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Mobile World Congress 2012
レポート




2012年3月14日
P.P.Communications Inc.
                          Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
Mobile World Congress 2012 開催概要

  【開催日時】          2012/02/27(月)ー 03/01(木)                       【概要】
  【会場】            スペイン/バルセロナ/Fira de Barcelona(70,500㎡)          世界100カ国以上の移動体通信事業者および関連企業が一堂に会す
                                                                 る、世界最大のワイヤレスサービス展示会および会議のひとつ。2012
  【2012テーマ】       REDEFINING MOBILE                              年は来場者が6万人を越え、過去最高を記録した。

                                                                 GSMプラットフォーム開発と世界無線産業の発展を推進する団体である
  【出展者数】          2010 1,150社                                    GSMA:The GSM Associationが、1996年以来、展示・会議・表彰を行
                  2011 約1,400社                                   う「世界会議(the GSMA Mobile World Congress」として開催。
                  2012 約1,500社
                                                                 各国の通信事業者、携帯端末メーカー、チップセット・部品ベンダー、ソ
                                                                 フトウェアベンダーなどが、最新の技術やサービス、および開発状況に関
  【来場者数】          2010 49000人                                    するブースや講演を、計8つの広大なホールを設けるバルセロナの国際
                  2011 約60,000人/ 200カ国                           展示場「Fira de Barcelona」で展開する。
                  2012 約67,000人/ 205カ国
                                                                 GSM陣営のイベントとして始まっているが、2011年からAT&TやVerizon
                        ーメディア 約3,300人
                                                                 といった北米キャリアも参加するなど、事実上「ケータイの未来」を決定
                        -App Planet来場者 約50,000人
                                                                 づける展示会となっている。

                                                                 2012はテーマに『REDEFINING MOBILE』を掲げ、基調講演にはテレコム
                                                                 業界のみならずIT、自動車、リテール、コマースなど他業界からキーノート
                                                                 スピーカーを招聘。

                                                                 今年初めてmPoweredパビリオンを創設。モバイルをマーケティング媒体
                                                                 として使うためのナレッジ共有を目的とし、展示と講演により構成された。

                                                                 なおGSMAは会期中、日本のモバイルキャリア3社(KDDI、NTT
                                                                 DOCOMO、SoftBank Mobile)をGSMA会長賞の共同受賞者として選出
                                                                 したことを発表。昨年の震災への対応および復興を評してとのこと。




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MWC2012 サマリ -1-
  【全体印象】                                                 【LTE】
                                                           LTEは、北米や日本と欧州の関心度には温度差があるが、今回発表された多くの
   MWC2012は67,000人の来訪者を集めた。これは過去最高。このうち
                                                           スマートフォンがLTEに対応していた。
   50%以上は3,700人のCEOを含む「Cレベルポジション以上」の来客だった
   とのこと。出展企業数は1,500を超え、世界中から3,300以上のメディア                   また3Gに取って代わる意味で重要となってくる音声通話に関し、VoLTE、SR-
   を集めた。                                                   VCC(Single Radio Voice call Continuity) のデモも見受けられた。
   これまでは8号館にメジャーの大手企業が集中して出展していたが、ノキ
                                                         【端末メーカー】
   アが7号館、HTCが1号館、ソニーモバイルがEricsson内の6号館に出展
   するなど、端末メーカーの出展先が分散。                                     例年行われてきたサムスンによるスマートフォンの新製品発表会「Unpacked」は
                                                           無し。プロジェクター内蔵のGalaxy Beamとスタイラスペンを利用できるGalaxy
   大きく目立っていたのはLTEとAndroidスマートフォン。AndroidはOS 4.0搭
                                                           Noteの10.1インチモデルを展示。
   載製品が当たり前のものになっていた。
                                                           LGは5インチの新モデルVuやスタイリッシュなLシリーズ、クアッドコアCPU搭載モ
                                                           デル、タブレットなど複数の製品を出展。ただしターゲットが絞りきれていない印
                                                           象。
                                                           HTCは新しいフラッグシップモデル「HTC One X」など新機種を展示。
                                                           ファーウェイはクアッドコアCPU搭載のAscend D quad/quad XL、そしてLTEに
                                                           対応したデュアルコアCPUのAscend D1をプレスカンファレンスで発表。また
                                                           Ascendシリーズは新しくYとDの2つのシリーズを加え、アグレッシブに新製品を
                                                           投入している。
                                                           ZTEもクアッドコアCPU搭載のスマートフォン、Eraを発表。他にはヨーロッパ市場
                                                           向けの新製品も発表。自社開発のMifavor UIを各モデルに搭載する。
                                                           NokiaはWindows Phoneのハイエンドと新興市場向けモデルを発表。また41万
                                                           画素カメラ搭載のSymbianスマートフォンPureViewも発表。
                                                           ソニーモバイルもスマートフォンを発表。ミッドレンジのXperia P、エントリーの
                                                           Xperia Uの2機種。ユーザーベネフィットを4つの区切りの手法で展示していた。
                                                           BlackBerryはソリューションやアプリ関係を展示。勢いは無い。
                                                           日本企業はNEC、パナソニック、富士通が海外市場向け端末を展示し、ようや
                                                           く反撃の狼煙を上げた格好。物量で迫る海外大手企業から市場をどのように
                                                           とって行くか、今後の動きに注目。
                                                           CES2012で日系企業が防水機能を謳っていたが、MWC2012会場でも防水防
                                                           塵耐衝撃性をアピールする製品も見受けられた。スマートフォンの利用者が拡
                                                           大したことにより、新しい使い方や新しい市場向けを意識したものであろう。

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MWC2012 サマリ -2-
  【日本メーカー】                                      【NFC、Embeddedほか】
   ここ数年海外企業の勢いに押され気味だった日本企業の出展が昨年よ               NFC関連の展示が昨年より目立っていた。スマートフォンの普及でモバイル
   りも大きく目立っていた。                                  ペイメントのプラットフォーム構築が容易になったこともその背景だろう。
   NECはネットワークだけでなく、教育や医療ソリューション、そして端末を           Mヘルスや教育関連の具体的なアプリケーションが出揃いはじめている。
   展示。
                                                 GSMA主催のEmbedded Houseが今年も出展。昨年は形が見えてこなかっ
   パナソニックはボーダフォンの真横に屋外ブースを特設し、ヨーロッパ向             たが、Embedded SIMの登場により、本方面の商用化が加速化しそうだ。
   けの戦略モデルを大きくアピール。
   富士通は4G対応端末やネットワーク、エンタープライズソリューションを
   出展。                                          【上位レイヤー】
                                                 2-3年前まで百花繚乱だった状況から落ち着きが見られ、囲い込みの動き
  【キャリア】                                         ではなくHTML5の方向に向かう動きが見えている。ブラウザ大手のOperaも
   キャリアはテレフォニカ、SKテレコム、AT&T、KTグループなどが出展。          HTML5をアピール。

   ネットワークレイヤービジネスからキャリア自体が変わろうとしている動             アプリを使った広告やCRMといったマーケティングツールとしてモバイルを使う
   きが見える。またキャリアに対してサービス提供側が様々なものを提               流れが出始めている。
   供する動きも見られる。
   スマートフォンが普及しだしたことから、本方面のビジネスがようやく
   盛んになってきたイメージ。




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Findings




           -4-
MWC2012の主要テーマ

                                                  Broadband:モバイル・ブロードバンドの現実解
                         The Real Stage of Mobile Broadband
                                                                    オペレーターにとってのビジネス・チャンス 1

                        リッチ
                                 健康       教育     エネルギー      自動車     サード・パーティとの協業による
Service/Solution       コンテンツ
                                                                    新たな市場セグメントへの参入機会拡大
                                 キャリア課金によるレベニューシェア

                                                                                        +
                          Data     パーソナライズ/位置情報/プレゼンス               オペレーターにとってのビジネス・チャンス 2

                                                                            ダムパイプ化からの脱却
                      Platform           モバイル・クラウド                           → スマートパイプへ


                    Technology    NFC/Embedded(M2M)/RCS/HTML5


                                       4G LTE/データオフロード               サービスの提供価値向上
                      Network
                                                                     ビジネス・モデル変化(上位レイヤーの開拓)
                                                                     マネタイズ手法の現実化(ex. キャリア課金)
                      Handset     高性能/高精細:クワッドコア&GPU強化


                        端末メーカにとっての機会/リスク

                                 スペック競争は継続するも差別化は困難に



                   ビジョンを実現するための製品・技術・サービスが多数登場。モバイル・ブロードバンドの現実解を提示する場。
                   上位レイヤーを志向するオペレーターは機会を拡大する一方、メーカにとっては苛烈なサバイバル・レースに。


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メイン・トレンド:データ爆発への対応



                                                  オペレーター/ネットワークベンダー
                端末メーカ

                                          攻め      高速化・効率化技術
     大容量データの生成・処理能力強化
                                               LTEの電波で多数のユーザに同じコンテンツを配信
  各社ともクワッドコアCPU搭載機種を投入                         するeMBMS
  Tegra3などグラフィック性能を強化したチップ採用                   データ速度は最大2倍、応答時間は最大で50%向
  1280×720などの高解像ディスプレイ採用                       上するHSPA+ Multiflow
                                  データ爆発
  4100万画素カメラ、HD動画撮影               への対応         W-CDMA、HSPA+、TD-LTE、FDD-LTE、GSMの5
                                               方式をワンチップで処理できる半導体の開発
                                               LTE上で音声通話を提供するVoLTE、SR-VCC



     動画をはじめとしたリッチコンテンツ/
      リッチコミュニケーションへの対応                    守り      データオフロード関連技術


                                               マクロセルのトラフィックをピコセルにオフロードする
                                               HetNet
                                               Wi-Fiや3G,LTEなど異種ネットワークを結合し、二律
   端末メーカにとって、データ爆発への対応は、より高性能な製品への             背反しがちになるオフロードとユーザーベネフィットを
                                               可能とするSKTのハイブリット・ネットワーク
   需要を生み出すチャンス。
                                               モバイルの基地局とWi-Fi基地局を同一アンテナに
   ネットワーク事業者にとっては、新方式へとユーザを巻き取るチャンス            収用するlightRadioWi-Fi
   であると同時に、CAPEX/OPEX負担を増大するリスクでもあるため、         複数の小セルを一体化してしまい、干渉自体をなく
   攻めと守りの両面対応が必要となる。                           す技術C-RAN
                                               無駄な画像データ伝送の排除を実現するインテリ
                                               ジェントビデオペーシング


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Exhibition Booths




                    -7-
Samsung                             スタイラスペンを使うNote型デバイスを重点訴求。「似顔絵」体験は街中でも。

                                                           Samsungは、MWC2012に合わせ発表したGalaxy Note10.1と既発売のGalaxy Noteを中心とし
                                                           た展示。他のスマートフォン製品の展示は少なく、スタイラスペンを使うNote型デバイスのアピール
                                                           を行っていた。
                                                           Galaxy Note 10.1は10.1型タブレットに専用のスタイラスペン「S Pen」の利用を可能にした製品。
                                                           Adobeのペン対応アプリがプリインストールされる。またブース内ではS Penを使うアプリケーション
                                                           の開発キットやS Pen対応アプリなども紹介されていた。
                                                           もう1つの新製品、Galaxy Beamはプロジェクター内蔵端末。ビジネス用途や動画静止画利用と
                                                           いったエンターテイメント利用も紹介
                                                           またGalaxy Note 10.1を使ったソリューション例として、教育用途のアプリのデモも行われていた。
                                                           Galaxy Note 10.1をキーボードクレードルに乗せ、数台を電子黒板(PC)と接続。先生が黒板に書
                                                           き込んだ内容が生徒側のNoteに表示されたり、Note側から質問を書き込むと黒板に表示される
                                                           など、教室での利用例をデモ。
                                                           タブレットソリューションとしては医療向けを紹介。すでに韓国のSamsung病院でテストされている
  Samsungブース                                               もの。タブレットと医療アプリの総合ソリューションとなっている
                                                           他にはVISAと提携したNFCモバイルペイメントをデモ。端末はVISAが認証し、ロンドンオリンピック
                                                           で利用される予定とのこと
                                                           4G関連は製品化されたLTE端末を展示。ネットワーク系展示は招待客のみの限定公開で、
                                                           LTE/WiMAX関連機器が展示されていた模様。
                                                           派手な新機種はないがソリューション提案など深みのある展示内容と感じられた


                                                                                                                             4G関連は端末
                                                                                                                             のみを一般公開
  Galaxy Noteを中心としたブース展開




                                                         S Penのアプリや開発環境を紹介


                                                                              キーボードクレードルを使った教
                                                                              育向けのソリューション
  10.1サイズでS Pen対応のGalaxy Note10.1    15カンデラのプロジェクターを内蔵               VISAとコラボした                     韓国でテスト利用中の
                                     するGalaxy Beam                   NFCペイメント                       医療ソリューション


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LG                      「LTEでは常に先行したい」とLTEでの優位性をアピール。端末やVoLTEの展示も。
                                                                 LGブースは「LTE」を大きくアピールしていたものの、対応端末は1機種のみ。新
                                                                 製品を含む6機種を展示。
                                                                 LTE関連としては、Optimus LTEを使ったVoLTEのデモを行っていた。
                                                                 端末は新製品を展示。Optimus Vuは画面比4:3の5インチ端末。韓国で発売され
                                                                 たばかりでグローバル展開も第1四半期から予定。LTEに対応。画面比はiPadな
                                                                 どと同等で電子書籍閲覧に最適化しているとのこと。
                                                                 Optimus 4X HDはクアッドコアCPU搭載。IPS-HD液晶でゲームプレイや高画質ビ
                                                                 デオの再生をブースでアピール。またOptimus 3D maxは裸眼3Dディスプレイ搭載
                                                                 で、昨年のMWCで発表した機種の後継モデル。3Dディスプレイはより見やすく
                                                                 なったものの、コンテンツの数がまだ不足している印象。
                                                                 スタイルに特化したL-Style、ことOptimus Lシリーズは3機種が登場。ハイエンド
                                                                 のL7、ミッドレンジのL5、エントリーのL3とうまく作り分けている。
                                                                 ネットワークやソリューション系の展示はVoLTE以外はなく、新製品ラッシュで他社
                                                                 と差別化を図るといった趣旨の展示内容だった。

