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- 3. 「こえほん」とは
●家族みんなで声入れして、絵本を紙芝居風に楽しむアプリ
アンデルセン、イソップ、グリム童話など名作絵本が続々登場! 「こえほん」の使い方は無限大!
例えば・・・
●平日、仕事で育児に関われないパパは、週末に読み聞かせを録音し
ておけば、いない日でもパパの声で読み聞かせができる!
●読むだけで簡単録音だから、おじいちゃん、おばあちゃんにも録音に参
加してもらって、家族みんなで作った世界に一つだけの絵本が作れる!
身近な人物や子供自身が録音に参加することで、いろんな絵本
や中身のストーリーへの興味関心を高めることができます。
▼ 創造力を高めさせるため、温かみのあるクオリティーの高い絵を画面いっぱいに使用
特長 ▼ 録音専用の台本インターフェイスで、プロの劇団員による見本音声を参考にページごとに録音が可能
▼ シーン合わせたBGM(背景音楽)を挿入することで、ストーリーの臨場感を最大限演出
Confidential
- 9. 「こえほん」事業立ち上げの背景
• デコメ市場の成熟
• 携帯のスマホ化、タブレットの普及が見込まれる
電子書籍市場の成長も !
• 8,000人のクリエーター(絵描き系)組織CREPOSを有する
絵本どう
!?
Confidential
- 10. 「こえほん」事業の着眼点
• 電子書籍市場の主戦場は資金力とコンテンツ力が不可欠
→ ニッチで戦う
(絵本市場は約300億円、対象子供数1,000万人)
• 絵本は子供の利用が中心だが、大人も楽しめる分野
→ ユーザーの拡がりが見込める
• 絵本市場は名作と出版社の強力プロモーション作品が強い
圧倒的に強い絵本出版社は無い
ネットや書店で立ち読みして、図書館で借りる人が半数?
→ 市場に供給余地と参入余地が相当あるのでは?
• 絵本を描きたいという人は意外に多い
→ 供給面でメリットがある(吉本興業パターン)+α
Confidential
- 11. 事業立ち上げ当初の論点
• シンプルな紙芝居コンテンツにするか、
アプリの特性を活かしてインタラクティブにするか?
→ シンプルにして、コンテンツ数を増やす = 変化のある楽しい「店」
• いつまでも使い続けてもらえるユーザー価値は何か?
→ コンテンツではなくサービス。家族で一緒に楽しむ、思い出を残す…
• プラットフォーム型の事業として、高成長、高収益をめざせないか?
→ 「名作買い切り」と「有力作品ライセンス」の組み合わせ
課金+タイアップ広告の収入モデル
• どのOSに注力すべきか? → iOS
• 電子絵本は一冊いくらで売るべきか? → 買いやすい価格から
Confidential
- 13. 「こえほん」の本棚、ストア
●本棚 ▼無料絵本の提供
購入した絵本は本棚に陳列されます 全機能を無料で楽しむことができます
▼有料絵本
●人魚姫
●はだかの王様
●かぐや姫
●絵本ストア
●ジャックとまめのき
気になる絵本をチェック、購入
●金のがちょう
●すずの兵隊
●青い鳥
●雪女 他
アンデルセン、イソップ、グリム童話、日本むかし話など名作絵本が続々登場!
名作絵本、オリジナルストーリーも含め
100タイトル以上
Confidential
- 18. 「こえほん」の反響
●ユーザーから高い評価をいただいています
「こえほん」をダウンロードしたユーザーから、たくさんの評価の高いレビューをいただきました!
素敵なアプリです!
iPad 無料アプリ ★★★★★
とりあえずそもそものコンセプトからして素敵です!
ランキング第1位(教育) BGMも入って本格的。幸福の王子がお気に入りです。絵もすごくかわいくって。
本の数がどんどん増えること期待しています!
平均:5点 楽しい!
