「このビジネス儲かります?」
ビジネスアイデア、ビジネスプランの評価ポイント
                   平成23年7月6日

                 本橋 健
            MOTOHASHI, Takeshi
          日本MIT
            MITエンタープライズフォーラム
          日本MITエンタープライズフォーラム

July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                  1
導入
• 想定質問
 – 「あるニーズを満たしたら、どれくらいお金になりそうか?」
 – 「この技術をビジネス化したら、どれくらい儲かりそうか?」

• 御紹介する内容
 – 「新しいビジネスアイデア(技術・イノベーション)が(どのくらい)
   お金になりそうか」の見込みを立てる考え方をご紹介します。
   • 検討にはお金は全くかかりません。
   • ただし、バイアスのない見識が要ります。(思い込みにとら
     われない)
   • あくまで机上検討です。(売り上げがたって初めてビジネス
     です)。
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               2
起業家の視点
• ヴィジョン、ミッション
   – なぜこの企業を立ち上げるのか?
   – なにを継続して行いたいのか?

• イノベーション性、事業性
   – 他ではなくこの企業が抜きん出る理由は?
   – スムーズな事業拡大ができるか?

• 「キャッシュ」が要る
   – 自分のお金(自己資本)でまかなえる?
     • エンジェル、融資(銀行)、ベンチャーキャピタリスト
   – 売上が立たなければ会社は立ち行かない
     • 社長の役割は「営業」
     • 売れなければ技術・サービスがすごくても無意味
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               3
最初の一歩をどうするか?
• 製品・サービスを開発できる人材はいるか?
   – Yes!→製品・サービスのプロトタイプを作る
     • 開発費はある?→資金確保へ
   – No…→開発できる人材を探す
     • 給料は払えるか?→資金確保へ
     • 給料なしでやってくれるか?→まずは開発

• 資金確保の形態
   – 自己資本(○すべてが自由/×自分・友人のリスク大)
   – エンジェル(○気軽に使える・人脈紹介あり/×エンジェルに気に入
     られないといけない)
   – ベンチャー投資(○ビジネス価値があれば最後まで面倒見てくれる・
     人脈紹介あり/×口出しが多い・シビア・クビになる)
   – 銀行融資(○口を出されることは少ない・利率一定/×担保がない
     と借りられない、必ず返さないといけない)
July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                  4
投資家の視点
• 基本は「市場規模」と「人材」

• ベンチャーキャピタリスト(VC)の投資は“ビジネス”
   –   かけたお金に対して
   –   どれくらいのリターンが
   –   どれくらいの確率で(リスク)
   –   →大きい市場規模なら1回にかける手間が減る

• •成功には良い人材は必須
   – 最低限、「もちにげ」しないこと
   – このビジネスプランを実行可能なメンバーか?
   – 知っているメンバー同士ならそれだけリスクが減る
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               5
ビジネスプランの評価ポイント
• イノベーション性
   – 新市場創出、既存市場への参入が出来る理由は?
   – その市場がどの程度の規模・成長率がありそうか?
   – そのなかでどの程度のシェアを取りそうか?ユニークか?

• 事業性
   – 何年で黒字になりそうか(単年度、累積)?
   – 継続的に競争に勝てそうか?
   – 経営陣は優秀か?

 まずはイノベーション性の定量的評価が必要
July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                  6
新しいイノベーションのビジネス化への道のり


                イノベーションのビジネス価値評価



                イノベーションの外部評価の確認



            ビジネスの創出(商品・サービス開発)

July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                   7
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ

  イノベーションの
                            ①誰が、どんな状況で、どうして
  ビジネス価値評価                  その商品・サービスを使うのか?
                         (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)

  イノベーションの
  外部評価の確認
                              ②その商品・サービスに
                            誰がどれくらいお金を払うのか?
   ビジネスの創出          (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)




                     ③ライバルやビジネスパートナーとの
                    関係の中でどれくらい取り分があるか?
                                           (競争評価・バリューチェーン)

July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               8
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ

  イノベーションの
                            ①誰が、どんな状況で、どうして
  ビジネス価値評価                  その商品・サービスを使うのか?
                         (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)

  イノベーションの
  外部評価の確認
                              ②その商品・サービスに
                            誰がどれくらいお金を払うのか?
   ビジネスの創出          (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)




                     ③ライバルやビジネスパートナーとの
                    関係の中でどれくらい取り分があるか?
                                           (競争評価・バリューチェーン)

July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               9
気になるシチュエーションその1

• 気になる事例
     – 「これは便利なんです!」
     – 「誰が使うのかな?」
     – 「誰にでも便利に使えますよ!」


• →「誰にでも便利」であっても、使わない人がいる。
     – 使う人はどんな人でなぜ使うのだろう?
     – よほどの必要性がないと使わないのでは?

誰が、どんな状況で、どうして                                           潜在エンドユーザの規模
           を、詳しく分析して、                                          市場の何人が使いそうか
July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                             10
①誰が、どんな状況で、どうしてそのサービスを使うのか?

• 「もし、その商品・サービスが気軽に手に入るとしたら、
  誰が喜んで使いますか?」
  – そもそも「喜んでくれる人」がいなければ、誰もお金を払いま
    せん。


• その状況を具体的に想定してストーリーを書いてみる
  – ストーリーテリング法・ペルソナ法
  – 顧客行動分析
  – 顧客の「用事」を解決するものを「雇う」


 July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                 Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                11
ストーリーテリング法/ペルソナ法
• 3Mなどで使われている、と言われているサービス提案
  方法
  – A4一枚程度に、提案したいサービスが提供する顧客の経験
    を具体的にシナリオに記述する。
  – 幹部がそれを読んで、製品化投資判断。
                       「3M:組織を巻き込む”戦略ストーリー”の技法」
                       ハーバードビジネスレビュー1998年9月 (ゴードン・ショー他)
• ペルソナ
  – 利用者の具体的なバックグラウンド、日常生活など、その
    サービスを使うに至る背景を考える上での基礎となる利用者
    モデルを書くことで、ストーリーへの厚みを持たせる。


