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IoT活用システムへのゴール指向要
求分析の適用に関する考察
筑波大学大学院 岡野 道太郎
放送大学 中谷 多哉子
1
はじめに:背景
• 研究課題
– 設計・実装等で必要な情報を要求分析で抽出する手法
• 要求以外にも必要な情報がある:制約など
• IoT:
– 多数のセンサーからのデータを収集し,予測・制御を行う
• 多様なデバイスへの対応(多様性)
• 実装しないと判明しない不確かな部分(不確かさ)
• パターン化された再利用可能な部分もある
– 無線を採用する際の考慮点など/ただし技術の陳腐化も激しい
• 本稿の内容
– IoTの特徴・課題を挙げた上で
– 設計・実装等で必要な情報を抽出する要求分析手法を考察
• ゴール指向要求分析(KAOS)やGSNの活用
2
Agenda
• IoTの特徴と課題
• IoTについて
– 要求分析の視点からの位置づけ
– 接続方式の視点から見た範囲
• 課題に対する提案
– アプローチ
– 提案手法
– 事例
• 考察
3
IoTの特徴と課題
• IoTの特徴を示すため、2システムを比較
– IoT:センサーデータを取得し、快適な温度に制御
– 業務:受注入力
• IoT
– (1)入力の多様性と不確かさがある
– (2)上記(1)に関する知識は再利用可能な部分もある
• 陳腐化し、再利用できない部分もある
業務 IoT
入力デバイス キーボード(+RFID等)
+マウス名等限定
多様なセンサーと入力値
新たなセンサーも開発
入力値 正 確 な こ と が 前 提 ( エ
ラーチェック)
誤差を含む。通信の場合、
届かないこともあり不確か
4
IoTについて:
要求分析の視点からの位置づけ
• 企業の全体目標から見たIoTの位置づけ
– 全体課題
↓
– コンピューターを利用した解決(/人による解決)
↓
– 人とコンピューターによる業務
↓
– コンピューター処理/人
↓
– 入力→処理→出力 (蓄積/フロー/連携)
デジタルトランスフォーメーション/
モダナイゼーション
キーボード等
→+センサー
画面・プリンタ
→+VR・AR/3D
RDB→+NoSQL/
分散トランザクション
※AIは入力・処理・出力すべてに関連
通信
→+IoT
→+API
5
IoTについて:
接続方式の視点から見た範囲
• IoT:
– ”インターネットに多様
かつ多数の物が接続さ
れ,及びそれらの物か
ら送信され,又はそれら
の物に送信される大量
の情報が円滑に流通す
ること”[1]
• 本稿では
– 物と物の間をインター
ネットだけで結ぶ場合
– インターネットの部分が
ある(他の通信部分の
存在可)
[1]特定通信・放送開発事業実施円滑化法,http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H02/H02HO035.html
6
本稿では入力だけを取り上げ、
モーター等の出力は取り扱わない
IoTについて:
システム要素:接続方式の視点から
• クラウドへの接続
方式毎の機器
– 方式A(すべてイ
ンターネット)
• エッジ
• 通信
– 方式B(一部他プ
ロトコル)
• エッジ
• GW
• 通信
• 各機器で多様・不
確かさが存在
各種通信
プロトコル
*インターネットと他通信プロトコルをつなぐには
プロトコル変換機能を担うGWが必要
7
IoTについて:多様性
発生個所 多様性 選択に必要な情報
センサー 使用するセンサーの種
類
求められるセンサー出力値の
型(アナログ,2値等)・範囲・精
度,設置場所,設置個数
エッジ(GW含む) マイコン・通信モジュー
ル・GWの利用・未利用
設置場所,設置個数(センサー
出力値の型,通信形態,通信
プロトコル→他発生個所)
通信 形態 有線を利用するか,無
線を利用するか
有線が敷設可能か,無線通信
可能か,通信設備の設置場所
プロトコル インターネットか,その
ほかの通信規約(多数
ある)か
伝送距離,伝送量,伝送頻度・
間隔,伝送速度・通信帯域,通
信設備の設置場所
※通信設備の設置場所:屋外・屋内・金属で密閉された場所か,温度・湿度・振動・ホコリ
の有無,障害物や電気的雑音等の外乱の有無,設置する空間の広さ,電源が取得可能か否
か,保守(取り替え等)可能か等
※※システム構成全体に影響を及ぼす情報として,費用と開発期間がある 8
IoTについて:不確かさ
発生個所 不確かさ 許容範囲を知るのに必
要な情報
センサー 誤差に伴う値の不確かさ
→センサーの精度に起因
許容されるセンサーの精
度
エッジ(GW含む) データ伝送の不確かさ
→ハードウェアに起因(故障)
ハードウェア条件※
通信 形態 データ伝送の不確かさ
→通信に起因(通信エラー)
通信頻度・データ量・伝
送速度・通信帯域・許容
エラー率と再送必要性・
通 信 設 備 の 設 置 場 所
※※
プロトコル
※ ハードウェア条件:ハードウェアが置かれている設置場所の情報と,
許容される経年劣化,故障頻度,想定される監視・保守の頻度等
※※「通信設備の設置場所」は前シートで説明済み
【本稿の目標】
IoTの多様性と不確かさを考慮するために「必要な情報」を明示
設計・実装を行う上で、再利用可能な情報を明示する方法の提案9
課題に対する提案:アプローチ
• 文について • 要求分析→要求仕様書の
文・図になる
• 【関連研究】文について
– Lamsweerde[1]の分類
• 設計は、以下を考慮する
– ドメイン知識:法則・法律
• 例:2.5GHzは直進/サブギガは
回析
– システム固有知識
• 電源が取れない
– 変更・陳腐化しやすい知識
• WiFiの機種と価格等
– 要求
• センサーデータを取得する
顧客・ユーザー:要求を提示/ドメイン知識なし
システム固有知識は何が必要か不明
設計者:ドメイン知識あり
システム固有知識を示せば設計可能
↓
要求分析者:ユーザーから要求を聞き、
必要なシステム固有知識をユーザーから抽出 10
[1] Axel van Lamsweerde,
“Requirements Engineering: From System Goals to UML
Models to Software Specifications”,Wiley,2009
課題に対する提案:アプローチ
• KAOS
ゴールを詳細化することにより、要求を抽出
※KAOSだけでは必要なシステム
固有知識は表現できない
• ゴールを詳細化して
要求を抽出
• ゴール(P→Qと表現
したとき)の詳細化
– マイルストーン分割
• P→M、M→Q
– 要素分割
• P→Q1,P→Q2、
{Q1,Q2}→Q
11
課題に対する提案:アプローチ
• GSN • GSNとは
– 保証のための構造化さ
れた議論の記述法
– 保証したいこと:ゴール
• ゴールをサブゴールに分
解していく.