★★★★★
絵本のほのぼのとした雰囲気が好きなので、ダウンロードしました。
イラスト可愛いし、BGMまではいっててまるで自分が絵本の世界に入ったみた
い!凄く好きです。
録音機能がイイです(o^^o)
★★★★★
絵本の読み聞かせにもいいですが、小学生には録音機能で音読の練習になるので、
とてもいいです。
各ページの標準録音時間を気にしつつ、はっきり丁寧に音読していました。
簡易版でいいので、多くの本が出てくることに期待しています。
ダウンロードしたほとんどのユーザーから
高い満足度のレビューが寄せられています!
●メディアでも取り上げられました
「こえほん」は各種メディアでご紹介いただいています。
・NHK 報道番組「おはよう日本」「Biz スポ」で新しい家族コミュニケーションの形としてご紹介いただきました。
・西日本新聞社、日経産業新聞の紙面にて「こえほん」の記事を掲載していただきました。
・iPad/iPhone アプリ紹介サイト、子育てサイトなどで、家族みんなで楽しめるアプリとしてご紹介いただきました。
・App Store の「ニューリリースと注目作品(おすすめ)」「KIDSアプリ」「国語アプリ」に選出されました。
・Twitter で多くの方にツイートしていただいています。
Confidential
- 20. <ご参考>Apple公式ページでも掲載されました
iPad 教育 Appleと教育 iPod touchとiPhone用の教育アプリケーション 国語
http://www.apple.com/jp/education/apps/ipodtouch-iphone.html
http://www.apple.com/jp/ipad/from-the-app-store/education.html
Confidential
- 22. こえほんコンテンツの制作
●原作となる絵本のある場合
出版社 デジタル
原 作
ライセンサー データ
1024px
専用ツールによる
オーサリング
768
px
sample
I-FREEK
ストーリー制作 ナレーション作成
画像の調整 アプリ内での
翻訳 BGM作成
販売
Confidential
- 23. ビジネス・モデル と マーケティング施策
課金 ユーザー
ユーザー × 消費
数 金額
アプリ アクティブ
ユーザー数 ユーザー数
(ダウンロード数)
×
広告
単価
Confidential
- 24. マーケティング TIPS ①
• アプリのダウンロードを増やす施策
- 有力コンテンツによるリーチ拡大
タレント絵本
アニメ原作絵本、等々
- 企業とのタイアップ企画
- ランキング上げ施策+リワード広告
Confidential
- 25. マーケティング TIPS ②
• タイムリーなコンテンツの投入
→ ダウンロード拡大、ユーザー消費金額拡大
- 社会的なテーマ、時事的なテーマ
- 季節感のあるテーマ(クリスマス、年始、バレンタイン、等々)
Confidential
- 26. 「こえほん」の社会貢献への取り組み
●気軽にドネーション、社会貢献できる絵本の販売を通じ、各種NPO団体と連携
(取組み例)
大賞、優秀作品は
× ×
絵本ストア
第1回 ぷちドネ絵本大賞 by PictBox(絵本投稿サイト)
にて有料販売!
