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vol.006

Bee Style:
Oct 2009:Bee Technologies


 新製品情報

ロードマップ(デザインキット)

デバイスモデル

 [IGBT]
  Nist-Hefnerモデル
  MOSFET+BJT型モデル
  シンプローラモデル

 [リチウムイオン電池]
  充放電モデル+劣化特性

 道具箱
  iPhoneアプリ




株式会社ビー テク
      ・ ノロジー
新製品情報                                                 ロードマップ

[デザインキット]
                                                      デザインキット
擬似共振電源回路




 今回はデザインキッ         トの新製品のご紹介                            現在開発中のデザインキットの25回路方
です。  擬似共振電源回路(Quasi-resonant                          式について下記に掲載致します。詳細のタイ
Switching Power Supply)はエコに貢献する                       ムスケジュールは、未決定ですが、下記の基本
回路方式です。      待機状態である軽負荷及び無                            デザインは終了しております。
負荷の状態時にスイッチング損失を削減させ
るため、   発振周波数を低下させる機能があり                               降圧チョッパ
ます。  キーデバイスは、       富士電機デバイステク                        昇圧チョッパ
ノロジー製品のFA5541のICを採用しておりま                              昇降圧チョッパ
す。この回路シミュレーションのテンプレート                                 フォワード
で色々なケースをシミュレーションできます。                                 フライバック
価格は262,500円(消費税込み)です。      回路解析                       フルブリッジ
シミュレータは、      PSpiceとなります。                            ハーフブリッジ
                                                      プッシュプル
 現在、  開発中のデバイスモデル及びデザイ                                CUK
ンキッ トのご紹介です。  リチウムイオン電池の                              SEPIC
デバイスモデル開発を進めています。     充電、 放                           ZETA
電特性に再現性があり、    劣化特性も.Paramに                           絶縁CUK
て、Cycleでパラメータ化しております。  現在、                            電圧共振
デバイスモデルの試作が終了し、     評価段階で                             電流共振
す。
 ご提供時期は、   2009年10月中旬を予定し                             共振
ております。                                                E級共振
                                                      複共振
 デザインキッ  トの回路方式の開発は、    NECエ                          アクティブクランプ
レクトロニクスのロングセラーであるマイクロ                                 位相シフト
コントローラuPC494を使用した電源回路方                                同期整流
式です。uPC494 のデバイスモデリングがキー                              電流モード
になります。この開発も、  試作段階を経て、   評価                           力率改善
段階です。ご提供時期は、   2009年10月中旬か                            マルチフェーズ
ら下旬を予定しております。                                         電流型
                                                      三相フルブリッジインバータ
 WEBを通じて、開発状況等をアップデートし                                 
ていきます。

新製品のデザインキッ 「擬似共振電源回路」
          ト、         についての詳細は、  http://beetech.web.infoseek.co.jp/products/design/design_06.html
をご参照下さい。
       また、開発状況につきましては、Blog、デバイスモデリング研究所、       http://beetech-icyk.blogspot.com/ をご参照下さい。
                                                                                                   Page 1
デバイスモデル
                                                                                                   G


                                                E(S)
                                                                  d Qgs / d t                                   dQdg / dt
                                                                                               I mos




[IGBT]                                                       I mult
                                                                                     d Qds / d t

                                                                                                               b(d)



                                                         d Qmult / d t

 Nist-Hefnerモデル                               I c ss   dQc er / dt                                     I bss          dQeb / dt

 MOSFET+BJT型モデル
                                                                                 e


                                                                            IT
 シンプローラモデル
                                                          Fig.1 Nist-Hefnerモデル


