【日商USA】CES2024を振り返り～今年のテックトレンドについてご紹介～

本日のアジェンダ
1/26/2024 All Copyrights reserved by Nissho Electronics USA Corp 1
01 イベント概要
02 Key Findings
03 注目セッション
04 展示会場の様子
05 注目スタートアップ

期間 2024年1月9日～1月11日
会場 LVCC, The Venetian, Aria 他
参加者 135,000名
CES2024
Overview

会場地図

Key Findings

Key Findings
• センサーの進化を実感
• SONY×Honda「AFEELA」はIn-Cabin Sensingがアップデートされる
• デジタルヘルスにおける遠隔医療の効率化
• デジタルツインの本格始動
• SIEMENSのIndustry Metaverseは従業員の生産性向上に貢献
• 触覚技術、ARグラスの新しいアプローチ
• AI×クラウドベースの開発がより具体化
• 自動車のスマホ化に取り組むQualcomm
• Walmartの従業員向けアプリ、生成型AIを搭載し、検索性を向上

注目キーノート
注目セッション

2024年は、産業メタバースの
ターニングポイント
• 産業メタバース
デジタルツインによるシミュレーション、コラボレーションを
通じて大型プロジェクトの生産性向上とエネルギー削減を実現
• Software Defined Automation
AIを組込んだ次世代制御装置によりデジタルと現実を
融合させる
• データ×AI
MicrosoftやAWSとの提携によるCopilot、生成系AIの
組み込み。
Roland Busch
President and CEO

Walmartが目指す“第二の道”
• テクノロジーに対する考え方
「潜在的な影響を無視してテクノロジーの効果の最大化を
目指す」のではなく、「テクノロジーの利点を追求しながら、
人々に奉仕をする」
• 顧客への貢献
顧客は、家事の計画にストレスを抱えている
顧客の購入パターンを分析、最適な購入ペースをAIが助言
• 従業員への貢献
従来より在庫搬入をアシストするARアプリを実装
新たに商品の検索性を高める生成系AIをアプリに実装
Doug McMillon
President and CEO
写真：CES HP‘

Walmartのイノベーティブな取り組み

コンピューティング・プラットフォーム
へのアプローチが変わりつつある
• デバイスのチップに直接AIを統合、クラウド連携
最新のスマホやPCには、AI機能が組み込まれ、Copilot機能を
提供している
• 自社が開発するCPU「Snapdragon」
サムスン、グーグル、ソニーやレノボなどの大手スマホ提供
企業とともにチップとクラウドの融合をメッセージ
• 自動車がコンピューティングプラットフォーム化
昨年の3月に初公開したコンセプトカーなどを通じて、
車のインテリジェンスを強化
Cristiano Amon
CEO
写真：CES HP

展示会場の様子

LG：トランスペアレントディスプレイ

ソニーブース：センサーの進化

スタートアップの出展

VR / AR

デジタルヘルス

Auto Tech

注目スタートアップ

注目のスタートアップ7社
空間コンピューティング時代に
おける触覚の実現
カメラを用いた高精度な
ハンドトラッキング
広い視野、高い透明度が特長の
ARグラス
ベビーカーに
コーパイロットを導入
遠隔医療の効率性を向上させる
マルチスコープ
ビデオベースのバイタルサイン
ソリューション
熟練のシェフの調理技術を
ロボットが再現

1/26/2024 22
社名
設立 2022年
本社 Boulder, CO
従業員 4名
資金調達累計 $3.0M
評価額非公開 / Seed
投資家 Konvoy Ventures
チーム
Jacob Segil（CEO, Co-Founder）
• これまで2社の企業を新興企業を
立ち上げた連続起業家。義手など
のニューラルエンジニアリングに
10年以上携わる。
事業概要
• 昨年9月に150万ドルを調達して作成された写真のようなグ
ローブ型のインターフェイスを装着することで、指全体に感
覚を生み出すことができる。
• 現段階では、プロトタイプ。VR/AR、Game, スマホ、PCな
どあらゆるデバイスとBluetoothで接続可能。
Source : https://afference.io/
Afference（空間コンピューティング時代における触覚の実現）

1/26/2024 23
社名
設立 2018年
本社 Bristol, England, UK
従業員 180名
評価額非公開 / Series D
投資家
British Patient Capital, Dolby Family
Ventures 他
チーム
Tom Carter（CEO, Founder）
• ブリストル大学でコンピューター
サイエンスの修士号を取得
事業概要
• 優れたハンドトラッキングとハプティクス技術を持ち、
カメラを用いた高精度なハンドトラッキングを提供。
デバイスには2台のカメラといくつかの赤外線 LEDを内蔵。
• ソフトウェアは画像を使用して手の動きの仮想モデルを生成。
その精度は高く、手の関節や骨もモデル化できる。
• Leap2はヘッドセットへの装着ができるタイプの製品。
Source : https://www.ultraleap.com/
Ultraleap（カメラを用いた高精度なハンドトラッキング）

