。 • ライブストリーミング機能を簡単にアドオンできる。 1,000名以上からなる独自のクリエータネットワークに 商品のサンプルを送付するだけでGanderを介して30日で 動画を作成してくれる。 Source : https://www.gogander.io/
- 20. Wink（顔認識および音声認識ベースの多要素認証） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 20 社名 設立 2021年 本社 Plano, TX 従業員 14名 資金調達累計 $7.6M 評価額 非公開 / Seed 投資家 CerraCap Ventures, Flying Point Industries 他 チーム Deepak Jain (Founder & CEO) • モバイルコマースを提供する Device Field社のCEOを経験。 Kiliが買収。 • デジタルにおけるインセンティブ を提供するSwych社を立上げ。 Finablrが買収。 事業概要 • 顔認証と音声認証の組み込み技術を提供。特許取得済みの 匿名暗号化技術は、ユーザーの顔と音声データを復号化 できない数字と文字を羅列した一意のIDに変換する。 • 顔、声の情報はブロックチェーンベースのクラウド上の台帳 に保管され、容易に侵入ができないような仕組みを構築。 • ノーコード/ローコードをサポートしており、ブランドは すぐに簡単に立ち上げることができる。 • 多様な認証デバイスをサポートしており、PC、スマホ、タブ レット以外にも、自動車、テレビ、POSに組み込むことも 可能。 Source : https://www.wink.cloud/
- 21. Hark（カスタマーサービスのモダナイゼーション） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 21 社名 設立 2021年 本社 Northport, NY 従業員 13名 資金調達累計 $1.5M 評価額 非公開 / Seed 投資家 Lightbank, RiverPark Ventures 他 チーム Fran Brzyski (Founder & CEO) • リスク管理プラットフォーム Hanzoに勤務。 • セールスパーソンのコミュニティ サイトPrimary Venture Partner に勤務 事業概要 • 利用者は、商品の不良による問い合わせをビデオ用いて 行うことができる。問い合わせの最初の段階から15秒程度の ビデオを用いることで問題点が明確に伝わる。 • 企業側にとっては、カスタマーサポートチームが状況確認を 目的とした顧客とやり取りをすることが減り、1回の回答で 解決するケースが25％増加。結果的に、顧客満足度を高め、 1つのケースの解決にかかっていたコストが30％減少。 Source : https://www.sendhark.com/
- 22. ReflectMe（自分の体型、肌の色にあったモデルイメージを確認） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 22 社名 設立 2018年 本社 Atlanta, GA 従業員 非公開 資金調達累計 非公開 評価額 非公開 / Seed 投資家 非公開 チーム Tope Mitchell (Co-Founder & CEO) • Fors Marsh Groupをはじめとした ビジネスコンサルティングを提供 する企業数社にて経験を積む • Fayetteville州立大学の教授を 務めた経験 事業概要 • 商品詳細ページに直接、自分のイメージと似た実在の人物の 写真を掲載し、選択ができるようする。選択した画像の ポップアップからシームレスに購入することもできる。 • エンゲージメントが高め、さらに企業は、返品を減らす ことができる。 • 表示される画像については、ブランドが提供する画像の 他UGC（ユーザー生成コンテンツ）を適用することも可能。 UGCに関して、画像の収集は同社がサービスとして 提供している。 Source : https://www.reflektme.com/
- 23. Syrup Tech（アパレル業界向けAI需要予測ツール） 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 23 社名 設立 2020年 本社 New York, NY 従業員 21名 資金調達累計 $6.3M 評価額 非公開 / Pre-Seed 投資家 1984 Ventures, Gradient Ventures 他 チーム James Theuerkauf (Co-Founder & CEO) • ロンドン大学卒業後、ハーバード 大学にてMBAを取得。 • Googleのマーケティング部門や McKinseyの顧客向け経営戦略 部門での実務経験を積む。 事業概要 • POSデータ、流通状況、現在の在庫状況、天気、曜日だけ ではなく、Tiktokのトレンド情報といったデータをAIが 数百におよぶ変数を使用して、今後の需要を予測。 • 分析の結果、生産方針や在庫の扱いについて推奨事項を 提示する。需要予測の幅は、商品の色、サイズ、スタイル、 販売場所にまで及ぶ。 • 経験による誤った需要予測要素を排除し、在庫切れや 過剰在庫の削減、および手動ワークフローを排除による 時間の節約により、利益率向上効果が期待される。 Source : https://syrup.tech/