 IGBTモデルについて解説します。       タイトルの             PSpiceを購入するとアクセサリーに、       Model
通り、 3種類のモデルがあります。      Nist-Hefner         Editorと言う簡易モデリングツールが搭載さ
モデル(Fig.1)、MOSFET+BJT型モデルがSPICE            れています。   これでIGBTを選択し、    出力される
系シミュレータで、    ANSOFT社のシンプローラ                モデルは、   Nist-Hefnerモデルです。 よって、   デ
で動作する独自のモデルを       「シンプローラモ                バイスモデリングの専門的な知識が無く            ても
デル」 と表記します。                                回路設計者が簡単にモデリングする事が出来
                                           ます。  しかし、 Model Editorを活用し、Nist-
 Nist-Hefnerモデルは、   PSpiceに組み              Hefnerモデルを作成する際には2つの注意点
込まれており、     PSpice上で動作します。    現            が必要です。
在、他のSPICEで動作するかを確認中で
す。LTspice、MicroCap8では動作しませんでし               1つ目は、   スイッチング時間に関する抽出で
た。傾向としましては、       他のSPICEでも動作が             す。Fig.2が抽出画面です。tf=150nsのモデリン
出来る方向性にあります。         しかし、  このモデル           グを行おうとするとエラーが発生します。      ここ
が使用可能かどうかについては、            EDA企業に          は、160nsを入力する事でエラーの回避は出
問い合わせる必要性はあります。                            来ますが、   調整が必要になります。




               Fig.2 PSpice Model Editorの Fall Time Characteristics
IGBTのFWDについては、
             ダイオードモデルと同じ扱いになります。
                               ダイオードモデルについては、 Style:vol.002をご参照下さい。
                                             Bee
ダイオードモデルをFWDモデルに置き換えて、 お読み下さい。
                                                                                                                 Page 2
Fig.3 PSpice Model Editor Saturation Characteristics
 2つ目は、   飽和特性です。   こちらは、     致命的で            MOSFET+BJT型モデルは、       SPICE系シミ
す。Fig.3が抽出画面です。    白点が測定値、       緑色         ュレータであれば、       動作する汎用性のあ
のラインが抽出後のシミュレーション結果で                        るモデルです。     現在、  提供実績のあるツー
す。殆ど、  再現性がありません。      飽和特性の不               ルは、 PSpice,MicroCap,LTspice,ICAP4で
具合は、   補正関数をABMで組み込む事で、           回         す。IGBTを実デバイスと同様、         MOSFETとBJTで
避出来ます。   結果的には、    Nist-Hefnerモデル           構成しているのが特徴です。           概念図を、    Fig.4
+飽和特性補正関数の等価回路モデルにて、                        に示します。   モデルの種類は、        等価回路モデル
実用的なモデルになります。         Nist-Hefnerモ          です。
デルについてのPSpice Model Editorの使い
方、ABMを活用した飽和特性補正関数につい                        難点は、  デバイスモデリングツールがありま
ては、 デバイスモデリング教材のIGBT編をご                     せんので、  デバイスモデリングの知識とモデリ
活用下さい。   当社の複数お客様より、         1200A以         ングの経験が必要になります。    等価回路は決
上のIGBTについて実際の動作と比較して再現                      まっていますが、  モデリング フローが非常に
                                                           ・
性(過渡解析におけるスイッチング特性及び                        複雑である為、  デバイスモデリング セミナー
                                                                ・
飽和特性)が無いとの報告を受け、           当社も確認            の開催もしておりません。  IGBTデバイスの種類
しています。   よって、Nist-Hefnerモデルの限界              によっては、  最適化ツールも導入し、  再現性を
は、1200AまでのIGBTとして認識をした方が良                   高めています。  デバイスモデリング環境を構築
いかも知れません。    それらを改善したモデル                    しても、 デバイスモデリング、 評価検証、 完成ま
が、MOSFET+BJT型モデルです。                         でに7-10日間かかります。

 IGBTモデルの場合、ユーザーの用途の80%が過渡解析によるスイッチング波形の検証であり、損失計算を行っておりま
 す。 回路解析シミュレータの場合、手計算では大変な損失計算もI*Vで計算出来ますので、非常に便利なツールです。そ
 の反面、 解析精度を左右するモデルの精度は重要です。
                                                                            Page 3
MOSFET+BJT型モデルの等価回路図をFig.5
                      QSUB                                    に掲載します。   また、 各パラメータの最適解も
                        Q2 Collecor                           状況によっては、   PSpice AAOを駆使(Fig.6)し
                                                              て、モデルの精度を向上させております。          お客
                                                              様は、 このIGBTモデルを採用し、    過渡解析に
                                                              て、損失計算を行う用途が殆どですので、          最適
Gate                                                          化には時間をかけて、     %Errorが低くなるように
                    Q1
                                                              しています。
                    MSUB                                       回路方式によっては、      収束性が悪くなります
                                                              が、その場合でもビー テク  ・ ノロジーはサポー
                                                              トして参ります。
                                  Emitter

