明日から役立つ
臨床コミュニケーション講座
2015.9.29
コミュニケーション能力検定1級
神経言語プログラミングプラクティショナー
産業カウンセラー
間藤大輔
本日の結論
• 医療事故を未然に防げる
• 患者さんと最短で関係性(ラポール)が築ける
• 周囲を上手に巻き込める
• チームのメンバーに自分の希望を伝えられる
– (≠話した・言った)
• 自分自身に気付ける
– (=自分自身とコミュニケーションが取れている)
コミュニケーション能力が向上すると・・・
なぜコミュニケーションが大切か
• 産業事故全般に共通することであるが、医療事
故においても主要な原因は、コミュニケーション
エラーであることが明らかにされている
• 医療事故全体のうち、コミュニケーションエラー
関連事象は 割
コミュニケーションがうまく取れれば
医療事故は減らせる
問題意識
• 急性期総合病院に勤務している時には年間
150名以上の新規患者さんを担当
• 患者さんだけでなく家族の方との関わり
• 発症して初期の患者ばかりであるため不安を
抱えている方が多い
• 入院期間は短期間
最短で関係性を築く必要性を感じ、
コミュニケーションを学ぶ
ある患者さんの言葉
• 「まだまだやらなければならないことがたくさ
んあるのに・・・。どうして私だけがこんな思い
をするんでしょうか・・・。先生、生きるって何で
すか?」
Bestの答えはその時の関係性に依存するが
コミュニケーション能力が高ければWorstの
答えが回避できる
現状分析
① あなたのコミュニケーション能力は?
② あなたの説得力は?
③ あなたの影響力は?
点数を付けてみよう!
①・・・ 点 ②・・・ 点 ③・・・ 点
コミュニケーションの「領域」
① 言語(バーバル)コミュニケーション
 意識・直接的 例えば言葉によるメッセージ
② 非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
無意識・間接的 例えば表情、しぐさ、態度、声
の調子など
非言語コミュニケーションの重要性
• アルバート・メラビアン(心理学者)の実験
– 視覚(表情・しぐさ)、聴覚(話し方)、言語(話の内
容)で、矛盾した情報を与えられた時に、人はど
れを優先して受け止め、話者の感情や態度を判
断するか実験した。この実験結果から導き出され
たものを「メラビアンの法則」と言う
• その結果は
視覚・・・ % 聴覚・・・ % 言語・・・ %
ワーク1
単方向コミュニケーション
ワーク2
連想ゲーム!
低栄養に関する先行研究
• 廃用症候群でリハを行っている入院高齢患者の
88%が低栄養(高山)
• 施設別調査によると、リハ施設の方が高齢者の
低栄養の割合が高い(病院38.7%、リハ施設
50.5%)(Kaiser)
• リハ施設では低栄養のおそれありの割合は
41.2%で栄養状態良好の割合は8.5%
リハを行っているすべての高齢者で
低栄養の可能性を考慮すべき
サルコペニア
• 進行性かつ全身性の筋肉量と筋力
の減少によって特徴づけられる症候
群で、身体機能障害、生活の質(
quality of life: QOL)の低下、死のリ
スクを伴うもの
2010年:European Working Group on
Sarcopenia in Older People(EWGSOP)
サルコペニアの原因による分類
分類 原因
原発性サルコペニア
加齢性サルコペニア 加齢以外の原因がない
二次性サルコペニア
身体活動性サルコペニア ベッド上安静、運動しない生活スタイ
ル、廃用、無重力状態
疾患性サルコペニア 高度な臓器障害(心臓、肺、肝臓、腎
臓、脳)、炎症性疾患、悪性腫瘍、内
分泌疾患
栄養性サルコペニア 吸収不良、胃腸疾患、食欲不振をき
たす薬物の使用、蛋白質摂取不足
ワーク3
優位感覚を探る!
優位感覚を探る!
7 10
①
•
•
•
•
②
•
•
•
•
③
•
•
•
•
ワーク4
ミラクル・クエスチョン
~日々の生活に落とし込むため
ミラクル・クエスチョンとは
• 解決志向ブリーフセラピーの技法
• 解決志向ブリーフセラピーは
1. 変化は絶えず起こっており、そして必然である
2. 小さな変化は、大きな変化を生み出す
3. 「解決」について知るほうが、問題と原因を把握
することよりも有用である
4. クライエントは問題解決のリソース(資源・資質)
を持っている
ミラクル・クエスチョン
「これからちょっと変わった質問をします。もし今
夜あなたが眠っている間に奇跡が起きて、あな
たがコミュニケーションが取りにくかったと感じ
ている相手との問題が解決してしまったとしま
す。でもあなたは眠っていたので奇跡が起こっ
たことを知りません。明日の朝目が覚めたとき、
あなたはどんな違いから奇跡が起きて問題が
解決したと気がつくでしょう?」
具体的に想起
• 何時、どこで?
• 周りに見える景色は?誰と一緒?
• どんな音が聞こえる?どんな声?
• どんな感じがする?
まとめ
【開かれた窓】
自分も相手も知っている
自分
【盲点の窓】
自分は気付いていないが
相手は知っている自分
【隠された窓】
自分は知っているが相手
は知らない自分
【未知の窓】
自分も相手も知らない
未知の自分
ジョハリの窓
自分が
知っている 知らない
相
手
が
知
っ
て
い
る
知
ら
な
い
【開かれた窓】 【盲点の窓】
【隠された窓】 【未知の窓】
ジョハリの窓
自分が
知っている 知らない
相
手
が
知
っ
て
い
る
知
ら
な
い
自
己
開
示
Feedback
本日のまとめ
• 医療事故を未然に防げる
• 患者さんと最短で関係性(ラポール)が築ける
• 周囲を上手に巻き込める
• チームのメンバーに自分の希望を伝えられる
– (≠話した・言った)
• 自分自身に気付ける
– (=自分自身とコミュニケーションが取れている)
コミュニケーション能力が向上すると・・・

2015.9.29 『明日から役立つ臨床コミュニケーション講座』配布資料