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Bee Style:
Jun 2009:Bee Technologies


 デバイスモデル
 [ダイオード]
  スタンダード モデル
        ・
  プロフェッショナル モデル
           ・
  スペシャル モデル(電流減少率:-di/dt)
       ・
   スパイスモデル、シンプローラモデル

 [トランス][第1回]
  周波数モデル(SPICE)
  コアモデル+結合係数(PSpice)

 回路解析シミュレーション
 [PSpice]
  FCC(Forward Coupling Converter)

 道具箱
  カレイダグラフ(関数作成)




bee-tech.com
bee-tech.com
株式会社ビー テク
      ・ ノロジー
デバイスモデル
                                          [ダイオード]
                                           スタンダード モデル
                                                 ・
                                           プロフェッショナル モデル
                                                    ・
                                           スペシャル モデル
                                                ・
                                            




 今回は、   ダイオードです。      ダイオードには色
々な種類(スイッチング ダイオード、・           ショッ  ト      逆回復特性については、  技術書籍あるいはイ
キ バリア ダイオード、
 ・     ・           ツェナ ダイオード、
                        ・           PIN   ンターネットで検索してみて下さい。  馴染み
ダイオード、   TFD(Thin Film Diode)等)がありま       の半導体営業担当者がいれば、  聞いてみて下
すが、 テーマはスイッチング ダイオードとしま・                  さい。スタンダード モデルとプロフェッショナ
                                                   ・
す。また、  MOSFETのボディ ダイオード、
                      ・          IGBT     ル モデルの違いは、
                                           ・         逆回復特性が表現され
のFWD(Free Wheeling Diode)にも適応出            ているかどうかです。 スタンダード モデルと
                                                           ・
来ます。  要求があったダイオードのデバイス                    は、パラメータモデルの事であり、 決められた
モデリングの内、     MOSFETのボディ ダイオー ・            モデルパラメータのみで記述されます。  事例
ド、IGBTのFWDが80%を占めています。          回路        は下記の通りです。
方式の用途は、 「インバータ回路」 電源
           主に                  、「
回路」 になります。    何故、   1つのデバイスで3種            *$
類のモデルが存在するのか?それは、              回路設        * PART NUMBER: 1SR139-400
計者のニーズが様々だからです。             つまり、  回路      * MANUFACTURER: ROHM
解析シミュレーションをする場合、             解析したい        * VRM=400,Io=1.0A=IFSM=40A
内容に応じて、    採用するモデルを選定してい                  * All Rights Reserved Copyright (C)
ます。                                       * Bee Technologies Inc. 2009
                                          .MODEL 1SR139-400 D
 想定されるシーンをそれぞれのモデルの種                      + IS=11.797E-12
類で考えています。                                 + N=1.3533
                                          + RS=52.928E-3
(1)単純に回路動作を観察したい場合                        + IKF=.20632
   正確なスイッチング波形は要求しない。そ                    + ISR=0
して、 損失計算も必要ない。このような場合、ス                   + CJO=22.539E-12
タンダード モデルで十分です。
      ・         用途は、新規                    + M=.36819
回路開発での理論設計及び特許の為の回路                       + VJ=.46505
動作検証に使用される場合が多いです。                        + BV=400
                                          + IBV=10.000E-6
(2)小信号を取り扱い、実機の波形に近づけて                    + TT=7.6751E-6
損失計算をしたい場合                                .ENDS
 この場合には、 プロフェッショナルモデルが                    *$
必要です。逆回復特性」
      「      がキーになります。


 損失計算:シミュレーションでは簡単に損失計算が出来ます。W=I*VでI,Vに相当するノードを掛算すれば解は出ます。
 FWD:Free Wheeling Diode
                                                                                Page 1
 スタンダード モデルにおいて、
             ・        逆回復特              次に実際の波形写真(Fig.1)と各モデルを
性に関するモデルパラメータは、       TTのみで           採用し、シミュレーションした結果(Fig.2,3)を
表現されます。      モデルパラメータTTの意味            示します。
は、Transit Timeです。それに対して、プロフェ
ッショナル モデルの場合、
        ・          逆回復特性に再現                                 Measurement
性を持たせる為、       等価回路モデルになります。
事例は下記の通りです。

*$
* PART NUMBER: 1SR139-400
* MANUFACTURER: ROHM
* VRM=400,Io=1.0A=IFSM=40A
* All Rights Reserved Copyright (C)
* Bee Technologies Inc. 2009
.SUBCKT D1SR139-400 A K
R_R2 5 6 3500                          Fig.1 逆回復特性の波形写真(IFIR法)
R_R1 3 4 1
C_C1 5 6 100p
E_E1 5 K 3 4 1
S_S1 6 K 4 K _S1
RS_S1 4 K 1G
.MODEL _S1 VSWITCH Roff=50MEG
Ron=1m Voff=90mV Von=100mV
G_G1 K A VALUE { V(3,4)-V(5,6) }
D_D1 2 K D1SR139-400
D_D2 4 K D1SR139-400
F_F1 K 3 VF_F1 1
VF_F1 A 2 0V
                                       Fig.2 スタンダード モデルのシミュレーション結果
                                                   ・
.MODEL D1SR139-400 D                     (IFIR法)
+ IS=11.801E-12
+ N=1.3533
+ RS=52.928E-3
+ IKF=.20632
+ ISR=0
+ CJO=22.539E-12
+ M=.36819
+ VJ=.46505
+ BV=400
+ IBV=10.000E-6
+ TT=3.8551E-6
.ENDS
*$                                     Fig.3 プロフェッショナル モデルのシミュレーション
                                                      ・
                                         結果 (IFIR法)
赤字のネットリスト記述が逆回復特性に関わ
る部分です。


*$ ネッ
  : トリストの前後にある記号は、PSpice独自の記号です。
                               この記述で前後のモデルの区別が出来ます。
TT: トランジット時間
                                                                    Page 2
 Fig.2とFig.3のDivが同一ではありませんが、              (3)大信号を取り扱い、実機の波形に近づけて
各モデルにおける特徴が理解できたと思いま                      損失計算をしたい場合(パワーエレク トロニク
す。ここで回路設計者の留意点は、      自分が使用               ス分野 自動車 電気自動車及びハイブリッ
                                               :    :          ド
するモデルがどのく       らいの精度であるかを把               自動車、  重電)
握していないと、     そのモデルを採用し、 回路シ
ミュレーションをしても解析結果に対して、      確                小信号デバイスの場合、        一般的に抵抗負荷
信が持てない状況になります。                            の為、逆回復特性は、     IFIR法で測定します。  それ
 自分自身でデバイスモデリングをした場合、                     に対し、 パワー エレク
                                                    ・     トロニクスで使用する
そのモデルがどのく       らいの精度なのかは把握               デバイスの場合、    抵抗負荷ではなく、      誘導負荷
出来ると思います。      しかし、外部から入手した               になります。  よって、  スペシャル モデル(電流減
                                                                 ・
場合、  モデルがネッ    トリスト記述になっている               少率モデル)になります。
為、各種特性は評価シミュレーションさせない                      大きな特徴は、     逆回復特性の測定方法が電
と解りません。     ダイオードモデルに対して、 評               流減少率法(-di/dt法)であると言う事です。      し
価するべき項目は3つあります。                           かし、SPICEでの基本はIFIR法です。     特に自動車
                                          メーカーからの要求により、        2004年からSPICE
1.順方向特性                                   の世界で電流減少率が表現出来る等価回路
2.接合容量特性                                  開発を始め、   2005年より、  スペシャル モデル
                                                                     ・
3.逆回復特性                                   の提供を本格的に開始しました。

