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- 1.
「このビジネス儲かります?」
ビジネスアイデア、ビジネスプランの評価ポイント
平成23年7月6日
本橋 健
MOTOHASHI, Takeshi
日本MIT
MITエンタープライズフォーラム
日本MITエンタープライズフォーラム
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1
- 2.
導入
• 想定質問
–「あるニーズを満たしたら、どれくらいお金になりそうか?」
– 「この技術をビジネス化したら、どれくらい儲かりそうか?」
• 御紹介する内容
– 「新しいビジネスアイデア(技術・イノベーション)が(どのくらい)
お金になりそうか」の見込みを立てる考え方をご紹介します。
• 検討にはお金は全くかかりません。
• ただし、バイアスのない見識が要ります。(思い込みにとら
われない)
• あくまで机上検討です。(売り上げがたって初めてビジネス
です)。
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2
- 3.
起業家の視点
• ヴィジョン、ミッション
– なぜこの企業を立ち上げるのか?
– なにを継続して行いたいのか?
• イノベーション性、事業性
– 他ではなくこの企業が抜きん出る理由は?
– スムーズな事業拡大ができるか?
• 「キャッシュ」が要る
– 自分のお金(自己資本)でまかなえる?
• エンジェル、融資(銀行)、ベンチャーキャピタリスト
– 売上が立たなければ会社は立ち行かない
• 社長の役割は「営業」
• 売れなければ技術・サービスがすごくても無意味
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3
- 4.
最初の一歩をどうするか?
• 製品・サービスを開発できる人材はいるか?
– Yes!→製品・サービスのプロトタイプを作る
• 開発費はある?→資金確保へ
– No…→開発できる人材を探す
• 給料は払えるか?→資金確保へ
• 給料なしでやってくれるか?→まずは開発
• 資金確保の形態
– 自己資本(○すべてが自由/×自分・友人のリスク大)
– エンジェル(○気軽に使える・人脈紹介あり/×エンジェルに気に入
られないといけない)
– ベンチャー投資(○ビジネス価値があれば最後まで面倒見てくれる・
人脈紹介あり/×口出しが多い・シビア・クビになる)
– 銀行融資(○口を出されることは少ない・利率一定/×担保がない
と借りられない、必ず返さないといけない)
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4
- 5.
投資家の視点
• 基本は「市場規模」と「人材」
• ベンチャーキャピタリスト(VC)の投資は“ビジネス”
– かけたお金に対して
– どれくらいのリターンが
– どれくらいの確率で(リスク)
– →大きい市場規模なら1回にかける手間が減る
• •成功には良い人材は必須
– 最低限、「もちにげ」しないこと
– このビジネスプランを実行可能なメンバーか?
– 知っているメンバー同士ならそれだけリスクが減る
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5
- 6.
ビジネスプランの評価ポイント
• イノベーション性
– 新市場創出、既存市場への参入が出来る理由は?
– その市場がどの程度の規模・成長率がありそうか?
– そのなかでどの程度のシェアを取りそうか?ユニークか?
• 事業性
– 何年で黒字になりそうか(単年度、累積)?
– 継続的に競争に勝てそうか?
– 経営陣は優秀か?
まずはイノベーション性の定量的評価が必要
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6
- 7.
新しいイノベーションのビジネス化への道のり
イノベーションのビジネス価値評価
イノベーションの外部評価の確認
ビジネスの創出(商品・サービス開発)
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7
- 8.
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ
イノベーションの
①誰が、どんな状況で、どうして
ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか?
(ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)
イノベーションの
外部評価の確認
②その商品・サービスに
誰がどれくらいお金を払うのか?
ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)
③ライバルやビジネスパートナーとの
関係の中でどれくらい取り分があるか?
(競争評価・バリューチェーン)
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8
- 9.
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ
イノベーションの
①誰が、どんな状況で、どうして
ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか?
(ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)
イノベーションの
外部評価の確認
②その商品・サービスに
誰がどれくらいお金を払うのか?
ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)
③ライバルやビジネスパートナーとの
関係の中でどれくらい取り分があるか?
(競争評価・バリューチェーン)
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9
- 10.
気になるシチュエーションその1
• 気になる事例
– 「これは便利なんです!」
– 「誰が使うのかな?」
– 「誰にでも便利に使えますよ!」
• →「誰にでも便利」であっても、使わない人がいる。
– 使う人はどんな人でなぜ使うのだろう?