- 24. 投票をお願いします（1社選定ください） インフルエンサーが 直接販売する会話型 コマース ライブストリーミン グ付きLPを簡単に 作成 顔認識および 音声認識ベースの 多要素認証 カスタマーサービス のモダナイゼーショ ン 自分の体型、肌の色 にあったモデル イメージを確認 アパレル業界向け AI需要予測ツール 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 24 オーディエンス賞 審査員賞
- 25. 4/18/2023 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 25
Editor's Notes
- 本日はこのようなアジェンダで進めます。極力わかりやすくお伝えできればと思いますので、最後までお付き合いくださいますようお願いいたします。
- まずは、「ShopTalkとは」について説明します。もともとは、Money2020という金融系のイベントのなかで、リテールのセッションが行われていました。ここが独立し「Shoptalk」というイベントを立ち上げた経緯があります。 参加者は約10,000名ほど、スポンサーは650社ほどでした。昨年は600社程度でしたので、すこしスケールアップしました。一方、スポンサーとの打ち合わせはかなり積極的に行われていました。結果的に、今回、50,000を超える打ち合わせが設定されました。事前に参加者に案内があり、用意されたマッチングポータルから簡単にマッチングをすることができます。ぜひ、今後ご参加を考えられている方は挑戦してみてはいかがでしょうか？
- そんなShopTalkに参加して得られた気づきを先に共有させていただきたいと思います。
- 気付きになったポイントは３点あります。 1つ目のポイントは、多くの小売業者が注力をしてきた「オムニチャネル」という言葉に変わるものが登場しているということです。その一例としてユニファイドコマースという考え方があります。Z世代は特にSNSや動画サイトから商品の購入を好む傾向があり、新たなチャネルとしてこれらのチャネルが存在感を高めています。よって、シームレスにSNSや動画サイトとも接続できることが重要になってきます。 2つ目は、AIの活用を促進することでブランドがよりクリエイティブになれますよというお話です。Pinterestのコラージュ作成アプリやマクドナルドのキャンペーンなどについて紹介したいと思います。 3つ目は、新興ブランドと顧客をつなぐ、あるいは、文化の異なる海外の顧客を自社のサービスとつなぐという点において、プラットフォームの役割や地域密着をするための姿勢などについて触れたいと思います。
- 今回のイベントでは80のセッションのなかから、注目セッションを5つピックアップしてサマリを紹介させていただきます。
- 1つ目は、Pinterestの講演を取り上げます。講演者のビルレディーさんは、2022年の6月に新しくCEOに就任した方です。Pinterestは、日本ではそこまで浸透をしていないかもしれませんが、米国ではZ世代から絶大な支持があり、現在、4億5000万人以上の月間アクティブユーザーがいます。Pinterestは、もともとは、ユーザーが作成したコンテンツ（UGC）を閲覧して、インスピレーションを得るような場所でした。コロナを経て、デジタルウインドウショッピングのプラットフォームとして注目を集めています。 もともとサービスの性質上、インスピレーションを受けた利用者が、行動として買い物をすることに繋げることができていました。そこで、ShopifyなどのEコマースプラットフォームと連携させたり、ブランドにカタログを掲載させることで広告収入を得る仕組みを構築しました。一方、コロナの期間を経て、外出の制限がかかったり、店舗が閉まってしまったり、それ以前に行われてたウィンドウショッピングの機会が損なわれてしまいました。こうした状況が影響して、デジタルウインドウショッピングの機能を持つPinterestが注目されました。カタログ掲載企業は前年比70％増で、10億点以上のアイテムが現在登録されています。Pinterestは次の施策として、Shuffleというサービスを提供しています。