July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               12
注意点①-1     利用者の「属性」ではなく「状況」に着目すること


• 利用者の「属性」ではなく、「状況」が大事。
     – ×「彼は30代の外資系勤務の独身のサラリーマンで、
       年収が・・・」
     – ○「彼はいつも仕事していて、休みなく、いつも帰りが
       遅い。しかし読書が大好きで、欲しいと思ったらすぐ手
       に入れたいが本屋の開いている時間には帰れない。」




July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               13
注意点①-2    顧客行動分析は5W1Hで


• 顧客行動分析Q&A法
     – 「だれが?」「なにを?」「それ以外になにを?」「いつ?」
       「どこで?」「どのようにして?」
                                          「アントレプレナーの戦略思考技術」p54-55
                                          (R・マグレイス他)

• 顧客の体験を詳細にイメージできることが大事。
     – ○「彼は欲しいと思った本を探すために、オフィスの近く
       の本屋に昼休み寄ることもあるが、4フロアの大きな本
       屋でいつも混んでいて、短気なため、店員に聞くのも手
       間と感じて徒労に終わった。」

July 6th 2011                 motohashi@mit-ef.jp
                         Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                        14
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ

  イノベーションの
                            ①誰が、どんな状況で、どうして
  ビジネス価値評価                  その商品・サービスを使うのか?
                         (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)

  イノベーションの
  外部評価の確認
                              ②その商品・サービスに
                            誰がどれくらいお金を払うのか?
   ビジネスの創出          (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)




                     ③ライバルやビジネスパートナーとの
                    関係の中でどれくらい取り分があるか?
                                           (競争評価・バリューチェーン)

July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               15
気になるシチュエーションその2
• 気になる事例
     – 「これは○○さんにはとっても便利なんです!」
     – 「○○さんはいくら払いそうかな?」
     – 「喜んでいるからきっとお金も払います!」

• →喜んでくれていても、お金を払うとは限らない
     – お金を払う人はなぜそれだけの対価を感じるのか?
     – 所持金が変わらないなら、なにかを削って買わないといけ
       ないはず。そこまでする理由は?

誰がどれくらいのお金を払うか                                                     市場規模を推定
           を、詳しく分析して、                                    どれくらい儲かる可能性があるか
July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                             16
②その商品・サービスに誰がどれくらいお金を払うのか?


• 「その商品・サービスを使うと、その利用者にど
  れくらい○○が減りますか?」
     – ○○には・・・
     – お金、時間、面倒なこと、暇、不安、不満・・・。


• その商品・サービスがどういう効果を表すか?
     – 仮説志向ビジネスモデリング
     – アトリビュートマトリックス分析


July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               17
注意点②-1 仮説指向ビジネスモデリング


• 事実と仮説に基づいて、ビジネスモデルを考えてみ
  る(風桶論でよい)。
   – ただし、事実と仮説はきちんと区別・把握しておく。
   – ビジネストライアルではこのビジネス仮説を検証する。

• 実際のシチュエーションに対して価値を計算する。
   – 例:もし、自宅で即座に買いたい本が買えるなら、送料を
     ある程度払ってもいい。本屋に出向き、必要な本を探す時
     間を10分とすると、価値はA百円はある。さらに、本屋に
     行くことを覚えておかないといけない苦労の価値はB百円
     分はある・・・。
                「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他)を元に独自に作成
July 6th 2011              motohashi@mit-ef.jp
                      Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                     18
注意点②-2         アトリビュートマトリックス分析
                                                  アトリビュート・マトリックスの定義

                                               基本的特徴            差別化的特徴       決定的特徴
• その商品・サービスは                         肯        あって当たり前
                                              あって当たり前            ちょっと違
                                                                 ちょっと違う       興奮する
                                                                              興奮する

  利用者からどう見えて                         定
                                     的
                                            競合サービスと同等 競合サービスより
                                            レベルの機能を兼ね 重要な部分で優れ
                                                                            競合サービスより
                                                                            非常に優れている
  いるか?                               特
                                     性
                                            備えている     ている点がある               点がある


   – 肯定的?否定的?                        否          我慢できる
                                                我慢できる           文句を
                                                                文句を言いたい      何だこれは

     中立的?                            定
                                     的
                                            競合サービスと             競合サービスより    どんなに経費がかか
                                            少なくとも同等             部分的に劣悪な点    っても改善しなけれ
   – 基本的?差別化的?                       特
                                     性
                                            レベルである              がある         ばいけない

     決定的?                            中         だから何
                                               だから何なの           おまけなら欲
                                                                おまけなら欲しい
                                     立      購買決定にあまり            少し意味があるかも
                                     的      影響を及ぼさない            しれないが、その
• 「肯定的」かつ「決定                         特
                                     性
                                                                サービスは直接的な
                                                                関係がない

  的」でない場合は、他
  のどの部分がそれに                         「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他)

  該当するのか?
July 6th 2011         motohashi@mit-ef.jp
                 Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                                19
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ

  イノベーションの
                            ①誰が、どんな状況で、どうして
  ビジネス価値評価                  その商品・サービスを使うのか?
                         (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)

  イノベーションの
  外部評価の確認
                              ②その商品・サービスに
                            誰がどれくらいお金を払うのか?
   ビジネスの創出          (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)




                     ③ライバル・パートナーとの関係の中で
                        どれくらい取り分があるか?
                                           (競争評価・バリューチェーン)

July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               20
気になるシチュエーションその3
• 気になる事例
     – 「これはとっても儲かるビジネスなんです!」
     – 「なんであなたから買ってくれるの?」
     – 「・・・いいビジネスなんですから大丈夫です!」

• →いいビジネスは「必ず」ライバルがいる
     – 儲かるものであればあるほど競争になる
     – 同種のサービスを複数の企業が提供するのであれば、
       顧客はなにを基準に選ぶのか?