      LGブース




                                     4:3の5インチ端末Optimus Vu。   クアッドコアのOptimus 4X HD   スタイリッシュなOptimus Lシリーズはブース一角で展示
                                     電子書籍の閲覧に最適


                          LTEを目玉に
                          しているが対
                          応新製品は1
                          機種のみ。他
                          はVoLTEをデ
                          モしていた


                                                                       Optimus L7        Optimus L5.ボリューム        Optimus L3は低価格で
                                     より自然な裸眼3D表示可能なOptimus 3D Max                        ゾーンも狙った普及機              フィーチャーフォンからの乗
                                                                                                                 り換えもターゲット

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HTC                    製品訴求から「活用」訴求に変化が。カメラ・音楽機能に注力したOneモデル発表。
                                                         HTCは新製品HTC Oneシリーズを展示。MWC2012では4つの新機種が発表され
                                                         たが、展示されていたのはHTC One XとHTC One Sのみ。
                                                         HTC One XはクアッドコアCPU搭載。LTE版のHTC One XLも登場予定だがCPU
                                                         はデュアルコア。XLの展示はなかった。
                                                         両機種ともOSはAndroid 4.0。自社開発UIの最新版HTC Sense 4を採用。音楽
                                                         とカメラ品質を強化しており、端末展示コーナーには昨年買収したBeats
                                                         Electronics社のヘッドフォンを接続して展示。またオーディオルームを模した音楽
                                                         専用ブースも設けられていた。
                                                         カメラはF2と明るいものを搭載。こちらもやや暗くした被写体を撮影できるブース
                                                         を特設し、両機種のカメラ機能の高さをアピール。
                                                         また別売のFMトランスミッタードングルで車内で高品質オーディオを楽しめるデモ
                                                         や、ワイヤレスでHDMI接続できるアクセサリも展示。新機種を単体だけではなく、
                                                         より広い範囲で活用できることをデモしていた。
                                                         製品そのもののデモより活用方法をアピールしていたのが印象的。

  HTCブース




クアッドコアのHTC One V   HTC One S
                               音楽機能も大きくアピール。Beatsのヘッドフォンは端末それぞれに                                       HTC Media LINK HDのデモ。多
                               接続、奥はオーディオルーム                             純正トランスミッターで音楽を車内でも            面を3本指でスクロールさせると
                                                                         利用できる                         外部出力に切り替わる




 F2.2のレンズ性能をアピールするデモ。
 かなり明るい写真が撮れる                  自動車を模したブース         HTC Media LINK HD本体。
                                                  端末とはWiFi接続
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HTC                                                                         <新製品発表会 MWC前日>
                                                               HTCはMWC2012前日夜に新製品発表会を開催。クアッドコアCPUのHTC
                                                               One V、カメラ機能が特徴のHTC One S、デザインに変化を与えるHTC One
                                                               Vの3製品を発表。なおLTEに対応するHTC One XLもアナウンスが行われた。
                                                               HTC One XLはデュアルコアCPU。
                                                               同社CEOのピーター・チョウ氏は携帯電話で通話の次に利用されている機能
                                                               がカメラであり、HTC Oneシリーズはカメラを大幅にブラッシュアップしたと説
                                                               明。F2の明るいレンズや0.7秒感覚の連続撮影、また動画撮影中も静止画
                                                               を切り出せる。HDRオンでは他社のカメラより明るくiPhone 4Sの撮影例との
                                                               比較も行った。
                                                               また撮影した写真をクラウドに保存できるよう、Dropboxと提携し、HTCユー
                                                               ザーは25GBのストレージが利用可能となった。
                                                               端末とWiFi接続するMedia Link HDは高画質な動画や写真をHDTVに出力で
                                                               きる。
                                                               音楽機能もBeats Electronicsとの連携や世界中の音楽配信サービスから
                                                               検索可能な機能を搭載し、強化。
                                                               最新の自社UI、HTC Sense 4を搭載し、スペックだけではなく快適な使いや
                                                               すさを提供するのがHTCと締めた。
  発表されたHTC S、HTC X、HTC Vの3機種

     LGブース




  カメラ機能を大きく強化



                                                      Droptoxは25GBを用意       ワイヤレスでHDTV接続するMedia      音楽は世界中の配信サービスから
                                                                            Link HD                  検索できる

  F2の明るいレンズやインタバル0.7秒の高速シャッター




HDR撮影はiPhone4Sとの比較も             新製品を発表するピーター・チョウCEO       世界中の主要事業者から発売予定



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Huawei        独自クアッドコアCPUで技術訴求。自社ブランドを際立たせたコミュニケーションにシフト。
                                                               Huaweiブースは新製品のAscend Dシリーズを中心に端末主体の展示。
                                                               Ascend D quadはクアッドコアCPU搭載、CPUは自社製の1.5/1.2GHzを搭載、
                                                               Ascend D lteはLTEに対応。
                                                               CES2012で発表した世界最薄のAscend P1sや同シリーズのLTEモデルも展示。
                                                               D、Pシリーズの下に位置するGシリーズとしてAscend G300も展示。ミッドレンジ
                                                               を狙った普及価格帯モデル。
                                                               クアッドコアCPU搭載のタブレット、MediaPad 10FHDはショーケース内での参考
                                                               出展にとどまった。
                                                               他にはFDD/TD-LTE対応のルーターや、日本で発売している製品なども出展。
                                                               ネットワーク系の展示は無く、端末メーカーとしての存在をアピールしていた。
                                                               なお、CG作成の「天馬」がキービジュアルとして会場内、市内、空港などに使われ、
                                                               Huaweiの存在感をアピール。OEMメーカー的訴求であった同社が、自社ブランド
                                                               を際立たせるコミュニケーションに舵を切ったと関係者は評価。しかし、依然欧米
                                                               メーカーのブランド獲得にも意欲を覗かせている。


  Huaweiブース




                                                                                                  フルHDディスプレイ&クアッドコアのMediaPad 10FHDは
  各端末ごとに展示コーナーは多くとってある                                                                            ショーケース内展示
                                        Ascend G300   クアッドコアCPUのAscend    LTE対応のAscend D lte
                                                      D quad




  ミッドレンジのG300はデザイン          FDD/TDデュアルLTE対応の
  もアピール                     WiFIルーターE589                                                       CES2012で発表された薄型       日本など海外販売製品の
                                                                                               LTE対応のAscend P1 lte   展示も

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Huawei                                                                         <新製品発表会 MWC前日>
                                                       HuaweiはMWC2012前日に新製品発表会を開催。
                                                       同社デバイス会長兼チーフストラテジー&マーケティングオフィサーのリチャード・
                                                       リー氏は、まずミッドレンジからハイエンドの新しい製品であるAscendシリーズを
                                                       紹介。CES2012で発表したPシリーズに加え、今回はハイスペックのDシリーズ、
                                                       そして下位モデルとしてGとYを加えた4つのシリーズ展開をしていくとのこと。
                                                       MWC2012で発表したのはDシリーズの3製品。Ascend D quadと同quad XLは
                                                       自社製のクアッドコアCPUを搭載。GPUも16コアでグラフィック性能も高い。高速
                                                       なだけではなく、省電力性にも優れており、大容量バッテリーを搭載することで利
                                                       用時間を延ばしている。またAscend D 1はデュアルコアCPUながらLTE対応製品
                                                       も登場予定。いずれの製品もドルビーサウンドの搭載や高品質な通話音質を提供。
                                                       さらにインフラ開発も行っているバックグラウンドから、ネットワークとの相性もよ
                                                       い。
                                                       Ascend Dシリーズは「高速」「コンパクトな持ちやすさ」「音質とカメラの向上」「省
                                                       電力」の4つを兼ねそろえた世界でベストの端末だ、とリー氏は市場への投入の意
                                                       気込みを語った。

   Huawei新製品発表会会場




                            Ascend D quadの4つのポイント            Ascend Dの3モデル




 デバイス会長件チーフストラテジー&マー
 ケティングオフィサーのリチャード・リー氏


                            Ascendは4シリーズ展開する        クアッドコアにより他社品より高速                  通話品質のよさも特徴



  P.P.Communications Inc.                           - 13 -                   Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
ZTE                                        幅広い製品ラインナップからネットワーク展示まで。勢いを感じるZTE。
                                                                         ZTEはMWC2012にあわせて発表した新製品8機種を含む、スマートフォンとタブ
                                                                         レット、そしてモバイルルーターなどを多数展示。
                                                                         スマートフォンはグローバル市場に投入するBlade II、Aquaなど4つの新製品を展
                                                                         示。いずれもAndroid OS 4.0、自社開発のMifavor UIを採用する。
                                                                         またクアッドコアCPU搭載のEra、4.5インチHD画面のPF112HD、Windows Phone
                                                                         OSの最新バージョンTango搭載の低価格モデルOrbitなど多彩なラインナップも
                                                                         出展。いずれも発売は今年2Q予定。さらにLTE対応のスマートフォンも参考出展
                                                                         されていた。
                                                                         タブレットもLTE対応製品が多い。既存の製品をLTEに仕様変更したものも展示
                                                                         されていた。さらにクアッドコアCPU搭載のタブレットも参考出展していた。
                                                                         また4Gネットワークでのアプリケーションとしてオンラインゲームやクラウドサービス
                                                                         の実演デモも行われた。
                                                                         ネットワーク系はNGN/LTE/クラウドなどを簡単に説明する程度。
                                                                         端末を多数出していたものの、全体的に整理されておらず、他社に負けじと新し
                                                                         いものをとにかく並べる、というブースの印象が強かった。
  ZTEブース




  コストパフォーマン      ミッドレンジのAqua。    PF200はW-CDMA/LTE   Windows Phone    HD画面のPF112HD(左)とクアッドコアCPUのEra
  スのよいBlade II   Mifavor UIを採用   対応。発売時期は未定         TangoのOrbit      (右)は電源OFFのものが展示                     4G上でのアプリケーションの例をデモ




                                   クアッドコアCPUのT98は
                                   TD-SCDMA対応で中国で発
                                   売予定
 CDMA/LTEのV8、3GのV96、CDMA/LTEのV6は
 北米に投入予定                                                            LTE対応のモデム、ルーター類はすでに各国で発売中            ネットワーク系はNGNやLTEなど
                                                                    の実製品

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ZTE                                                                                <新製品発表会 MWC初日>
                                              ZTEはMWC2012の初日に新製品発表会を実施。同社エクゼクティブ・バイスプレジデント
                                              のヘ・シヨウ氏が説明を行った。
                                              ZTEは昨年出荷台数を伸ばし、世界シェアは4位になったとのこと。スマートフォンの販売
                                              数も伸ばし、特にBlade、Skateというヒットモデルを生み出した。2012年はこの2機種の
                                              後継機、Blade IIとAquaに加え、ハイエンドのMimosa X、エントリーのKisの合計4モデルを
                                              新製品として投入する。なおOSはAndroid 4.0で、自社開発したUIプラットフォームMifavor
                                              UIを採用。
                                              また特徴的な製品として、低価格のWindows Phone Orbitを発表。OSは最新のWindows
                                              Phone Tangoを採用、中国市場などへ展開を図る。またハイエンド製品として、クアッドコ
                                              アCPU搭載のEra、高解像度のHD画面搭載のPF112HDなども発表された。
                                              他にもLTEに対応するスマートフォンとタブレットを複数発表。同社によると新製品は8機
                                              種とのことだが、発表会で説明された製品は10機種以上にもおよび、一部は既存モデル
                                              のブラッシュアップ版となる。メディア関係者の間からもどれとどれが明確な新製品かわか
                                              りにくい、という声が出ていた。
                                              ZTEは2015年までに世界シェア3位を目指すとのことで、今年はこれらの新製品の投入
                                              など積極的な攻勢をかけていく、と同氏は意気込みを語った。
 プレスルームのカンファレンスルームで行われたZTE新製品発表会




                            戦略モデルとなる新製品4機種

                                                       クアッドコア&LTE対応のEra                HDディスプレイのPF112 HD




 エグゼクティブ・バイスプレジデントのヘ・シヨウ氏
                            自社開発のMifavor UI            OrbitはWindows Phoneの低価格端末            多数のLTE対応製品も紹介された




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SONY                                         Create、Listen、Watch、Playの4コーナーで新製品の使い方を訴求。
                                                                       SONYはスマートフォンXperiaを展示。Ericssonの構えるホールの一角に小規模な展示を
                                                                       行っていた。
                                                                       ブース内はCreate、Listen、Watch、Playの4コーナーにテーマを分けて製品を展示。
                                                                       Createコーナーは新製品のXperia U、Xperia Pを展示。フォトフレームへの写真転送や、
                                                                       腕時計型のBluetoothデバイス、Xperia SmartWatchとの連携などがデモされていた。
                                                                       Listenコーナーでは音楽配信サービスMusic Unlimitedをデモ。30日間利用可能な無料
                                                                       券の配布も行っていた。小型のNFCタグ、Xperia SmartTagsを使いBluetoothスピー
                                                                       カーへのワンタッチ出力もデモ。
                                                                       WatchではXperiaをHDTVへ接続したデモを行っていた。Xperia側では専用メニューを開
                                                                       くことで、TVに最適化されたUI表示となり、IPTVライクに利用することが可能になる。
                                                                       XperiaはTVリモコンで操作が可能。
                                                                       またPlayのコーナーではPSPとVitaを使った対戦ゲームなど、異機種間でのコンテンツ相
                                                                       互利用などをデモ
                                                                       端末間の連携のアピール力が弱く、展示製品数も少ないことから来訪者の数はあまり
                                                                       多くなかった印象を受けた
 SONYブース