（次のスライド） ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 広告主が新たなトレンドを発見し、成功を測定するのに役立つ新しいツールを展開します https://newsroom.pinterest.com/en/post/pinterest-rolls-out-new-tools-to-help-advertisers-discover-emerging-trends-and-measure-success ピンタレストの広告ビジネス ユーザーは Pinterest で好きなものを探し、ブランドはそこに自社コンテンツを表示することでビジネスを拡大することができます。 https://ads.pinterest.com/ Pinterestのビジネスモデルは、eコマース、カタログ、コンテンツ面、ソーシャルネットワーキング機能を備えています。同業他社（Facebook、Snapchatなど）と同様に、Pinterestは広告収益モデルを開発し、ユーザーがウェブサイトを訪問することで利益を得ている123。Pinterestのビジネスモデルは多様で、UGCのみに基づき、ビジネスパートナーに純粋に付加価値の高いコンテンツベースの製品を提供させるため、自立した共通のプラットフォームを作ることで成り立っています4。
- Shufflesは、Pinterestと連動したアプリです。画像のように利用者がコラージュを作成することができます。コラージュの作成を通して利用者は自分の好きなものを集めた画像を投稿していきます。また、他の人がどのようものを組み合わせたかを見ることで、自分が気になる商品との組合せで何が合うかや、スタイリングに関するインスピレーションを得ることが出来ます。コラージュは、スタイリングにおけるAIのリコメンデーション技術の精度向上にも役立っています。ユーザーが選択したスタイリングをAIが学習・分析をし、ユニークなリコメンデーションを利用者に提示するサイクルを回すことができます。Pinterestは非常に上手にAIへのインプットデータを収集する方法を確立しています。
- 2つ目に紹介するのは、Googleのセッションです。登壇したSean Downey氏は、Google の南北アメリカおよびグローバルパートナー担当の責任者です。本セッションではGoogleのAI戦略について触れています。まずは話題の生成型AIであるbardについて。現在、多くのテスターに使ってもらうことでフィードバックを得ている段階と話をしていました。いい感じに開発が進んでいるのか、実際に検索エンジンに組み込む話も出てきましたね。 その他、AIというくくりでいうと、Googleは、写真から不要なものを削除するマジックイレイサーの他、Gmailのサマライズ機能、コラボレーションによる仕事の効率化機能にAIを積極的に適用しています。AIについては、偏見などの倫理的な問題が常につきまといます。Googleとしては、企業での利用をより強く意識し、AIのレスポンドに対する説明責任を果たすことが重要と考え、そのための努力をしていることを明言しています。具体的な方法論までは話は及びませんでしたが、顧客から直接得られた信頼できるファーストパーティーデータをより多く集めることで正当性を評価できることを言及していました。 小売業でのAIの利用用途としていくつかユースケースを紹介しています。パーソナライズされた広告を表示させるためのシステムや、多くの小売業がを頭を悩ませる需要予測、在庫管理、それから顧客の位置情報からの購買傾向の予測などが代表例として挙げられます。これらの生産性を高めるAIツールをGoogleは1社で提供することで強みを発揮したい意向です。 また、外的な変化としてチャネルの多様化についても語っています。現在、多くの企業が「オムニチャネル」のキーワードのもとオンラインとオフラインのシームレスな連携を意識しています。しかしながら、Z世代を意識すると、SNSや動画サイトも一つのチャネルとして存在感を高めています。実際に、Z世代の74％の人が購入前にYouTubeを見て、クリエイターが使っているかどうかを確認するそうです。つまり、オムニチャネルではなく、多数存在するチャネルを統合的につなげるユニファイドコマースがこれからの小売業には求められ、Googleはそれらを1社で提供できるところに強みを発揮していきたいと講演しています。 https://coresight.com/research/shoptalk-2023-wrap-up-exploring-the-top-five-trends-driving-next-generation-retail/