Fig.4 MOSFET+BJT型IGBTモデルの概念図


 PARAMETERS:
                       CGD_MAX            S2
                                  +
                                  -




 IS = 2.51e-16
 NF = 1.2194           4.30E-9             S                                       C Collector
                                  +
                                      -




 BF = 4.8832
 CJE = 6.10n                     VON = 0mV
 TF = 17n                    G01 VOFF = -20mV                                       RC
 XTB = 1.3                       ROFF = 10e9                                        29.7415m
 L = 1e-6              R12 10Meg RON = 1m
 W = 1e-6
 KP = 630.2292m              S1                                        DBE
                                  +
                                  -




 VTO = 5.0035                S               D3 DGD                    DE          85
                                      +
                                  -




 THETA = 4.8432m                          G02
 VMAX = 1.8469Meg     VON = 0mV
                      VOFF = -20mV
                      ROFF = 10e9              R11                       81         QOUT03
                      RON = 1m                 10Meg                                Q3
                                                                        DDS
                                               RG                   M3 DO
          Gate G                                       82           MFIN03

                                               5            CGE                         RE             LE       Emitter
                                                            2.05n             83                73 1           2 E
                                                                                        17.5m          7.50n

                      Fig.5 MOSFET+BJT型IGBTモデルの等価回路図




                      Fig.6 MOSFET+BJT型IGBTモデルのモデリング

解析精度の計算方法は、 %Error=(実測値-シミュレーション値)/実測値×100となります。 ・ ノロジーは、
                                                ビー テク    半導体部品の場合には、%Error
が5%以内になるようにデバイスモデリングを行っております。
                                                                                                                 Page 4
 最後の3種類目がシンプローラモデルです。            (1)伝達特性
このモデルはAnsoftのシンプローラ独自のモ          (2)飽和特性
デルです。  大きな特徴は、  回路解析シミュレー        (3)スイッチング特性
ション時での収束性に非常に優れている点で             (4)出力特性 
す。SPICEの場合、IGBTがメインデバイスで負        を検証した結果、      SPICEと同様の精度が実現出
荷がコイルの場合、    殆どの場合において、     収束   来ています。   Fig.7に三菱電機製品(CM600HA-
性が悪くなります。   回路に応じて、  .OPTION設    5F)のシンプローラのIGBTモデルを事例
定、回路内の急変波形発生源に対しての対策             に、 IGBTのFWDの逆回復時間(電流減少率法)
が必要です。  シンプローラの場合、    収束性の問      の評価回路図とシミュレーション結果を示し
題が一切無く、  解析時間もリアルタイム的にス          ます。
ムーズに動きます。    また、IGBTのFWDが標準       また、   シンプローラ製品に関するデバイス
で電流減少率モデルを採用し、      少ないモデル       モデリングの講演を2009年11月20日(金)に予
パラメータで具現化出来ているところは他に             定(詳細は、   WEBにて)しております。  是非、ご来
は見られない大きな特徴です。                   場下さい。




            Fig.7 事例 シンプローラのIGBTモデル(CM600HA-5F)
                                                          Page 5
デバイスモデル
 [リチウムイオン電池]
 充放電モデル+劣化特性