です。纏めるとTable.1になります。                       デバイス用途は、    IGBTのFWDになります。適
                                          用回路方式は、    インバータ回路です。  プロフェ
    特性          スタンダード     プロフェッショナル      ッショナル モデルと比較すると、
                                                 ・             等価回路は
                                          更に複雑になります。     その為、 問題点もありま
順方向特性             ○            ○
                                          す。SPICE特有の収束問題が発生する機会が
接合容量特性            ○            ○          多く、 収束問題を回避する為に.OPTION設定
逆回復特性             ×            ○          や、等価回路をさらに見直す事になります。      多
                                          くのインバータ回路の事例を見てきましたの
      Table.1 ダイオードモデルの特徴
                                          で、収束問題が発生した場合の解決方法も提
                                          案(ケース バイ ケース)し、
                                                 ・ ・        サポートしていき
                                          ます。
                                           スペシャル モデルの等価回路及びネッ
                                                   ・                ト
                                          リスト記述は一般公開しておりませんが、      キ
                                          ーとなる考え方の数式(Fig.5)は下記の通りで
                                          す。trb期間中の時定数を等価回路に組み込
                                          みます。

                                                             t 
                                               i = I ∗ exp −    
                                                           R ∗C 

       Fig.4 逆回復特性の定義(IFIR法)                       τ = R ∗C
 プロフェッショナル モデルは、
           ・    Fig.4のtrj,
                                                    Fig.5 ポイントとなる数式
trbの再現性を持っています。


 収束問題はSPICE系シミュレータでは必ず直面する課題です。 大抵の場合、SPICEの.OPTIONで問題解決されますが、回路方式等に
 より、収束しにくいものもあります。 ケース バイ ケースの対応が必要ですが、
                      ・ ・               過渡解析において、    急変する場合、インダクタンスを
 使用した誘導負荷回路の場合、  収束問題の発生確率が高くなります。
                                                                       Page 3
 電流減少率の再現性、 そして、
               ソフトリカバ
リー、ハードリカバリーの機能も取り込む事が                                                                     ダイオードに流れる電流

出来ます。定義を示します。
                                                                                                   i
   IF


                                                                                     di
                                                                        VL = − L •
   t                                                                                 dt
                                                                                              VL
                      Qrr

                              IR                                                          Lの両端の電圧
                        trr                               Fig.8 誘導負荷で発生するノイズ


 Fig.6 ソフトリカバリー及びハードリカバリーの図解
                                                 Ansoft社のSIMPLORERです。モデルは独自の
                                                 言語を使用しています。      等価回路モデルでは
 ソフト リカバリーは青色の線、
    ・              ハード リカ
                      ・                          なく、 パラメータ34個で表現されるモデルで
バリーは赤色の線で示しています。    次にスペシ                        す。標準で電流減少率モデルを採用していま
ャル モデルを使用した回路解析シミュレーシ
  ・                                              す。
ョンの結果(Fig.7)は下記の通りです。                             幾つかのインバータ回路のデモファイルで、
                                                 電流減少率モデルにて、      シミュレーションを行
                                                 いましたが、   非常に早い計算時間であり、   収
                                                 束性にも優れ、    収束問題は一切ありませんで
                                                 した。




  Fig.7 スペシャル モデルのシミュレーション結果
             ・


  ソフト リカバリー は赤色の線、
      ・               ハード リカ
                          ・
バリーは黄色の線になります。     事例は、 PSpice
を使用しています。  Fig.8の図解の通り、  インダ
クタンスLの両端にVLの電圧が発生し、      ノイズ
を引き起こします。  これは、  MOSFETのボディ ・                          Fig.9 シンプローラのシミュレーション結果
ダイオード、  モータ ドライバICの出力回路ブ
           ・
ロックにあるダイオードにおいても考え方は                              15個のモデルパラメータで精度良くモデリ
一緒ですので、  理解したい図解です。                              ングが出来ました。     参考までに、次ページに掲
 スペシャル モデルを活用する事で、
        ・               ノイズ                      載します(Table.2)。記載が無いモデルパラメ
シミュレーションは可能ですが、     収束問題等で                       ータは、デフォルト値になります。    対象としたデ
難関も多々あります。                                       バイスは、ルネサステク     ノロジのHSU119です。
 
 SPICEの世界で電流減少率モデルを複雑な
等価回路技術を駆使して表現するのに対し、
独自技術でのアプローチをしているのが、

  ソフトリカバリー:ハード リカバリーの場合、
                   ・             ノイズが大きい。     半導体メーカーは、      ノイズを減らすため、
                                                                      ソフト リカバリーを目指している。
                                                                         ・
  アンソフト:http://www.ansoft.co.jp/
  シンプローラ製品(英語版):http://www.ansoft.com/products/em/simplorer/
                                                                                              Page 4
 Table.2 シンプローラ モデル
               ・                                 [コラム] 
事例:HSU119(ルネサステク ノロジ)                            堀米 毅 ( horigome@bee-tech.com )
 モデルパラメータ                    最適数値
                                                  Bee Style:を2009年5月に創刊し、ユーザー
TYPE_DYN                                   2     のお手元に届き始めてから、       感想、ご意見等
TEMPAMB                                  25      の反響があり、     モチベーション向上になってい
TEMP0                                    25      ます。ありがとうございます。

VBREAK                                  170
IBREAK                                   0.6
TEMPBREAK                               250
M                                        1.9
ISAT0                                 5.5e-9
RB                                    1.816
C0_JNCT                              0.635p
VDIFF_JNCT                              1.25
ALPHA_JNCT                              0.12
                                                  2009年5月24日(日曜日)にMake: Tokyo
DELTA_JNCT                              0.08     Meeting 03に行って来ました。様々なユニー
TAU                                     3.1n     クな展示があり、    アイディア盛りだく  さんで刺
                                                 激を受けました。    創作意欲も生まれます。    完成
VNOM                                     80
                                                 品が多い中、    自分のアイディアをエレク    トロニ
                                                 クスとメカニカルとインフォメーションで具現
 今回は「ダイオード」モデルの特集でした。
                                                 化させることは、    何よりも興味深く、 熱中出来
                                                 ます。 綺麗ではなく、   バラックでも動き出せば
お問い合わせ先 info@bee-tech.com
       :
                                                 そこには感動があります。     ものづくりは楽しく、
                                                 そして面白い。    子供達にも伝えていきたい。
                                                  

セミナー開催の情報
ダイオード モデリング入門
     ・

日時:2009年9月4日(金曜日) 14:00-16:30       セミナーのプログラム
場所:株式会社ビー テク ・ ノロジー 本社
定員:3名                               理解をより深めてもらうために少人数で実施致します。          構
参加費用(教材込み):5,250円(消費税込み)            成は、基礎学習」
                                        「          +「体験学習」  です。
ノートPCにPSpiceの評価版をセッ     トアップし持参下さい。
                                    [基礎学習]
趣旨                                  モデルパラメータの解説
                                    PSpice Model Editor(デバイスモデリングツール)の解説
 PSpiceのModel Editorを活用し、ダイオードモデルを
作成します。  当社が必要な測定データを準備し、       そのデ  [体験学習]
ータを使用し、   モデリングツールでモデル パラメータの
                            ・       デバイスモデリング(PSpice Model Editor)
最適解を決定し、   デバイスモデリングを体験します。      後半 評価シミュレーション(PSpice)
は、当社が作成したPSpiceの評価回路シミュレーション         順方向特性シミュレーション
のテンプレートに作成したモデルを組み込み、         モデルの   接合容量特性シミュレーション
評価を体験します。     実務直結の内容です。             逆回復特性シミュレーション