- 続いてのマクドナルドのセッションではCMOのモーガンさんが講演をしました。ほとんどの取引がデジタル化されている中国市場の先進性から学びを得ているようです。最近の取り組みとしては、シカゴの10カ所の店舗で、ドライブスルーの注文対応の80％をAIを用いたSiriのようなシステムで対応する実験を行いました。ちなみに注文受付の精度は、85％程度だったそうで、まだまだ改善の余地ありとしています。また、次のスライドで詳しくは紹介をしますが、旧正月に向けてAR、メタバースなどを用いたキャンペーンを展開しています。このキャンペーンでは、生成型AIを用いた画像生成を行ったそうです。また、AIを用いて3Dシーンを作成するNeRF（ナーフ）（ニューラル ラディアンス フィールド）技術をCM作成に取り組んでいます。 モーガンさんは、これらのAI技術は、自社のクリエイティビティを増大させ、さらに、迅速なキャンペーン展開をサポートしてくれると言及していました。また、これまでは、ブランディングにおけるさまざまなアイディアを時間をかけて試してきましたが、こうしたAI技術の活用により、かなり迅速にプロトタイプを作成し、アイディアを試すことができるようになっているとその期待をうかがわせています。 もともとマクドナルドは、マーケティングが強い会社とのことです。こうした革新的な技術を利用することで、マーケティングをより活性化させ、顧客とブランドを積極的に結びつけることをやっていきたいと語っています。 The most innovative brands of 2023 (fastcompany.com)
- 講演の中で語られた、旧正月に関するキャンペーンについて紹介します。2023年の1月に発行されたのMarketing Diveの記事ですね。マクドナルドは、人気のクリエーターであるカレンチェンとコラボレーションをしたインタラクティブ性に優れたAR/VRコンテンツを配信しました。ARコンテンツでは、カレンチェンさんが作成したウサギの立体的な画像をカメラで撮影をするとARで投影するアプリを配信しています。VRコンテンツについてもブラウザからアクセスできるものを提供しており、旧正月をテーマにした世界に入り込むことができます。また、3D映像をAIを用いてレンダリングするNeRF技術をもちいて作成された30秒の広告も配信しています。百聞は一見にしかずですので、リンクを張ります。ぜひ一度お試しいただくと参考になるかと思います。
- 続いて、紹介するのはベリショップという企業のCEOの講演です。この会社は、新興ブランドを支援するEコマース・プラットフォームを提供しています。この方は、それ以前は主に米国で利用されているSNSスナップチャットの企業戦略を決めていた方です。スナップチャットを運営するSnap社の年間平均収益を、4年でゼロから2000億円まで押し上げた人物です。ベリショップのサービスの特徴は、送料無料、返品無料、ベストプライス保証、24時間365日のカスタマーサービス、ライブストリーミングショッピングの提供です。ライブストリーミングにおいては、スタイリングのヒントを得たり、美容系の商品のデモを見ることができます。 同社では、NBCという米国の放送局とパートナーシップを組み、ショッパブルTVを提供しています。さらにショッパブルテレビに広告を入れることで広告収入を得ています。いわゆるリテールメディアです。しかしながら、EコマースやSNSとの連携ではなくテレビとの連携という意味では非常に新しいアイディアです。 また、米国内では、81兆円文の商品が返品されており、社会問題にもなっているいます。返品率についてCEOは「返品をしない代わりに追加値引きを提供するという斬新なプログラムを提供し、買い物客の20％がこれを利用したそうです。 こうした新しい取り組みだけではなく、基本的なサービスとして、小規模な新興ブランドが、配送サービス、顧客管理などを簡単に提供するためのシステムを構築しています。小規模な新興ブランドがこれまで着手できていなかった、購入後の顧客体験の改善などにも取り組めるようになっています。
- 最後は、Walmart InternationalのCEOの講演です。これまでご紹介した4つの講演とは少し趣向が異なり、グローバル化におけるヒントとなりそうな講演でした。Walmart Internationalは世界19カ国で事業を展開しています。残念ながら、日本およびイギリスは撤退をしています。ジュディスさんが、デジタルの活用という視点で、注目している国は中国とメキシコ、インドだそうです。中国では、デジタル普及率が非常に高く、決済の50％がデジタルで行われています。Walmart Internationalは、中国市場に入り込むことで、多くのナレッジをため込むことに成功しました。 一方、メキシコは、中国とは逆で、デジタル化が進んでいない地域でした。Walmart Internationalは、そこであきらめたのではなく、通信事業者と協業してインターネット事業を立ち上げました。この取り組みは同社にとっては非常に画期的なことで、デジタル化が進んでいない地域にはデジタル化を根付かせるアクションを取って信頼を勝ち取ることに成功しています。 インドの場合は、進出した当初はデジタル化は発展途上でした。しかし、その後、急速な発展をしています。Walmart Internationalは、PhonePeという決済事業を展開する企業に投資をすることで、地域密着を図りました。投資をした2020年年末はPhonePeの決済金額の合計は9.3兆円程度でしたが、現在はなんと132兆円に上っています。今年の3月には、WalmartはPhonePeに対して265億円を追加投資しています。市場に合わせた動き方という点で最適解を出せているようです。 一方、興味深いコメントとしては、各国ライフステージや発展段階は異なりますが、根本的に似ている部分はあると言っていました。そのうえで、マーケットプレイスの拡大し、効果的に顧客をそこに接続することが重要だとしています。