 ビー テク・ ノロジーは、        バッテリー分野に                                         は時間です。   SPICEの基本時間は秒です。      ここ
おいて、   放電特性モデルをご提供して参りま                                                は、タイムスケールと言うパラメータを作成
した。   12種類のモデルです。         種類につきまし                                      しておりますので、     単位は、 hour(表示は、   sで
ては、  こちらのURLをご参照下さい。            http://                                すが)になります。    このタイムスケールのモデ
beetech.web.infoseek.co.jp/products/ser-                               ルパラメータの採用で、     シミュレーション時間
vice/battery.html                                                      が、1/2440に短縮出来ました。     また、 劣化特性
                                                                       のデータがあれば、     その特性も等価回路内に
 現在、開発中のバッテリーモデルは、 ・    充電                                             取り込む事が出来ます。     Fig.10は今回採用した
放電特性に再現性のあるリチウムイオン電池                                                   劣化特性図です。     X軸が充放電の回数、      Y軸は
のモデルです。試作段階です。   モデルの種類は                                               劣化の割合を%で表示しています。         Fig.11は、
等価回路モデルです。事例として、   Fig.8に充電                                            劣化を考慮した充放電特性のシミュレーショ
特性シミュレーション、Fig.9に放電特性シミュ                                               ンです。
レーションです。緑色のラインがシミュレーシ
ョン結果です。赤色のラインは、   等価回路内の                                                モデルのご提供時期は、2009年10月中旬を
計算結果を表示しています。   横軸のスケール                                                予定しております。

  5. 0V                                                                 5. 0V


  4. 0V                                                                 4. 0V


  3. 0V                                                                 3. 0V


  2. 0V                                                                 2. 0V


  1. 0V                                                                 1. 0V


    0V                                                                    0V
          0s                  1. 0s           2. 0s    3. 0s   4. 0s            0s                  1. 0s           2. 0s    3. 0s      4. 0s
               V( U1 : Hi )    V( U1 . OCV)                                          V( U1 : Hi )    V( U1 . OCV)
                                              T i me                                                                T i me


          Fig.8 充電特性シミュレーション                                                           Fig.9 放電特性シミュレーション
 IGBTのFWDについては、
              ダイオードモデルと同じ扱いになります。
                                ダイオードモデルについては、 Style:vol.002をご参照下さい。
                                              Bee
 ダイオードモデルをFWDモデルに置き換えて、 お読み下さい。
                                                                                                                                     Page 6
120




                      100




                      80
 CAPACITY [%]




                      60




                      40




                      20
                                      Measurement
                                      Simulation
                        0
                            0                       100             200              300         400           500


                                                                Number of Cycles



                                                    Fig.10 リチウムイオン電池の劣化特性図

  5. 0V


                            Cycle=1

  4. 0V

                            Cycle=300

                            Cycle=500
  3. 0V




  2. 0V




  1. 0V




            0V
                 0s                       8s              16s                24s           32s         40s           48s
                            V( Hi )
                                                                            T i me

                             Fig.11 リチウムイオン電池の劣化を考慮した充放電シミュレーション
リチウムイオン電池の劣化特性は等価回路内に関数化して組み込み、    充放電の回数は、.PARAMにて、Cycle」
                                                   「      にてモデルパラメータ化していま
す。Cycleに充放電回数を入力することで、劣化を考慮したシミュレーションをする事が出来ます。                                                              Page 7
道具箱
iPhoneアプリ
 遊び心を持ったiPhoneアプリ。
 妻のiPodが壊れ、      私のiPodを貸してから中     最初に作成したアプリは、Memo Beetech」
                                               「           で
々、自分の手元には戻ってきませんでした。               す。メモ帳です。最近購入したアプリで面白い
その頃、  iPhoneが日本市場に出回りました           のは、抵抗の配色から抵抗値が解り、  抵抗値を
が、購入せず、    iPod Touchを購入しました。      入力すれば、抵抗の配色が解るアプリです。    ま
面白いのはアプリが使用出来ることです。            そ   た、コンデンサも表示を入力すれば、  コンデン
の内、 誰もが、   iPhoneアプリを開発できる事        サの値が表示されます。 また、
                                                 アプリケーショ
を知り、 眠っていたMacを起こし、       Appleに開   ン回路図もあり、便利なツールです。 テスター
発者の登録をし、      必要な開発環境を揃えま          で測定した方が実務的ですが、  遊びですので、
した。業務でプログラミング(測定器の制御               良しとしましょ こういう電子系アプリが増え
                                          う。
で、BASIC、 LabView、VEEプログラミング)をす     る事を期待しています。私の方は、 技術的遊び
る程度ですので、      こういうアプリ開発は素人で        で、太陽電池のアプリを開発中です。  完成は未
す。私にとっては技術的遊びの位置づけになり              定です。こういう世界も面白いです。
ます。実機に実装する手順は複雑です。