                                                  MusicUnlimitedは30日利用券を配布       PSPとVitaで対戦ゲーム
 新製品のXperia UとXperia Pの展示




 腕時計デバイス、SmartWatch     SmartTagsを使ったBluetoothス   HDMIケーブルでHDTVと接続、TVリモコ         タブレットも展示されていたが、ブース全体に展示されている製品そのも
 の連携もデモ                 ピーカーとのワンタッチ連携             ンでXperiaを操作                    のの数は少ない

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MOTOROLA                     既製品を3カテゴリーでアピール。MOTOACTVやホームセキュリティーの展示も。
                                                         MOTOROLAはMWC2012にあわせての新製品出展はなし。
                                                         既発売中のスマートフォンはPerformance、Simplicity、Lifeproofの3カテゴリに分けての展
                                                         示。それぞれハイパフォーマンス&ビジネス、デザイン&カジュアル、アクティブ系という分類。
                                                         端末の一押しは防水防塵のDefy+で、砂などにまみれても使える体験ブースを用意。また
                                                         腕時計型のGPS/心拍系端末MOTOACTVとの連携も大きくアピールされていた。他には
                                                         PerformanceモデルとしてPRO+を紹介。QWERTYキーボードとExchange対応でビジネスへ
                                                         の利用も視野に入れた製品。
                                                         ソリューション系は家庭向けのホームセキュリティーシステムを展示。すでにアメリカの
                                                         Verizonで販売されている。また複数のデバイスに動画を最適化させるMulti Screen Video
                                                         ソリューションもデモを行っていた。




 MOTOROLAブース




 端末は3カテゴリに分けて分類
                                                       Defy+は砂やコインまみれになっても利用できる体験コーナーを             Verizonから販売されている同社のホームセ
                                                       設置                                          キュリティーソリューション




                                                        腕時計型の心拍
                                                        系/GPSデバイス、
  Exchangeも利用     防水のDefy+    MOTOACTVはスポーツ選手を使ったデモを    MOTOACTV
  可能なPRO+                     頻繁に実施                                  マルチスクリーンビデオソリューション

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NOKIA             多くの人でごった返すブースとメディアルーム。輝きを取り戻したNOKIAに安堵の声も。
                                                           NokiaはMWC2012で、スマートフォン3機種とフィーチャーフォン3機種を発表。またアプリ
                                                           ケーション関連の展示も行っていた。
                                                           新製品のハイライトはWindows Phoneの2機種、Lumia 900と610。900はCES2012で発
                                                           表したアメリカAT&T向けモデルがLTE対応なのに対し、ヨーロッパおよびグローバル向けに
                                                           DC-HSPA対応として発売予定。本体色にはホワイトも加わる。また610はWindows Phone
                                                           OS新バージョンのTangoを採用、低価格で端末購入層の拡大を目指す。
                                                           Symbian OS端末の808 PureViewは業界最高の41メガピクセルカメラ搭載。画面に映る
                                                           範囲を切り取ることでズームと類似の効果を得られる。
                                                           フィーチャーフォンはフルキーとWiFI搭載でビジネス用途にも耐えるAsha 302と、ストレート
                                                           でタッチパネル、デュアルSIMのAsha 202、シングルSIMの203。
                                                           出展がアプリケーション企業の多い7号館ということもあり、アプリ開発環境も展示。
                                                           Windows PhoneのLumia、JavaのAshaと2つのメインストリームの開発環境を紹介。Lumia
                                                           はWindows Phoneで特徴的なメトロUIの設計の説明も注力されていた。
                                                           他にはNokiaが提供する音楽や読書、ナビゲーションサービスなどをデモしていた。

 Nokiaブース




                                    ビジネス用途にも対応のフィー    Lumiaの開発環境を説明             メトロUIの設計もデモ
 最上位のLumia 900      低価格のLumia 610
                                    チャーフォン、Asha 302                                                          書籍やニュース配信のNokia Reader




 41メガピクセルカメラ搭載の808 PureViewは
 Symbianスマートフォン                新興市場を狙ったAsha202/203     Ashaの開発環境           定額音楽サービスのNokia Music


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NOKIA                                                                            <新製品発表会 MWC初日>
                                                           NokiaはMWC2012初日に新製品発表会を開催。CEOのスティーブン・エロップ氏は同社がス
                                                           マートフォンプラットフォームをWindows Phoneに切り替えると発表したのがちょうど1年前であ
                                                           り、MWC2012では戦略的な新製品を発表すると説明。またネクストビリオン、すなわちこれか
                                                           らインターネットへのアクセスを使い始める新興市場向けにも意欲的な新製品を投入すると
                                                           発表した。
                                                           発表会にはMicrosoftのWindows Phone部門のトップであるテリー・マイエソン氏が登壇。北米
                                                           向けに先月発表したNokia Lumia 900はグローバル向け製品として通信方式をDC-HSPAに
                                                           変更して発売されると話した。また価格を引き下げるためにこれまでスペックを固定していた
                                                           Windows Phoneにメーカーのカスタマイズを可能とした新しいバージョンTangoを提供、それを
                                                           採用するNokia Lumia 610は200ユーロを切る価格で先進国のみならず、新興国でも
                                                           Windows Phoneのシェアを伸ばせるだろうと話した。
                                                           続いてNokiaのスマートデバイス部門担当執行バイスプレジデント、ジョー・ハロー氏は41メガ
                                                           ピクセルという驚異的なカメラを搭載したNokia 808 PureViewを紹介。カメラユニットには東
                                                           芝の技術も採用されているという。カメラの使い方、写真の撮影の仕方の概念を変える
                                                           PureViewはNokiaらしい技術の集大成の製品であるとのこと。
                                                           新興市場向けのAshaシリーズはデュアルSIMおよびシングルSIMでフルタッチのストレート端末、
 新製品発表会に登壇したスティーブン・エロップCEO                                 202/203を紹介。改良されたNokiaブラウザは15秒ほどでWEBサイトへの接続が可能、202
                                                           は電源を入れたままSIMカードを抜き差しできるホットスワップに対応。またAsha 302はフィー
                                                           チャーフォンながらMS Exchangeに対応、Wi-Fiも搭載しビジネス層を含む広い層への拡販が
                                                           期待できるとのこと。




 Lumia900,610を加え、グローバルでは同社のWindwos
 Phoneは4機種になった



                                     カールツァイス製41メガピクセルカメラ      カメラの使い方の概念を大きく変える製品だという     189ユーロという戦略的な価格のLumia 610
                                     搭載の808 PureView




 フィーチャーフォンも意欲的な製品を投入する

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RIM            2.0にバージョンアップしたPlayBook。ポルシェや欧州キャリアとの協業に冷ややかな目も。
                                                        RIMブースはタブレットのPlayBookを大きくアピール。ビジネス用途だけではなく、エンターテ
                                                        イメントやソーシャルサービスの利用など多岐にわたる活用方法をデモしていた。なお端末
                                                        の新製品は発表されていない。
                                                        またPlayBookによる車載システムとしてポルシェと協業したQNX Car 2を発表。ブース内に
                                                        はポルシェにPlayBookを搭載したデモを設置し、ナビゲーションやカーオーディオのデモなど
                                                        が行われていた。
                                                        開発関係はデベロッパーゾーンを設けるものの、開発者の交流の場。開発環境のデモなど
                                                        は行われていない。
                                                        他にはヨーロッパ各国事業者のBlackBerryソリューション導入例のデモなどが行われていた。




    RIMブース




                                                                 デベロッパーゾーンは開発者同士の情       ヨーロッパ各国事業者によるBlackberryソリューションの説明
端末はPlayBookの展示がメイン             あらゆる用途にPlayBookを、とアピール            報交換の場となっていた




ポルシェと協業したQNX Car 2のデモ

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NEC                             キャリアインフラ事業に加え、OSS/BSS事業の強化を目指す。
                                           NECはネットワークインフラとソリューションを中心とした展示。
                                           スマートケアソリューションでは、家庭での医療機関との提携や、緊急時の医者の手配、さ
                                           らには自宅のドアの鍵をNFCとし、呼び出しを受けた医療関係者だけがドアを開けられるな
                                           ど、すべてが一括管理される。さらには呼び出した医療関係者のランク付けを行うなど、
                                           ソーシャルサービス的な応用面も持っている。医療関係ではバーコードを使った患者の管理
                                           システムも展示。クラウド上のデータと照合し投薬管理なども可能。中国の大学と現在テス
                                           ト運用を行っているとのこと。
                                           また、キャリアクラウド事業として、テレフォニカに現在提供している月額課金レベニューシェ
                                           アモデル=スマートフォン向けアプリ販売のSaaSを展示。欧州各国キャリアに水平展開中
                                           であることを明らかにした。
                                           その他、商用化しているFemtocellの展示やLTE向けのSmallcellによるHetNetのデモを実
                                           施。
                                           OSS/BSS関連は買収したNetCrackerのブランド名で提供しているサービスを展示。
                                           端末はブースの外にグローバルモデルなどを展示するも説明員は不在。端末の展示には注
                                           力はしていない。

 NECブース




                              医者などをランク付けすると公開される。逆に      実用化されているFemtocellの展示         Small cellを使ったHetNet
                              医者を頼むときにこのランクを先に確認も可能




 スマートケアソリューション               看護婦向けの患者管理
                             システム         OSS/BSSはNetCrackerのサービスを展示
                                                                                                 端末はブース外に展示。デュアル画面
                                                                                                 のMedias Wは海外向けモデル

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富士通                                                IT優良企業のブランドで端末市場へ再チャレンジ。
                                                 富士通は屋外に特設ブースを設営。防水スマートフォン/タブレットを最大のアピールにして
                                                 いた。屋外では水槽を用意し、タブレットやスマートフォンをその場で水につけるデモが好評
                                                 だった。また防水だけではなく、金属球を画面に落として高耐久性があることもデモ。
                                                 端末は国内販売のLTE/WiMAXに対応する「4G」製品を中心に展示。
                                                 Tegra3搭載のクアッドコア端末は自由に触れる状態で展示。ゲームなどで動作速度の速さ
                                                 をアピールしていたものの、他メーカーもクアッドコア端末を続々投入していることから目新
                                                 しさは感じられない。
                                                 他には、mヘルスなどのソリューションサービス、Femtocellや小型基地局、中継システムなど
                                                 のネットワーク設備の展示が行われていた。
                                                 2B向けのソリューションとして、企業ユーザの全端末情報を一元管理するソリューションが目
                                                 を引いた。
                                                 また、IT優良企業であることをアピールする目的か「京」が展示されていた。




富士通ブース




                                               3G/4G対応の国内販売端末                  日本向け製品のみのため来訪者の注目度はあまり
                                                                               高くないようだ


防水性を大きくアピール




屋外では実際に防水のデモ       金属球を落とす画面   クアッドコア搭載端末はゲー   Mヘルス関連のデモ
                   耐久性のテスト     ムなどで速さをアピール                                           Femtocellや小型基地局関係の展示



 P.P.Communications Inc.                        - 22 -            Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
Panasonic                    欧州向けスマートフォン新ブランド「ELUGA」で海外市場再参入を目指す。
                                                      Panasonic Mobile Communicationsは屋外にブースを設営。
                                                      展示はヨーロッパ向けのスマートフォン新製品「ELUGA」を中心に展開。開発コンセプ
                                                      トの紹介や、TVとの連携をデモ。TV/DVDプレーヤーとの連携は出力だけではなく、映
                                                      像入力も可能。ディスプレイ上を指先でスワイプすると画面が切り替わる。また同社
                                                      のデジカメ、Lumixとも連携可能とのことだが、ブース内にはLumixの実機の展示は
                                                      無し。
                                                      他には日本発売中のスマートフォンも数機種や、GSMの簡単携帯も展示。
                                                      展示製品の数は少なかったものの、Vodafoneの隣ということもあってか来訪者の数
                                                      は多かった模様。




 Panasonicブース



                                                ELUGAのデザインコンセプトなどを紹介         日本発売のスマートフォン




 ELUGAを入り口に並べ、製品とブランドをアピール   ELUGA本体   TVなどとの連携は画面OUT/INどちらも可能                  ヨーロッパやアジアで販売中のGSMの簡単携帯

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Qualcomm               次世代ネットワークのショーケース。その内容に多くの関係者が聞き入っていた。
                                                         Qualcommは次世代通信関係の様々なデモを行っていた。
                                                         HetNetsは、LTE AdvancedおよびHSPA+をつかったデモ。LTEではマクロセルの配下にピコ
                                                         セルを複数配置し、マクロセルのトラフィックをピコセルにオフロードする事例を実際のサン
                                                         ディエゴの設備をリモートで表示しデモしていた。
                                                         LTE VoiceではCSFBの対応端末や、SR-VCC、VoLTEへのロードマップを説明。
                                                         802.11ac対応の高速チップセットもデモ。常時200Mpbs以上を実現。
                                                         LTE Broadcast:eMBMSは、LTEを使って複数の端末に同時に情報を伝送するブロードキャ
                                                         スト技術。LTE R11に定義されている。展示会場ではサッカースタジアムを使った放送局向
                                                         けのソリューションの概念をデモ。
                                                         Snapdragon S4関連はパフォーマンスを利用したデモが多数。ARやリアルタイムの2D/3D
                                                         変換、ジェスチャー認識などを1チップで可能にしているデモ多数。
                                                         そのほかSnapdragon搭載端末も展示されていた。




 Qualcommブース




                                                          放送局向けのLTE Broadcastソリューション                 Snapdragon S4のパフォーマンスデモ




 HetNetsはサンディエゴを走る車からのライブ映像が乱れないこと   LTE Voice関連はロード
 などをデモ                               マップも提示


                                                                                              802.11.acのチップデモは常時
                                                                                              200Mpbs以上をマーク




                                                          Snapdragon S4によるARはすでにサー
 Snapdragonを搭載した端末                                        ビスが実用化されている