– よほどの必要性がないと使わないのでは?
誰が、どんな状況で、どうして 潜在エンドユーザの規模
を、詳しく分析して、 市場の何人が使いそうか
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- 11.
- 12.
ストーリーテリング法/ペルソナ法
• 3Mなどで使われている、と言われているサービス提案
方法
– A4一枚程度に、提案したいサービスが提供する顧客の経験
を具体的にシナリオに記述する。
– 幹部がそれを読んで、製品化投資判断。
「3M:組織を巻き込む”戦略ストーリー”の技法」
ハーバードビジネスレビュー1998年9月 (ゴードン・ショー他)
• ペルソナ
– 利用者の具体的なバックグラウンド、日常生活など、その
サービスを使うに至る背景を考える上での基礎となる利用者
モデルを書くことで、ストーリーへの厚みを持たせる。
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12
- 13.
注意点①-1 利用者の「属性」ではなく「状況」に着目すること
• 利用者の「属性」ではなく、「状況」が大事。
– ×「彼は30代の外資系勤務の独身のサラリーマンで、
年収が・・・」
– ○「彼はいつも仕事していて、休みなく、いつも帰りが
遅い。しかし読書が大好きで、欲しいと思ったらすぐ手
に入れたいが本屋の開いている時間には帰れない。」
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13
- 14.
注意点①-2 顧客行動分析は5W1Hで
• 顧客行動分析Q&A法
– 「だれが?」「なにを?」「それ以外になにを?」「いつ?」
「どこで?」「どのようにして?」
「アントレプレナーの戦略思考技術」p54-55
(R・マグレイス他)
• 顧客の体験を詳細にイメージできることが大事。
– ○「彼は欲しいと思った本を探すために、オフィスの近く
の本屋に昼休み寄ることもあるが、4フロアの大きな本
屋でいつも混んでいて、短気なため、店員に聞くのも手
間と感じて徒労に終わった。」
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- 15.
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ
イノベーションの
①誰が、どんな状況で、どうして
ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか?
(ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)
イノベーションの
外部評価の確認
②その商品・サービスに
誰がどれくらいお金を払うのか?
ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)
③ライバルやビジネスパートナーとの
関係の中でどれくらい取り分があるか?
(競争評価・バリューチェーン)
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- 16.
気になるシチュエーションその2
• 気になる事例
– 「これは○○さんにはとっても便利なんです!」
– 「○○さんはいくら払いそうかな?」
– 「喜んでいるからきっとお金も払います!」
• →喜んでくれていても、お金を払うとは限らない
– お金を払う人はなぜそれだけの対価を感じるのか?
– 所持金が変わらないなら、なにかを削って買わないといけ
ないはず。そこまでする理由は?
誰がどれくらいのお金を払うか 市場規模を推定
を、詳しく分析して、 どれくらい儲かる可能性があるか
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- 17.
- 18.
注意点②-1 仮説指向ビジネスモデリング
• 事実と仮説に基づいて、ビジネスモデルを考えてみ
る(風桶論でよい)。
– ただし、事実と仮説はきちんと区別・把握しておく。
– ビジネストライアルではこのビジネス仮説を検証する。
• 実際のシチュエーションに対して価値を計算する。
– 例:もし、自宅で即座に買いたい本が買えるなら、送料を
ある程度払ってもいい。本屋に出向き、必要な本を探す時
間を10分とすると、価値はA百円はある。さらに、本屋に
行くことを覚えておかないといけない苦労の価値はB百円
分はある・・・。
「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他)を元に独自に作成
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- 19.
注意点②-2 アトリビュートマトリックス分析
アトリビュート・マトリックスの定義
基本的特徴 差別化的特徴 決定的特徴
• その商品・サービスは 肯 あって当たり前
あって当たり前 ちょっと違
ちょっと違う 興奮する
興奮する
利用者からどう見えて 定
的
競合サービスと同等 競合サービスより
レベルの機能を兼ね 重要な部分で優れ
競合サービスより
非常に優れている
いるか? 特
性
備えている ている点がある 点がある
– 肯定的?否定的? 否 我慢できる
我慢できる 文句を
文句を言いたい 何だこれは
中立的? 定
的
競合サービスと 競合サービスより どんなに経費がかか
少なくとも同等 部分的に劣悪な点 っても改善しなけれ
– 基本的?差別化的? 特
性
レベルである がある ばいけない
決定的? 中 だから何
だから何なの おまけなら欲
おまけなら欲しい
立 購買決定にあまり 少し意味があるかも
的 影響を及ぼさない しれないが、その
• 「肯定的」かつ「決定 特
性
サービスは直接的な
関係がない
的」でない場合は、他
のどの部分がそれに 「アントレプレナーの戦略思考技術」 (R・マグレイス他)
該当するのか?
