AWSクラウドサービス勉強会
Day 2. 進撃のAWS
2014年1月29日
株式会社サイバーネーション
大橋 衛
Day 2.進撃のAWS Agenda
Section 0. 前回の補足
Section 1. AWSサービス個別解説
〜休憩10分〜
Section 2. AWS利用ケーススタディ
Section 3. ハンズオン
  ①マネジメントコンソールにて
  ②プログラムコードにて
質疑応答
Section 0.
前回の補足
クラウドサービスの「いま」
MM総研「国内クラウドサービス需要動向」 2013年8月28日発表
4,599法人へのアンケート結果
1.新規システムの構築方法
❖ 新規システム導入時にクラウドの活用を優先的
に検討する法人ユーザーは7割に達する
❖ 米国と同様に日本においても「クラウドファース
ト」の浸透が顕著
❖ クラウドサービスの急拡大によりオンプレミスは
縮小してゆくものと予想される
❖ 国内事業者と海外事業者の競争はさらに激化
クラウド化されているシステム
「これはオンプレであるべき」という聖域は
ほぼなくなりつつある
自社業務管理システム
(ERP、SNS)
顧客情報管理システム
(CRM)
情報系システム データ解析システム
(BigData)
ハイブリッドクラウド
お客様向け
Webシステム
日経BP社「パブリッククラウドを利用するユーザー企業100社への調査」
クラウド化に向かないシステム
やり方次第で
クラウド対応可
クラウド・イノベーションの段階的発展
「クラウドの未来 超集中と超分散の世界」
(小池良次/講談社現代新書)より抜粋
クラウド・コンピューティング
クラウド・ネットワーク
クラウド・デバイス
クラウド・サービス
2015年頃
現在
2025年頃?
2020年頃?
今後約10〜15年で
クラウド・イノベーションは
成熟期を迎える
Googleがスマート コンタクトレンズを開発
血糖センサと無線内蔵の医療用。LED内蔵も検討
インテル、SD カードサイズの超小型PC 『Edison』 発表デュ
アルコアCPU、WiFi 搭載のウェアラブル端末用
クラウド・イノベーションのその先の世界?
Section 1.
AWSサービス個別解説
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
仮想コンピューティング
EC2(Elastic Compute Cloud)
 コンピューティングノードで仮想ハードウェア
 ネットワークカードなども仮想化されている
Elastic IP
 フローティング可能なグローバルIPアドレス
 同じリージョン内ならいつでも、どのEC2にも移動できる
Elastic LoadBalancer
 簡単な設定で使用できる仮想ロードバランサ
 配下に置くEC2インスタンスを指定して使う
AutoScaling
 様々な条件をトリガにEC2のスケールアウト/スケールインが可能
 
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
仮想ネットワーキング
VPC(Virtual Private Cloud)
 仮想プライベートクラウド
 AWS上に外部から隔離されたプライベートNWを構築できる
 AZをまたいだサブネット構築や外部との疎通も可能
VPN Connection
 AWS(VPC)とオンプレ環境をセキュアに繋ぐサービス
 AWS側はすべて自動。オンプレ側も機種別configをDL可。
 オンプレ側に特別な機器も不要(ソフトウェアルータでOK)
Direct Connect
 AWS-オンプレ間専用線接続サービス
 インターネットに一切出ずにAWS側にデータをUL可能に
 足回りは複数の国内プロバイダから選択可能
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
仮想ストレージ
EBS(Elastic Block Store)
 仮想ハードディスク
 EC2に接続して起動ボリュームとしても使われている
 プロビジョンドIOPSで性能を担保できる
Strage Gateway
 仮想iSCSI/テープドライブとして接続できるサービス
 AWS外からS3+Glacierへ無意識で接続可能
S3(Simple Storage Service)
 所謂オンラインス仮想ストレージ
 同一リージョン内の3つのAZへの自動レプリケート機能
 99.999999999%の耐久性、99.9%以上のSLA
Glacier
 永続化向けバックエンド仮想ストレージ
 価格が安い(S3の約1/10)が取得に数時間が必要
 S3と自動連携もできる
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
仮想データベース
RDS(Relational Database Service)
 仮想リレーショナルデータベースサービス
 Oracle, SQL Server, MySQL, PostgreSQL
 自動SO/自動バックアップ/MultiAZレプリ/IOPS指定可
DynamoDB
 フルマネージドNoSQLデータベースサービス
 SSD保存/自動SO/MultiAZレプリ/IOPS指定可
ElastiCache(※ベータサービス)
 インメモリDBなどの高速オブジェクトキャッシュサービス
 Memcached/Redisに対応
RedShift
 仮想データウェアハウスサービス
 カラムナ指向/分散指向DB
 数百GB〜ペタバイト単位のデータに最適化
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
運用管理/開発環境
CloudWatch
 統合監視サービス
 EC2/EBS/RDS等から様々な情報を集積/蓄積/表示可能
 条件を指定してのアラーム通知も可能
 