  P.P.Communications Inc.                              - 24 -                        Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
intel                 まずは新興国市場やNFC市場を狙う計画。モバイルへの参入は本物となるのか?
                                    Intelはモバイルに特化した展示を展開。MWC2012にあわせて新しいモバイル向けのプロ
                                    セッサ、Z2580とZ2000を発表。ただしブースには展示はされていない。
                                    ブースには現行のプロセッサ、Z2460を搭載した製品実機を展示。またMWC2012にあわ
                                    せ、新しいパートナーも発表。事業者のOrange、インドの端末メーカーLave、そしてZTEの3
                                    社と提携、各社の製品も参考出展されていた。
                                    またIntelのプロセッサはVISAのNFCペイメントの認証をうけており、今後NFC搭載端末での
                                    VISA支払い利用が可能になる。その説明も行われていた。
                                    他には同社の3Gモデムを搭載した端末が展示されていた。




  Intelブース




                                                                             Z2460搭載のIntelリファレンスモデル

                                   IntelのAtom系モバイルプロセッサはVISAの認証を受けている




 新たにOrangeやLavaと提携

                                                                             Lavaのスマートフォンは動作モデルが展示


                                   Intel製の3Gモデム搭載モデル


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NVIDA                       Tegra3で話題のNVIDIA。Iceraシリーズ統合でLTEのSOC提供を狙う。
                                               NVIDIAはモバイル用クアッドコアプロセッサ、Tegra3のデモを展示。同プロセッサ搭
                                               載の各メーカーの製品を並べ、ベンチマークテストやゲーム性能をデモしていた。
                                               また一部Tegra2デュアルコアプロセッサ搭載製品も展示
                                               同社のIcera410を使ったLTEのデモが行なわれていた。Iceraシリーズは同社が
                                               2011年5月に買収したベースバンドチップベンダーである英Iceraの技術を基に開
                                               発したもの。SoCでLTEベースバンドを提供する狙いがある。




 NVIDIAブース




                                          各社のTegra3搭載実機を展示                    一部Tegra2搭載端末も




 パフォーマンスのアピールはゲームでデモ

                                          Icera 410LTEチップセットを搭載したTegra3端末を使ったLTE対戦ゲームのデモ


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Nokia-Siemens                             ネットワーク最適化のカギは「流動的」ネットワークにある。
                                                          Nokia-SiemensはLiquid Netをコンセプトとし、「カスタマー」「ネットワーク」 「エコ
                                                          システム」の3つのコーナーに分けて展示。
                                                          「カスタマー」コーナーの主要展示は、コアネットワークの仮想化を実現する「Liquid
                                                          Core」ソリューション。携帯ネットワークにSONの概念を適応し、電波を効率的に利
                                                          用できるようにしたもの。
                                                          「ネットワーク」コーナーでは、電気的にアンテナのチルトを可変できる「アクティブア
                                                          ンテナ」や「Flexi Zone」というソリューションを展示。 「Liquid Core」と「アクティブ
                                                          アンテナ」を使った学校周辺のネットワーク例が提示されていた。
                                                          事例は、校庭に生徒が集まることでそのエリアにアンテナ方向を向け、収容力を
                                                          高める。 また同じエリア内に事業者にとって上級顧客がいる場合、ネットワーク
                                                          容量の割り当てを自動的に優先。下位顧客は常に上位顧客の容量から利用でき
                                                          る分を割り当てられるため、上級顧客が常に優先的に利用できるという。
                                                          また「Flexi Zone」 は100個までの小セル局を、あたかも1個の基地局のように見
                                                          せるソリューションだ。ネットワークの効率化を生むためには小セル化は避けられな
                                                          いが、置局や管理、コントロールが複雑だった。また個別にベースバンドユニットの
                                                          コストがかかる可能性があったが同ソリューションでは不要。「無線のクラウド化に
                                                          よって、リソース配分の最適化ができる」とのこと。
 Nokia-Siemennsブース
                                                          「エコシステム」のコーナーでは、「Optimize + Monetize OTT (Over The Top)」と
                               上級顧客(左)は常に有線利用さ            いうソリューションが展示されていた。ネットワーク負荷の発生源をダッシュボードで
                               れ、下位顧客(右)は上級顧客の
                               リソースの一部から利用容量が
                                                          把握し、その発生源である上位レイヤーの提供者(コンテンツサプライヤー)などか
                               割り当てられる                    らマネタイズをするために必要なソリューションとのこと。




                                                                                                         「Flexi Zone Access Point」
                                                                                                         は、LTE、無線LAN、HSPAに
                                                                                                         対応した複数の小セル局


 学校での例。利用者の数に応じてアンテナ方向を追従させる
                                自動追従に対応するアクティ    エリアに応じて2G/3G/LTEの容量を自動的に調整
                                ブアンテナ


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Ericsson                                                               我々にあるのはデータ爆発はなくデータ成長である。
                                                                                 エリクソンは広さ6,000平方メートルを有する6ホールを全て使い、未来の通信と
                                                                                 ネットワーク化社会 (Networked Society) を紹介。モバイル・ブロードバンド、
                                                                                 OSS/BSSおよびマネージド・サービスの分野の新製品や新サービスを発表した。
                                                                                 随所で聞くのが「データ成長」。データの成長を見守る企業にとって、その増大は
                                                                                 予測できるモノでありコントロールの対象であるとのこと。ここには今流行の「デー
                                                                                 タ爆発」は無いらしい。
                                                                                 見どころは、最新のLTEおよびHSPAの展示。マクロセルと小型セル・レイヤーに
                                                                                 別々のベンダーを使用した場合と比較し、半分の帯域幅で2~10倍のスループッ
                                                                                 トを実現する、強化されたHetNetポートフォリオの展示であった。
                                                                                 また、データセンター構築および最適化、スマートフォン向けネットワーク最適化、
                                                                                 マネージド・エンドユーザー・サービス保証など新たなサービスの開始、Telcordiaと
                                                                                 の連携によるOSS/BSSソリューションなども展示。中でも、スマホで発生する制御
                                                                                 信号などを可視化、分析するツールが注目を集めていた。この分析ツールでは、
                                                                                 端末の無線状態の遷移状況と、ユーザーデータの送受信の様子を時間軸に沿っ
  Ericssonブース
                                                                                 てリアルタイムで確認できる。
                                                                                 クアルコムと開発したeMBMSがEricssonでも展示されていた。 eMBMSの特徴と
                                                                                 しては、複数のユーザーが同じコンテンツを同時に見るときに通信の混雑を抑止で
                             エリクソンが展示するスマートフォンがネットワーク                            き、主に3つの用途が考えられるとのこと。1つはニュース番組などのライブ放送。
                             へ与える影響を分析するツール。上段が無線状態                              2つ目は映画などのビデオ配信。システム上で受信状況をモニターし、人気のある
                             の遷移を示し、下段がユーザーデータの送受信状
                             況となる。
                                                                                 コンテンツは複数回配信するといった運用ができる。3つ目はコンサート会場の中
                             こちらはAndroid 2.3で動画を視聴する際の状態                         など限定された場所での配信とのこと。
                             変化を可視化。実際に動画をダウンロードしている
                             ほかに、定期的にキープアライブパケットが発生し
                             、頻繁に無線状態がアクティブ(上段の赤の領域)
                             になっている。




                             Android 4.0で同じ操作をした場合の状態変化。キ                       展示風景
                             ープアライブ信号は発生せず、スリープ状態が多く
                             なっている。制御信号の発生も抑えられるほか、端
                             末のバッテリー消費の面でもメリットがある。

                                                                                                                 複数の端末に動画を同時配信するeMBMSの
                                                                                                                 デモ
                             日経コミュニケーション
                             http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/2012
                             0301/384043/



   P.P.Communications Inc.                                             - 28 -                  Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
Google           「アンドロイド遊園地」は今年も健在。多数の関係者がビジネスや情報交換に集った。
                                       GoogleはAndroid OS対応のアプリケーション開発企業を集めての展示。各社はアプリケー
                                       ションの内容紹介だけではなく、開発環境なども説明。
                                       ブース奥にはAndroid端末メーカーがミニブースを構えて最新のスマートフォンを展示。
                                       ASUSなどメーカーによってはMWC2012に出展ブースは構えず、Googleブース内のみで製
                                       品展示を行ったところもある。
                                       またアイスクリームサンドウィッチが描かれたコーナーは、Android 4.0の新機能の紹介が行
                                       われた。特にNFC利用の機能に来客の興味が集まっていた模様。
                                       Android Designの展示は、Android OSそのものを開発する際のUIやアイコン形状などのイ
                                       ンスピレーションを沸かせるためのもの。様々なリアルな素材が展示されており、その質感な
                                       どをアプリケーション開発に活かすことを考えているとのこと。
                                       昨年同様にピンズバッジの配布やAndroid型クレーンによるスマートフォンケースの作成、ア
                                       イスクリームの配布など、エンターテインメントに富んだブースでもあった。




  Googleブース




  各人形の周りにはアプリケーション開発企業がミニブースを囲んでいる




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SK Telecom                       地域オペレータからサービス提供企業へ。LTE周辺の海外ビジネスを訴求。
                                                         SK Telecomは4G関連を中心とした展示内容。
                                                         Hybrid Networkは同社独自開発。LTEとWi-Fiを融合して利用することで回線の高速化が
                                                         可能。またWi-Fiと携帯回線の切り替わり時も接続が切れることが無い。
                                                         4Gのアプリケーションとしてはクラウドを利用するホーム医療ソリューションや、タブレット利
                                                         用の教育システムを展示。
                                                         またSmart Robotはスマートフォンを装着する安価なユニット。本体にセンサー類を内蔵して
                                                         おり、専用インクで印刷された書籍をユニットに接続したペンが認識。試験など教育用途に
                                                         利用できる。
                                                         他にはNFCを使ったソリューションを展示。モバイルペイメントや電子タグを利用した広告配
                                                         信などがデモされていた。




 SK Telecomブース




                                                          タブレットベースの教育システ        Smart Robotはスマートフォンを取り付けるユニット。自
                                                          ムはすでに韓国で実用中           走可能、赤外線センサー、電子ペンの装着が可能。ア
                                                                                プリはスマートフォンから利用する。両者間の接続は
                                                                                Bluetooth。

 LTEとWiFiを融合利用するHybrid Network




                                                                                 書籍には専用の印刷がしてあり、ユニット接続のペン
 100Mbpsの速度をコンスタントに実現            クラウド利用のホーム医療ソリューション     NFCはペイメントや広告用途をデモ       で書籍上をなぞるとスマートフォンのアプリが反応する

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AT&T・Telefonica                                           スマートパイプを模索するオペレータ。
                                      海外通信事業者はアメリカのAT&T、地元スペインのTelefonicaも出展。
                                      AT&Tはグローバルソリューションとして、国際企業向けの回線の一括管理やローミング先での事業者接
                                      続サービスなどをデモ。無線だけではなく有線事業者にも一括で提供。またビル内のPBXを携帯に置き
                                      換え外出先でも内線電話が利用できる企業向けのソリューションの説明もあった。他にはKindleに代表
                                      される回線のMVNOへの卸なども出展。
                                      Telefonicaは中国聯通と提携していることから、中国聯通のマルチプラットフォームアプリケーションスト
                                      ア「Wo Store」関連を紹介。ヨーロッパのアプリケーションデベロッパを中国へ紹介する業務や、自社の
                                      アプリケーションストアのマルチプラットフォーム化の取り組みなどを説明していた。
                                      またバルセロナ消防局と協業の遠隔感知システムも出展。消防服につけたセンサーが付近の温度や騒
                                      音レベルを感知し携帯回線でサーバーへ送信、消防局のセンターやスマートフォンから各消防局員の置
                                      かれた環境の管理や現地状況確認が可能。実用化に向けてテスト中。他にはモバイル医療ソリューショ
                                      ンを展示、こちらはO2ドイツなどで年内にサービス予定。




 AT&Tブース




                                   Telefonicaブース                                     中国聯通と提携し、同社のアプリ
 回線のマネジメントソリューションが主な展示。無線だけではなく固                                                     ケーションストア向けにヨーロッパデベ
 定回線や海外事業者回線も取り扱う                                                                    ロッパのマネジメントサービスを提供




                                   バルセロナ消防局向けのソ      消防服にはセンサーが       消防センターやス          Televonicaのモバイル医療ソリューショ
                                   リューション            あり、洋服内にはデー       マートフォンで消防士        ンはグループ企業のO2で開始予定
                                                     タ送信端末が内蔵         の環境を確認できる

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docomo                                   「センサー・ジャケット」と「サクラチップ」に関心が集中。
                                                  docomoは日本発売の端末そのものの展示は無く、サービスやインフラなどの展示
                                                  を行っていた。
                                                  マルチモードに対応したチップセットはFDDとTD-LTE、W-CDMA、GSM,HSPA+にワ
                                                  ンチップで対応する。
                                                  4月から始まるスマートフォン向けデジタルTV、NOTTVサービスは概要と対応端末を
                                                  展示。
                                                  またNFC対応の支払いサービスをデモ。国際規格に対応ということで、日本で支払
                                                  い、バルセロナで利用する、という将来のイメージのデモを行った。
                                                  ジャケットによりセンサー機能を付与できるシステムは、体脂肪やアルコール検知が
                                                  スマートフォンで可能。




     DoCoMoブース




                                                         センサー機能をジャケットでj付与                マルチ方式に対応するチップセット




4月から始まるNOTTVサービスの概要




NOTTV対応端末              体脂肪計やアルコール検地のデモ

                                                              NFCペイメントの国際ローミングデモ


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GREE                        MWCへ初の出展。オペレータへゲームプラットフォームを提案。
                                GREEは主要企業が集まる8号館にブースを設営。
                                今回は来訪客の反応を見るために出展。来訪者の数の多い8号館に出展したことで、同社
                                ブースへの訪問客も多いとのこと。
                                世界各所の開発拠点やゲーム利用者数、そして日本で展開中のゲーム6種類などを説明。
                                ゲームは展示端末でトライできる。
                                来訪者は通信事業者だけではなく、ゲーム開発者なども多い。
                                ゲームの英語や中国語へのローカライズも進めており、導入を希望する外国企業との商談も
                                一部行われたとのこと。