Bee Style: Volume 006
2009年9月24日 発行
編 者:株式会社ビー テク      ・ ノロジー
発行人:堀米 毅
郵便番号105-0012 東京都港区芝大門1-5-3 大門梅澤ビル3階
Tel (03)5401-3851 (代表)
Fax (03)5401-3852
電子メール info@bee-tech.com
                                         All Rights Reserved copyright (C) Bee Technologies Inc.

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  • 1. vol.006 Bee Style: Oct 2009:Bee Technologies 新製品情報 ロードマップ(デザインキット) デバイスモデル [IGBT]  Nist-Hefnerモデル  MOSFET+BJT型モデル  シンプローラモデル [リチウムイオン電池]  充放電モデル+劣化特性 道具箱  iPhoneアプリ 株式会社ビー テク ・ ノロジー
  • 2. 新製品情報 ロードマップ [デザインキット] デザインキット 擬似共振電源回路  今回はデザインキッ トの新製品のご紹介   現在開発中のデザインキットの25回路方 です。 擬似共振電源回路(Quasi-resonant 式について下記に掲載致します。詳細のタイ Switching Power Supply)はエコに貢献する ムスケジュールは、未決定ですが、下記の基本 回路方式です。 待機状態である軽負荷及び無 デザインは終了しております。 負荷の状態時にスイッチング損失を削減させ るため、 発振周波数を低下させる機能があり 降圧チョッパ ます。 キーデバイスは、 富士電機デバイステク 昇圧チョッパ ノロジー製品のFA5541のICを採用しておりま 昇降圧チョッパ す。この回路シミュレーションのテンプレート フォワード で色々なケースをシミュレーションできます。 フライバック 価格は262,500円(消費税込み)です。 回路解析 フルブリッジ シミュレータは、 PSpiceとなります。 ハーフブリッジ プッシュプル  現在、 開発中のデバイスモデル及びデザイ CUK ンキッ トのご紹介です。 リチウムイオン電池の SEPIC デバイスモデル開発を進めています。 充電、 放 ZETA 電特性に再現性があり、 劣化特性も.Paramに 絶縁CUK て、Cycleでパラメータ化しております。 現在、 電圧共振 デバイスモデルの試作が終了し、 評価段階で 電流共振 す。 ご提供時期は、 2009年10月中旬を予定し 共振 ております。 E級共振 複共振  デザインキッ トの回路方式の開発は、 NECエ アクティブクランプ レクトロニクスのロングセラーであるマイクロ 位相シフト コントローラuPC494を使用した電源回路方 同期整流 式です。uPC494 のデバイスモデリングがキー 電流モード になります。この開発も、 試作段階を経て、 評価 力率改善 段階です。ご提供時期は、 2009年10月中旬か マルチフェーズ ら下旬を予定しております。 電流型 三相フルブリッジインバータ  WEBを通じて、開発状況等をアップデートし   ていきます。 新製品のデザインキッ 「擬似共振電源回路」 ト、 についての詳細は、 http://beetech.web.infoseek.co.jp/products/design/design_06.html をご参照下さい。 また、開発状況につきましては、Blog、デバイスモデリング研究所、 http://beetech-icyk.blogspot.com/ をご参照下さい。 Page 1