 
CloudTrail(※ベータサービス)
 API呼出管理サービス
 何のAPIがどれだけ呼び出されたかをログ化できる
 S3と連携/イベント通知
 
 
運用管理/開発環境
CloudFormation
 プロビジョニングテンプレート化サービス
 AWSサービスの構築の自動化を可能にしテンプレート化が可能 自動
ロールバック/テンプレートテキスト出力
 
 OpsWorks
 アプリケーション構築自動化ツール
 AWSインフラ〜ミドル/アプリの構築を完全自動化可能に
 テンプレート+Chefレシピ/ソースライクなテキスト出力
 
 ElasticBeansTalk
 AWSのインフラを自動構成したPaaS
 デプロイだけを意識すればあろは全部AWSがやってくれる
 .Net/Node.js/PHP/Ruby/Java/Pythonに対応
 
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
分析基盤
ElasticMapReduce
 HadoopとHiveを簡単に使えるサービス
 BigData解析に最適化され準備不要ですぐ使える
 自動分散/自動SO/低価格/他AWSサービスと連携可
 
 DataPipeLine
 データ駆動型ワークフロー管理システム
 AWS-オンプレ間のデータ転送を容易に行えるサービス
 オンプレ側のデータの定期取得をトリガに処理とUL実施可能 
 
Kinesis(※ベータサービス)
 大規模ストリーミングデータ処理サービス
 リアルタイム処理と大規模なキャッシュが可能 
 処理後のデータはS3やGlacierに保存可能
AWSの基本的サービス郡
仮想コンピューティング仮想データベース 仮想ストレージ
開発環境/運用管理
仮想ネットワーキング
分析基盤 Appサービス
Appサービス
SimpleEmailService
 大規模メール配信サービス
 メーリングリストの管理や処理がAPI経由で可能に
 
 Simple Queue Service
 メッセージキューイングサービス
 フロントとバックの間に入り処理をシーケンシャル化できる
 
 Cloud Front
 Webコンテンツキャッシュサービス
 CDNetworks/アカマイと同等の機能
 
 
Appサービス
Route53
 権威DNSサーバサービス
 各ISPなどに付与されているものと同等の機能
 
 
WorkSpaces(※ベータサービス)
 仮想デスクトップ環境サービス
 Amazon初?の定額制サービス
 WindowsのRDP環境を容易しユーザーは外部からそれを使える
 ここを踏み台にして他のEC2等にアクセスも可能
 社内ネットワークをVPCで構築が可能に
 
 
AWS サービスカテゴリ
1) 仮想コンピューティング
2) 仮想ストレージ
3) 仮想ネットワーキング
4) 運用管理/開発環境
5) 分析基盤
6) App サービス
10:00
Section 2.
AWS利用ケーススタディ
Cloud Desgin Pattern
↓AWS-CloudDesignPattern http:
//aws.clouddesignpattern.org/
クラウドを使ったSA設計を行う際
に発生する、典型的な問題とそ
れに対する解決策・設計方法を、
分かりやすく分類して、ノウハウ
として利用できるように整理した
もの
クラウドアーキテクトの暗黙知を
形式知に変換したものの集大成
AWSで組めるシステムサンプル3例
1) 守るべきデータと開放すべきデータを別NWに
分離してルーティングする
2) 大量データの高速処理を月に1回だけ行う
3) どこまで増えるかわからないデータを半永久的
に保存する
1) 守るべきデータと開放すべきデータを別NWに
分離してルーティングする
Subnet A Subnet B
Subnet A
2) 大量データの高速処理を月に1回だけ行う
・・・
3) どこまで増えるかわからないデータを半永久的
に保存する
/mnt/s3fs
aaaaa.log
LifeCycle
[host名]
aaaaa.log
aaaaa.log
どちらも無限に
スケール可能
仮想fsマウント 自動でaging
S3fS
Section 3.
ハンズオン
ハンズオンのまえに
● AWSはWebAPIで全て操作できる
➔ 「Open化されたIaaS/PaaS」
➔ AWS Management Console
● 言語/環境別SDKが提供済み
➔ 上記APIの呼出を簡略化させるライブラリ
➔ 言語を選ばずInfrastructure as a Codeが実現可
AWS Management Console
AWS SDK/コマンドラインツール
AWS SDK
Android、iOS、Java、.NET、Node.js、PHP、Python、
Ruby、JavaScript
コマンドラインインターフェース
Mac、Linux、Unix、Windows(MS-DOS)、
Windows PowerShell
IDEツールキット
Eclipse, Visual Studio
Hands-on Sample
VPC
Subnet 2( AZ-c) Subnet 1(AZ-a)
Internet GW
Route
Table
EC2 EC2
AMI
EC2
EIPEIP
※Floating IP Pattern
AWS Management Consoleで
ハンズオン!
AWS Command Line Interfaceで
ハンズオン!
Any
Question?

AWSクラウドサービス勉強会 Day2:「進撃のAWS」