1/26/2024 24
社名
設立 2016年
本社 San Francisco, CA
従業員 32名
資金調達累計 $510.0K
投資家 Unpopular Ventures, 1517 Fund 他
チーム
Kelly Peng（CEO, Founder）
• カリフォルニア大バークレー校にて
電気工学などを専攻
• スタンフォード大にてナノテクを
研究
事業概要
• 150°と広い視野を提供するだけではなく、95%の透明度を
維持しながら8Kの画像を表示させることができる。
• 従来のヘッドセットとは異なり、80gと軽量
• 多くの光学技術が組み込まれており、特にコンバイナーでは、
独自技術を組合せ、システム全体が高い透明度を持ち、ユー
ザーが見る映像がくっきりと見えるような作りになっている。
Source : https://www.kura.tech/
Kura Technologies（広い視野、高い透明度が特長のARグラス）

1/26/2024 25
社名
設立 2022年
本社 Vancouver, Canada
従業員不明
資金調達累計 $120.0K
投資家 Techstars Austin Accelerator
チーム
Kevin Huang（CEO, Co-Founder）
• 病院におけるアプリ開発の責任者
を経験
• Convergence Concepts社では
ソフトウェア開発を経験
事業概要
• スマートベビーカーは、上り坂ではデュアルモータが、下り
坂では、自動ブレーキ機能がベビーカーを押す人をサポート。
• 自動運転車や配達ロボットと同じセンシング技術が多数組み
込まれており、「追加の目、追加の手」として機能。
• 子供が乗っていないときには、ベビーカーを自動運転モード
にすることができ、ハンズフリーで散歩ができる（ベータ）。
Source : https://gluxkind.com/
GluxKind（ベビーカーにコーパイロットを導入）

1/26/2024 26
社名
設立 2008年
本社 Issy-les-Moulineaux, France
従業員 337名
評価額非公開 / Series B
投資家 Gilde Healthcare, Adelie 他
チーム
Mathieu Letombe（CEO）
• Withing社にてカスタマーサービス
を担当
• NOKIAのヘルスケア部門に
約２年半勤務
事業概要
• BeamOは、自宅での健康診断を目的として4つの健康チェッ
ク（体温計、心電図、酸素計、聴診器）の機能を備えている。
• 日常的な心房細動の検出や、心拍数異常の場合に通知を行う
機能、体温の上昇を検出し、血中酸素飽和度低下の潜在的な
兆候を示すこともできる。
• FDA未承認。商用展開は2024年夏を予定。
Source : https://www.withings.com/us/ja/
Withings（遠隔医療の効率性を向上させるマルチスコープ）

1/26/2024 27
社名
設立 2018年
本社 Hsinchu City, Taiwan
従業員不明
評価額非公開 / Series A
投資家 Taiwania Capital, Abico Venture Capital 他
チーム
Jerry Chang（President）
• 詳細不明
事業概要
• スマホカメラで40秒から60秒程度、自身の顔を撮影するだけ
で、非接触で心拍数、血圧、酸素飽和度、呼吸数、心拍変動
などのバイタルサインを高精度に測定することができる。
• バイタルサインの長期的な追跡が可能。
• FDAの承認を昨年10月に取得し、企業の福利厚生やスマート
家電との連携を強化している。
Source : https://faceheart.com/
FaceHeart（ビデオベースのバイタルサインソリューション）

1/26/2024 28
社名
設立 2018年
本社 Tokyo, Japan
従業員 19名
投資家
SmartCityX, Ajinomoto Group Accelerator
他
チーム
Yuji Shiraki（CEO, Founder）
• マーケティングプラットフォームを
提供するWishpond JapanでCEOを
経験
事業概要
• i-Roboは、1時間に約30食の速さで調理可能。フライパン、
ヘラの回転を制御し調理。誰でも簡単に炒め調理ができる。
• フライパンの自動洗浄機能も搭載。
• 調味料の自動計量供給も可能（別ユニットとの連携）。
味付けのばらつきを無くすだけではなく、パーソナライズ
された料理の提供もできる。
Source : https://techmagic.co.jp/i-robo/
TechMagic（熟練のシェフの調理技術をロボットが再現）

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