                              Greeブース




  Greeブース




                              日本で展開中のゲーム。デモ端末も用意

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Connected House                                       Embedded SIMが他産業を巻き込むドライバーとなるのか?
                                                                GSMA主管によるConnected Houseは昨年に引き続き出展。
                                                                Qulacomm、AT&T、SONY、KTグループ、Vodafoneなどが特設ハウス内に出展。
                                                                Qualcommはワイヤレスヘルスソリューションの2netプラットフォームを展示。
                                                                AT&TはホームセキュリティーのLinear社とコラボしたソリューションを展示。家庭内や親類宅
                                                                の室内監視や電源管理、アラート設定などができる。
                                                                SONYはXperiaやゲーム機を使ったホームエンターテイメントシステムのデモ。
                                                                豊富な展示を行っていたのがKT。KTグループ全体で各種のソリューションを展示。
                                                                VodafoneはEmbedded SIMを展示。リモートでSIMカードの契約内容/契約事業者を書き換
                                                                えできる。6月に行なわれるMAEで、アジア地区のオペレータとの協業モデルを提示したい
                                                                とのこと。オペレータの既存ビジネスモデルを守りつつ、 Embeddedされた各種機器の流動
                                                                性を担保できる同ソリューションが、他産業を巻き込むM2Mのドライバーとなるのか。期待す
                                                                る声が大きい。



 Connected Houseの特設ブース




                                                                   KTのスマートフォン/タブレットのリモートコネク       KTの教育ロボット、Kibot2。Android OSで動
                                                                   トシステム。すべての端末上に同時書き込み           作。プロジェクターやNFCを内臓、センサーで
                                                                   や同じアプリケーション利用が可能               触れると反応もする

                              Qualcommの2netプラットフォーム

 SONYはホームエンターテイメントの展示




                              VodafoneのEmbedded SIM   リモートで事業者情報の書き換えもできる                         AT&TとLinearのホームセキュリティーサービス

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Focus Themes




               - 35 -
マルチスクリーン
 複数のデバイスに向けたストリーミング配信での動画最適化を行うシステムの提示
   日立は複数のデバイスでストリーミング放送を利用できるシステム「Hitachi VOD Server」を出展。IPTV、PC、スマートフォンなど端末向けに動画を最適化して配信可能。
   動画の登録などはPCからファイル操作で行えるなど操作も容易。また再生側も類似したUIでコンテンツの操作が可能。




 日立のマルチスクリーンソリューション            一時停止したコンテンツを他のデバイスから続けて視聴できる   スマートフォンやPCでも類似したUIを採用する


   MotorolaのMulti-Screen VIDEOは複数のデバイスごとに最適な動画を自動配信するシステム。
   コンテンツは著作権管理も強化。同一コンテンツでもデバイスごとに配信の有無を設定できる。




