DebugHeadを使ったiOSアプリ開発手法 #denatechcon

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DebugHeadを使った
iOSアプリ開発手法
February 10, 2017
平野朋也
モバイルソーシャルインキュベーション事業部
DeNA Co., Ltd.

自己紹介
2
平野朋也（id: noppefoxwolf）
2016年新卒入社
モバイルソーシャルインキュベーション事業部配属
2016年画面録画Androidアプリ Mirracleの開発・運営
2016年〜 iOS向けライブ配信アプリの開発・運営
〜2016年モバイルソーシャルインキュベーション事業部
インターンとしてiOSアプリの開発

3
オープンソースライブラリのDebugHeadの紹介と、
DebugHeadを使ってiOSアプリ開発を円滑に行う方法を紹介
します。
DebugHeadを使うことで開発時の無駄を省きつつ、
素早くアプリケーションを開発することが出来るようになり
ます。

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DebugHead

5
アプリ画面上にデバッグメニューを開くボタンを配置するライブラリ
デバッグメニューに配置する機能は自分で追加出来るほか、
プラグイン形式でも提供されている。
iOS 8.0- / Swift 3 / cocoapods
https://github.com/malt03/DebugHead
DebugHead
MSI村田・平野のプライベートプロジェクト
実際の新規サービスの開発で採用し開発効率の向上を感じたので
今回ご紹介します。

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DebugHead

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DebugHead

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DebugHeadをプロジェクトに組み込む

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$ pod install

10
menuClasses - DebugMenuプロトコルに準拠したクラス

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debugMenuTitle: DebugHeadのメニューに表示するタイトル
debugMenuAccessoryType: DebugHeadのメニューセルのアクセサリ
debugMenuDangerLevel: 実行における危険性を宣言
debugMenuSelected: 遷移するViewControllerを返す

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debugMenuDangerLevel:
.none
.low
.high
.extreme

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iOSアプリ開発をする上での課題を
DebugHeadを使って解決する

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課題①：現在のアプリの状態が
把握できない
課題②：任意のタイミング
でイベントを発火させたい
課題③：深い階層のViewControllerの
実装チェックに時間がかかる

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把握できない

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課題①：現在のアプリの状態が把握できない

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動作検証時にadhocで配布したアプリでサーバーからダウンロードしたはずの
画像が見れない。
今すぐホームディレクトリの状態が見たいが、
Application supports iTunes file sharingがオフになっているので
オンにしてもう一回ビルド・配布しないと…

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Xcodeに繋がれていない状態の端末ではアプリの状態を把握するのが難しい。
取得の難しい情報の例
・UserDefaultの値
・realmのDB状態
・ビルド番号
・接続先のサーバー
・ファイルシステムの状態

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・DebugHeadからいつでも見れる状態にしておく
再現性の低い問題に対して
より多くの情報を提供
ビルドをせずにトライ条件
を変えられる
ファイルシステムなど、外部から参照する際に
パーミッションを緩和する必要があったり
printデバッグで分かりにくい箇所を表示

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DebugHeadのメニューはプラグインで機能提供されているものもあります
malt03/DebugMenuUserDefaultsBrowser
NSUserDefaultのキーバリューを表示するプラグイン
malt03/DebugMenuGPUImageDumper
GPUImageの結合状態を表示するプラグイン
noppefoxwolf/DebugMenuFileBrowser
ファイルブラウザを呼び出すプラグイン
malt03/DebugMenuRealmBrowser
実機上で実行できるrealmブラウザ

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把握できない

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課題②：任意のタイミングで
イベントを発火させたい

23
課題②：任意のタイミングでイベントを発火させたい
debugMenuSelected(:UIView,:UITableViewController) -> UIViewController?
nilを返す事も出来るので、このタイミングでイベントを発火出来る

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通知やイベントを発行

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NSNotificationCenterの発火テスト
アプリ通知の受信テスト
キャッシュのクリア
設定値の初期化
いままで設定画面やXcodeを介して行っていた作業を、直接呼び出すことで
検証時間を短縮したり再現性チェックを簡略化したりできる

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把握できない

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実装の確認がしたいViewController ↓
たどり着くまでに操作する必要のあるViewController
↑ ↑ ↑
課題③：深い階層のViewControllerの実装チェックに時間がかかる

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UIテストで操作を自動化する

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→コストに見合わない場合が多い

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AppDelegateで最初の画面を切り替える

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AppDelegateで最初の画面を切り替える
→他の画面が見たい場合にBuild/Runが必要

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提案策
DebugHeadで一気に呼び出す

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DebugMenuにViewControllerを表示する手順
・ViewControllerにDebugMenuプロトコルに準拠させる
・DebugHeadのprepareメソッドでクラスを登録する

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・深い階層のViewControllerも素早く開発が可能に
・画面ごとに並行して開発することが可能に
・通知や3DTouchといった通常時以外からの呼び出しに強いコードになる

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DebugHeadを使ったiOSアプリ開発手法
DebugHeadを使うことで、実装を実際の画面で確認しながら
開発中にかかる無駄な時間を削減できます。
DebugHeadで出来る事はシンプルですが工夫次第で、
より開発を円滑に進められるようになります。
興味のある方は是非使い始めてください
https://github.com/malt03/DebugHead

48
ありがとうございました
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