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- 20.
イノベーションのビジネス価値評価の3ステップ
イノベーションの
①誰が、どんな状況で、どうして
ビジネス価値評価 その商品・サービスを使うのか?
(ストーリーテリング/ペルソナ・顧客行動分析)
イノベーションの
外部評価の確認
②その商品・サービスに
誰がどれくらいお金を払うのか?
ビジネスの創出 (仮説指向ビジネスモデリング・アトリビュートマトリックス)
③ライバル・パートナーとの関係の中で
どれくらい取り分があるか?
(競争評価・バリューチェーン)
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- 21.
気になるシチュエーションその3
• 気になる事例
– 「これはとっても儲かるビジネスなんです!」
– 「なんであなたから買ってくれるの?」
– 「・・・いいビジネスなんですから大丈夫です!」
• →いいビジネスは「必ず」ライバルがいる
– 儲かるものであればあるほど競争になる
– 同種のサービスを複数の企業が提供するのであれば、
顧客はなにを基準に選ぶのか?
なぜあなたが「勝てる」のか 市場でのシェアを推定
を、詳しく分析して、 勝ち組の可能性があるか
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- 22.
③ライバルとの関係の中でどれくらい取り分があるか?
• 競争相手や関係者を知っておく
– 強い競合他社がいないか
– 技術を持っていれば強いのか
– 流通などアウトソース先にビジネスを握られないか
• フレームワークを使って強みや関係者を把握
– SWOT分析
– 競争評価(Porter’s Five Forces)
– バリューチェーン
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- 23.
注意点③-1 SWOT分析
• 競争状況を考える上では、自分の強み弱みを分析
し、今のタイミングが自社にとって都合がいいかどう
か(機会・脅威)を見極める必要がある。
内部要因 外部要因
プラス要因 強み(Strength) 機会(Opportunity)
マイナス要因 弱み(Weakness) 脅威(Threat)
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注意点③-2 競争評価
• 他者との関係のなかで強さ/弱さがある
マイケル・
マイケル・ポー 新規参入 補完企業
同様のサービスを他社 サービス創出促進のた
ターの つの力
ターの5つの力 が開発できるか?特許 めに手助けしてくれるも
(+2
(+2) はおさえているか? のがあるか?
売り手 買い手
競争
自社が必要なサービス 売れるサービスか?特
類似のサービスを持つ
がある特定の企業に握 定の相手のみにしか売
他者との差別化は?
られていないか? れないものか?
政府
代替
「競争戦略論」(M・ポーター) サービス創出促進の手
全く違う観点での課題の
「インテル戦略転換」(A・グロー 助けをしてくれるか?障
解決法はないか?
ブ) 害になるか?
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- 25.
注意点③-3 バリューチェーン
• 顧客に届くまでには長い道のりと複数の関係者がいる。
– 彼らに納得して技術を運んでもらう必要がある。
– 誰が主要プレイヤーか?
– どこにライバルがいるか?
• 他のプレイヤーが重要な例
– 製造が難しい場合(歩留まりが悪い、品質が保てない)
– 利用者に届けるのが難しい
– 顧客に説明が難しい
– 保守・サポートがしにくい 「競争戦略論」 (M・ポーター) 等を元に独自に作成
保守・
保守・
研究 商用化 製造 流通 販売 サポ
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25
- 26.
参考③-4 誰からお金を奪っているか?
• 調べるべき相手が同種のサービスの例
– そのサービスが価格を直接的に下げる場合
• 調べるべき相手が同種のサービス以外にもある例
– トータルコストが下がっている場合
– コストそのものに影響がない場合 隠れた代替品がある
• 例:朝のミルクシェークのライバルは?
「イノベーションへの解」p97
– 退屈、ベーグル、バナナ、コーヒー (C・クリステンセン他)
• いずれにせよ顧客の持ち金は決まっている
– なにかをあきらめて、私たちの商品・サービスを買う。
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- 27.