- 続いて、展示会場の様子について少し触れます。
- 左上のSESイマゴタグはキンドルでも使われるEインクを使用した電子棚札を提供しており、Walmartなどで利用されています。今回は、スマートシェルフを展示していました。商品の下のカラフルなLEDディスプレイでは商品を目立たせるだけではなくリモートで簡単に表示価格の変更をできるほか、QRコードを介しての商品の詳細を提示などが可能です。また、左下のInstacartのブースは、昨年のGroceryshopとほぼ変わっていませんでしたが、買収したCaperのスマートカート、スキャンアンドペイ、電子棚札などが展示されていました。スキャンアンドペイはスマホのブラウザで動作するため、煩わしいアプリのダウンロードは不要でUIも非常に使いやすそうな印象を受けました。右側はJPモルガンのブースです。展示していたのはスマホで提供できるPOSです。小規模な店舗向けに高額なレジを購入するのではなく、スマホにアプリをインストールして決済ができる機能を提供しています。
- Firework社はライブコマースコンテンツをウェブに組み込むソフトウェアを提供しています。昨年まではスタートアップピッチに出展していたような企業でしたが大きなブースを出すまでに成長しています。機能実装も積極的に行っており、組み込み方（表示方法）のパターンが増えていたり、シームレスなチェックアウトをサポートしたりしていました。同社は昨年ソフトバンクのリードで100億程度資金調達をしており、勢いを感じました。左下はDroneUp社の配送ドローンです。Walmartが採用しており、テキサス、アリゾナ、フロリダの一部地域で実際に配送に利用しています。配送できるのは5㎏程度。飛行状態からひもでつながれた配送物をゆっくり落としていく。集荷も可能とのことです。Fetchは、米国内に展開するロイヤリティアプリです。領収書の写真を送ることで提携している小売業などから利用者はリワードが得られるプログラムです。小売業としても顧客のデータを収集し、購買データを効率よく収集たすることができます。
- ShopTalkのスタートアップピッチは、“Shark Reef“と名付けられていました。これは特に深い意味はなく、会場であるラスベガス マンダレイベイコンベンションセンターに併設している水族館がShark Reef水族館だからです。
- 今回、12社のスタートアップが参加し、第一ラウンドで3分間のピッチを行いました。その後、6社選定され、第二ラウンドで審議者とのQ&Aを行います。第二ラウンドで選定をされた6社のなかからアワードが授与されます。アワードは2つあり、審査員の選定と参加者による投票の2社が選ばれます。 なお、参加した12社はすべてシードラウンドあるいはシリーズAで起業3年以内と若く勢いのある会社が選定されています。審査員は著名なVCから参加をされています。 ぜひすべてのスタートアップをご紹介したいのですが、時間の関係上、第二ラウンドに残った6社に絞って概要を紹介します。 6社の中で皆様の印象に残ったスタートアップ1社を最後ポーリング機能でお聞きできればと思いますので、そのおつもりで聞いていただけますと幸いです。 メモ： リーフは岩礁という意味
- まず紹介しますのはDropです。Dropは会話型コマースのプラットフォームを提供しています。Instagramと簡単に接続し、インフルエンサーがフォロワーに対して新製品の紹介や販売を行ってくれます。使い慣れたプラットフォーム上でプロモーションができるためメール配信などと比較をすると開封率が80％と驚異的な効果を得られます。さらにコンバージョンやエンゲージメントも高い数値を得ることができます。実装方法も簡単でShopifyのプラットフォームとの連携、Eコマースとの直接の連携のどちらでも対応が可能です。顧客の分析機能もついています。顧客のプロファイルを構築し、誰が、何を、いつ、なぜフォローしたかを分析したレポートを提供します。このレポートをもとに利用者に対してパーソナライズした広告配信を行うこともできます。アシックス他、数社が現在利用しています。
- 続いてはGanderです。買い物客の多くは、ストレスをためながらWEBや様々なSNSを検索して、商品の使用方法や注意点を学習してから商品を購入します。つまり、簡単に情報を入手できる商品の詳細ページが最適な場所にないため、コンバージョンが期待通りなされない現象が起きています。Ganderはライブストリーミングを含むランディングページの構築を行います。ランディングページは付属のCMSツールでコードを書き込むことなく構築することができ、状況に応じて簡単に表示方法を変更することができます。コンバージョンなどの分析の機能も付いており、状況を常に見ながら改築を行うことができます。ライブストリーミング機能については、動画の作成も支援してくれます。1,000名以上からなる独自のクリエータネットワークに商品のサンプルを送付するだけでGanderを介して30日で動画が届きます。顧客への教育を目的として、動画に簡単にクイズを組込むこともできます。