 MotorolaのMulti-Screen Video             デバイスごとに配信の有無を設定可能


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  • 1. Mobile World Congress 2012 レポート 2012年3月14日 P.P.Communications Inc. Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 2. Mobile World Congress 2012 開催概要 【開催日時】 2012/02/27(月)ー 03/01(木) 【概要】 【会場】 スペイン/バルセロナ/Fira de Barcelona(70,500㎡) 世界100カ国以上の移動体通信事業者および関連企業が一堂に会す る、世界最大のワイヤレスサービス展示会および会議のひとつ。2012 【2012テーマ】 REDEFINING MOBILE 年は来場者が6万人を越え、過去最高を記録した。 GSMプラットフォーム開発と世界無線産業の発展を推進する団体である 【出展者数】 2010 1,150社 GSMA:The GSM Associationが、1996年以来、展示・会議・表彰を行 2011 約1,400社 う「世界会議(the GSMA Mobile World Congress」として開催。 2012 約1,500社 各国の通信事業者、携帯端末メーカー、チップセット・部品ベンダー、ソ フトウェアベンダーなどが、最新の技術やサービス、および開発状況に関 【来場者数】 2010 49000人 するブースや講演を、計8つの広大なホールを設けるバルセロナの国際 2011 約60,000人/ 200カ国 展示場「Fira de Barcelona」で展開する。 2012 約67,000人/ 205カ国 GSM陣営のイベントとして始まっているが、2011年からAT&TやVerizon ーメディア 約3,300人 といった北米キャリアも参加するなど、事実上「ケータイの未来」を決定 -App Planet来場者 約50,000人 づける展示会となっている。 2012はテーマに『REDEFINING MOBILE』を掲げ、基調講演にはテレコム 業界のみならずIT、自動車、リテール、コマースなど他業界からキーノート スピーカーを招聘。 今年初めてmPoweredパビリオンを創設。モバイルをマーケティング媒体 として使うためのナレッジ共有を目的とし、展示と講演により構成された。 なおGSMAは会期中、日本のモバイルキャリア3社(KDDI、NTT DOCOMO、SoftBank Mobile)をGSMA会長賞の共同受賞者として選出 したことを発表。昨年の震災への対応および復興を評してとのこと。 P.P.Communications Inc. -1- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 3. MWC2012 サマリ -1- 【全体印象】 【LTE】 LTEは、北米や日本と欧州の関心度には温度差があるが、今回発表された多くの MWC2012は67,000人の来訪者を集めた。これは過去最高。このうち スマートフォンがLTEに対応していた。 50%以上は3,700人のCEOを含む「Cレベルポジション以上」の来客だった とのこと。出展企業数は1,500を超え、世界中から3,300以上のメディア また3Gに取って代わる意味で重要となってくる音声通話に関し、VoLTE、SR- を集めた。 VCC(Single Radio Voice call Continuity) のデモも見受けられた。 これまでは8号館にメジャーの大手企業が集中して出展していたが、ノキ 【端末メーカー】 アが7号館、HTCが1号館、ソニーモバイルがEricsson内の6号館に出展 するなど、端末メーカーの出展先が分散。 例年行われてきたサムスンによるスマートフォンの新製品発表会「Unpacked」は 無し。プロジェクター内蔵のGalaxy Beamとスタイラスペンを利用できるGalaxy 大きく目立っていたのはLTEとAndroidスマートフォン。AndroidはOS 4.0搭 Noteの10.1インチモデルを展示。 載製品が当たり前のものになっていた。 LGは5インチの新モデルVuやスタイリッシュなLシリーズ、クアッドコアCPU搭載モ デル、タブレットなど複数の製品を出展。ただしターゲットが絞りきれていない印 象。 HTCは新しいフラッグシップモデル「HTC One X」など新機種を展示。 ファーウェイはクアッドコアCPU搭載のAscend D quad/quad XL、そしてLTEに 対応したデュアルコアCPUのAscend D1をプレスカンファレンスで発表。また Ascendシリーズは新しくYとDの2つのシリーズを加え、アグレッシブに新製品を 投入している。 ZTEもクアッドコアCPU搭載のスマートフォン、Eraを発表。他にはヨーロッパ市場 向けの新製品も発表。自社開発のMifavor UIを各モデルに搭載する。 NokiaはWindows Phoneのハイエンドと新興市場向けモデルを発表。また41万 画素カメラ搭載のSymbianスマートフォンPureViewも発表。 ソニーモバイルもスマートフォンを発表。ミッドレンジのXperia P、エントリーの Xperia Uの2機種。ユーザーベネフィットを4つの区切りの手法で展示していた。 BlackBerryはソリューションやアプリ関係を展示。勢いは無い。 日本企業はNEC、パナソニック、富士通が海外市場向け端末を展示し、ようや く反撃の狼煙を上げた格好。物量で迫る海外大手企業から市場をどのように とって行くか、今後の動きに注目。 CES2012で日系企業が防水機能を謳っていたが、MWC2012会場でも防水防 塵耐衝撃性をアピールする製品も見受けられた。スマートフォンの利用者が拡 大したことにより、新しい使い方や新しい市場向けを意識したものであろう。 P.P.Communications Inc. -2- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 4. MWC2012 サマリ -2- 【日本メーカー】 【NFC、Embeddedほか】 ここ数年海外企業の勢いに押され気味だった日本企業の出展が昨年よ NFC関連の展示が昨年より目立っていた。スマートフォンの普及でモバイル りも大きく目立っていた。 ペイメントのプラットフォーム構築が容易になったこともその背景だろう。 NECはネットワークだけでなく、教育や医療ソリューション、そして端末を Mヘルスや教育関連の具体的なアプリケーションが出揃いはじめている。 展示。 GSMA主催のEmbedded Houseが今年も出展。昨年は形が見えてこなかっ パナソニックはボーダフォンの真横に屋外ブースを特設し、ヨーロッパ向 たが、Embedded SIMの登場により、本方面の商用化が加速化しそうだ。 けの戦略モデルを大きくアピール。 富士通は4G対応端末やネットワーク、エンタープライズソリューションを 出展。 【上位レイヤー】 2-3年前まで百花繚乱だった状況から落ち着きが見られ、囲い込みの動き 【キャリア】 ではなくHTML5の方向に向かう動きが見えている。ブラウザ大手のOperaも キャリアはテレフォニカ、SKテレコム、AT&T、KTグループなどが出展。 HTML5をアピール。 ネットワークレイヤービジネスからキャリア自体が変わろうとしている動 アプリを使った広告やCRMといったマーケティングツールとしてモバイルを使う きが見える。またキャリアに対してサービス提供側が様々なものを提 流れが出始めている。 供する動きも見られる。 スマートフォンが普及しだしたことから、本方面のビジネスがようやく 盛んになってきたイメージ。 P.P.Communications Inc. -3- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 5. Findings -4-
  • 6. MWC2012の主要テーマ Broadband:モバイル・ブロードバンドの現実解 The Real Stage of Mobile Broadband オペレーターにとってのビジネス・チャンス 1 リッチ 健康 教育 エネルギー 自動車 サード・パーティとの協業による Service/Solution コンテンツ 新たな市場セグメントへの参入機会拡大 キャリア課金によるレベニューシェア + Data パーソナライズ/位置情報/プレゼンス オペレーターにとってのビジネス・チャンス 2 ダムパイプ化からの脱却 Platform モバイル・クラウド → スマートパイプへ Technology NFC/Embedded(M2M)/RCS/HTML5 4G LTE/データオフロード サービスの提供価値向上 Network ビジネス・モデル変化(上位レイヤーの開拓) マネタイズ手法の現実化(ex. キャリア課金) Handset 高性能/高精細:クワッドコア&GPU強化 端末メーカにとっての機会/リスク スペック競争は継続するも差別化は困難に ビジョンを実現するための製品・技術・サービスが多数登場。モバイル・ブロードバンドの現実解を提示する場。 上位レイヤーを志向するオペレーターは機会を拡大する一方、メーカにとっては苛烈なサバイバル・レースに。 P.P.Communications Inc. -5- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 7. メイン・トレンド:データ爆発への対応 オペレーター/ネットワークベンダー 端末メーカ 攻め 高速化・効率化技術 大容量データの生成・処理能力強化 LTEの電波で多数のユーザに同じコンテンツを配信 各社ともクワッドコアCPU搭載機種を投入 するeMBMS Tegra3などグラフィック性能を強化したチップ採用 データ速度は最大2倍、応答時間は最大で50%向 1280×720などの高解像ディスプレイ採用 上するHSPA+ Multiflow データ爆発 4100万画素カメラ、HD動画撮影 への対応 W-CDMA、HSPA+、TD-LTE、FDD-LTE、GSMの5 方式をワンチップで処理できる半導体の開発 LTE上で音声通話を提供するVoLTE、SR-VCC 動画をはじめとしたリッチコンテンツ/ リッチコミュニケーションへの対応 守り データオフロード関連技術 マクロセルのトラフィックをピコセルにオフロードする HetNet Wi-Fiや3G,LTEなど異種ネットワークを結合し、二律 端末メーカにとって、データ爆発への対応は、より高性能な製品への 背反しがちになるオフロードとユーザーベネフィットを 可能とするSKTのハイブリット・ネットワーク 需要を生み出すチャンス。 モバイルの基地局とWi-Fi基地局を同一アンテナに ネットワーク事業者にとっては、新方式へとユーザを巻き取るチャンス 収用するlightRadioWi-Fi であると同時に、CAPEX/OPEX負担を増大するリスクでもあるため、 複数の小セルを一体化してしまい、干渉自体をなく 攻めと守りの両面対応が必要となる。 す技術C-RAN 無駄な画像データ伝送の排除を実現するインテリ ジェントビデオペーシング P.P.Communications Inc. -6- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 9. Samsung スタイラスペンを使うNote型デバイスを重点訴求。「似顔絵」体験は街中でも。 Samsungは、MWC2012に合わせ発表したGalaxy Note10.1と既発売のGalaxy Noteを中心とし た展示。他のスマートフォン製品の展示は少なく、スタイラスペンを使うNote型デバイスのアピール を行っていた。 Galaxy Note 10.1は10.1型タブレットに専用のスタイラスペン「S Pen」の利用を可能にした製品。 Adobeのペン対応アプリがプリインストールされる。またブース内ではS Penを使うアプリケーション の開発キットやS Pen対応アプリなども紹介されていた。 もう1つの新製品、Galaxy Beamはプロジェクター内蔵端末。ビジネス用途や動画静止画利用と いったエンターテイメント利用も紹介 またGalaxy Note 10.1を使ったソリューション例として、教育用途のアプリのデモも行われていた。 Galaxy Note 10.1をキーボードクレードルに乗せ、数台を電子黒板(PC)と接続。先生が黒板に書 き込んだ内容が生徒側のNoteに表示されたり、Note側から質問を書き込むと黒板に表示される など、教室での利用例をデモ。 タブレットソリューションとしては医療向けを紹介。すでに韓国のSamsung病院でテストされている Samsungブース もの。タブレットと医療アプリの総合ソリューションとなっている 他にはVISAと提携したNFCモバイルペイメントをデモ。端末はVISAが認証し、ロンドンオリンピック で利用される予定とのこと 4G関連は製品化されたLTE端末を展示。ネットワーク系展示は招待客のみの限定公開で、 LTE/WiMAX関連機器が展示されていた模様。 派手な新機種はないがソリューション提案など深みのある展示内容と感じられた 4G関連は端末 のみを一般公開 Galaxy Noteを中心としたブース展開 S Penのアプリや開発環境を紹介 キーボードクレードルを使った教 育向けのソリューション 10.1サイズでS Pen対応のGalaxy Note10.1 15カンデラのプロジェクターを内蔵 VISAとコラボした 韓国でテスト利用中の するGalaxy Beam NFCペイメント 医療ソリューション P.P.Communications Inc. -8- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 10. LG 「LTEでは常に先行したい」とLTEでの優位性をアピール。端末やVoLTEの展示も。 LGブースは「LTE」を大きくアピールしていたものの、対応端末は1機種のみ。新 製品を含む6機種を展示。 LTE関連としては、Optimus LTEを使ったVoLTEのデモを行っていた。 端末は新製品を展示。Optimus Vuは画面比4:3の5インチ端末。韓国で発売され たばかりでグローバル展開も第1四半期から予定。LTEに対応。画面比はiPadな どと同等で電子書籍閲覧に最適化しているとのこと。 Optimus 4X HDはクアッドコアCPU搭載。IPS-HD液晶でゲームプレイや高画質ビ デオの再生をブースでアピール。またOptimus 3D maxは裸眼3Dディスプレイ搭載 で、昨年のMWCで発表した機種の後継モデル。3Dディスプレイはより見やすく なったものの、コンテンツの数がまだ不足している印象。 スタイルに特化したL-Style、ことOptimus Lシリーズは3機種が登場。ハイエンド のL7、ミッドレンジのL5、エントリーのL3とうまく作り分けている。 ネットワークやソリューション系の展示はVoLTE以外はなく、新製品ラッシュで他社 と差別化を図るといった趣旨の展示内容だった。 LGブース 4:3の5インチ端末Optimus Vu。 クアッドコアのOptimus 4X HD スタイリッシュなOptimus Lシリーズはブース一角で展示 電子書籍の閲覧に最適 LTEを目玉に しているが対 応新製品は1 機種のみ。他 はVoLTEをデ モしていた Optimus L7 Optimus L5.ボリューム Optimus L3は低価格で より自然な裸眼3D表示可能なOptimus 3D Max ゾーンも狙った普及機 フィーチャーフォンからの乗 り換えもターゲット P.P.Communications Inc. -9- Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 11. HTC 製品訴求から「活用」訴求に変化が。カメラ・音楽機能に注力したOneモデル発表。 HTCは新製品HTC Oneシリーズを展示。MWC2012では4つの新機種が発表され たが、展示されていたのはHTC One XとHTC One Sのみ。 HTC One XはクアッドコアCPU搭載。LTE版のHTC One XLも登場予定だがCPU はデュアルコア。XLの展示はなかった。 両機種ともOSはAndroid 4.0。自社開発UIの最新版HTC Sense 4を採用。音楽 とカメラ品質を強化しており、端末展示コーナーには昨年買収したBeats Electronics社のヘッドフォンを接続して展示。またオーディオルームを模した音楽 専用ブースも設けられていた。 カメラはF2と明るいものを搭載。こちらもやや暗くした被写体を撮影できるブース を特設し、両機種のカメラ機能の高さをアピール。 また別売のFMトランスミッタードングルで車内で高品質オーディオを楽しめるデモ や、ワイヤレスでHDMI接続できるアクセサリも展示。新機種を単体だけではなく、 より広い範囲で活用できることをデモしていた。 製品そのもののデモより活用方法をアピールしていたのが印象的。 HTCブース クアッドコアのHTC One V HTC One S 音楽機能も大きくアピール。Beatsのヘッドフォンは端末それぞれに HTC Media LINK HDのデモ。多 接続、奥はオーディオルーム 純正トランスミッターで音楽を車内でも 面を3本指でスクロールさせると 利用できる 外部出力に切り替わる F2.2のレンズ性能をアピールするデモ。 かなり明るい写真が撮れる 自動車を模したブース HTC Media LINK HD本体。 端末とはWiFi接続 P.P.Communications Inc. - 10 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 12. HTC <新製品発表会 MWC前日> HTCはMWC2012前日夜に新製品発表会を開催。クアッドコアCPUのHTC One V、カメラ機能が特徴のHTC One S、デザインに変化を与えるHTC One Vの3製品を発表。なおLTEに対応するHTC One XLもアナウンスが行われた。 HTC One XLはデュアルコアCPU。 同社CEOのピーター・チョウ氏は携帯電話で通話の次に利用されている機能 がカメラであり、HTC Oneシリーズはカメラを大幅にブラッシュアップしたと説 明。F2の明るいレンズや0.7秒感覚の連続撮影、また動画撮影中も静止画 を切り出せる。HDRオンでは他社のカメラより明るくiPhone 4Sの撮影例との 比較も行った。 また撮影した写真をクラウドに保存できるよう、Dropboxと提携し、HTCユー ザーは25GBのストレージが利用可能となった。 端末とWiFi接続するMedia Link HDは高画質な動画や写真をHDTVに出力で きる。 音楽機能もBeats Electronicsとの連携や世界中の音楽配信サービスから 検索可能な機能を搭載し、強化。 最新の自社UI、HTC Sense 4を搭載し、スペックだけではなく快適な使いや すさを提供するのがHTCと締めた。 発表されたHTC S、HTC X、HTC Vの3機種 LGブース カメラ機能を大きく強化 Droptoxは25GBを用意 ワイヤレスでHDTV接続するMedia 音楽は世界中の配信サービスから Link HD 検索できる F2の明るいレンズやインタバル0.7秒の高速シャッター HDR撮影はiPhone4Sとの比較も 新製品を発表するピーター・チョウCEO 世界中の主要事業者から発売予定 P.P.Communications Inc. - 11 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 13. Huawei 独自クアッドコアCPUで技術訴求。自社ブランドを際立たせたコミュニケーションにシフト。 Huaweiブースは新製品のAscend Dシリーズを中心に端末主体の展示。 Ascend D quadはクアッドコアCPU搭載、CPUは自社製の1.5/1.2GHzを搭載、 Ascend D lteはLTEに対応。 CES2012で発表した世界最薄のAscend P1sや同シリーズのLTEモデルも展示。 D、Pシリーズの下に位置するGシリーズとしてAscend G300も展示。ミッドレンジ を狙った普及価格帯モデル。 クアッドコアCPU搭載のタブレット、MediaPad 10FHDはショーケース内での参考 出展にとどまった。 他にはFDD/TD-LTE対応のルーターや、日本で発売している製品なども出展。 ネットワーク系の展示は無く、端末メーカーとしての存在をアピールしていた。 なお、CG作成の「天馬」がキービジュアルとして会場内、市内、空港などに使われ、 Huaweiの存在感をアピール。