今からおさえるクラウドと
AWS活用のこれから
2014.1.15
吉田真吾
自己紹介
吉田 真吾(よしだ しんご)
エバンジェリスト、ソリューションアーキテクト
AWSサムライ2014(Japan AWS UserGroup)
AWS Certified Solutions Architect ‒ Associate Level

好きなAWSサービス
Amazon S3、CloudTrail

バックグラウンド
通信キャリア:基地局制御、GISサービス 開発
SIer:証券システム基盤 開発
アジェンダ
クラウドとそのメリットについて
クラウドネイティブサービス
御社事例
cloudpack
今後のビジョン
クラウドとそのメリットについて

National Institute of
Standards and Technology

↑NISTによるクラウドコンピューティングの定義に
従って説明を進めます
http://csrc.nist.gov/publications/nistpubs/800-145/SP800-145.pdf
http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
基本的な特徴
オンデマンド・ セルフサービス
幅広いネットワークアクセス
リソースの共用
スピーディな拡張性
サービスが 計測可能であること

http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
AWSの説明もだいたい同じ
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
サービスモデル
Software as a Service
サービスの形で提供されるソフトウェア
Salesforce, Google Apps, Office 365

Platform as a Service
サービスの形で提供されるプラットフォーム
Engine Yard, Heroku, AWS Elastic Beanstalk

Infrastructure as a Service
サービスの形で提供されるインフラストラクチャ
Amazon Web Services, Windows Azure, Google Compute
Engine
サービスモデル
H/W

ミドル	


構成	


ソフトウェ

OS

ウェア

管理

ア管理

PaaS

H/W
OS

ミドル	

ウェア

構成	

管理

IaaS

H/W
OS

SaaS
実装モデル
プライベートクラウド
コミュニティクラウド
パブリッククラウド
ハイブリッドクラウド

http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
実装モデル - プライベートクラウド
クラウドのインフラストラクチャは
複数の利用者(例:事業組織)から
成る単一の組織の専用使用のために
提供される。その所有、管理、およ
び運用は、その組織、第三者、もし
くはそれらの組み合わせにより行わ
れ、存在場所としてはその組織の施
設内または外部となる。
http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
実装モデル - プライベートクラウド
AWSでできる

http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
これもプライベート?
オフバランス目的がメイン
データセンターでのホスティング+資産的にはベンダー
のもの(運用費で回収)もプライベートクラウドと呼ば
れてます

他の選択肢では解決できない課題
ストレージの管理機能や帯域とか
リソース占有型も多い
実装モデル - コミュニティクラウド
クラウドのインフラストラクチャは共
通の関心事(例えば任務、セキュリティ
の必要、ポリシー、法令順守に関わる考
慮事項)を持つ、複数の組織からなる成
る特定の利用者の共同体の専用使用のた
めに提供される。その所有、管理、およ
び運用は、共同体内の1つまたは複数の
組織、第三者、もしくはそれらの組み合
わせにより行われ、存在場所としてはそ
の組織の施設内または外部となる。
http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
AWSで作った

http://www.nasdaqomx.com/newsroom/pressreleases/pressrelease/?
messageId=1127643&displayLanguage=en
実装モデル - コミュニティクラウド - 例)FinQloud

Regulatory Records Retention
(R3)
ブローカー・ディーラー向けストレージサービス
U.S. Securities and Exchange Commission (SEC) Rule
17A-4 の要件に準拠
蓄積するファイル・データは全て暗号化
インデックスや監査情報の閲覧、ファイルの閲覧、検索、
ダウンロードを行うツールを提供
利用するユーザごとに物理的に独立したストレージコンテ
ナで管理
http://www.nasdaqomx.com/newsroom/pressreleases/pressrelease/?
messageId=1127643&displayLanguage=en
実装モデル - コミュニティクラウド - 例)FinQloud

Self Service Reporting (SSR)
ブローカー・デーラー向けの、ユーザが生成したクエリ
による大規模取引データのデータマイニングを行ったり、
それをレポーティング出力するサービス
ペタバイトオーダーのデータを格納・検索可能なインフ
ラである。

http://www.nasdaqomx.com/newsroom/pressreleases/pressrelease/?
messageId=1127643&displayLanguage=en
http://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/nasdaq-finqloud/
実装モデル - パブリッククラウド
クラウドのインフラストラクチャは
広く一般の自由な利用に向けて提供
される。その所有、管理、および運
用は、企業組織、学術機関、または
政府機関、もしくはそれらの組み合
わせ