MAKE: Japan : http://jp.makezine.com/blog/
上記WEBサイトは色々なアイディアを発見出来ます。                  また、書籍も英語版中心ですが、
                                                         日本語版も1年に4回発刊されています。   Page 5
デバイスモデリング教材
「ダイオード」に関係するデバイスモデリング教材のご紹介です。




【ダイオード編】                     【ダイオード+FCC回路2次側ノイズ・          【逆回復特性(Trj+trb=trr)を考慮した
                                         シミュレーション編】                 ダイオード モデル編】  ・
価格10,500円(消費税込み)              価格15,750円(消費税込み)            価格21,000円(消費税込み)

 デバイスモデリングの基礎であるダイオード         デバイスモデリングの基礎であるダイオー          ダイオードのパラメータ モデルでは、   ・      逆回
に関するデバイスモデリングの教材です。    ダイ    ドに関するデバイスモデリングの教材です。    ま    復特性をパラメータTT、        1個で表現しており、 逆
オード モデルのご理解に是非、
   ・            ご活用下さい。      た、FCC回路2次側ノイズ シミュレーションに
                                          ・               回復特性を忠実に表現しておりません。           忠実に
教材CD-Rの中にパワー ポイント(159枚)のファ
            ・                関する資料も掲載しております。   ダイオード モ
                                                     ・    再現する為には、       等価回路モデルを採用しな
イルが格納してあります。                 デルとダイオードモデルの活用方法について         ければなりません。        等価回路モデルのご紹介、
                             のご理解に是非、  ご活用下さい。 教材CD-Rの中   等価回路モデルのご理解に是非、           ご活用下さ
目次                           にパワー ポイント(208枚)のファイルが格納し
                                  ・                       い。  教材CD-Rの中には以下のファイルが格納
                             てあります。                       されています。
1. デバイスモデリングについて                                          (1)セミナー用教材(パワーポイント209枚)
2. ダイオードモデルのデバイスモデリング        目次                           (2)解析精度 (%Error) を確認するEXCELシート
2.1 IS,N,RS,IKFの抽出方法                                      (3)デバイスモデリング ワーク シート
                                                                             ・    ・
2.2 CJO,VJ,Mの抽出方法            1.デバイスモデリングとは                (4)1SR139-400(ローム)のデバイスモデル
2.3 TTの抽出方法                  2.ダイオードモデルのデバイスモデリング         (5)逆回復時間の高温測定経時変化の映像
2.4 BV,IBVの抽出方法              2.1 IS,N,RS,IKFの抽出方法         (6)順方向特性の高温測定経時変化の映像
2.5 PSpice Model Editor      2.2 CJO,VJ,Mの抽出方法            (7)逆特性の高温測定経時変化の映像
3. デバイスモデルの評価方法              2.3 TTの抽出方法                  (8)10GL2CZ47A(東芝セミコンダクター社)の
3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション       2.4 BV,IBVの抽出方法                 サーマル デバイスモデル
                                                                    ・
3.2 容量特性の評価解析シミュレーション        2.5 PSpice Model Editor        (Tc=25,80,110,150℃)
3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション       3.デバイスモデルの評価方法               (9)10GL2CZ47A(東芝セミコンダクター社)の
4. ダイオードモデルのデバイスモデリング実習      3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション          PSpice評価シミュレーション ファイル・
5. ショッ ・ トキ バリア ダイオードのデバイス
                  ・          3.2 容量特性の評価解析シミュレーション
   モデリングについて                 3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション       目次
6. ダイオードモデルの弱点について           4. ダイオードモデルのデバイスモデリング
7. サーマル デバイスモデルについて
           ・                 5.ショッ ・ トキ バリア ダイオードの
                                              ・           1. デバイスモデリングについて
8. ダイオードモデルの応用事例               デバイスモデリングについて              2. デバイスモデリング
8.1 LED                      6.ダイオードモデルの弱点について            2.1 ダイオードのパラメータ モデルと
                                                                             ・
8.2 レーザー ダイオード
             ・               7.サーマル デバイスモデルについて
                                        ・                     ビヘイビア モデルの相違点
                                                                       ・
8.3 フォ ・ト ダイオード              8.ダイオードモデルの応用事例              2.2 ビヘイビア モデルの考え方
                                                                       ・
8.4 バリスタ                     8.1 LED                          (5 方式 : ビー テク
                                                                         ・ ノロジー考案)
                             8.2 レーザー ダイオード
                                          ・               2.3 順方向特性のパラメータの抽出方法
                             8.3 フォ ・ト ダイオード              2.4 容量特性のパラメータの抽出方法
                             8.4 バリスタ                     2.5 逆回復特性の抽出方法
                             9.コンデンサのモデリングについて            3. デバイスモデルの評価方法
                             10.インダクタのモデリングについて           3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション
                             11.PSpiceによるノイズ検証            3.2 容量特性の評価解析シミュレーション
                                                          3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション
                                                          4. サーマル デバイスモデリング
                                                                   ・
ダイオードモデルの基礎を学習したい方                                        5. ダイオードモデルのデバイスモデリング実習
                                                          5.1 デバイスモデリング
 モデルパラメータの意味とモデルの評価方法を学習する
                                                          5.2 評価回路シミュレーション
⇒【ダイオード編】                                                 6. FCC 回路におけるノイズ解析
                                                             シミュレーション
                                                          6.1 FCC 回路方式
ダイオードモデルを活用し、FCC回路2次側ノイズ シミュレーションを
                        ・
                                                          6.2 回路解析シミュレーションの考え方
行いたい方⇒【ダイオード+FCC回路2次側ノイズ シミュレーション編】
                        ・                                 6.3 デバイスモデルを組み込み、    回路解析
                                                              シミュレーション
                                                          7. 電流減少率 didt モデルのご紹介
ダイオードのプロフェッショナルモデルを学習したい方
 等価回路の基礎学習にも役立ちます
⇒【逆回復特性(Trj+trb=trr)を考慮したダイオード モデル編】
                              ・
                                                                                  Page 6
デバイスモデル
                                                        [トランス] [第1回]