  • 3. デバイスモデル G E(S) d Qgs / d t dQdg / dt I mos [IGBT] I mult d Qds / d t b(d) d Qmult / d t  Nist-Hefnerモデル I c ss dQc er / dt I bss dQeb / dt  MOSFET+BJT型モデル e IT  シンプローラモデル Fig.1 Nist-Hefnerモデル  IGBTモデルについて解説します。 タイトルの PSpiceを購入するとアクセサリーに、 Model 通り、 3種類のモデルがあります。 Nist-Hefner Editorと言う簡易モデリングツールが搭載さ モデル(Fig.1)、MOSFET+BJT型モデルがSPICE れています。 これでIGBTを選択し、 出力される 系シミュレータで、 ANSOFT社のシンプローラ モデルは、 Nist-Hefnerモデルです。 よって、 デ で動作する独自のモデルを 「シンプローラモ バイスモデリングの専門的な知識が無く ても デル」 と表記します。 回路設計者が簡単にモデリングする事が出来 ます。 しかし、 Model Editorを活用し、Nist-  Nist-Hefnerモデルは、 PSpiceに組み Hefnerモデルを作成する際には2つの注意点 込まれており、 PSpice上で動作します。 現 が必要です。 在、他のSPICEで動作するかを確認中で す。LTspice、MicroCap8では動作しませんでし  1つ目は、 スイッチング時間に関する抽出で た。傾向としましては、 他のSPICEでも動作が す。Fig.2が抽出画面です。tf=150nsのモデリン 出来る方向性にあります。 しかし、 このモデル グを行おうとするとエラーが発生します。 ここ が使用可能かどうかについては、 EDA企業に は、160nsを入力する事でエラーの回避は出 問い合わせる必要性はあります。 来ますが、 調整が必要になります。 Fig.2 PSpice Model Editorの Fall Time Characteristics IGBTのFWDについては、 ダイオードモデルと同じ扱いになります。 ダイオードモデルについては、 Style:vol.002をご参照下さい。 Bee ダイオードモデルをFWDモデルに置き換えて、 お読み下さい。 Page 2
  • 4. Fig.3 PSpice Model Editor Saturation Characteristics  2つ目は、 飽和特性です。 こちらは、 致命的で  MOSFET+BJT型モデルは、 SPICE系シミ す。Fig.3が抽出画面です。 白点が測定値、 緑色 ュレータであれば、 動作する汎用性のあ のラインが抽出後のシミュレーション結果で るモデルです。 現在、 提供実績のあるツー す。殆ど、 再現性がありません。 飽和特性の不 ルは、 PSpice,MicroCap,LTspice,ICAP4で 具合は、 補正関数をABMで組み込む事で、 回 す。IGBTを実デバイスと同様、 MOSFETとBJTで 避出来ます。 結果的には、 Nist-Hefnerモデル 構成しているのが特徴です。 概念図を、 Fig.4 +飽和特性補正関数の等価回路モデルにて、 に示します。 モデルの種類は、 等価回路モデル 実用的なモデルになります。 Nist-Hefnerモ です。 デルについてのPSpice Model Editorの使い 方、ABMを活用した飽和特性補正関数につい  難点は、 デバイスモデリングツールがありま ては、 デバイスモデリング教材のIGBT編をご せんので、 デバイスモデリングの知識とモデリ 活用下さい。 当社の複数お客様より、 1200A以 ングの経験が必要になります。 等価回路は決 上のIGBTについて実際の動作と比較して再現 まっていますが、 モデリング フローが非常に ・ 性(過渡解析におけるスイッチング特性及び 複雑である為、 デバイスモデリング セミナー ・ 飽和特性)が無いとの報告を受け、 当社も確認 の開催もしておりません。 IGBTデバイスの種類 しています。 よって、Nist-Hefnerモデルの限界 によっては、 最適化ツールも導入し、 再現性を は、1200AまでのIGBTとして認識をした方が良 高めています。 デバイスモデリング環境を構築 いかも知れません。 それらを改善したモデル しても、 デバイスモデリング、 評価検証、 完成ま が、MOSFET+BJT型モデルです。 でに7-10日間かかります。 IGBTモデルの場合、ユーザーの用途の80%が過渡解析によるスイッチング波形の検証であり、損失計算を行っておりま す。 回路解析シミュレータの場合、手計算では大変な損失計算もI*Vで計算出来ますので、非常に便利なツールです。そ の反面、 解析精度を左右するモデルの精度は重要です。 Page 3