OEMメーカー的訴求であった同社が、自社ブランド を際立たせるコミュニケーションに舵を切ったと関係者は評価。しかし、依然欧米 メーカーのブランド獲得にも意欲を覗かせている。 Huaweiブース フルHDディスプレイ&クアッドコアのMediaPad 10FHDは 各端末ごとに展示コーナーは多くとってある ショーケース内展示 Ascend G300 クアッドコアCPUのAscend LTE対応のAscend D lte D quad ミッドレンジのG300はデザイン FDD/TDデュアルLTE対応の もアピール WiFIルーターE589 CES2012で発表された薄型 日本など海外販売製品の LTE対応のAscend P1 lte 展示も P.P.Communications Inc. - 12 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 14. Huawei <新製品発表会 MWC前日> HuaweiはMWC2012前日に新製品発表会を開催。 同社デバイス会長兼チーフストラテジー&マーケティングオフィサーのリチャード・ リー氏は、まずミッドレンジからハイエンドの新しい製品であるAscendシリーズを 紹介。CES2012で発表したPシリーズに加え、今回はハイスペックのDシリーズ、 そして下位モデルとしてGとYを加えた4つのシリーズ展開をしていくとのこと。 MWC2012で発表したのはDシリーズの3製品。Ascend D quadと同quad XLは 自社製のクアッドコアCPUを搭載。GPUも16コアでグラフィック性能も高い。高速 なだけではなく、省電力性にも優れており、大容量バッテリーを搭載することで利 用時間を延ばしている。またAscend D 1はデュアルコアCPUながらLTE対応製品 も登場予定。いずれの製品もドルビーサウンドの搭載や高品質な通話音質を提供。 さらにインフラ開発も行っているバックグラウンドから、ネットワークとの相性もよ い。 Ascend Dシリーズは「高速」「コンパクトな持ちやすさ」「音質とカメラの向上」「省 電力」の4つを兼ねそろえた世界でベストの端末だ、とリー氏は市場への投入の意 気込みを語った。 Huawei新製品発表会会場 Ascend D quadの4つのポイント Ascend Dの3モデル デバイス会長件チーフストラテジー&マー ケティングオフィサーのリチャード・リー氏 Ascendは4シリーズ展開する クアッドコアにより他社品より高速 通話品質のよさも特徴 P.P.Communications Inc. - 13 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 15. ZTE 幅広い製品ラインナップからネットワーク展示まで。勢いを感じるZTE。 ZTEはMWC2012にあわせて発表した新製品8機種を含む、スマートフォンとタブ レット、そしてモバイルルーターなどを多数展示。 スマートフォンはグローバル市場に投入するBlade II、Aquaなど4つの新製品を展 示。いずれもAndroid OS 4.0、自社開発のMifavor UIを採用する。 またクアッドコアCPU搭載のEra、4.5インチHD画面のPF112HD、Windows Phone OSの最新バージョンTango搭載の低価格モデルOrbitなど多彩なラインナップも 出展。いずれも発売は今年2Q予定。さらにLTE対応のスマートフォンも参考出展 されていた。 タブレットもLTE対応製品が多い。既存の製品をLTEに仕様変更したものも展示 されていた。さらにクアッドコアCPU搭載のタブレットも参考出展していた。 また4Gネットワークでのアプリケーションとしてオンラインゲームやクラウドサービス の実演デモも行われた。 ネットワーク系はNGN/LTE/クラウドなどを簡単に説明する程度。 端末を多数出していたものの、全体的に整理されておらず、他社に負けじと新し いものをとにかく並べる、というブースの印象が強かった。 ZTEブース コストパフォーマン ミッドレンジのAqua。 PF200はW-CDMA/LTE Windows Phone HD画面のPF112HD(左)とクアッドコアCPUのEra スのよいBlade II Mifavor UIを採用 対応。発売時期は未定 TangoのOrbit (右)は電源OFFのものが展示 4G上でのアプリケーションの例をデモ クアッドコアCPUのT98は TD-SCDMA対応で中国で発 売予定 CDMA/LTEのV8、3GのV96、CDMA/LTEのV6は 北米に投入予定 LTE対応のモデム、ルーター類はすでに各国で発売中 ネットワーク系はNGNやLTEなど の実製品 P.P.Communications Inc. - 14 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 16. ZTE <新製品発表会 MWC初日> ZTEはMWC2012の初日に新製品発表会を実施。同社エクゼクティブ・バイスプレジデント のヘ・シヨウ氏が説明を行った。 ZTEは昨年出荷台数を伸ばし、世界シェアは4位になったとのこと。スマートフォンの販売 数も伸ばし、特にBlade、Skateというヒットモデルを生み出した。2012年はこの2機種の 後継機、Blade IIとAquaに加え、ハイエンドのMimosa X、エントリーのKisの合計4モデルを 新製品として投入する。なおOSはAndroid 4.0で、自社開発したUIプラットフォームMifavor UIを採用。 また特徴的な製品として、低価格のWindows Phone Orbitを発表。OSは最新のWindows Phone Tangoを採用、中国市場などへ展開を図る。またハイエンド製品として、クアッドコ アCPU搭載のEra、高解像度のHD画面搭載のPF112HDなども発表された。 他にもLTEに対応するスマートフォンとタブレットを複数発表。同社によると新製品は8機 種とのことだが、発表会で説明された製品は10機種以上にもおよび、一部は既存モデル のブラッシュアップ版となる。メディア関係者の間からもどれとどれが明確な新製品かわか りにくい、という声が出ていた。 ZTEは2015年までに世界シェア3位を目指すとのことで、今年はこれらの新製品の投入 など積極的な攻勢をかけていく、と同氏は意気込みを語った。 プレスルームのカンファレンスルームで行われたZTE新製品発表会 戦略モデルとなる新製品4機種 クアッドコア&LTE対応のEra HDディスプレイのPF112 HD エグゼクティブ・バイスプレジデントのヘ・シヨウ氏 自社開発のMifavor UI OrbitはWindows Phoneの低価格端末 多数のLTE対応製品も紹介された P.P.Communications Inc. - 15 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 17. SONY Create、Listen、Watch、Playの4コーナーで新製品の使い方を訴求。 SONYはスマートフォンXperiaを展示。Ericssonの構えるホールの一角に小規模な展示を 行っていた。 ブース内はCreate、Listen、Watch、Playの4コーナーにテーマを分けて製品を展示。 Createコーナーは新製品のXperia U、Xperia Pを展示。フォトフレームへの写真転送や、 腕時計型のBluetoothデバイス、Xperia SmartWatchとの連携などがデモされていた。 Listenコーナーでは音楽配信サービスMusic Unlimitedをデモ。30日間利用可能な無料 券の配布も行っていた。小型のNFCタグ、Xperia SmartTagsを使いBluetoothスピー カーへのワンタッチ出力もデモ。 WatchではXperiaをHDTVへ接続したデモを行っていた。Xperia側では専用メニューを開 くことで、TVに最適化されたUI表示となり、IPTVライクに利用することが可能になる。 XperiaはTVリモコンで操作が可能。 またPlayのコーナーではPSPとVitaを使った対戦ゲームなど、異機種間でのコンテンツ相 互利用などをデモ 端末間の連携のアピール力が弱く、展示製品数も少ないことから来訪者の数はあまり 多くなかった印象を受けた SONYブース MusicUnlimitedは30日利用券を配布 PSPとVitaで対戦ゲーム 新製品のXperia UとXperia Pの展示 腕時計デバイス、SmartWatch SmartTagsを使ったBluetoothス HDMIケーブルでHDTVと接続、TVリモコ タブレットも展示されていたが、ブース全体に展示されている製品そのも の連携もデモ ピーカーとのワンタッチ連携 ンでXperiaを操作 のの数は少ない P.P.Communications Inc. - 16 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 18. MOTOROLA 既製品を3カテゴリーでアピール。MOTOACTVやホームセキュリティーの展示も。 MOTOROLAはMWC2012にあわせての新製品出展はなし。 既発売中のスマートフォンはPerformance、Simplicity、Lifeproofの3カテゴリに分けての展 示。それぞれハイパフォーマンス&ビジネス、デザイン&カジュアル、アクティブ系という分類。 端末の一押しは防水防塵のDefy+で、砂などにまみれても使える体験ブースを用意。また 腕時計型のGPS/心拍系端末MOTOACTVとの連携も大きくアピールされていた。他には PerformanceモデルとしてPRO+を紹介。QWERTYキーボードとExchange対応でビジネスへ の利用も視野に入れた製品。 ソリューション系は家庭向けのホームセキュリティーシステムを展示。すでにアメリカの Verizonで販売されている。また複数のデバイスに動画を最適化させるMulti Screen Video ソリューションもデモを行っていた。 MOTOROLAブース 端末は3カテゴリに分けて分類 Defy+は砂やコインまみれになっても利用できる体験コーナーを Verizonから販売されている同社のホームセ 設置 キュリティーソリューション 腕時計型の心拍 系/GPSデバイス、 Exchangeも利用 防水のDefy+ MOTOACTVはスポーツ選手を使ったデモを MOTOACTV 可能なPRO+ 頻繁に実施 マルチスクリーンビデオソリューション P.P.Communications Inc. - 17 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 19. NOKIA 多くの人でごった返すブースとメディアルーム。輝きを取り戻したNOKIAに安堵の声も。 NokiaはMWC2012で、スマートフォン3機種とフィーチャーフォン3機種を発表。またアプリ ケーション関連の展示も行っていた。 新製品のハイライトはWindows Phoneの2機種、Lumia 900と610。900はCES2012で発 表したアメリカAT&T向けモデルがLTE対応なのに対し、ヨーロッパおよびグローバル向けに DC-HSPA対応として発売予定。本体色にはホワイトも加わる。また610はWindows Phone OS新バージョンのTangoを採用、低価格で端末購入層の拡大を目指す。 Symbian OS端末の808 PureViewは業界最高の41メガピクセルカメラ搭載。画面に映る 範囲を切り取ることでズームと類似の効果を得られる。 フィーチャーフォンはフルキーとWiFI搭載でビジネス用途にも耐えるAsha 302と、ストレート でタッチパネル、デュアルSIMのAsha 202、シングルSIMの203。 出展がアプリケーション企業の多い7号館ということもあり、アプリ開発環境も展示。 Windows PhoneのLumia、JavaのAshaと2つのメインストリームの開発環境を紹介。Lumia はWindows Phoneで特徴的なメトロUIの設計の説明も注力されていた。 他にはNokiaが提供する音楽や読書、ナビゲーションサービスなどをデモしていた。 Nokiaブース ビジネス用途にも対応のフィー Lumiaの開発環境を説明 メトロUIの設計もデモ 最上位のLumia 900 低価格のLumia 610 チャーフォン、Asha 302 書籍やニュース配信のNokia Reader 41メガピクセルカメラ搭載の808 PureViewは Symbianスマートフォン 新興市場を狙ったAsha202/203 Ashaの開発環境 定額音楽サービスのNokia Music P.P.Communications Inc. - 18 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 20. NOKIA <新製品発表会 MWC初日> NokiaはMWC2012初日に新製品発表会を開催。CEOのスティーブン・エロップ氏は同社がス マートフォンプラットフォームをWindows Phoneに切り替えると発表したのがちょうど1年前であ り、MWC2012では戦略的な新製品を発表すると説明。またネクストビリオン、すなわちこれか らインターネットへのアクセスを使い始める新興市場向けにも意欲的な新製品を投入すると 発表した。 発表会にはMicrosoftのWindows Phone部門のトップであるテリー・マイエソン氏が登壇。北米 向けに先月発表したNokia Lumia 900はグローバル向け製品として通信方式をDC-HSPAに 変更して発売されると話した。また価格を引き下げるためにこれまでスペックを固定していた Windows Phoneにメーカーのカスタマイズを可能とした新しいバージョンTangoを提供、それを 採用するNokia Lumia 610は200ユーロを切る価格で先進国のみならず、新興国でも Windows Phoneのシェアを伸ばせるだろうと話した。 続いてNokiaのスマートデバイス部門担当執行バイスプレジデント、ジョー・ハロー氏は41メガ ピクセルという驚異的なカメラを搭載したNokia 808 PureViewを紹介。カメラユニットには東 芝の技術も採用されているという。カメラの使い方、写真の撮影の仕方の概念を変える PureViewはNokiaらしい技術の集大成の製品であるとのこと。 新興市場向けのAshaシリーズはデュアルSIMおよびシングルSIMでフルタッチのストレート端末、 新製品発表会に登壇したスティーブン・エロップCEO 202/203を紹介。改良されたNokiaブラウザは15秒ほどでWEBサイトへの接続が可能、202 は電源を入れたままSIMカードを抜き差しできるホットスワップに対応。またAsha 302はフィー チャーフォンながらMS Exchangeに対応、Wi-Fiも搭載しビジネス層を含む広い層への拡販が 期待できるとのこと。 Lumia900,610を加え、グローバルでは同社のWindwos Phoneは4機種になった カールツァイス製41メガピクセルカメラ カメラの使い方の概念を大きく変える製品だという 189ユーロという戦略的な価格のLumia 610 搭載の808 PureView フィーチャーフォンも意欲的な製品を投入する P.P.Communications Inc. - 19 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 21. RIM 2.0にバージョンアップしたPlayBook。ポルシェや欧州キャリアとの協業に冷ややかな目も。 RIMブースはタブレットのPlayBookを大きくアピール。ビジネス用途だけではなく、エンターテ イメントやソーシャルサービスの利用など多岐にわたる活用方法をデモしていた。なお端末 の新製品は発表されていない。 またPlayBookによる車載システムとしてポルシェと協業したQNX Car 2を発表。ブース内に はポルシェにPlayBookを搭載したデモを設置し、ナビゲーションやカーオーディオのデモなど が行われていた。 開発関係はデベロッパーゾーンを設けるものの、開発者の交流の場。開発環境のデモなど は行われていない。 他にはヨーロッパ各国事業者のBlackBerryソリューション導入例のデモなどが行われていた。 RIMブース デベロッパーゾーンは開発者同士の情 ヨーロッパ各国事業者によるBlackberryソリューションの説明 端末はPlayBookの展示がメイン あらゆる用途にPlayBookを、とアピール 報交換の場となっていた ポルシェと協業したQNX Car 2のデモ P.P.Communications Inc. - 20 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 22. NEC キャリアインフラ事業に加え、OSS/BSS事業の強化を目指す。 NECはネットワークインフラとソリューションを中心とした展示。 スマートケアソリューションでは、家庭での医療機関との提携や、緊急時の医者の手配、さ らには自宅のドアの鍵をNFCとし、呼び出しを受けた医療関係者だけがドアを開けられるな ど、すべてが一括管理される。さらには呼び出した医療関係者のランク付けを行うなど、 ソーシャルサービス的な応用面も持っている。医療関係ではバーコードを使った患者の管理 システムも展示。クラウド上のデータと照合し投薬管理なども可能。中国の大学と現在テス ト運用を行っているとのこと。 また、キャリアクラウド事業として、テレフォニカに現在提供している月額課金レベニューシェ アモデル=スマートフォン向けアプリ販売のSaaSを展示。欧州各国キャリアに水平展開中 であることを明らかにした。 その他、商用化しているFemtocellの展示やLTE向けのSmallcellによるHetNetのデモを実 施。 OSS/BSS関連は買収したNetCrackerのブランド名で提供しているサービスを展示。 端末はブースの外にグローバルモデルなどを展示するも説明員は不在。端末の展示には注 力はしていない。 NECブース 医者などをランク付けすると公開される。逆に 実用化されているFemtocellの展示 Small cellを使ったHetNet 医者を頼むときにこのランクを先に確認も可能 スマートケアソリューション 看護婦向けの患者管理 システム OSS/BSSはNetCrackerのサービスを展示 端末はブース外に展示。デュアル画面 のMedias Wは海外向けモデル P.P.Communications Inc. - 21 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 23. 富士通 IT優良企業のブランドで端末市場へ再チャレンジ。 富士通は屋外に特設ブースを設営。防水スマートフォン/タブレットを最大のアピールにして いた。屋外では水槽を用意し、タブレットやスマートフォンをその場で水につけるデモが好評 だった。また防水だけではなく、金属球を画面に落として高耐久性があることもデモ。 端末は国内販売のLTE/WiMAXに対応する「4G」製品を中心に展示。 Tegra3搭載のクアッドコア端末は自由に触れる状態で展示。ゲームなどで動作速度の速さ をアピールしていたものの、他メーカーもクアッドコア端末を続々投入していることから目新 しさは感じられない。 他には、mヘルスなどのソリューションサービス、Femtocellや小型基地局、中継システムなど のネットワーク設備の展示が行われていた。 2B向けのソリューションとして、企業ユーザの全端末情報を一元管理するソリューションが目 を引いた。 また、IT優良企業であることをアピールする目的か「京」が展示されていた。 富士通ブース 3G/4G対応の国内販売端末 日本向け製品のみのため来訪者の注目度はあまり 高くないようだ 防水性を大きくアピール 屋外では実際に防水のデモ 金属球を落とす画面 クアッドコア搭載端末はゲー Mヘルス関連のデモ 耐久性のテスト ムなどで速さをアピール Femtocellや小型基地局関係の展示 P.P.Communications Inc. - 22 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 24. Panasonic 欧州向けスマートフォン新ブランド「ELUGA」で海外市場再参入を目指す。 Panasonic Mobile Communicationsは屋外にブースを設営。 展示はヨーロッパ向けのスマートフォン新製品「ELUGA」を中心に展開。開発コンセプ トの紹介や、TVとの連携をデモ。TV/DVDプレーヤーとの連携は出力だけではなく、映 像入力も可能。ディスプレイ上を指先でスワイプすると画面が切り替わる。また同社 のデジカメ、Lumixとも連携可能とのことだが、ブース内にはLumixの実機の展示は 無し。 