http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
パブリックのみ?
AWSはプライベートクラウドがデ
フォルトで構成できますが、便宜上
AWSなどパブリッククラウド出身の
クラウドを指してパブリッククラウ
ドと呼ばれることが多い
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
実装モデル - ハイブリッドクラウド
クラウドのインフラストラクチャは
二つ以上の異なるクラウドインフラス
トラクチャ(プライベート、コミュニ
ティまたはパブリック)の組み合わせ
である。各クラウドは独立の存在であ
るが、標準化された、あるいは固有の
技術で結合され、データとアプリケー
ションの移動可能性を実現している(例
えばクラウド間のロードバランスのた
めのクラウドバースト)。
http://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf
http://www.gartner.com/newsroom/id/2599315#
2017年末までに大企業の約半数が
ハイブリッドクラウドを採用する。
大企業の半数近くが2017年の終わりまでに
はハイブリッドクラウドを展開するだろう。
この3年、約半数の大企業にとってプライベー
トクラウドは願望から現実へと変化した。ハ
イブリッドクラウドは今日、3年前のプライ
ベートクラウドと同じ状況にある。現実を見
ればまだ採用数は多くないが、期待は高まっ
ている。
プライベートクラウドの前段階であった仮
想化は初期投資の効率化を実現し、標準。さ
らにプライベートクラウドの実装はITに対す
るアジリティの要求に応えるものだった
http://blog.equinix.com/2014/01/hybrid-cloud-myth-busting/
ハイブリッドクラウドの都市伝説を
やっつけろ
1.パブリッククラウドに全て載せられる
エンタープライズのアプリケーションやパフォーマンスのSLAがカバーされていないこともある

2.クラウドはセキュアでない
プライベートネットワークを使えばセキュアな環境が構築できるので、事実ヘルスケアや金融分
野で利用されている実績がある

3.クラウドは信頼性が低い
ピークに合わせて潤沢なリソースから調達でき、信頼性は高い

4.パブリッククラウドを使えばいつでも安い
使い方による

5.クラウドでは十分な帯域が得られない
一般的なクラウド事業者であれば十分な帯域があるし、Equinixは主要なクラウド事業者との直
接接続のオプションを用意している
ハイブリッドクラウドの都市伝説を
やっつけろ
6.大容量のデータはクラウドに移動できない
正しいアーキテクチャを用いれば十分可能である。AWS Direct Connect と
Equinix の光ファイバー通信を用いれば可能である。

7.クラウドを使うとデータのコントロールを失う
オンサイト側にデータを保持し、高速通信を用いてクラウドから参照するなど、
様々な方法でクラウドを使いながらデータのコントロールを保持する方法がある。

8.クラウドに移行することでクビになりたくない
これはよくないアプローチ。コンピューティングの経済メリットを享受しながら、
サービスを安く提供しましょう。

9.クラウドだとコンプライアンスが維持できない
プライベートクラウドを用いれば、会社のポリシーや標準化規格に対応して、コン
プライアンス管理やサービスレベルの維持が可能である。
AWSでできる
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
AWSを使うメリット
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
クラウドネイティブサービス

http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
クラウドネイティブサービス
さまざまなマネージドサービス
仮想サーバを使って手組みしなくてよい
運用が【標準化】しやすい・【運用品質】の担保

できる限り使ったほうがよい
RDS vs RDBMS on EC2
EMR vs Hadoop on EC2
Redshift vs ParAccel on EC2
Kinesis vs Storm on EC2
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/on-aws-20130927
弊社事例
http://www.cloudpack.jp/casestudy/019.html
http://www.cloudpack.jp/casestudy/056.html
http://www.cloudpack.jp/casestudy/073.html
コイニー株式会社様 http://coiney.com/
要件1: カード会員データを保護するために、ファイアウォールをインストールして構成を維持する
要件2: システムパスワードおよび他のセキュリティパラメータにベンダ提供のデフォルト値を使用
しない
要件3: 保存されるカード会員データを保護する
要件4: オープンな公共ネットワーク経由でカード会員データを伝送する場合、暗号化する
要件5: アンチウィルスソフトウェアまたはプログラムを使用し、定期的に更新する
要件6: 安全性の高いシステムとアプリケーションを開発し、保守する
要件7: カード会員データへのアクセスを、業務上必要な範囲内に制限する
要件8: コンピュータにアクセスできる各ユーザに一意の ID を割り当てる
要件9: カード会員データへの物理アクセスを制限する
要件10: ネットワークリソースおよびカード会員データへのすべてのアクセスを追跡および監視す
る
要件11: セキュリティシステムおよびプロセスを定期的にテストする
要件12: すべての担当者の情報セキュリティポリシーを整備する
[参考]  Squid経由でAWSマネジメントコンソールにアクセスしてソースIP制限や認証やログ取得  
http://blog.cloudpack.jp/2013/02/aws-‐‑‒news-‐‑‒squid-‐‑‒aws-‐‑‒console-‐‑‒ip-‐‑‒log.html
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今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014