                                                         周波数モデル
                                                         コアモデル+結合係数  




 受動部品のデバイスモデルは周波数モデル                  です。   仮想モデルとは言葉の通り、               デザイン段
が一般的です。  しかし、コンデンサ、    コイル、抵          階で試作品も無い状態です。               専門的なモデリ
抗等の周波数モデルを作成する為の情報が                   ングツールは、         Intusoft Magnetics Designer
掲載されていません。  よって、   周波数特性を測            です。   当社は暫定的に使用しています。                 また、
定することから始めます。    上記写真はAgilent          簡易的なモデリングツールは、                PSpice Mag-
4294Aです。
       このプレシジョン インピーダン
                   ・                  netic Parts Editorです。   こちらは、   現在調査中
ス アナライザーが大活躍します。
 ・                    デバイスの           です。   PSpiceユーザーであれば、          コアモデル
形状に合わせてTest Fixtureも準備します。 こ          +結合係数が一番、           簡易的であり、 シミュ   早く
の測定機器の大きな特徴は、自動平衡ブリッ
                   「                  レーションが出来ると思います。                方法は、    先ず
ジ法」 です。測定周波数は、   40Hzから110MHz         PSpice Model Editorにてコアモデルを作成
であり、 大抵のデバイスの共振周波数はこの                 し、 Captureに配置します。         1次側、   2次側にコイ
範囲内にあります。                             ルを配置し、       ターン数をValueに入れます。           例
                                      えば、   10ターンであれば10Tです。            そして、   結合
 vol.001でご紹介した通り、       受動部品の場        係数Kにて、      各コイルを結合させます。             これで
合、 3素子モデル、      5素子モデル、   ラダーモデル      完成です。     周波数モデルの場合、            結合係数の
がありますが、      5素子モデル以上の場合、         回路  デフォルト値は、         K=1ですが、    現実にはこの値
シミュレータに最適化ツールがあれば、               精度   はありえませんので、           K=0.9999位の数値を入
の良いデバイスモデリングが可能になります。 力するのが経験上好ましいです。                                 最初から結
                                      合係数の値を把握している場合にはその数値
 当社の受動部品のデバイスモデリング環境 を入れます。
は、 Agilent4294A+PSpice A/D+PSpice AAO  リアルモデルとは、           デザインを基に試作品、
を駆使してモデリングをしています。             チョーク    つまり実機がある場合です。               その場合、     周波数
コイル及びコモンモード チョークコイルの場 特性を測定し、
                     ・                               必要な等価回路を選定し、             最
合には更に直列抵抗成分も必要不可欠な為、 適化ツール等で各パラメータの最適解を導い
マルチメータも必須の測定機器になります。                  て、 トリスト化すれば、
                                         ネッ                     完成です。     また、 測
当社は、   Agilent 34420Aを使用しています。      場 定により、     リーケージ インダクタンス成分も付
                                                           ・
合にもよりますが、        トランスにも必要な場合も         加する事が出来ます。            しかし、  リーケージ イン  ・
あります。                                 ダクタンスが大きい特殊なデバイスの場合に
 トランスのモデリングの場合、            大きく分ける     は、 LCRの等価回路ではなく、            結合係数Kで表
と2つあります。                              現することもあります。
(1)仮想モデル                               [第2回]では、       実務に即して、      (1),(2)の順序で
(2)リアルモデル                             解説していきます。


 Intusoft : http://www.intusoft.com/
 Magnetics Designer : http://www.intusoft.com/mag.htm
                                                                          Page 7
シミュレーション
                                                        [PSpice]

                                                         FCC回路<デザインキッ ト>
                                                         Forward
                                                          Coupling
                                                          Converter  


                                                                   C4



                                                                             L4
                   L1           U1                            L3
                                                                                  L5

                              D5LC20U_PRO
                         R2          C2
                  R1                                     U2             R4
                                                              R3             C5            RL
V 1 = -28    V1
V 2 = 45
TD = 0                                    D5LC20U_PRO
TR = 50n                                                                          C6
TF = 100 n        C1                                     L2                  R5
PW = 1.2u
PER = 5u                                                      C3




                                                                                          0

                                            Fig.10 FCC回路図
 当社は、各回路方式のデザインキッ  トを提                                  (1)デバイスモデル(スパイスモデル)
供しています。 設立当初は、デバイスモデルの                                  (2)回路図シンボル
提供がメインでしたが、 現在は、回路方式にも                                  (3)デバイスモデリング レポート
                                                                    ・
よりますが、デバイスモデルを含めた回路解                                    (4)回路解析シミュレーションに必要な
析シミュレーションをソリューションでご提供                                      全てのファイル
しております。                                                 (5)回路解析シミュレーションの解説書
 現場の回路設計者は実務が忙しく、  ゼロか                                     (考え方)  
ら正確に動く シミュレーションを作っていくの
は大変だ。と言います。 また、各回路方式のシ                                   現在、  提供しているデザインキッ  トは4種類
ミュレーションのテンプレート集が欲しい。 と                                  です。 PSpice用デザインキットですが、順次、
も言います。ヒアリングをベースにし、 ニーズ                                  他のSPICE系シミュレータにも移植中です。  ま
調査を行い、各回路方式のデザインキッ  トを                                  た、36のデザインキッ   トを開発及び準備中で
提供しています。 ご購入されたその日から回路                                  す。
方式のテンプレートを使い、 シミュレーション
をする事が出来ます。                                               FCC回路図は、Fig.10です。実際には、1次側
 デザインキッ トの構成は、次の通りです。                                   から2次側に信号が入ってきますが、    それを


 Fig.10,11はデザインキットの解説書から抜粋しています。
                                                                                       Page 8
V1のパルス電源で表現します。      そして、  整流側               進め方も含めて、役立てればと思います。
ダイオード、  フライホイル側ダイオードは今回
の特集で紹介しましたダイオードのプロフェッ                        回路解析シミュレーションの解説書の目次
ショナル モデルを採用します。
     ・               Fig.10の回路
図は、目に見えない素子も入っております。         ま               1.FCC(Forward Coupling Converter)について
た、出力側には、   コンデンサが幾つか挿入して                     2.回路シミュレーションの等価モデルの考え方
いますが、  それらを回路図上に纏めています。                      2.1 トランス2次側入力波形
 例えば、  L1は、受動部品としてのコイルでは                     2.2 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード
                                             2.3 チョークコイル
なく、配線(ライン)のインダクタンス成分です。
                                             2.4 コンデンサ
また、L3はチョークコイルです。     C4はコンデン                 2.5 配線長
サがあるのではなく、     チョークコイルの容量成                   3.回路解析シミュレーションにおける各部の波形
分です。 そして、 L4,C5,R5の3素子でコンデンサ                 3.1 出力電圧
を表現しています。                                    3.2 出力電流
                                             3.3 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード
 つまり、描いた回路図(BOMを考えた回路                            における突入電流
図)ではなく、回路図を中心に目には見えない                        3.4 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード
素子も回路図に入れ込むことで、 実機に非常                            におけるスイッチング波形
                                             3.5 整流側ダイオードの損失シミュレーション
に近いシミュレーションが可能になります。
                                             3.6 フライホイル側ダイオードの損失
                                                 シミュレーション
 そして、Fig.11 のように出力ノイズのシミュ                    3.7 出力ノイズ
レーションが可能になります。    ノイズの発生箇
所は、赤丸の部分です。    そして、
                  この出力ノイズ                    価格 100,000円(消費税込み)
を減らすにはどうすれば良いか?この回答もシ
ミュレーションをする事で容易に得られます。                         
 このデザインキットは、考え方を纏めた解説
書も含まれていますので、シミュレーションの                        お問い合わせ先 info@bee-tech.com
                                                    :




                        Fig.11 出力ノイズのシミュレーション(PSpice)

BOM : Bills of Materialsの略で、部品表です。
見えない素子: 回路設計の実務において、            必要なスキルであり、経験が増すほど、回路図上には見えない素子が見えてきます。
                                                                            Page 9
道具箱
カレイダグラフ(KaleidaGraph)
関数を作成する
 デバイスモデリングの業務の際、   等価回路        表計算ソフトは、 Microsoft Excelが中心で
内に関数を組み込む事があります。   理論式を       すが、データの解析、 特に関数作りには欠かせ
組み込むこともありますが、  数値データを分析       ません。操作が非常に簡単であり、        すぐに使用
して関数を作成し、  組み込みます。数値データ       出来るところが気に入っています。        当社の研究
から関数を作成するソフトウェアは多々ありま         所では標準です。掲載写真は、       英語版ですが、
す。MATLAB、各社から販売されている数式ソ       日本語版もあります。 この種のソフトの割には
フトです。 その中から、 愛用しているのが、  カレ    購入しやすい金額です。
イダグラフです。                        回帰曲線には、大きく分けると最小二乗回
 私が最初にこのソフトに出会ったのは、     室     帰曲線、非線形回帰曲線、    スムース回帰曲線
蘭工業大学大学院時代です。   修士論文作成時       の3つがあります。そして、  基本的な関数作成
に使用していました。  その当時は、Macintosh   の為のフィッティングが9種類あり、        約100のラ
LCを使用していたので、  相当前の話です。        イブラリがあります。 エレク  トロニクスの世界
                              であれば、これで十分です。