- 続いてはWinkです。ログインやチェックアウトにおけるIDやPWによる認証はセキュリティ強度が高くないだけでなく、スムーズなチェックアウトを妨げ、カートの放棄にもつながっています。Winkは、顔認証と音声認証の組み込み技術を提供しています。特許取得済みの匿名暗号化技術は、ユーザーの顔と音声データを復号化できない数字と文字を羅列した一意のIDに変換されます。顔、声の情報はブロックチェーンベースのクラウド上の台帳に保管され、容易に侵入ができないような仕組みを構築しています。導入については、Shopifyなどの主要なeコマースプラットフォームと連携することができます。ノーコード/ローコードをサポートしており、ブランドはすぐに簡単に立ち上げることができます。多様な認証デバイスをサポートしており、PC、スマホ、タブレット以外にも、自動車、テレビ、POSに組み込むことも可能です。最近の発表では、クアルコムの自動車部門と提携し、コネクテッドカーにおける新しいカメラベースのドライバー認識とハンズフリー決済技術を提供しています。
- 続いて紹介するのはHarkです。Harkを利用すると商品の不良による問い合わせをビデオを撮影して問い合わせることができます。問い合わせの最初の段階から15秒程度のビデオを用いることで問題点が明確に伝わります。利用者は、動画による問い合わせが受理されるとリンクが送られて、問題の状況をトレースすることができます。企業側にとっては、カスタマーサポートチームが状況確認のために何度も顧客とやり取りをすることが減り、1回の回答で解決するケースが25％増加します。結果的に、顧客満足度を高め、1つのケースの解決にかかっていたコストが30％減少します。既存で使い慣れたZendeskなどヘルプデスクシステムがある場合でも、簡単に連携をすることが可能です。 Harkは、認証プロセスを摩擦のないものにし、CXジャーニーの最初のステップとしてビデオに命を吹き込むニューヨークのスタートアップ企業です。
- 続いては、Reflectmeです。衣料品やヘアケア、美容関連の商品のウェブサイトには、自分と異なるイメージのモデルが掲載されており、自分の体型、肌の色にあった商品なのかを測ることが困難です。また、「自分は十分ではない」という印象を利用客に与えることもあります。ReflectMEは、商品詳細ページに直接、自分のイメージと似た実在の人物の写真を掲載し、選択ができるようにします。例えば、衣料品においては、ボタンを押すだけで、オンラインの買物客は、UGC（ユーザー生成コンテンツ）やブランドの提供するコンテンツを介して、身体的属性 (身長、体重、年齢、民族性、性別) が似ている実在の人物の製品を視覚的に見ることができます。RelectMEは、UGCに関して素材を収集することもサービスとして提供しています。同社製品を導入する効果としては、エンゲージメントが高まり、さらに企業は、返品を減らすこともできます。衣料品の返品については、社会問題となっており、返品の約 4 分の 3 はサイズが原因というデータがあります。損失額に直すとなんと小売業者全体で 8,160億ドル損失を出しています。
- 続いて紹介するのはSyrupです。Syrupは、ブランドや小売業者の在庫管理を最適化するアパレル業界向けAI需要予測ツールです。同ツールでは、POSデータ、流通状況、現在の在庫状況、天気、曜日だけではなく、Tiktokのトレンド情報といったデータをAIが数百におよぶ変数を使用して、今後の需要を予測します。分析の結果、生産方針や在庫の扱いについて推奨事項を提示します。需要予測の幅は、商品の色、サイズ、スタイル、販売場所にまで及びます。経験による誤った需要予測要素を排除し、在庫切れや過剰在庫の削減、および手動ワークフローを排除による時間の節約により、利益率向上効果が期待されます。実際に導入した顧客は粗利益率を10％向上させ、過剰在庫を20％削減、手作業のワークフローに費やす時間が90％削減されました。
- それでは、一通り説明をさせていただいたところで投票の時間としたいと思います！6社の中からみなさまが一番ビビッときたスタートアップを1社選定いただければと思います。時間は30秒ほどで直感に従って投票をいただきますようお願いします。 それではよーいスタート！ はい。結果が出そろいましたね！1位は○○で、次点が○○ですね。みなさま投票ありがとうございます。 ちなみに現地ではDropが審査員賞を受賞し、Syrupがオーディエンス賞を受賞していました。
- それではお時間となりましたので、ウェビナーを終了いたします。 最後に大変お手数ではございますが、アンケートへのご協力をお願いいたします。 引き続き日商エレクトロニクスUSAをよろしくお願いいたします。