イノベーションのビジネス化への道のり
イノベーションのビジネス価値評価
イノベーションの外部評価の確認
いろんな人の意見
ビジネスの創出 を聞く必要がある
エキスパートから普通の人まで
開発元の見識が一般とは違う
(かもしれない)から・・・
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- 28.
イノベーションのビジネス化への道のり
イノベーションのビジネス価値評価
イノベーションの外部評価の確認
ビジネスの創出(新商品・サービスの開発)
ビジネスプランニング
ビジネス実行 ビジネスプランに
はなにを書くの?
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ビジネスプランの構成
• (エレベーターピッチ)
• エグゼクティブサマリー
• サービスイメージと顧客メリット
• ターゲット顧客と市場規模、想定売上
• サービスの実現性とユニークな点
• 製造とディストリビューション
• マーケティングアプローチ
• 構成メンバー
• 必要金額と時期(収支予測5年)
• →詳細かつ正確に!
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参考文献
• ビジネス全般を学びたい人には
– 参考図書を読む(次頁)
• ビジネスプランニングを勉強したい人には
– 赤羽雄二:「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」
– http://www.mit-ef.jp/pdf/akaba_tebiki.ppt
– 無料でこれだけの鋭い分析・指摘を入手可能
• ベンチャー投資について知りたい人は
– 砂川大: 「Venture Capital 101」
– http://www.geocities.jp/bjrforum/siryou/sunagawa.pdf
– ベンチャーキャピタルに関する表裏のない紹介
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30
- 31.
参考図書
• 教科書(以下の本の該当箇所を読むことをお勧めする)
– M.ポーター:「競争戦略論」
M.ポーター:「競争戦略論」
ポーター:「競争戦略論
• 第1章 競争要因が戦略を決める(フレームワークとして使用する「5つの力」の概要を概観する)
– C.クリステンセン「イノベーションへの解
C.クリステンセン「イノベーションへの解」
クリステンセン への
• 第8章 戦略策定プロセスのマネジメント(イノベーションマネジメントとしての考え方の基本を概観する)
• 第2章 最強の競合企業を打ち負かす方法、第3章 顧客が求める製品とは(ビジネス戦略における考え方の基本を概
観する)
– リタ マグレイス, イアン マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに変
マグレイス, マクミラン:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性をビジネスチャンスに
:「アントレプレナー
える」(ベンチャー型経営判断の分析手法を学ぶ、一部大企業向け)
える」
– C. クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」(イノベーションマネジメントにおける破壊的技術の概念を学
クリステンセン:「イノベーションのジレンマ」
:「イノベーション
ぶ)
– ジェームズ・ コリンズ:「ビジョナリー・
ジェームズ・C. コリンズ:「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」(新しい会社の創造にお
:「ビジョナリー 時代を える生存 原則」
生存の
ける会社の運営の仕方のコンセプトを学ぶ)
– トム・ケリー:「発想する会社!
トム・ケリー:「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」(製品化
:「発想する会社 世界最高のデザイン・ファームIDEO IDEOに イノベーションの技法」
におけるインダストリアルデザインの重要性を学ぶ)
– J. アッターバック:「イノベーションダイナミクス」(イノベーションマネジメントの基礎理論を学ぶ)
アッターバック:「イノベーションダイナミクス」
:「イノベーションダイナミクス
– アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」
アンドリュー・グローブ「インテル戦略転換」(インテルが体験した具体的戦略の変更の実際を知りベン
戦略転換
チャー運営に生かす。6つめの力(補完企業)の概要を学ぶ)
– アナベル ガワー, マイケル・A. クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経
ガワー, マイケル・ クスマノ:「プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを
:「プラットフォーム しい経
営戦略」
営戦略」(IT企業の場合の新たな基本戦略、プラットフォーム化について理解する)。
– ロジャー フィッシャー, ウィリアム ユーリー:「ハーバード流交渉術」(他社との提携をする際における交渉に
フィッシャー, ユーリー:「ハーバード流交渉術
:「ハーバード流交渉術」
おいて基本的なスタンスを学ぶ)
– ドン コーエン, ローレンス プルサック:「人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信
コーエン, プルサック:「
:「人 つながり」 投資する企業―ソーシャル・キャピタルが
する企業
頼を育む」(ベンチャー企業における人材確保と維持の基礎理論を学ぶ)
– 金谷 治(翻訳)「新訂 孫子」(岩波文庫)(戦略論の古典として)
翻訳) 孫子」
– グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT
グローバルタスクフォース「通勤大学MBA<11>MOT」(技術イノベーションのマネージメントを概観できる)
MBA<11>MOT」
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31
- 32.