                               




                               詳細は下記URLを参照して下さい。
                              http://www.hulinks.co.jp/support/kaleida/
                              curvefit.html

                              開発元
                              http://www.synergy.com/
                              国内販売元
                              http://www.hulinks.co.jp/


Bee Style: Volume 002
2009年6月16日 発行
編 者:株式会社ビー テク      ・ ノロジー
発行人:堀米 毅
郵便番号105-0012 東京都港区芝大門1-5-3 大門梅澤ビル3階
Tel (03)5401-3851 (代表)
Fax (03)5401-3852
電子メール info@bee-tech.com
                                         All Rights Reserved copyright (C) Bee Technologies Inc.

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Bee Style:vol.002

  • 1. vol.002 Bee Style: Jun 2009:Bee Technologies デバイスモデル [ダイオード]  スタンダード モデル ・  プロフェッショナル モデル ・  スペシャル モデル(電流減少率:-di/dt) ・   スパイスモデル、シンプローラモデル [トランス][第1回]  周波数モデル(SPICE)  コアモデル+結合係数(PSpice) 回路解析シミュレーション [PSpice]  FCC(Forward Coupling Converter) 道具箱  カレイダグラフ(関数作成) bee-tech.com bee-tech.com 株式会社ビー テク ・ ノロジー
  • 2. デバイスモデル [ダイオード]  スタンダード モデル ・  プロフェッショナル モデル ・  スペシャル モデル ・     今回は、 ダイオードです。 ダイオードには色 々な種類(スイッチング ダイオード、・ ショッ ト 逆回復特性については、 技術書籍あるいはイ キ バリア ダイオード、 ・ ・ ツェナ ダイオード、 ・ PIN ンターネットで検索してみて下さい。 馴染み ダイオード、 TFD(Thin Film Diode)等)がありま の半導体営業担当者がいれば、 聞いてみて下 すが、 テーマはスイッチング ダイオードとしま・ さい。スタンダード モデルとプロフェッショナ ・ す。また、 MOSFETのボディ ダイオード、 ・ IGBT ル モデルの違いは、 ・ 逆回復特性が表現され のFWD(Free Wheeling Diode)にも適応出 ているかどうかです。 スタンダード モデルと ・ 来ます。 要求があったダイオードのデバイス は、パラメータモデルの事であり、 決められた モデリングの内、 MOSFETのボディ ダイオー ・ モデルパラメータのみで記述されます。 事例 ド、IGBTのFWDが80%を占めています。 回路 は下記の通りです。 方式の用途は、 「インバータ回路」 電源 主に 、「 回路」 になります。 何故、 1つのデバイスで3種 *$ 類のモデルが存在するのか?それは、 回路設 * PART NUMBER: 1SR139-400 計者のニーズが様々だからです。 つまり、 回路 * MANUFACTURER: ROHM 解析シミュレーションをする場合、 解析したい * VRM=400,Io=1.0A=IFSM=40A 内容に応じて、 採用するモデルを選定してい * All Rights Reserved Copyright (C) ます。 * Bee Technologies Inc. 2009 .MODEL 1SR139-400 D  想定されるシーンをそれぞれのモデルの種 + IS=11.797E-12 類で考えています。 + N=1.3533 + RS=52.928E-3 (1)単純に回路動作を観察したい場合 + IKF=.20632 正確なスイッチング波形は要求しない。そ + ISR=0 して、 損失計算も必要ない。このような場合、ス + CJO=22.539E-12 タンダード モデルで十分です。 ・ 用途は、新規 + M=.36819 回路開発での理論設計及び特許の為の回路 + VJ=.46505 動作検証に使用される場合が多いです。 + BV=400 + IBV=10.000E-6 (2)小信号を取り扱い、実機の波形に近づけて + TT=7.6751E-6 損失計算をしたい場合 .ENDS  この場合には、 プロフェッショナルモデルが *$ 必要です。逆回復特性」 「 がキーになります。 損失計算:シミュレーションでは簡単に損失計算が出来ます。W=I*VでI,Vに相当するノードを掛算すれば解は出ます。 FWD:Free Wheeling Diode Page 1
  • 3.  スタンダード モデルにおいて、 ・ 逆回復特   次に実際の波形写真(Fig.1)と各モデルを 性に関するモデルパラメータは、 TTのみで 採用し、シミュレーションした結果(Fig.2,3)を 表現されます。 モデルパラメータTTの意味 示します。 は、Transit Timeです。それに対して、プロフェ ッショナル モデルの場合、 ・ 逆回復特性に再現 Measurement 性を持たせる為、 等価回路モデルになります。 事例は下記の通りです。 *$ * PART NUMBER: 1SR139-400 * MANUFACTURER: ROHM * VRM=400,Io=1.0A=IFSM=40A * All Rights Reserved Copyright (C) * Bee Technologies Inc. 2009 .SUBCKT D1SR139-400 A K R_R2 5 6 3500 Fig.1 逆回復特性の波形写真(IFIR法) R_R1 3 4 1 C_C1 5 6 100p E_E1 5 K 3 4 1 S_S1 6 K 4 K _S1 RS_S1 4 K 1G .MODEL _S1 VSWITCH Roff=50MEG Ron=1m Voff=90mV Von=100mV G_G1 K A VALUE { V(3,4)-V(5,6) } D_D1 2 K D1SR139-400 D_D2 4 K D1SR139-400 F_F1 K 3 VF_F1 1 VF_F1 A 2 0V Fig.2 スタンダード モデルのシミュレーション結果 ・ .MODEL D1SR139-400 D   (IFIR法) + IS=11.801E-12 + N=1.3533 + RS=52.928E-3 + IKF=.20632 + ISR=0 + CJO=22.539E-12 + M=.36819 + VJ=.46505 + BV=400 + IBV=10.000E-6 + TT=3.8551E-6 .ENDS *$ Fig.3 プロフェッショナル モデルのシミュレーション ・   結果 (IFIR法) 赤字のネットリスト記述が逆回復特性に関わ る部分です。 *$ ネッ : トリストの前後にある記号は、PSpice独自の記号です。 この記述で前後のモデルの区別が出来ます。 TT: トランジット時間 Page 2