NPO団体グリーンバード( http://www.greenbird.jp/about/)のコ
ンセプトでもある「ゴミのポイ捨て かっこ悪い」のメッセージを
設定されたテーマにそってこども向けに絵本で表現してもらうコン
テストをPictbox登録の8,000人のクリエーター向けに実施。
マイクロドネーションの流れ
テーマ1: グリーンバードHPを見て、自由にオリジナルテーマを設定
テーマ2: ゴミ箱を主人公にした物語 ユーザー 絵本ストア
テーマ3: 緑の鳥が登場する物語
大賞作品
※応募者は上記3テーマを自由に選択。複数応募可
購入
募集期間:3月~5月 大賞発表:6月
250円
審査員) 長谷部健さん (グリーンバード代表)
活動報告をPictBox 売上の全額
寄藤文平さん (デザイナー) (こえほん)内でもレポート (※)を寄付
大橋マキさん (フリーアナウンサー) ※Apple等のアプリストア
の手数料を除く
江口宏志さん (ブックショップ「ユトレヒト」代表)
Confidential
- 27. マーケティング TIPS ③
• 新しいコンテンツや利用シーンの提案 → ユーザー消費金額拡大
- 知育、しつけ系コンテンツ
- 親子、家族のコミュニケーションが深まるコンテンツ
Confidential
- 28. マーケティング TIPS ④
• YouTube、ソーシャルメディアとの連携
- YouTube
PR素材
発表会コンテンツ
- 有力ソーシャルメディア
Facebook
mixi
Twitter 等
• 適度なプッシュ、セール開催
- 「信頼関係」を最重視
Confidential
- 30. 企業様とのタイアップについて
●御社オリジナル絵本によるブランディング、キャンペーン誘導
P.1 P.10 LAST
御社ブランドページ
ブランド・ロゴ ブランド・ロゴ キャンペーンページ等
本編スタート 本編ラスト 御社webページへ誘導
御社サービス告知
絵本はブランド・メッセージを伝える媒体として有効であり、さらに繰り返し利用されることから、
浸透力の高いブランディングが可能です
オリジナル絵本の最初と最後のページに御社サービスの告知ページを挿入できます
●動画投稿機能を活かしたユーザー参加&バイラル型プロモーション
御社オリジナル絵本をベースに投稿コンテストを開催、ユーザーに参加をいただきながら、
バイラルに拡がるプロモーションが可能です
●その他様々な企画展開が可能です。御社のニーズに柔軟に対応をさせていただきます
Confidential
- 34. 苦労している点
• アプリ開発
- 開発会社のスキル・経験
- OSのバージョンアップ対応
- Androidの機種対応
• 英語圏(特にUS)のプロモーション(iOS、Android)
Confidential
- 35. 中期的な展開
• 日本 ~めざせ100万ユーザー&月商1千万円
- コンテンツの拡充(大人+子供、海外絵本、大人向け、写真集、等)
~紙と共存共栄できるアプリとして
- コンテンツのインタラクティブ化
- スポンサー・タイアップ(企業、NPO、地方自治体、出版社)
- アプリの構造整理と進化
- <中期的に>独自キャラクターのシリーズ絵本
• 海外
- PICVOの投入(「こえほん」英語版、今月から本格化、まず iOS から)
- 海外パートナー企業の開拓
• その他
- シンガポールをHQとした組織運営
(税制メリット、コンテンツ制作コストダウン、できれば開発も…)
- クリエーター資源を使ったクラウドソーシング事業
Confidential
- 36. 「こえほん」の世界展開
●日本だけではなく世界への展開も進めていきます
■英語をはじめとする各種言語に対応 韓国のパートナー企業が決定
■2億台の世界市場をターゲットに 7~8月リリース予定!
■各国の教育プログラムとの連携
世界におけるタブレット端末販売台数予測(単位:1,000台) 【各種OS対応】 【多言語化(ローカライズ)】
250,000
200,000
3年後には
2億台を超える
150,000 &
iPhone/iPad
100,000
50,000
0
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
android
出典:Gartner
世界展開
電子書籍の中でも絵本に特化
世界中から絵本が集まり、世界中に絵本を配信するプラットフォーム
Confidential
- 38. 電子書籍事業を考える際の5つの論点
• その書籍の本質は何か?
– 書籍の生み出す本質的な価値は、その書籍を読むプロセス、読むことによって生
じる一連のユーザー行動の中にある
– コンテンツに留まらず、サービスとして顧客価値を開発するために、ユーザーの
利用プロセス全体を捉え、付加価値の付け所を考える
• ユーザーには、どの端末で使ってもらうのが良いか?
– PC、スマートフォン、タブレット、テレビ、等
• どうやって制作し、どうメンテナンスするか?
– アプリ or フォーマットの選択とオーサリング・ツールの選択
本棚、ビュワー、ストア、測定、CRM
• 収入モデルをどうするか?
– 課金、広告、EC連携、リサーチ、などと、その組み合わせ
• どこで売り、どうプロモーションするか?
– appstore、GooglePlay、kindle
– キャリア・ストア、出版社ストア、ポータル・ストア、独自配信・ストア
Confidential