- 33.
- 34.
「困っている人/こと」を見つけて解決案を考える
• お客様の悩みは本人も気づいていない(説明できない)かもしれ
ない→外部からの観察
• IDEOのイノベーション手法
– フィールドで観察する
– 自由なアイデアをブレインストーミングを通してつくりだす
– プロトタイプをつくって考える
– 物語をつくる
出展:「デザイン思考の道具箱」奥出直人、早川書房 2007
「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
トム・ケリーほか、早川書房 2002
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34
- 35.
変化・ギャップを見つけて、どう変化するか予測する
• 急激な変化が起きていないか?
– コンピュータパワーが50倍になったら?
– ネットワークが無限に速くなったら?
– ストレージがいくら使っても無料になったら?
– ヤンキースが負けるようなことがあったら?(笑)
– すべての人が著作者になったら?(著作権管理・料金
は どうするの?)
– すべてのメディアコンテンツがオンライン化されたら
(著作権問題は忘れたとして)
出展:WWW2004 Plenary Talk, Udi Manber
• 変化は「チャンス」、その変化が起こす影響を分
析・予測して、お客様の新たなニーズを見つける
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- 36.
イノベーションのための7つの機会 by P.ドラッカー
1. 予期せぬことの生起
予期せぬ成功、失敗、出来事
2. ギャップの存在 “変化”を察知して、
その変化をどう活かす
3. ニーズの存在 かを考えると、
4. 産業構造の変化
ビジネス創出できる!
5. 人口構造の変化
6. 認識の変化
ものの見方、感じ方、考え方の変化
7. 新しい知識の出現
→科学技術系イノベーション P.ドラッカー
「イノベーションと企業家精神」
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- 37.
参考:“交差点”に踏み込む
• 無意識に持っている考え方の“バリア”を壊す
– さまざまな文化に触れてみる
– 既成の教育にはない方法で学んでみる
– 思い込みを逆転する
– 違う視点からものを見る
– 関係のないものを組み合わせる
– “たくさん作ってたくさん試す”
出展:「メディチ・インパクト」フランス・ヨハンソン、ランダムハウス講談社 2005
July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp
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37
- 38.
もし新ビジネスがうまくいかなかったら?
• ビジネスチャンス登録システム
–検討した結果、いますぐは起きない/実現できないイノベーションである、
と判ったら?
– → 課題をきちんと分析してから棚上げしておこう!
• ビジネスを起こすタイミング
– 直接参入型
– 待機型
– 偵察型
出展:「アントレプレナーの戦略思考技術―不確実性を
– 飛び石型 ビジネスチャンスに変える 」
リタ マグレイスほか、ダイアモンド社 2002
– 適宜、棚卸をしよう(時の流れは速い)
July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp
Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
38
- 39.
参考:技術オリエンテッドの良し悪し
• 3Mのポストイットの例
– 中途半端にしか接着しない物質(”失敗作”)が出来た。
– 聖歌隊の歌詞にメモをつけたいというニーズを解決。
ハーバード・ビジネススクール ケース「3M」
• 美談であるが・・・
– だからといって、適当に技術を作ればいいわけではない。
– 大事なことは「適した」利用者のニーズを見つけられたこと。
– 実際は、継続的に頭の体操をしたり、関連する話をいろいろ聞
いておくことで、技術の利用シーンを見つける目を養うこと。
July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp
Takeshi Motohashi © 2011 All right reserved.
39
- 40.
参考: 想定どおりに進むのか?
• 進めていけばいろいろな課題が出る
– そもそもサービス開発が難しかった
– 思ったよりも仮説の設定が甘かった
– コストがかかりすぎた
– やっている途中に強力なライバルが出現した
• 大きな変化が起きた時点で作戦を修正
– 「ビジネスプランが想定どおりにいくことは絶対ない」
– その場その場で最善の策を採用していく
– どうしてもダメならあきらめる(開発をストップさせる)
July 6th 2011 motohashi@mit-ef.jp
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