  • 4.  Fig.2とFig.3のDivが同一ではありませんが、 (3)大信号を取り扱い、実機の波形に近づけて 各モデルにおける特徴が理解できたと思いま 損失計算をしたい場合(パワーエレク トロニク す。ここで回路設計者の留意点は、 自分が使用 ス分野 自動車 電気自動車及びハイブリッ : : ド するモデルがどのく らいの精度であるかを把 自動車、 重電) 握していないと、 そのモデルを採用し、 回路シ ミュレーションをしても解析結果に対して、 確  小信号デバイスの場合、 一般的に抵抗負荷 信が持てない状況になります。 の為、逆回復特性は、 IFIR法で測定します。 それ  自分自身でデバイスモデリングをした場合、 に対し、 パワー エレク ・ トロニクスで使用する そのモデルがどのく らいの精度なのかは把握 デバイスの場合、 抵抗負荷ではなく、 誘導負荷 出来ると思います。 しかし、外部から入手した になります。 よって、 スペシャル モデル(電流減 ・ 場合、 モデルがネッ トリスト記述になっている 少率モデル)になります。 為、各種特性は評価シミュレーションさせない  大きな特徴は、 逆回復特性の測定方法が電 と解りません。 ダイオードモデルに対して、 評 流減少率法(-di/dt法)であると言う事です。 し 価するべき項目は3つあります。 かし、SPICEでの基本はIFIR法です。 特に自動車 メーカーからの要求により、 2004年からSPICE 1.順方向特性 の世界で電流減少率が表現出来る等価回路 2.接合容量特性 開発を始め、 2005年より、 スペシャル モデル ・ 3.逆回復特性 の提供を本格的に開始しました。 です。纏めるとTable.1になります。  デバイス用途は、 IGBTのFWDになります。適 用回路方式は、 インバータ回路です。 プロフェ 特性 スタンダード プロフェッショナル ッショナル モデルと比較すると、 ・ 等価回路は 更に複雑になります。 その為、 問題点もありま 順方向特性 ○ ○ す。SPICE特有の収束問題が発生する機会が 接合容量特性 ○ ○ 多く、 収束問題を回避する為に.OPTION設定 逆回復特性 × ○ や、等価回路をさらに見直す事になります。 多 くのインバータ回路の事例を見てきましたの Table.1 ダイオードモデルの特徴 で、収束問題が発生した場合の解決方法も提 案(ケース バイ ケース)し、 ・ ・ サポートしていき ます。  スペシャル モデルの等価回路及びネッ ・ ト リスト記述は一般公開しておりませんが、 キ ーとなる考え方の数式(Fig.5)は下記の通りで す。trb期間中の時定数を等価回路に組み込 みます。  t  i = I ∗ exp −   R ∗C  Fig.4 逆回復特性の定義(IFIR法) τ = R ∗C  プロフェッショナル モデルは、 ・ Fig.4のtrj, Fig.5 ポイントとなる数式 trbの再現性を持っています。 収束問題はSPICE系シミュレータでは必ず直面する課題です。 大抵の場合、SPICEの.OPTIONで問題解決されますが、回路方式等に より、収束しにくいものもあります。 ケース バイ ケースの対応が必要ですが、 ・ ・ 過渡解析において、 急変する場合、インダクタンスを 使用した誘導負荷回路の場合、 収束問題の発生確率が高くなります。 Page 3
  • 5.  電流減少率の再現性、 そして、 ソフトリカバ リー、ハードリカバリーの機能も取り込む事が ダイオードに流れる電流 出来ます。定義を示します。 i IF di VL = − L • t dt VL Qrr IR Lの両端の電圧 trr Fig.8 誘導負荷で発生するノイズ Fig.6 ソフトリカバリー及びハードリカバリーの図解 Ansoft社のSIMPLORERです。モデルは独自の 言語を使用しています。 等価回路モデルでは  ソフト リカバリーは青色の線、 ・ ハード リカ ・ なく、 パラメータ34個で表現されるモデルで バリーは赤色の線で示しています。 次にスペシ す。標準で電流減少率モデルを採用していま ャル モデルを使用した回路解析シミュレーシ ・ す。 ョンの結果(Fig.7)は下記の通りです。  幾つかのインバータ回路のデモファイルで、 電流減少率モデルにて、 シミュレーションを行 いましたが、 非常に早い計算時間であり、 収 束性にも優れ、 収束問題は一切ありませんで した。 Fig.7 スペシャル モデルのシミュレーション結果 ・   ソフト リカバリー は赤色の線、 ・ ハード リカ ・ バリーは黄色の線になります。 事例は、 PSpice を使用しています。 Fig.8の図解の通り、 インダ クタンスLの両端にVLの電圧が発生し、 ノイズ を引き起こします。 これは、 MOSFETのボディ ・ Fig.9 シンプローラのシミュレーション結果 ダイオード、 モータ ドライバICの出力回路ブ ・ ロックにあるダイオードにおいても考え方は  15個のモデルパラメータで精度良くモデリ 一緒ですので、 理解したい図解です。 ングが出来ました。 参考までに、次ページに掲  スペシャル モデルを活用する事で、 ・ ノイズ 載します(Table.2)。記載が無いモデルパラメ シミュレーションは可能ですが、 収束問題等で ータは、デフォルト値になります。 対象としたデ 難関も多々あります。 バイスは、ルネサステク ノロジのHSU119です。    SPICEの世界で電流減少率モデルを複雑な 等価回路技術を駆使して表現するのに対し、 独自技術でのアプローチをしているのが、 ソフトリカバリー:ハード リカバリーの場合、 ・ ノイズが大きい。 半導体メーカーは、 ノイズを減らすため、 ソフト リカバリーを目指している。 ・ アンソフト:http://www.ansoft.co.jp/ シンプローラ製品(英語版):http://www.ansoft.com/products/em/simplorer/ Page 4
  • 6.  Table.2 シンプローラ モデル ・ [コラム]  事例:HSU119(ルネサステク ノロジ) 堀米 毅 ( horigome@bee-tech.com ) モデルパラメータ 最適数値  Bee Style:を2009年5月に創刊し、ユーザー TYPE_DYN 2 のお手元に届き始めてから、 感想、ご意見等 TEMPAMB 25 の反響があり、 モチベーション向上になってい TEMP0 25 ます。ありがとうございます。 VBREAK 170 IBREAK 0.6 TEMPBREAK 250 M 1.9 ISAT0 5.5e-9 RB 1.816 C0_JNCT 0.635p VDIFF_JNCT 1.25 ALPHA_JNCT 0.12  2009年5月24日(日曜日)にMake: Tokyo DELTA_JNCT 0.08 Meeting 03に行って来ました。様々なユニー TAU 3.1n クな展示があり、 アイディア盛りだく さんで刺 激を受けました。 創作意欲も生まれます。 完成 VNOM 80 品が多い中、 自分のアイディアをエレク トロニ クスとメカニカルとインフォメーションで具現  今回は「ダイオード」モデルの特集でした。 化させることは、 何よりも興味深く、 熱中出来 ます。 綺麗ではなく、 バラックでも動き出せば お問い合わせ先 info@bee-tech.com : そこには感動があります。 ものづくりは楽しく、 そして面白い。 子供達にも伝えていきたい。   セミナー開催の情報 ダイオード モデリング入門 ・ 日時:2009年9月4日(金曜日) 14:00-16:30 セミナーのプログラム 場所:株式会社ビー テク ・ ノロジー 本社 定員:3名 理解をより深めてもらうために少人数で実施致します。 構 参加費用(教材込み):5,250円(消費税込み) 成は、基礎学習」 「 +「体験学習」 です。 ノートPCにPSpiceの評価版をセッ トアップし持参下さい。 [基礎学習] 趣旨 モデルパラメータの解説 PSpice Model Editor(デバイスモデリングツール)の解説  PSpiceのModel Editorを活用し、ダイオードモデルを 作成します。 当社が必要な測定データを準備し、 そのデ [体験学習] ータを使用し、 モデリングツールでモデル パラメータの ・ デバイスモデリング(PSpice Model Editor) 最適解を決定し、 デバイスモデリングを体験します。 後半 評価シミュレーション(PSpice) は、当社が作成したPSpiceの評価回路シミュレーション  順方向特性シミュレーション のテンプレートに作成したモデルを組み込み、 モデルの  接合容量特性シミュレーション 評価を体験します。 実務直結の内容です。  逆回復特性シミュレーション MAKE: Japan : http://jp.makezine.com/blog/ 上記WEBサイトは色々なアイディアを発見出来ます。 また、書籍も英語版中心ですが、 日本語版も1年に4回発刊されています。 Page 5