  なぜあなたが「勝てる」のか                                             市場でのシェアを推定
           を、詳しく分析して、                                          勝ち組の可能性があるか
July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                             21
③ライバルとの関係の中でどれくらい取り分があるか?


• 競争相手や関係者を知っておく
     – 強い競合他社がいないか
     – 技術を持っていれば強いのか
     – 流通などアウトソース先にビジネスを握られないか


• フレームワークを使って強みや関係者を把握
     – SWOT分析
     – 競争評価(Porter’s Five Forces)
     – バリューチェーン

July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                  22
注意点③-1 SWOT分析

• 競争状況を考える上では、自分の強み弱みを分析
  し、今のタイミングが自社にとって都合がいいかどう
  か(機会・脅威)を見極める必要がある。

                  内部要因                                      外部要因
    プラス要因         強み(Strength)                              機会(Opportunity)



    マイナス要因        弱み(Weakness)                              脅威(Threat)



July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                              23
注意点③-2 競争評価

• 他者との関係のなかで強さ/弱さがある
 マイケル・
 マイケル・ポー            新規参入                                          補完企業
                    同様のサービスを他社                                    サービス創出促進のた
 ターの つの力
 ターの5つの力            が開発できるか?特許                                    めに手助けしてくれるも
   (+2
   (+2)             はおさえているか?                                     のがあるか?

 売り手                                                              買い手
                    競争
 自社が必要なサービス                                                       売れるサービスか?特
                    類似のサービスを持つ
 がある特定の企業に握                                                       定の相手のみにしか売
                    他者との差別化は?
 られていないか?                                                         れないものか?

                                                                  政府
                    代替
「競争戦略論」(M・ポーター)                                                   サービス創出促進の手
                    全く違う観点での課題の
「インテル戦略転換」(A・グロー                                                  助けをしてくれるか?障
                    解決法はないか?
ブ)                                                                害になるか?



July 6th 2011           motohashi@mit-ef.jp
                   Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                            24
注意点③-3 バリューチェーン

• 顧客に届くまでには長い道のりと複数の関係者がいる。
 – 彼らに納得して技術を運んでもらう必要がある。
 – 誰が主要プレイヤーか?
 – どこにライバルがいるか?

• 他のプレイヤーが重要な例
 –   製造が難しい場合(歩留まりが悪い、品質が保てない)
 –   利用者に届けるのが難しい
 –   顧客に説明が難しい
 –   保守・サポートがしにくい 「競争戦略論」 (M・ポーター) 等を元に独自に作成

                                                                           保守・
                                                                           保守・
     研究          商用化        製造                     流通                 販売   サポ
 July 6th 2011              motohashi@mit-ef.jp                            ート
                       Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                                 25
参考③-4 誰からお金を奪っているか?


• 調べるべき相手が同種のサービスの例
 – そのサービスが価格を直接的に下げる場合


• 調べるべき相手が同種のサービス以外にもある例
 – トータルコストが下がっている場合
 – コストそのものに影響がない場合                                               隠れた代替品がある
    •   例:朝のミルクシェークのライバルは?
                                                                 「イノベーションへの解」p97
        – 退屈、ベーグル、バナナ、コーヒー                                       (C・クリステンセン他)


• いずれにせよ顧客の持ち金は決まっている
 – なにかをあきらめて、私たちの商品・サービスを買う。
July 6th 2011          motohashi@mit-ef.jp
                  Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                              26
イノベーションのビジネス化への道のり


                イノベーションのビジネス価値評価



                イノベーションの外部評価の確認


                                                                   いろんな人の意見
                    ビジネスの創出                                        を聞く必要がある
                                                                   エキスパートから普通の人まで
                                                                   開発元の見識が一般とは違う
                                                                     (かもしれない)から・・・
July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                               27
イノベーションのビジネス化への道のり
                イノベーションのビジネス価値評価

                イノベーションの外部評価の確認

        ビジネスの創出(新商品・サービスの開発)

                   ビジネスプランニング

                       ビジネス実行                                      ビジネスプランに
                                                                   はなにを書くの?
July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                         28
ビジネスプランの構成
•   (エレベーターピッチ)
•   エグゼクティブサマリー
•   サービスイメージと顧客メリット
•   ターゲット顧客と市場規模、想定売上
•   サービスの実現性とユニークな点
•   製造とディストリビューション
•   マーケティングアプローチ
•   構成メンバー
•   必要金額と時期(収支予測5年)
•   →詳細かつ正確に!
July 6th 2011         motohashi@mit-ef.jp
                 Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                29
参考文献
• ビジネス全般を学びたい人には
   – 参考図書を読む(次頁)


• ビジネスプランニングを勉強したい人には
   – 赤羽雄二:「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」
   – http://www.mit-ef.jp/pdf/akaba_tebiki.ppt
   – 無料でこれだけの鋭い分析・指摘を入手可能


• ベンチャー投資について知りたい人は
   – 砂川大: 「Venture Capital 101」
   – http://www.geocities.jp/bjrforum/siryou/sunagawa.pdf
   – ベンチャーキャピタルに関する表裏のない紹介

