Interactive Music II
SuperCollider応用 2 Processing基本
東京藝術大学芸術情報センター (AMC)
2013年12月19日
田所 淳
最終課題に向けての方針
‣ 前回解説したOSCを活用して、SuperColliderでサウンドを、
Processingでビジュアルを表現します

OSC
Processingはじめの一歩
インターフェイスの使いかた
インターフェイスの使いかた
‣ 実行(play)ボタン:プログラムの実行
‣ 停止(stop)ボタン:プログラムの停止
‣ 新規作成(new)ボタン:新規ファイル(Processingではスケッ
チと呼ぶ)の生成
‣ 読込み(Opens)ボタン:保存された作品の選択
‣ 保存(Saves)ボタン:スケッチを保存 (別名で保存したい場合は
ファイルメニューより''save As''を選択)
‣ 出力(Exports)ボタン:表示されているスケッチをJAVAアプレッ
トとして出力。 JAVAアプレットを表示するために必要な最低
限のHTMLタグも同時に書き出す
Processingのインストールのやりかた
‣ 家でもProcessingを使用したい人のために
!

‣ 入手方法
‣ http://processing.org/download/ から
Processingプログラミングの基本
‣ 実行の順序:上から順番に読みこまれていく
‣ 半角の英数字 (全角はダメ) のみを使用すること
‣ 文末にはセミコロン ; を入れる
!

‣ いろいろな括弧が入れ子構造になっている
‣ おなじ括弧に囲まれている部分がひとつのブロック
!

‣ 最小単位 → 関数
‣ 関数名(引数);
関数
‣ 関数 (function) とは
‣ 引数と呼ばれるデータを受け取り、定められた通りの処理を
実行して結果を返す一連の命令群。
!

‣ Processing=ビジュアルプログラミングのための関数の集合
‣ 関数名とその引数(パラメータ)から構成される
‣ 引数の数は関数によって異なる

関数名(引数1, 引数2, 引数3...);
Processingで図形を描く
Processingで図形を描く
‣ 実際に簡単な図形を描きながら、Processingの基本を学んでい
きましょう
座標、点を描く
‣ コンピュータ画面上に図形を描いたりアニメーションをするた
めには、どこに図形を描くのか「場所」を指定する必要がある
‣ 場所を指定するには「座標」を使用する
!

‣ 2次元の平面では、原点からみた横の距離と縦の距離を記述
!

‣ Processingでは、ウィンドウの左上を原点(0,0)とする
‣ 右方向の距離を「x座標」下方向の位置を「y座標」
‣ 単位はピクセル(Pixel)
座標、点を描く
‣ 例えば(300, 200)という点
‣ 画面表示領域の左上から300ピクセル右、200ピクセル下
座標、点を描く
‣ Processingで(300, 200)の場所に点を描いてみる
size(640,480); //640x480pixelの画面を生成
point(300,200); //300x200の場所に点を描く
座標、点を描く
‣ ほとんどわかりませんが、点が描かれている!
線を描く
‣ Processingでは、線は2つの点を結ぶ図形と考える
線を描く
‣ 線を描くプログラム
size(640,480); //640x480pixelの画面を生成
point(300,200); //(300,200)の場所に点を描く
line(50,100,400,300); //(50,100)の点から(400,300)の点へ線を引く
線を描く
‣ 線が描かれる
四角形を描く
‣ 次に四角形を描く
‣ まず左上の点の座標を指定して、次に幅と高さを指定する
四角形を描く
‣ 線を描くプログラム
size(640,480); //640x480pixelの画面を生成
point(300,200); //(300,200)の場所に点を描く
line(50,100,400,300); //(50,100)の点から(400,300)の点へ線を引く
rect(400,100,100,300); //(400,100)の点から、幅100、高さ300の四角形を描く
四角形を描く
‣ 四角形が追加された!
楕円を描く
‣ 最後に楕円にトライ
‣ 円や楕円は中心位置の座標と、幅と高さを指定
楕円を描く
‣ 楕円を追加
size(640,480); //640x480pixelの画面を生成
point(300,200); //(300,200)の場所に点を描く
line(50,100,400,300); //(50,100)の点から(400,300)の点へ線を引く
rect(400,100,100,300); //(400,100)の点から、幅100、高さ300の四角形を描く
ellipse(200,340,300,200); //(200,340)の点を中心に、幅300高さ200の楕円を描く
楕円を描く
‣ 完成!
色を指定する
‣ コンピュータの画面はどうなっているのか?
!