  • 7. デバイスモデリング教材 「ダイオード」に関係するデバイスモデリング教材のご紹介です。 【ダイオード編】 【ダイオード+FCC回路2次側ノイズ・ 【逆回復特性(Trj+trb=trr)を考慮した            シミュレーション編】           ダイオード モデル編】 ・ 価格10,500円(消費税込み) 価格15,750円(消費税込み) 価格21,000円(消費税込み)  デバイスモデリングの基礎であるダイオード  デバイスモデリングの基礎であるダイオー  ダイオードのパラメータ モデルでは、 ・ 逆回 に関するデバイスモデリングの教材です。 ダイ ドに関するデバイスモデリングの教材です。 ま 復特性をパラメータTT、 1個で表現しており、 逆 オード モデルのご理解に是非、 ・ ご活用下さい。 た、FCC回路2次側ノイズ シミュレーションに ・ 回復特性を忠実に表現しておりません。 忠実に 教材CD-Rの中にパワー ポイント(159枚)のファ ・ 関する資料も掲載しております。 ダイオード モ ・ 再現する為には、 等価回路モデルを採用しな イルが格納してあります。 デルとダイオードモデルの活用方法について ければなりません。 等価回路モデルのご紹介、 のご理解に是非、 ご活用下さい。 教材CD-Rの中 等価回路モデルのご理解に是非、 ご活用下さ 目次 にパワー ポイント(208枚)のファイルが格納し ・ い。 教材CD-Rの中には以下のファイルが格納 てあります。 されています。 1. デバイスモデリングについて (1)セミナー用教材(パワーポイント209枚) 2. ダイオードモデルのデバイスモデリング 目次 (2)解析精度 (%Error) を確認するEXCELシート 2.1 IS,N,RS,IKFの抽出方法 (3)デバイスモデリング ワーク シート ・ ・ 2.2 CJO,VJ,Mの抽出方法 1.デバイスモデリングとは (4)1SR139-400(ローム)のデバイスモデル 2.3 TTの抽出方法 2.ダイオードモデルのデバイスモデリング (5)逆回復時間の高温測定経時変化の映像 2.4 BV,IBVの抽出方法 2.1 IS,N,RS,IKFの抽出方法 (6)順方向特性の高温測定経時変化の映像 2.5 PSpice Model Editor 2.2 CJO,VJ,Mの抽出方法 (7)逆特性の高温測定経時変化の映像 3. デバイスモデルの評価方法 2.3 TTの抽出方法 (8)10GL2CZ47A(東芝セミコンダクター社)の 3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション 2.4 BV,IBVの抽出方法 サーマル デバイスモデル ・ 3.2 容量特性の評価解析シミュレーション 2.5 PSpice Model Editor   (Tc=25,80,110,150℃) 3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション 3.デバイスモデルの評価方法 (9)10GL2CZ47A(東芝セミコンダクター社)の 4. ダイオードモデルのデバイスモデリング実習 3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション PSpice評価シミュレーション ファイル・ 5. ショッ ・ トキ バリア ダイオードのデバイス ・ 3.2 容量特性の評価解析シミュレーション モデリングについて 3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション 目次 6. ダイオードモデルの弱点について 4. ダイオードモデルのデバイスモデリング 7. サーマル デバイスモデルについて ・ 5.ショッ ・ トキ バリア ダイオードの ・ 1. デバイスモデリングについて 8. ダイオードモデルの応用事例 デバイスモデリングについて 2. デバイスモデリング 8.1 LED 6.ダイオードモデルの弱点について 2.1 ダイオードのパラメータ モデルと ・ 8.2 レーザー ダイオード ・ 7.サーマル デバイスモデルについて ・ ビヘイビア モデルの相違点 ・ 8.3 フォ ・ト ダイオード 8.ダイオードモデルの応用事例 2.2 ビヘイビア モデルの考え方 ・ 8.4 バリスタ   8.1 LED (5 方式 : ビー テク ・ ノロジー考案) 8.2 レーザー ダイオード ・ 2.3 順方向特性のパラメータの抽出方法 8.3 フォ ・ト ダイオード 2.4 容量特性のパラメータの抽出方法 8.4 バリスタ 2.5 逆回復特性の抽出方法 9.コンデンサのモデリングについて 3. デバイスモデルの評価方法 10.インダクタのモデリングについて 3.1 順方向特性の評価解析シミュレーション 11.PSpiceによるノイズ検証 3.2 容量特性の評価解析シミュレーション 3.3 逆回復特性の評価解析シミュレーション 4. サーマル デバイスモデリング ・ ダイオードモデルの基礎を学習したい方 5. ダイオードモデルのデバイスモデリング実習 5.1 デバイスモデリング  モデルパラメータの意味とモデルの評価方法を学習する 5.2 評価回路シミュレーション ⇒【ダイオード編】 6. FCC 回路におけるノイズ解析 シミュレーション 6.1 FCC 回路方式 ダイオードモデルを活用し、FCC回路2次側ノイズ シミュレーションを ・ 6.2 回路解析シミュレーションの考え方 行いたい方⇒【ダイオード+FCC回路2次側ノイズ シミュレーション編】 ・ 6.3 デバイスモデルを組み込み、 回路解析 シミュレーション 7. 電流減少率 didt モデルのご紹介 ダイオードのプロフェッショナルモデルを学習したい方  等価回路の基礎学習にも役立ちます ⇒【逆回復特性(Trj+trb=trr)を考慮したダイオード モデル編】 ・ Page 6
  • 8. デバイスモデル [トランス] [第1回]  周波数モデル  コアモデル+結合係数    受動部品のデバイスモデルは周波数モデル です。 仮想モデルとは言葉の通り、 デザイン段 が一般的です。 しかし、コンデンサ、 コイル、抵 階で試作品も無い状態です。 専門的なモデリ 抗等の周波数モデルを作成する為の情報が ングツールは、 Intusoft Magnetics Designer 掲載されていません。 よって、 周波数特性を測 です。 当社は暫定的に使用しています。 また、 定することから始めます。 上記写真はAgilent 簡易的なモデリングツールは、 PSpice Mag- 4294Aです。 このプレシジョン インピーダン ・ netic Parts Editorです。 こちらは、 現在調査中 ス アナライザーが大活躍します。 ・ デバイスの です。 PSpiceユーザーであれば、 コアモデル 形状に合わせてTest Fixtureも準備します。 こ +結合係数が一番、 簡易的であり、 シミュ 早く の測定機器の大きな特徴は、自動平衡ブリッ 「 レーションが出来ると思います。 方法は、 先ず ジ法」 です。測定周波数は、 40Hzから110MHz PSpice Model Editorにてコアモデルを作成 であり、 大抵のデバイスの共振周波数はこの し、 Captureに配置します。 1次側、 2次側にコイ 範囲内にあります。 ルを配置し、 ターン数をValueに入れます。 例 えば、 10ターンであれば10Tです。 そして、 結合  vol.001でご紹介した通り、 受動部品の場 係数Kにて、 各コイルを結合させます。 これで 合、 3素子モデル、 5素子モデル、 ラダーモデル 完成です。 周波数モデルの場合、 結合係数の がありますが、 5素子モデル以上の場合、 回路 デフォルト値は、 K=1ですが、 現実にはこの値 シミュレータに最適化ツールがあれば、 精度 はありえませんので、 K=0.9999位の数値を入 の良いデバイスモデリングが可能になります。 力するのが経験上好ましいです。 最初から結 合係数の値を把握している場合にはその数値  当社の受動部品のデバイスモデリング環境 を入れます。 