July 6th 2011               motohashi@mit-ef.jp
                       Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                      30
参考図書
•   教科書(以下の本の該当箇所を読むことをお勧めする)
    –   M.ポーター:「競争戦略論」
        M.ポーター:「競争戦略論」
          ポーター:「競争戦略論
        •   第1章 競争要因が戦略を決める(フレームワークとして使用する「5つの力」の概要を概観する)
    –   C.クリステンセン「イノベーションへの解
        C.クリステンセン「イノベーションへの解」
          クリステンセン        への
        •   第8章 戦略策定プロセスのマネジメント(イノベーションマネジメントとしての考え方の基本を概観する)
        •   第2章 最強の競合企業を打ち負かす方法、第3章 顧客が求める製品とは(ビジネス戦略における考え方の基本を概
            観する)
    –   リタ マグレイス, イアン マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに変
            マグレイス,     マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに
                             :「アントレプレナー
        える」(ベンチャー型経営判断の分析手法を学ぶ、一部大企業向け)
        える」
    –   C. クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」(イノベーションマネジメントにおける破壊的技術の概念を学
           クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」
                   :「イノベーション
        ぶ)
    –   ジェームズ・ コリンズ:「ビジョナリー・
        ジェームズ・C. コリンズ:「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」(新しい会社の創造にお
                       :「ビジョナリー             時代を える生存 原則」
                                                    生存の
        ける会社の運営の仕方のコンセプトを学ぶ)
    –   トム・ケリー:「発想する会社!
        トム・ケリー:「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」(製品化
                :「発想する会社    世界最高のデザイン・ファームIDEO  IDEOに   イノベーションの技法」
        におけるインダストリアルデザインの重要性を学ぶ)
    –   J. アッターバック:「イノベーションダイナミクス」(イノベーションマネジメントの基礎理論を学ぶ)
           アッターバック:「イノベーションダイナミクス」
                   :「イノベーションダイナミクス
    –   アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」
        アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」(インテルが体験した具体的戦略の変更の実際を知りベン
                            戦略転換
        チャー運営に生かす。6つめの力(補完企業)の概要を学ぶ)
    –   アナベル ガワー, マイケル・A. クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経
               ガワー, マイケル・ クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを
                                 :「プラットフォーム                         しい経
        営戦略」
        営戦略」(IT企業の場合の新たな基本戦略、プラットフォーム化について理解する)。
    –   ロジャー フィッシャー, ウィリアム ユーリー:「ハーバード流交渉術」(他社との提携をする際における交渉に
              フィッシャー,        ユーリー:「ハーバード流交渉術
                                   :「ハーバード流交渉術」
        おいて基本的なスタンスを学ぶ)
    –   ドン コーエン, ローレンス プルサック:「人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信
            コーエン,        プルサック:「
                               :「人       つながり」 投資する企業―ソーシャル・キャピタルが
                                                   する企業
        頼を育む」(ベンチャー企業における人材確保と維持の基礎理論を学ぶ)
    –   金谷 治(翻訳)「新訂 孫子」(岩波文庫)(戦略論の古典として)
              翻訳)     孫子」
    –   グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT
        グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT」(技術イノベーションのマネージメントを概観できる)
                                MBA<11>MOT」
    July 6th 2011               motohashi@mit-ef.jp
                           Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                          31
参考:新しいイノベーションの発想法




July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               32
新しいイノベーションの発想法
1. 「自分が欲しいもの」を考える

2. 「困っている人/こと」を見つけて解決案を考える

3. 変化・ギャップを見つけて、どう変化するか予測する

4. 理想のサービスを考えて、そこから現実解を探す*

5. 会社の強み・資産を考えて、そこを伸ばす/流用す
   る*
                                                               *今回は省略
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                        33
「困っている人/こと」を見つけて解決案を考える

• お客様の悩みは本人も気づいていない(説明できない)かもしれ
  ない→外部からの観察

• IDEOのイノベーション手法
 –   フィールドで観察する
 –   自由なアイデアをブレインストーミングを通してつくりだす
 –   プロトタイプをつくって考える
 –   物語をつくる




 出展:「デザイン思考の道具箱」奥出直人、早川書房 2007
 「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
 トム・ケリーほか、早川書房 2002
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               34
変化・ギャップを見つけて、どう変化するか予測する

 • 急激な変化が起きていないか?
     – コンピュータパワーが50倍になったら?
     – ネットワークが無限に速くなったら?
     – ストレージがいくら使っても無料になったら?
     – ヤンキースが負けるようなことがあったら?(笑)
     – すべての人が著作者になったら?(著作権管理・料金
       は どうするの?)
     – すべてのメディアコンテンツがオンライン化されたら
       (著作権問題は忘れたとして)
                                    出展:WWW2004 Plenary Talk, Udi Manber

 • 変化は「チャンス」、その変化が起こす影響を分
   析・予測して、お客様の新たなニーズを見つける
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                   35
イノベーションのための7つの機会 by P.ドラッカー
1.   予期せぬことの生起
         予期せぬ成功、失敗、出来事

2.   ギャップの存在                                     “変化”を察知して、
                                                その変化をどう活かす
3.   ニーズの存在                                        かを考えると、
4.   産業構造の変化
                                                ビジネス創出できる!

5.   人口構造の変化

6.   認識の変化
         ものの見方、感じ方、考え方の変化

7.   新しい知識の出現
         →科学技術系イノベーション                                          P.ドラッカー
                                                                「イノベーションと企業家精神」
 July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                 Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                            36
参考:“交差点”に踏み込む
• 無意識に持っている考え方の“バリア”を壊す
  –   さまざまな文化に触れてみる
  –   既成の教育にはない方法で学んでみる
  –   思い込みを逆転する
  –   違う視点からものを見る
  –   関係のないものを組み合わせる

  – “たくさん作ってたくさん試す”


           出展:「メディチ・インパクト」フランス・ヨハンソン、ランダムハウス講談社 2005


July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                    Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                   37
もし新ビジネスがうまくいかなかったら?
• ビジネスチャンス登録システム
 – 検討した結果、いますぐは起きない/実現できないイノベーションである、
   と判ったら?
 – → 課題をきちんと分析してから棚上げしておこう!