他には日本発売中のスマートフォンも数機種や、GSMの簡単携帯も展示。 展示製品の数は少なかったものの、Vodafoneの隣ということもあってか来訪者の数 は多かった模様。 Panasonicブース ELUGAのデザインコンセプトなどを紹介 日本発売のスマートフォン ELUGAを入り口に並べ、製品とブランドをアピール ELUGA本体 TVなどとの連携は画面OUT/INどちらも可能 ヨーロッパやアジアで販売中のGSMの簡単携帯 P.P.Communications Inc. - 23 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 25. Qualcomm 次世代ネットワークのショーケース。その内容に多くの関係者が聞き入っていた。 Qualcommは次世代通信関係の様々なデモを行っていた。 HetNetsは、LTE AdvancedおよびHSPA+をつかったデモ。LTEではマクロセルの配下にピコ セルを複数配置し、マクロセルのトラフィックをピコセルにオフロードする事例を実際のサン ディエゴの設備をリモートで表示しデモしていた。 LTE VoiceではCSFBの対応端末や、SR-VCC、VoLTEへのロードマップを説明。 802.11ac対応の高速チップセットもデモ。常時200Mpbs以上を実現。 LTE Broadcast:eMBMSは、LTEを使って複数の端末に同時に情報を伝送するブロードキャ スト技術。LTE R11に定義されている。展示会場ではサッカースタジアムを使った放送局向 けのソリューションの概念をデモ。 Snapdragon S4関連はパフォーマンスを利用したデモが多数。ARやリアルタイムの2D/3D 変換、ジェスチャー認識などを1チップで可能にしているデモ多数。 そのほかSnapdragon搭載端末も展示されていた。 Qualcommブース 放送局向けのLTE Broadcastソリューション Snapdragon S4のパフォーマンスデモ HetNetsはサンディエゴを走る車からのライブ映像が乱れないこと LTE Voice関連はロード などをデモ マップも提示 802.11.acのチップデモは常時 200Mpbs以上をマーク Snapdragon S4によるARはすでにサー Snapdragonを搭載した端末 ビスが実用化されている P.P.Communications Inc. - 24 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 26. intel まずは新興国市場やNFC市場を狙う計画。モバイルへの参入は本物となるのか? Intelはモバイルに特化した展示を展開。MWC2012にあわせて新しいモバイル向けのプロ セッサ、Z2580とZ2000を発表。ただしブースには展示はされていない。 ブースには現行のプロセッサ、Z2460を搭載した製品実機を展示。またMWC2012にあわ せ、新しいパートナーも発表。事業者のOrange、インドの端末メーカーLave、そしてZTEの3 社と提携、各社の製品も参考出展されていた。 またIntelのプロセッサはVISAのNFCペイメントの認証をうけており、今後NFC搭載端末での VISA支払い利用が可能になる。その説明も行われていた。 他には同社の3Gモデムを搭載した端末が展示されていた。 Intelブース Z2460搭載のIntelリファレンスモデル IntelのAtom系モバイルプロセッサはVISAの認証を受けている 新たにOrangeやLavaと提携 Lavaのスマートフォンは動作モデルが展示 Intel製の3Gモデム搭載モデル P.P.Communications Inc. - 25 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 27. NVIDA Tegra3で話題のNVIDIA。Iceraシリーズ統合でLTEのSOC提供を狙う。 NVIDIAはモバイル用クアッドコアプロセッサ、Tegra3のデモを展示。同プロセッサ搭 載の各メーカーの製品を並べ、ベンチマークテストやゲーム性能をデモしていた。 また一部Tegra2デュアルコアプロセッサ搭載製品も展示 同社のIcera410を使ったLTEのデモが行なわれていた。Iceraシリーズは同社が 2011年5月に買収したベースバンドチップベンダーである英Iceraの技術を基に開 発したもの。SoCでLTEベースバンドを提供する狙いがある。 NVIDIAブース 各社のTegra3搭載実機を展示 一部Tegra2搭載端末も パフォーマンスのアピールはゲームでデモ Icera 410LTEチップセットを搭載したTegra3端末を使ったLTE対戦ゲームのデモ P.P.Communications Inc. - 26 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 28. Nokia-Siemens ネットワーク最適化のカギは「流動的」ネットワークにある。 Nokia-SiemensはLiquid Netをコンセプトとし、「カスタマー」「ネットワーク」 「エコ システム」の3つのコーナーに分けて展示。 「カスタマー」コーナーの主要展示は、コアネットワークの仮想化を実現する「Liquid Core」ソリューション。携帯ネットワークにSONの概念を適応し、電波を効率的に利 用できるようにしたもの。 「ネットワーク」コーナーでは、電気的にアンテナのチルトを可変できる「アクティブア ンテナ」や「Flexi Zone」というソリューションを展示。 「Liquid Core」と「アクティブ アンテナ」を使った学校周辺のネットワーク例が提示されていた。 事例は、校庭に生徒が集まることでそのエリアにアンテナ方向を向け、収容力を 高める。 また同じエリア内に事業者にとって上級顧客がいる場合、ネットワーク 容量の割り当てを自動的に優先。下位顧客は常に上位顧客の容量から利用でき る分を割り当てられるため、上級顧客が常に優先的に利用できるという。 また「Flexi Zone」 は100個までの小セル局を、あたかも1個の基地局のように見 せるソリューションだ。ネットワークの効率化を生むためには小セル化は避けられな いが、置局や管理、コントロールが複雑だった。また個別にベースバンドユニットの コストがかかる可能性があったが同ソリューションでは不要。「無線のクラウド化に よって、リソース配分の最適化ができる」とのこと。 Nokia-Siemennsブース 「エコシステム」のコーナーでは、「Optimize + Monetize OTT (Over The Top)」と 上級顧客(左)は常に有線利用さ いうソリューションが展示されていた。ネットワーク負荷の発生源をダッシュボードで れ、下位顧客(右)は上級顧客の リソースの一部から利用容量が 把握し、その発生源である上位レイヤーの提供者(コンテンツサプライヤー)などか 割り当てられる らマネタイズをするために必要なソリューションとのこと。 「Flexi Zone Access Point」 は、LTE、無線LAN、HSPAに 対応した複数の小セル局 学校での例。利用者の数に応じてアンテナ方向を追従させる 自動追従に対応するアクティ エリアに応じて2G/3G/LTEの容量を自動的に調整 ブアンテナ P.P.Communications Inc. - 27 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 29. Ericsson 我々にあるのはデータ爆発はなくデータ成長である。 エリクソンは広さ6,000平方メートルを有する6ホールを全て使い、未来の通信と ネットワーク化社会 (Networked Society) を紹介。モバイル・ブロードバンド、 OSS/BSSおよびマネージド・サービスの分野の新製品や新サービスを発表した。 随所で聞くのが「データ成長」。データの成長を見守る企業にとって、その増大は 予測できるモノでありコントロールの対象であるとのこと。ここには今流行の「デー タ爆発」は無いらしい。 見どころは、最新のLTEおよびHSPAの展示。マクロセルと小型セル・レイヤーに 別々のベンダーを使用した場合と比較し、半分の帯域幅で2~10倍のスループッ トを実現する、強化されたHetNetポートフォリオの展示であった。 また、データセンター構築および最適化、スマートフォン向けネットワーク最適化、 マネージド・エンドユーザー・サービス保証など新たなサービスの開始、Telcordiaと の連携によるOSS/BSSソリューションなども展示。中でも、スマホで発生する制御 信号などを可視化、分析するツールが注目を集めていた。この分析ツールでは、 端末の無線状態の遷移状況と、ユーザーデータの送受信の様子を時間軸に沿っ Ericssonブース てリアルタイムで確認できる。 クアルコムと開発したeMBMSがEricssonでも展示されていた。 eMBMSの特徴と しては、複数のユーザーが同じコンテンツを同時に見るときに通信の混雑を抑止で エリクソンが展示するスマートフォンがネットワーク き、主に3つの用途が考えられるとのこと。1つはニュース番組などのライブ放送。 へ与える影響を分析するツール。上段が無線状態 2つ目は映画などのビデオ配信。システム上で受信状況をモニターし、人気のある の遷移を示し、下段がユーザーデータの送受信状 況となる。 コンテンツは複数回配信するといった運用ができる。3つ目はコンサート会場の中 こちらはAndroid 2.3で動画を視聴する際の状態 など限定された場所での配信とのこと。 変化を可視化。実際に動画をダウンロードしている ほかに、定期的にキープアライブパケットが発生し 、頻繁に無線状態がアクティブ(上段の赤の領域) になっている。 Android 4.0で同じ操作をした場合の状態変化。キ 展示風景 ープアライブ信号は発生せず、スリープ状態が多く なっている。制御信号の発生も抑えられるほか、端 末のバッテリー消費の面でもメリットがある。 複数の端末に動画を同時配信するeMBMSの デモ 日経コミュニケーション http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/2012 0301/384043/ P.P.Communications Inc. - 28 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 30. Google 「アンドロイド遊園地」は今年も健在。多数の関係者がビジネスや情報交換に集った。 GoogleはAndroid OS対応のアプリケーション開発企業を集めての展示。各社はアプリケー ションの内容紹介だけではなく、開発環境なども説明。 ブース奥にはAndroid端末メーカーがミニブースを構えて最新のスマートフォンを展示。 ASUSなどメーカーによってはMWC2012に出展ブースは構えず、Googleブース内のみで製 品展示を行ったところもある。 またアイスクリームサンドウィッチが描かれたコーナーは、Android 4.0の新機能の紹介が行 われた。特にNFC利用の機能に来客の興味が集まっていた模様。 Android Designの展示は、Android OSそのものを開発する際のUIやアイコン形状などのイ ンスピレーションを沸かせるためのもの。様々なリアルな素材が展示されており、その質感な どをアプリケーション開発に活かすことを考えているとのこと。 昨年同様にピンズバッジの配布やAndroid型クレーンによるスマートフォンケースの作成、ア イスクリームの配布など、エンターテインメントに富んだブースでもあった。 Googleブース 各人形の周りにはアプリケーション開発企業がミニブースを囲んでいる P.P.Communications Inc. - 29 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 31. SK Telecom 地域オペレータからサービス提供企業へ。LTE周辺の海外ビジネスを訴求。 SK Telecomは4G関連を中心とした展示内容。 Hybrid Networkは同社独自開発。LTEとWi-Fiを融合して利用することで回線の高速化が 可能。またWi-Fiと携帯回線の切り替わり時も接続が切れることが無い。 4Gのアプリケーションとしてはクラウドを利用するホーム医療ソリューションや、タブレット利 用の教育システムを展示。 またSmart Robotはスマートフォンを装着する安価なユニット。本体にセンサー類を内蔵して おり、専用インクで印刷された書籍をユニットに接続したペンが認識。試験など教育用途に 利用できる。 他にはNFCを使ったソリューションを展示。モバイルペイメントや電子タグを利用した広告配 信などがデモされていた。 SK Telecomブース タブレットベースの教育システ Smart Robotはスマートフォンを取り付けるユニット。自 ムはすでに韓国で実用中 走可能、赤外線センサー、電子ペンの装着が可能。ア プリはスマートフォンから利用する。両者間の接続は Bluetooth。 LTEとWiFiを融合利用するHybrid Network 書籍には専用の印刷がしてあり、ユニット接続のペン 100Mbpsの速度をコンスタントに実現 クラウド利用のホーム医療ソリューション NFCはペイメントや広告用途をデモ で書籍上をなぞるとスマートフォンのアプリが反応する P.P.Communications Inc. - 30 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 32. AT&T・Telefonica スマートパイプを模索するオペレータ。 海外通信事業者はアメリカのAT&T、地元スペインのTelefonicaも出展。 AT&Tはグローバルソリューションとして、国際企業向けの回線の一括管理やローミング先での事業者接 続サービスなどをデモ。無線だけではなく有線事業者にも一括で提供。またビル内のPBXを携帯に置き 換え外出先でも内線電話が利用できる企業向けのソリューションの説明もあった。他にはKindleに代表 される回線のMVNOへの卸なども出展。 Telefonicaは中国聯通と提携していることから、中国聯通のマルチプラットフォームアプリケーションスト ア「Wo Store」関連を紹介。ヨーロッパのアプリケーションデベロッパを中国へ紹介する業務や、自社の アプリケーションストアのマルチプラットフォーム化の取り組みなどを説明していた。 またバルセロナ消防局と協業の遠隔感知システムも出展。消防服につけたセンサーが付近の温度や騒 音レベルを感知し携帯回線でサーバーへ送信、消防局のセンターやスマートフォンから各消防局員の置 かれた環境の管理や現地状況確認が可能。実用化に向けてテスト中。他にはモバイル医療ソリューショ ンを展示、こちらはO2ドイツなどで年内にサービス予定。 AT&Tブース Telefonicaブース 中国聯通と提携し、同社のアプリ 回線のマネジメントソリューションが主な展示。無線だけではなく固 ケーションストア向けにヨーロッパデベ 定回線や海外事業者回線も取り扱う ロッパのマネジメントサービスを提供 バルセロナ消防局向けのソ 消防服にはセンサーが 消防センターやス Televonicaのモバイル医療ソリューショ リューション あり、洋服内にはデー マートフォンで消防士 ンはグループ企業のO2で開始予定 タ送信端末が内蔵 の環境を確認できる P.P.Communications Inc. - 31 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 33. docomo 「センサー・ジャケット」と「サクラチップ」に関心が集中。 docomoは日本発売の端末そのものの展示は無く、サービスやインフラなどの展示 を行っていた。 マルチモードに対応したチップセットはFDDとTD-LTE、W-CDMA、GSM,HSPA+にワ ンチップで対応する。 4月から始まるスマートフォン向けデジタルTV、NOTTVサービスは概要と対応端末を 展示。 またNFC対応の支払いサービスをデモ。国際規格に対応ということで、日本で支払 い、バルセロナで利用する、という将来のイメージのデモを行った。 ジャケットによりセンサー機能を付与できるシステムは、体脂肪やアルコール検知が スマートフォンで可能。 DoCoMoブース センサー機能をジャケットでj付与 マルチ方式に対応するチップセット 4月から始まるNOTTVサービスの概要 NOTTV対応端末 体脂肪計やアルコール検地のデモ NFCペイメントの国際ローミングデモ P.P.Communications Inc. - 32 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 34. GREE MWCへ初の出展。オペレータへゲームプラットフォームを提案。 GREEは主要企業が集まる8号館にブースを設営。 今回は来訪客の反応を見るために出展。来訪者の数の多い8号館に出展したことで、同社 ブースへの訪問客も多いとのこと。 世界各所の開発拠点やゲーム利用者数、そして日本で展開中のゲーム6種類などを説明。 ゲームは展示端末でトライできる。 来訪者は通信事業者だけではなく、ゲーム開発者なども多い。 ゲームの英語や中国語へのローカライズも進めており、導入を希望する外国企業との商談も 一部行われたとのこと。 Greeブース Greeブース 日本で展開中のゲーム。デモ端末も用意 P.P.Communications Inc. - 33 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 35. Connected House Embedded SIMが他産業を巻き込むドライバーとなるのか? GSMA主管によるConnected Houseは昨年に引き続き出展。 Qulacomm、AT&T、SONY、KTグループ、Vodafoneなどが特設ハウス内に出展。 Qualcommはワイヤレスヘルスソリューションの2netプラットフォームを展示。 AT&TはホームセキュリティーのLinear社とコラボしたソリューションを展示。家庭内や親類宅 の室内監視や電源管理、アラート設定などができる。 SONYはXperiaやゲーム機を使ったホームエンターテイメントシステムのデモ。 豊富な展示を行っていたのがKT。KTグループ全体で各種のソリューションを展示。 VodafoneはEmbedded SIMを展示。リモートでSIMカードの契約内容/契約事業者を書き換 えできる。6月に行なわれるMAEで、アジア地区のオペレータとの協業モデルを提示したい とのこと。オペレータの既存ビジネスモデルを守りつつ、 Embeddedされた各種機器の流動 性を担保できる同ソリューションが、他産業を巻き込むM2Mのドライバーとなるのか。期待す る声が大きい。 Connected Houseの特設ブース KTのスマートフォン/タブレットのリモートコネク KTの教育ロボット、Kibot2。Android OSで動 トシステム。すべての端末上に同時書き込み 作。プロジェクターやNFCを内臓、センサーで や同じアプリケーション利用が可能 触れると反応もする Qualcommの2netプラットフォーム SONYはホームエンターテイメントの展示 VodafoneのEmbedded SIM リモートで事業者情報の書き換えもできる AT&TとLinearのホームセキュリティーサービス P.P.Communications Inc. - 34 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL
  • 36. Focus Themes - 35 -
  • 37. マルチスクリーン 複数のデバイスに向けたストリーミング配信での動画最適化を行うシステムの提示 日立は複数のデバイスでストリーミング放送を利用できるシステム「Hitachi VOD Server」を出展。IPTV、PC、スマートフォンなど端末向けに動画を最適化して配信可能。 動画の登録などはPCからファイル操作で行えるなど操作も容易。また再生側も類似したUIでコンテンツの操作が可能。 日立のマルチスクリーンソリューション 一時停止したコンテンツを他のデバイスから続けて視聴できる スマートフォンやPCでも類似したUIを採用する MotorolaのMulti-Screen VIDEOは複数のデバイスごとに最適な動画を自動配信するシステム。 コンテンツは著作権管理も強化。同一コンテンツでもデバイスごとに配信の有無を設定できる。 MotorolaのMulti-Screen Video デバイスごとに配信の有無を設定可能 P.P.Communications Inc. - 36 - Copyright © 2012 All Rights Reserved. CONFIDENTIAL