は、 Agilent4294A+PSpice A/D+PSpice AAO  リアルモデルとは、 デザインを基に試作品、 を駆使してモデリングをしています。 チョーク つまり実機がある場合です。 その場合、 周波数 コイル及びコモンモード チョークコイルの場 特性を測定し、 ・ 必要な等価回路を選定し、 最 合には更に直列抵抗成分も必要不可欠な為、 適化ツール等で各パラメータの最適解を導い マルチメータも必須の測定機器になります。 て、 トリスト化すれば、 ネッ 完成です。 また、 測 当社は、 Agilent 34420Aを使用しています。 場 定により、 リーケージ インダクタンス成分も付 ・ 合にもよりますが、 トランスにも必要な場合も 加する事が出来ます。 しかし、 リーケージ イン ・ あります。 ダクタンスが大きい特殊なデバイスの場合に  トランスのモデリングの場合、 大きく分ける は、 LCRの等価回路ではなく、 結合係数Kで表 と2つあります。 現することもあります。 (1)仮想モデル  [第2回]では、 実務に即して、 (1),(2)の順序で (2)リアルモデル 解説していきます。 Intusoft : http://www.intusoft.com/ Magnetics Designer : http://www.intusoft.com/mag.htm Page 7
  • 9. シミュレーション [PSpice]  FCC回路<デザインキッ ト>  Forward   Coupling   Converter   C4 L4 L1 U1 L3 L5 D5LC20U_PRO R2 C2 R1 U2 R4 R3 C5 RL V 1 = -28 V1 V 2 = 45 TD = 0 D5LC20U_PRO TR = 50n C6 TF = 100 n C1 L2 R5 PW = 1.2u PER = 5u C3 0 Fig.10 FCC回路図  当社は、各回路方式のデザインキッ トを提 (1)デバイスモデル(スパイスモデル) 供しています。 設立当初は、デバイスモデルの (2)回路図シンボル 提供がメインでしたが、 現在は、回路方式にも (3)デバイスモデリング レポート ・ よりますが、デバイスモデルを含めた回路解 (4)回路解析シミュレーションに必要な 析シミュレーションをソリューションでご提供 全てのファイル しております。 (5)回路解析シミュレーションの解説書  現場の回路設計者は実務が忙しく、 ゼロか (考え方)   ら正確に動く シミュレーションを作っていくの は大変だ。と言います。 また、各回路方式のシ  現在、 提供しているデザインキッ トは4種類 ミュレーションのテンプレート集が欲しい。 と です。 PSpice用デザインキットですが、順次、 も言います。ヒアリングをベースにし、 ニーズ 他のSPICE系シミュレータにも移植中です。 ま 調査を行い、各回路方式のデザインキッ トを た、36のデザインキッ トを開発及び準備中で 提供しています。 ご購入されたその日から回路 す。 方式のテンプレートを使い、 シミュレーション をする事が出来ます。  FCC回路図は、Fig.10です。実際には、1次側  デザインキッ トの構成は、次の通りです。 から2次側に信号が入ってきますが、 それを Fig.10,11はデザインキットの解説書から抜粋しています。 Page 8
  • 10. V1のパルス電源で表現します。 そして、 整流側 進め方も含めて、役立てればと思います。 ダイオード、 フライホイル側ダイオードは今回 の特集で紹介しましたダイオードのプロフェッ 回路解析シミュレーションの解説書の目次 ショナル モデルを採用します。 ・ Fig.10の回路 図は、目に見えない素子も入っております。 ま 1.FCC(Forward Coupling Converter)について た、出力側には、 コンデンサが幾つか挿入して 2.回路シミュレーションの等価モデルの考え方 いますが、 それらを回路図上に纏めています。 2.1 トランス2次側入力波形  例えば、 L1は、受動部品としてのコイルでは 2.2 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード 2.3 チョークコイル なく、配線(ライン)のインダクタンス成分です。 2.4 コンデンサ また、L3はチョークコイルです。 C4はコンデン 2.5 配線長 サがあるのではなく、 チョークコイルの容量成 3.回路解析シミュレーションにおける各部の波形 分です。 そして、 L4,C5,R5の3素子でコンデンサ 3.1 出力電圧 を表現しています。 3.2 出力電流 3.3 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード  つまり、描いた回路図(BOMを考えた回路 における突入電流 図)ではなく、回路図を中心に目には見えない 3.4 整流側ダイオードとフライホイル側ダイオード 素子も回路図に入れ込むことで、 実機に非常 におけるスイッチング波形 3.5 整流側ダイオードの損失シミュレーション に近いシミュレーションが可能になります。 3.6 フライホイル側ダイオードの損失 シミュレーション  そして、Fig.11 のように出力ノイズのシミュ 3.7 出力ノイズ レーションが可能になります。 ノイズの発生箇 所は、赤丸の部分です。 そして、 この出力ノイズ 価格 100,000円(消費税込み) を減らすにはどうすれば良いか?この回答もシ ミュレーションをする事で容易に得られます。    このデザインキットは、考え方を纏めた解説 書も含まれていますので、シミュレーションの お問い合わせ先 info@bee-tech.com : Fig.11 出力ノイズのシミュレーション(PSpice) BOM : Bills of Materialsの略で、部品表です。 見えない素子: 回路設計の実務において、 必要なスキルであり、経験が増すほど、回路図上には見えない素子が見えてきます。 Page 9
  • 11. 道具箱 カレイダグラフ(KaleidaGraph) 関数を作成する  デバイスモデリングの業務の際、 等価回路  表計算ソフトは、 Microsoft Excelが中心で 内に関数を組み込む事があります。 理論式を すが、データの解析、 特に関数作りには欠かせ 組み込むこともありますが、 数値データを分析 ません。操作が非常に簡単であり、 すぐに使用 して関数を作成し、 組み込みます。数値データ 出来るところが気に入っています。 当社の研究 から関数を作成するソフトウェアは多々ありま 所では標準です。掲載写真は、 英語版ですが、 す。MATLAB、各社から販売されている数式ソ 日本語版もあります。 この種のソフトの割には フトです。 その中から、 愛用しているのが、 カレ 購入しやすい金額です。 イダグラフです。   回帰曲線には、大きく分けると最小二乗回  私が最初にこのソフトに出会ったのは、 室 帰曲線、非線形回帰曲線、 スムース回帰曲線 蘭工業大学大学院時代です。 修士論文作成時 の3つがあります。そして、 基本的な関数作成 に使用していました。 その当時は、Macintosh の為のフィッティングが9種類あり、 約100のラ LCを使用していたので、 相当前の話です。 イブラリがあります。 エレク トロニクスの世界 であれば、これで十分です。    詳細は下記URLを参照して下さい。 http://www.hulinks.co.jp/support/kaleida/ curvefit.html 開発元 http://www.synergy.com/ 国内販売元 http://www.hulinks.co.jp/ Bee Style: Volume 002 2009年6月16日 発行 編 者:株式会社ビー テク ・ ノロジー 発行人:堀米 毅 郵便番号105-0012 東京都港区芝大門1-5-3 大門梅澤ビル3階 Tel (03)5401-3851 (代表) Fax (03)5401-3852 電子メール info@bee-tech.com All Rights Reserved copyright (C) Bee Technologies Inc. Page 10