• ビジネスを起こすタイミング
 –   直接参入型
 –   待機型
 –   偵察型
                            出展:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性を
 –   飛び石型                   ビジネスチャンスに変える 」
                            リタ マグレイスほか、ダイアモンド社 2002
 – 適宜、棚卸をしよう(時の流れは速い)


July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               38
参考:技術オリエンテッドの良し悪し

• 3Mのポストイットの例
  – 中途半端にしか接着しない物質(”失敗作”)が出来た。
  – 聖歌隊の歌詞にメモをつけたいというニーズを解決。
                                                  ハーバード・ビジネススクール ケース「3M」

• 美談であるが・・・
  – だからといって、適当に技術を作ればいいわけではない。
  – 大事なことは「適した」利用者のニーズを見つけられたこと。
  – 実際は、継続的に頭の体操をしたり、関連する話をいろいろ聞
    いておくことで、技術の利用シーンを見つける目を養うこと。


 July 6th 2011            motohashi@mit-ef.jp
                     Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                                     39
参考: 想定どおりに進むのか?

• 進めていけばいろいろな課題が出る
     –   そもそもサービス開発が難しかった
     –   思ったよりも仮説の設定が甘かった
     –   コストがかかりすぎた
     –   やっている途中に強力なライバルが出現した


• 大きな変化が起きた時点で作戦を修正
     – 「ビジネスプランが想定どおりにいくことは絶対ない」
     – その場その場で最善の策を採用していく
     – どうしてもダメならあきらめる(開発をストップさせる)
July 6th 2011        motohashi@mit-ef.jp
                Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
                                                               40