‣ コンピュータの画面を拡大していくと...
‣ 縦横に並んだ点の集合 → ピクセル (Pixel)
‣ 一つのピクセルは赤、緑、青の三原色から成り立っている
コンピュータで絵を描くということ
‣ コンピュータ画面は、縦横沢山のピクセルから構成された巨大
なエクセルの表のようなもの
‣ 例:1024 x 768 の液晶画面
‣ 横に1024列縦に768行ならんだ巨大な表
‣ それぞれのセルにR,G,B,A(アルファ値)が格納されている

A

B

G

R
色の指定
‣ 色を指定するには?
‣ R(赤) G(緑) B(青)の三原色で指定する
!

‣ 加法混色 (光の三原色であることに注意) ←→ 色料の三原色

光の三原色

色料の三原色
色の指定
‣ 3つの色の属性
‣ 背景色 background関数
!
bacground(background(<Rの値>, <Gの値>, <Bの値>);
!
!

‣ 線に色をつける stroke関数
!
stroke(background(<Rの値>, <Gの値>, <Bの値>);
!
!

‣ 塗りの色をつける fill関数
fill(background(<Rの値>, <Gの値>, <Bの値>);
色の指定
‣ 色や線塗りつぶしの設定は、それ以降すべての描画に使われる
‣ 色を変えるには改めて別の色を設定する命令を入れる
色の指定
‣ 背景色、塗りつぶしの色、ストロークの色の指定
background(15); //背景色
stroke(63,191,255); //線の色
fill(0,127,255,127); //塗りの色
size(640, 480); //640x480pixelの画面を生成
point(300, 200); //(300,200)の場所に点を描く
line(50, 100, 400, 300); //(50,100)の点から(400,300)の点へ線を引く
rect(400, 100, 100, 300); //(400,100)の点から、幅100、高さ300の四角形を描く
ellipse(200, 340, 300, 200); //(200,340)を中心に幅300高さ200の楕円を描く
色の指定
‣ 背景、線、面に、それぞれ色が塗られる
アニメーション
アニメーション
‣ 今日は、さわりの部分まで
!

‣ アニメーションをつくるには、すこしづつ変化する画像を、一
定間隔で入れ替える必要がある
‣ パラパラ漫画
!

‣ Processingでアニメーションを実現するには
‣ 現在のプログラムをより構造化していく必要がある
アニメーション
‣ setup()とupdate()という二つのパートに構造化してアニメーショ
ンを実現
!

‣ setup() - 初期設定:
‣ プログラムの起動時に一度だけ実行
‣ 画面の基本設定やフレームレートなどを設定します。
!

‣ draw() - 描画:
‣ 設定した速さ(フレームレート)でプログラムが終了するまでく
りかえし実行されます。
アニメーション
‣ setup()とupdate() のイメージ
アニメーション
‣ この仕組みを利用して、円が斜め下に移動するプログラムを作成
float posX, posY; //円の中心位置を格納する変数
float speedX, speedY; //円の速度を格納する変数
void setup() {
size(640, 480); //640x480pixelの画面を生成
frameRate(60); //フレームレート
stroke(63, 191, 255); //線の色
fill(0, 127, 255, 127); //塗りの色
posX = 40; //円の初期位置X
posY = 40; //円の初期位置Y
speedX = 3; //円の初期位置X
speedY = 2; //円の初期位置Y
}

!

void draw() {
background(15); //背景を描画
ellipse(posX, posY, 20, 20); //指定した位置に円を描画
posX = posX + speedX; //円のX座標を更新
posY = posY + speedY; //円のY座標を更新
}
アニメーション
‣ 円が等速度で移動する
今日は、ここまで!!

Interactive Music II Processing基本