  • 5. MOSFET+BJT型モデルの等価回路図をFig.5 QSUB に掲載します。 また、 各パラメータの最適解も Q2 Collecor 状況によっては、 PSpice AAOを駆使(Fig.6)し て、モデルの精度を向上させております。 お客 様は、 このIGBTモデルを採用し、 過渡解析に て、損失計算を行う用途が殆どですので、 最適 Gate 化には時間をかけて、 %Errorが低くなるように Q1 しています。 MSUB  回路方式によっては、 収束性が悪くなります が、その場合でもビー テク ・ ノロジーはサポー トして参ります。 Emitter Fig.4 MOSFET+BJT型IGBTモデルの概念図 PARAMETERS: CGD_MAX S2 + - IS = 2.51e-16 NF = 1.2194 4.30E-9 S C Collector + - BF = 4.8832 CJE = 6.10n VON = 0mV TF = 17n G01 VOFF = -20mV RC XTB = 1.3 ROFF = 10e9 29.7415m L = 1e-6 R12 10Meg RON = 1m W = 1e-6 KP = 630.2292m S1 DBE + - VTO = 5.0035 S D3 DGD DE 85 + - THETA = 4.8432m G02 VMAX = 1.8469Meg VON = 0mV VOFF = -20mV ROFF = 10e9 R11 81 QOUT03 RON = 1m 10Meg Q3 DDS RG M3 DO Gate G 82 MFIN03 5 CGE RE LE Emitter 2.05n 83 73 1 2 E 17.5m 7.50n Fig.5 MOSFET+BJT型IGBTモデルの等価回路図 Fig.6 MOSFET+BJT型IGBTモデルのモデリング 解析精度の計算方法は、 %Error=(実測値-シミュレーション値)/実測値×100となります。 ・ ノロジーは、 ビー テク 半導体部品の場合には、%Error が5%以内になるようにデバイスモデリングを行っております。 Page 4
  • 6.  最後の3種類目がシンプローラモデルです。 (1)伝達特性 このモデルはAnsoftのシンプローラ独自のモ (2)飽和特性 デルです。 大きな特徴は、 回路解析シミュレー (3)スイッチング特性 ション時での収束性に非常に優れている点で (4)出力特性  す。SPICEの場合、IGBTがメインデバイスで負 を検証した結果、 SPICEと同様の精度が実現出 荷がコイルの場合、 殆どの場合において、 収束 来ています。 Fig.7に三菱電機製品(CM600HA- 性が悪くなります。 回路に応じて、 .OPTION設 5F)のシンプローラのIGBTモデルを事例 定、回路内の急変波形発生源に対しての対策 に、 IGBTのFWDの逆回復時間(電流減少率法) が必要です。 シンプローラの場合、 収束性の問 の評価回路図とシミュレーション結果を示し 題が一切無く、 解析時間もリアルタイム的にス ます。 ムーズに動きます。 また、IGBTのFWDが標準  また、 シンプローラ製品に関するデバイス で電流減少率モデルを採用し、 少ないモデル モデリングの講演を2009年11月20日(金)に予 パラメータで具現化出来ているところは他に 定(詳細は、 WEBにて)しております。 是非、ご来 は見られない大きな特徴です。 場下さい。 Fig.7 事例 シンプローラのIGBTモデル(CM600HA-5F) Page 5
  • 7. デバイスモデル [リチウムイオン電池] 充放電モデル+劣化特性  ビー テク・ ノロジーは、 バッテリー分野に は時間です。 SPICEの基本時間は秒です。 ここ おいて、 放電特性モデルをご提供して参りま は、タイムスケールと言うパラメータを作成 した。 12種類のモデルです。 種類につきまし しておりますので、 単位は、 hour(表示は、 sで ては、 こちらのURLをご参照下さい。 http:// すが)になります。 このタイムスケールのモデ beetech.web.infoseek.co.jp/products/ser- ルパラメータの採用で、 シミュレーション時間 vice/battery.html が、1/2440に短縮出来ました。 また、 劣化特性 のデータがあれば、 その特性も等価回路内に  現在、開発中のバッテリーモデルは、 ・ 充電 取り込む事が出来ます。 