ビジネスプランの評価ポイント20110706

  • 1.
    「このビジネス儲かります?」 ビジネスアイデア、ビジネスプランの評価ポイント 平成23年7月6日 本橋 健 MOTOHASHI, Takeshi 日本MIT MITエンタープライズフォーラム 日本MITエンタープライズフォーラム July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 1
  • 2.
    導入 • 想定質問 –「あるニーズを満たしたら、どれくらいお金になりそうか?」 – 「この技術をビジネス化したら、どれくらい儲かりそうか?」 • 御紹介する内容 – 「新しいビジネスアイデア(技術・イノベーション)が(どのくらい) お金になりそうか」の見込みを立てる考え方をご紹介します。 • 検討にはお金は全くかかりません。 • ただし、バイアスのない見識が要ります。(思い込みにとら われない) • あくまで机上検討です。(売り上げがたって初めてビジネス です)。 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 2
  • 3.
    起業家の視点 • ヴィジョン、ミッション – なぜこの企業を立ち上げるのか? – なにを継続して行いたいのか? • イノベーション性、事業性 – 他ではなくこの企業が抜きん出る理由は? – スムーズな事業拡大ができるか? • 「キャッシュ」が要る – 自分のお金(自己資本)でまかなえる? • エンジェル、融資(銀行)、ベンチャーキャピタリスト – 売上が立たなければ会社は立ち行かない • 社長の役割は「営業」 • 売れなければ技術・サービスがすごくても無意味 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 3
  • 4.
    最初の一歩をどうするか? • 製品・サービスを開発できる人材はいるか? – Yes!→製品・サービスのプロトタイプを作る • 開発費はある?→資金確保へ – No…→開発できる人材を探す • 給料は払えるか?→資金確保へ • 給料なしでやってくれるか?→まずは開発 • 資金確保の形態 – 自己資本(○すべてが自由/×自分・友人のリスク大) – エンジェル(○気軽に使える・人脈紹介あり/×エンジェルに気に入 られないといけない) – ベンチャー投資(○ビジネス価値があれば最後まで面倒見てくれる・ 人脈紹介あり/×口出しが多い・シビア・クビになる) – 銀行融資(○口を出されることは少ない・利率一定/×担保がない と借りられない、必ず返さないといけない) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 4
  • 5.
    投資家の視点 • 基本は「市場規模」と「人材」 • ベンチャーキャピタリスト(VC)の投資は“ビジネス” – かけたお金に対して – どれくらいのリターンが – どれくらいの確率で(リスク) – →大きい市場規模なら1回にかける手間が減る • •成功には良い人材は必須 – 最低限、「もちにげ」しないこと – このビジネスプランを実行可能なメンバーか? – 知っているメンバー同士ならそれだけリスクが減る July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 5
  • 6.
    ビジネスプランの評価ポイント • イノベーション性 – 新市場創出、既存市場への参入が出来る理由は? – その市場がどの程度の規模・成長率がありそうか? – そのなかでどの程度のシェアを取りそうか?ユニークか? • 事業性 – 何年で黒字になりそうか(単年度、累積)? – 継続的に競争に勝てそうか? – 経営陣は優秀か? まずはイノベーション性の定量的評価が必要 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 6
  • 7.
    新しいイノベーションのビジネス化への道のり イノベーションのビジネス価値評価 イノベーションの外部評価の確認 ビジネスの創出(商品・サービス開発) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 7
  • 8.
    イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ イノベーションの ①誰が、どんな状況で、どうして ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか? (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析) イノベーションの 外部評価の確認 ②その商品・サービスに 誰がどれくらいお金を払うのか? ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス) ③ライバルやビジネスパートナーとの 関係の中でどれくらい取り分があるか? (競争評価・バリューチェーン) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 8
  • 9.
    イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ イノベーションの ①誰が、どんな状況で、どうして ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか? (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析) イノベーションの 外部評価の確認 ②その商品・サービスに 誰がどれくらいお金を払うのか? ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス) ③ライバルやビジネスパートナーとの 関係の中でどれくらい取り分があるか? (競争評価・バリューチェーン) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 9
  • 10.
    気になるシチュエーションその1 • 気になる事例 – 「これは便利なんです!」 – 「誰が使うのかな?」 – 「誰にでも便利に使えますよ!」 • →「誰にでも便利」であっても、使わない人がいる。 – 使う人はどんな人でなぜ使うのだろう? – よほどの必要性がないと使わないのでは? 誰が、どんな状況で、どうして 潜在エンドユーザの規模 を、詳しく分析して、 市場の何人が使いそうか July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 10
  • 11.
    ①誰が、どんな状況で、どうしてそのサービスを使うのか? • 「もし、その商品・サービスが気軽に手に入るとしたら、 誰が喜んで使いますか?」 – そもそも「喜んでくれる人」がいなければ、誰もお金を払いま せん。 • その状況を具体的に想定してストーリーを書いてみる – ストーリーテリング法・ペルソナ法 – 顧客行動分析 – 顧客の「用事」を解決するものを「雇う」 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 11
  • 12.
    ストーリーテリング法/ペルソナ法 • 3Mなどで使われている、と言われているサービス提案 方法 – A4一枚程度に、提案したいサービスが提供する顧客の経験 を具体的にシナリオに記述する。 – 幹部がそれを読んで、製品化投資判断。 「3M:組織を巻き込む”戦略ストーリー”の技法」 ハーバードビジネスレビュー1998年9月 (ゴードン・ショー他) • ペルソナ – 利用者の具体的なバックグラウンド、日常生活など、その サービスを使うに至る背景を考える上での基礎となる利用者 モデルを書くことで、ストーリーへの厚みを持たせる。 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 12
  • 13.
    注意点①-1 利用者の「属性」ではなく「状況」に着目すること • 利用者の「属性」ではなく、「状況」が大事。 – ×「彼は30代の外資系勤務の独身のサラリーマンで、 年収が・・・」 – ○「彼はいつも仕事していて、休みなく、いつも帰りが 遅い。しかし読書が大好きで、欲しいと思ったらすぐ手 に入れたいが本屋の開いている時間には帰れない。」 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 13
  • 14.
    注意点①-2 顧客行動分析は5W1Hで • 顧客行動分析Q&A法 – 「だれが?」「なにを?」「それ以外になにを?」「いつ?」 「どこで?」「どのようにして?」 「アントレプレナーの戦略思考技術」p54-55 (R・マグレイス他) • 顧客の体験を詳細にイメージできることが大事。 – ○「彼は欲しいと思った本を探すために、オフィスの近く の本屋に昼休み寄ることもあるが、4フロアの大きな本 屋でいつも混んでいて、短気なため、店員に聞くのも手 間と感じて徒労に終わった。」 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 14
  • 15.
    イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ イノベーションの ①誰が、どんな状況で、どうして ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか? (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析) イノベーションの 外部評価の確認 ②その商品・サービスに 誰がどれくらいお金を払うのか? ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス) ③ライバルやビジネスパートナーとの 関係の中でどれくらい取り分があるか? (競争評価・バリューチェーン) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 15
  • 16.
    気になるシチュエーションその2 • 気になる事例 – 「これは○○さんにはとっても便利なんです!」 – 「○○さんはいくら払いそうかな?」 – 「喜んでいるからきっとお金も払います!」 • →喜んでくれていても、お金を払うとは限らない – お金を払う人はなぜそれだけの対価を感じるのか? – 所持金が変わらないなら、なにかを削って買わないといけ ないはず。そこまでする理由は? 誰がどれくらいのお金を払うか 市場規模を推定 を、詳しく分析して、 どれくらい儲かる可能性があるか July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 16
  • 17.
    ②その商品・サービスに誰がどれくらいお金を払うのか? • 「その商品・サービスを使うと、その利用者にど れくらい○○が減りますか?」 – ○○には・・・ – お金、時間、面倒なこと、暇、不安、不満・・・。 • その商品・サービスがどういう効果を表すか? – 仮説志向ビジネスモデリング – アトリビュートマトリックス分析 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 17
  • 18.
    注意点②-1 仮説指向ビジネスモデリング • 事実と仮説に基づいて、ビジネスモデルを考えてみ る(風桶論でよい)。 – ただし、事実と仮説はきちんと区別・把握しておく。 – ビジネストライアルではこのビジネス仮説を検証する。 • 実際のシチュエーションに対して価値を計算する。 – 例:もし、自宅で即座に買いたい本が買えるなら、送料を ある程度払ってもいい。本屋に出向き、必要な本を探す時 間を10分とすると、価値はA百円はある。さらに、本屋に 行くことを覚えておかないといけない苦労の価値はB百円 分はある・・・。 「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他)を元に独自に作成 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 18
  • 19.
    注意点②-2 アトリビュートマトリックス分析 アトリビュート・マトリックスの定義 基本的特徴 差別化的特徴 決定的特徴 • その商品・サービスは 肯 あって当たり前 あって当たり前 ちょっと違 ちょっと違う 興奮する 興奮する 利用者からどう見えて 定 的 競合サービスと同等 競合サービスより レベルの機能を兼ね 重要な部分で優れ 競合サービスより 非常に優れている いるか? 特 性 備えている ている点がある 点がある – 肯定的?否定的? 否 我慢できる 我慢できる 文句を 文句を言いたい 何だこれは 中立的? 定 的 競合サービスと 競合サービスより どんなに経費がかか 少なくとも同等 部分的に劣悪な点 っても改善しなけれ – 基本的?差別化的? 特 性 レベルである がある ばいけない 決定的? 中 だから何 だから何なの おまけなら欲 おまけなら欲しい 立 購買決定にあまり 少し意味があるかも 的 影響を及ぼさない しれないが、その • 「肯定的」かつ「決定 特 性 サービスは直接的な 関係がない 的」でない場合は、他 のどの部分がそれに 「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他) 該当するのか? July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 19
  • 20.
    イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ イノベーションの ①誰が、どんな状況で、どうして ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか? (ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析) イノベーションの 外部評価の確認 ②その商品・サービスに 誰がどれくらいお金を払うのか? ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス) ③ライバル・パートナーとの関係の中で どれくらい取り分があるか? (競争評価・バリューチェーン) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 20
  • 21.
    気になるシチュエーションその3 • 気になる事例 – 「これはとっても儲かるビジネスなんです!」 – 「なんであなたから買ってくれるの?」 – 「・・・いいビジネスなんですから大丈夫です!」 • →いいビジネスは「必ず」ライバルがいる – 儲かるものであればあるほど競争になる – 同種のサービスを複数の企業が提供するのであれば、 顧客はなにを基準に選ぶのか? なぜあなたが「勝てる」のか 市場でのシェアを推定 を、詳しく分析して、 勝ち組の可能性があるか July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 21
  • 22.
    ③ライバルとの関係の中でどれくらい取り分があるか? • 競争相手や関係者を知っておく – 強い競合他社がいないか – 技術を持っていれば強いのか – 流通などアウトソース先にビジネスを握られないか • フレームワークを使って強みや関係者を把握 – SWOT分析 – 競争評価(Porter’s Five Forces) – バリューチェーン July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 22
  • 23.
    注意点③-1 SWOT分析 • 競争状況を考える上では、自分の強み弱みを分析 し、今のタイミングが自社にとって都合がいいかどう か(機会・脅威)を見極める必要がある。 内部要因 外部要因 プラス要因 強み(Strength) 機会(Opportunity) マイナス要因 弱み(Weakness) 脅威(Threat) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 23
  • 24.
    注意点③-2 競争評価 • 他者との関係のなかで強さ/弱さがある マイケル・ マイケル・ポー 新規参入 補完企業 同様のサービスを他社 サービス創出促進のた ターの つの力 ターの5つの力 が開発できるか?特許 めに手助けしてくれるも (+2 (+2) はおさえているか? のがあるか? 売り手 買い手 競争 自社が必要なサービス 売れるサービスか?特 類似のサービスを持つ がある特定の企業に握 定の相手のみにしか売 他者との差別化は? られていないか? れないものか? 政府 代替 「競争戦略論」(M・ポーター) サービス創出促進の手 全く違う観点での課題の 「インテル戦略転換」(A・グロー 助けをしてくれるか?障 解決法はないか? ブ) 害になるか? July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 24
  • 25.
    注意点③-3 バリューチェーン • 顧客に届くまでには長い道のりと複数の関係者がいる。 – 彼らに納得して技術を運んでもらう必要がある。 – 誰が主要プレイヤーか? – どこにライバルがいるか? • 他のプレイヤーが重要な例 – 製造が難しい場合(歩留まりが悪い、品質が保てない) – 利用者に届けるのが難しい – 顧客に説明が難しい – 保守・サポートがしにくい 「競争戦略論」 (M・ポーター) 等を元に独自に作成 保守・ 保守・ 研究 商用化 製造 流通 販売 サポ July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp ート Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 25
  • 26.
    参考③-4 誰からお金を奪っているか? • 調べるべき相手が同種のサービスの例 – そのサービスが価格を直接的に下げる場合 • 調べるべき相手が同種のサービス以外にもある例 – トータルコストが下がっている場合 – コストそのものに影響がない場合 隠れた代替品がある • 例:朝のミルクシェークのライバルは? 「イノベーションへの解」p97 – 退屈、ベーグル、バナナ、コーヒー (C・クリステンセン他) • いずれにせよ顧客の持ち金は決まっている – なにかをあきらめて、私たちの商品・サービスを買う。 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 26
  • 27.
    イノベーションのビジネス化への道のり イノベーションのビジネス価値評価 イノベーションの外部評価の確認 いろんな人の意見 ビジネスの創出 を聞く必要がある エキスパートから普通の人まで 開発元の見識が一般とは違う (かもしれない)から・・・ July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 27
  • 28.
    イノベーションのビジネス化への道のり イノベーションのビジネス価値評価 イノベーションの外部評価の確認 ビジネスの創出(新商品・サービスの開発) ビジネスプランニング ビジネス実行 ビジネスプランに はなにを書くの? July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 28
  • 29.
    ビジネスプランの構成 • (エレベーターピッチ) • エグゼクティブサマリー • サービスイメージと顧客メリット • ターゲット顧客と市場規模、想定売上 • サービスの実現性とユニークな点 • 製造とディストリビューション • マーケティングアプローチ • 構成メンバー • 必要金額と時期(収支予測5年) • →詳細かつ正確に! July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 29
  • 30.