Fig.10は今回採用した 放電特性に再現性のあるリチウムイオン電池 劣化特性図です。 X軸が充放電の回数、 Y軸は のモデルです。試作段階です。 モデルの種類は 劣化の割合を%で表示しています。 Fig.11は、 等価回路モデルです。事例として、 Fig.8に充電 劣化を考慮した充放電特性のシミュレーショ 特性シミュレーション、Fig.9に放電特性シミュ ンです。 レーションです。緑色のラインがシミュレーシ ョン結果です。赤色のラインは、 等価回路内の  モデルのご提供時期は、2009年10月中旬を 計算結果を表示しています。 横軸のスケール 予定しております。 5. 0V 5. 0V 4. 0V 4. 0V 3. 0V 3. 0V 2. 0V 2. 0V 1. 0V 1. 0V 0V 0V 0s 1. 0s 2. 0s 3. 0s 4. 0s 0s 1. 0s 2. 0s 3. 0s 4. 0s V( U1 : Hi ) V( U1 . OCV) V( U1 : Hi ) V( U1 . OCV) T i me T i me Fig.8 充電特性シミュレーション Fig.9 放電特性シミュレーション IGBTのFWDについては、 ダイオードモデルと同じ扱いになります。 ダイオードモデルについては、 Style:vol.002をご参照下さい。 Bee ダイオードモデルをFWDモデルに置き換えて、 お読み下さい。 Page 6
  • 8. 120 100 80 CAPACITY [%] 60 40 20 Measurement Simulation 0 0 100 200 300 400 500 Number of Cycles Fig.10 リチウムイオン電池の劣化特性図 5. 0V Cycle=1 4. 0V Cycle=300 Cycle=500 3. 0V 2. 0V 1. 0V 0V 0s 8s 16s 24s 32s 40s 48s V( Hi ) T i me Fig.11 リチウムイオン電池の劣化を考慮した充放電シミュレーション リチウムイオン電池の劣化特性は等価回路内に関数化して組み込み、 充放電の回数は、.PARAMにて、Cycle」 「 にてモデルパラメータ化していま す。Cycleに充放電回数を入力することで、劣化を考慮したシミュレーションをする事が出来ます。 Page 7
  • 9. 道具箱 iPhoneアプリ 遊び心を持ったiPhoneアプリ。  妻のiPodが壊れ、 私のiPodを貸してから中 最初に作成したアプリは、Memo Beetech」 「 で 々、自分の手元には戻ってきませんでした。 す。メモ帳です。最近購入したアプリで面白い その頃、 iPhoneが日本市場に出回りました のは、抵抗の配色から抵抗値が解り、 抵抗値を が、購入せず、 iPod Touchを購入しました。 入力すれば、抵抗の配色が解るアプリです。 ま 面白いのはアプリが使用出来ることです。 そ た、コンデンサも表示を入力すれば、 コンデン の内、 誰もが、 iPhoneアプリを開発できる事 サの値が表示されます。 また、 アプリケーショ を知り、 眠っていたMacを起こし、 Appleに開 ン回路図もあり、便利なツールです。 テスター 発者の登録をし、 必要な開発環境を揃えま で測定した方が実務的ですが、 遊びですので、 した。業務でプログラミング(測定器の制御 良しとしましょ こういう電子系アプリが増え う。 で、BASIC、 LabView、VEEプログラミング)をす る事を期待しています。私の方は、 技術的遊び る程度ですので、 こういうアプリ開発は素人で で、太陽電池のアプリを開発中です。 完成は未 す。私にとっては技術的遊びの位置づけになり 定です。こういう世界も面白いです。 ます。実機に実装する手順は複雑です。 Bee Style: Volume 006 2009年9月24日 発行 編 者:株式会社ビー テク ・ ノロジー 発行人:堀米 毅 郵便番号105-0012 東京都港区芝大門1-5-3 大門梅澤ビル3階 Tel (03)5401-3851 (代表) Fax (03)5401-3852 電子メール info@bee-tech.com All Rights Reserved copyright (C) Bee Technologies Inc. Page 8