    参考文献 • ビジネス全般を学びたい人には – 参考図書を読む(次頁) • ビジネスプランニングを勉強したい人には – 赤羽雄二:「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」 – http://www.mit-ef.jp/pdf/akaba_tebiki.ppt – 無料でこれだけの鋭い分析・指摘を入手可能 • ベンチャー投資について知りたい人は – 砂川大: 「Venture Capital 101」 – http://www.geocities.jp/bjrforum/siryou/sunagawa.pdf – ベンチャーキャピタルに関する表裏のない紹介 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 30
  • 31.
    参考図書 • 教科書(以下の本の該当箇所を読むことをお勧めする) – M.ポーター:「競争戦略論」 M.ポーター:「競争戦略論」 ポーター:「競争戦略論 • 第1章 競争要因が戦略を決める(フレームワークとして使用する「5つの力」の概要を概観する) – C.クリステンセン「イノベーションへの解 C.クリステンセン「イノベーションへの解」 クリステンセン への • 第8章 戦略策定プロセスのマネジメント(イノベーションマネジメントとしての考え方の基本を概観する) • 第2章 最強の競合企業を打ち負かす方法、第3章 顧客が求める製品とは(ビジネス戦略における考え方の基本を概 観する) – リタ マグレイス, イアン マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに変 マグレイス, マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに :「アントレプレナー える」(ベンチャー型経営判断の分析手法を学ぶ、一部大企業向け) える」 – C. クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」(イノベーションマネジメントにおける破壊的技術の概念を学 クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」 :「イノベーション ぶ) – ジェームズ・ コリンズ:「ビジョナリー・ ジェームズ・C. コリンズ:「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」(新しい会社の創造にお :「ビジョナリー 時代を える生存 原則」 生存の ける会社の運営の仕方のコンセプトを学ぶ) – トム・ケリー:「発想する会社! トム・ケリー:「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」(製品化 :「発想する会社 世界最高のデザイン・ファームIDEO IDEOに イノベーションの技法」 におけるインダストリアルデザインの重要性を学ぶ) – J. アッターバック:「イノベーションダイナミクス」(イノベーションマネジメントの基礎理論を学ぶ) アッターバック:「イノベーションダイナミクス」 :「イノベーションダイナミクス – アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」 アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」(インテルが体験した具体的戦略の変更の実際を知りベン 戦略転換 チャー運営に生かす。6つめの力(補完企業)の概要を学ぶ) – アナベル ガワー, マイケル・A. クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経 ガワー, マイケル・ クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを :「プラットフォーム しい経 営戦略」 営戦略」(IT企業の場合の新たな基本戦略、プラットフォーム化について理解する)。 – ロジャー フィッシャー, ウィリアム ユーリー:「ハーバード流交渉術」(他社との提携をする際における交渉に フィッシャー, ユーリー:「ハーバード流交渉術 :「ハーバード流交渉術」 おいて基本的なスタンスを学ぶ) – ドン コーエン, ローレンス プルサック:「人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信 コーエン, プルサック:「 :「人 つながり」 投資する企業―ソーシャル・キャピタルが する企業 頼を育む」(ベンチャー企業における人材確保と維持の基礎理論を学ぶ) – 金谷 治(翻訳)「新訂 孫子」(岩波文庫)(戦略論の古典として) 翻訳) 孫子」 – グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT」(技術イノベーションのマネージメントを概観できる) MBA<11>MOT」 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 31
  • 32.
    参考:新しいイノベーションの発想法 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 32
  • 33.
    新しいイノベーションの発想法 1. 「自分が欲しいもの」を考える 2. 「困っている人/こと」を見つけて解決案を考える 3.変化・ギャップを見つけて、どう変化するか予測する 4. 理想のサービスを考えて、そこから現実解を探す* 5. 会社の強み・資産を考えて、そこを伸ばす/流用す る* *今回は省略 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 33
  • 34.
    「困っている人/こと」を見つけて解決案を考える • お客様の悩みは本人も気づいていない(説明できない)かもしれ ない→外部からの観察 • IDEOのイノベーション手法 – フィールドで観察する – 自由なアイデアをブレインストーミングを通してつくりだす – プロトタイプをつくって考える – 物語をつくる 出展:「デザイン思考の道具箱」奥出直人、早川書房 2007 「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」 トム・ケリーほか、早川書房 2002 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 34
  • 35.
    変化・ギャップを見つけて、どう変化するか予測する • 急激な変化が起きていないか? – コンピュータパワーが50倍になったら? – ネットワークが無限に速くなったら? – ストレージがいくら使っても無料になったら? – ヤンキースが負けるようなことがあったら?(笑) – すべての人が著作者になったら?(著作権管理・料金 は どうするの?) – すべてのメディアコンテンツがオンライン化されたら (著作権問題は忘れたとして) 出展:WWW2004 Plenary Talk, Udi Manber • 変化は「チャンス」、その変化が起こす影響を分 析・予測して、お客様の新たなニーズを見つける July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 35
  • 36.
    イノベーションのための7つの機会 by P.ドラッカー 1. 予期せぬことの生起 予期せぬ成功、失敗、出来事 2. ギャップの存在 “変化”を察知して、 その変化をどう活かす 3. ニーズの存在 かを考えると、 4. 産業構造の変化 ビジネス創出できる! 5. 人口構造の変化 6. 認識の変化 ものの見方、感じ方、考え方の変化 7. 新しい知識の出現 →科学技術系イノベーション P.ドラッカー 「イノベーションと企業家精神」 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 36
  • 37.
    参考:“交差点”に踏み込む • 無意識に持っている考え方の“バリア”を壊す – さまざまな文化に触れてみる – 既成の教育にはない方法で学んでみる – 思い込みを逆転する – 違う視点からものを見る – 関係のないものを組み合わせる – “たくさん作ってたくさん試す” 出展:「メディチ・インパクト」フランス・ヨハンソン、ランダムハウス講談社 2005 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 37
  • 38.
    もし新ビジネスがうまくいかなかったら? • ビジネスチャンス登録システム –検討した結果、いますぐは起きない/実現できないイノベーションである、 と判ったら? – → 課題をきちんと分析してから棚上げしておこう! • ビジネスを起こすタイミング – 直接参入型 – 待機型 – 偵察型 出展:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性を – 飛び石型 ビジネスチャンスに変える 」 リタ マグレイスほか、ダイアモンド社 2002 – 適宜、棚卸をしよう(時の流れは速い) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 38
  • 39.
    参考:技術オリエンテッドの良し悪し • 3Mのポストイットの例 – 中途半端にしか接着しない物質(”失敗作”)が出来た。 – 聖歌隊の歌詞にメモをつけたいというニーズを解決。 ハーバード・ビジネススクール ケース「3M」 • 美談であるが・・・ – だからといって、適当に技術を作ればいいわけではない。 – 大事なことは「適した」利用者のニーズを見つけられたこと。 – 実際は、継続的に頭の体操をしたり、関連する話をいろいろ聞 いておくことで、技術の利用シーンを見つける目を養うこと。 July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 39
  • 40.
    参考: 想定どおりに進むのか? • 進めていけばいろいろな課題が出る – そもそもサービス開発が難しかった – 思ったよりも仮説の設定が甘かった – コストがかかりすぎた – やっている途中に強力なライバルが出現した • 大きな変化が起きた時点で作戦を修正 – 「ビジネスプランが想定どおりにいくことは絶対ない」 – その場その場で最善の策を採用していく – どうしてもダメならあきらめる(開発をストップさせる) July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved. 40