– 分解する観点:戦略
– 議論時の条件等:前提
– 末端のゴール:エビデン
スにより成立を保証
*必要な情報を「前提」に記述、エビデンスに値
温度の
センサー
の例
12
提案手法
1. 前提
(1-1)従来行っている要求分析は行われている
(1-2)設計のためのガイドラインを「接続形態の各観点」毎に作成済
2. トップゴールを「IoTシステムの入力値に関する情報が収集
されている」とする
3. 要求分析するシステムにおける入力に基づいて,入力ごと
に要素分解する.
4. 上述3の各入力に対して,「接続形態の各観点」に基づき
要素分解する.
5. 上述4の「接続形態の各観点」に対して,「設計のためのガ
イドライン」の「必要な情報」ごとに要素分解
6. 上述5「必要な情報」のゴールに対する具体的な値をエビ
デンスに記述
13
【設計ガイドライン】
何を考慮して設計を
行うかを分析し、一般
化して記述したもの
→再利用可能
事例:課題と前提
• 課題:空調制御を行うために,ホテルのある
場所の温度・湿度・風向を測定する
• 前提:要求分析(前出)・設計ガイドライン
設計ガイドライン:設計上の考慮点
が記述されていて、ユーザーに確認する
必要がある情報は赤字で示されている14
経験をも
とに作成
事例: 「接続形態の各観点」まで
• GSN 1.トップゴールの
要素分解
2.入力毎に要素
分解
3.接続形態の各
観点毎に要素分解
※紙面の関係上、「温度」「センサー」のみ分解
15
事例:必要な値の抽出まで
• GSN ※紙面の関係上、「温度」「センサー」のみ分解
3.接続形態の各
観点毎に要素分解
4.必要な情報ごと
に要素分解
5.具体的な値
(必要な情報)
「前提」で作
成した設計
ガイドライン
16
考察
• 評価
– 設計等で必要な情報
• GSNのエビデンスに明記
– 再利用可能な情報
• 設計のためのガイドライン→「必要な情報」をここから抽出
• 今後の研究
– 設計ガイドラインの妥当性
• 自分が設計したときの経験をもとに書いている
• 開発してみないと確認できない
• 対象や時代によって変わる可能性がある
– 例:電波法→各国によって異なる
– 「接続形態の各観点」以外での分解方法
ポイント
要求分析で、要求のほかに
制約の抽出も必要→あらかじ
め設計方法を分析して、設計
上「必要になる情報」を抽出
17
まとめ
• 目標:以下の情報を明示する
1. IoTの多様性と不確かさを考慮するために「必要な情報」
2. 設計・実装を行う上で再利用可能な情報
• 提案手法
– 【関連研究】文の種類から
• 要求分析で抽出すべき情報は「要求」と「システム固有情報」
– 要求は従来の方法で取得:
• KAOSを利用し、必要な入力までを分析
– 必要な情報は、GSNで表現
• あらかじめ(再利用可能な)設計方法を分析(設計ガイドライン)し、
「必要となる情報」を確認
• 必要となる情報がGSNのエビデンスに書き出される
• 評価
– (1)必要な情報は、エビデンスに書き出される
– (2)再利用可能な情報は設計ガイドラインに記述
18
設計・実装
等に必要と
なる情報
【ポイント】
設計者を分析
することで、必
要なシステム固
有情報が判明
設計ガイドライン
付録1
※赤字が「必要な情報」
注意:この設計ガイドラインは案であり、正確性・信頼性を保障したものではない
個人の意見であり、所属する団体等には関係がない
2017年7月現在の日本における状況をもとに作成している
(この部分は発表していない) 19
センサー決定に関する
設計ガイドライン
設計ガイドライン1
20
センサー決定に関して-1
• センサー
– 測定したいモノを電気的な量(電圧・抵抗・電流)に変換
• 抵抗値が変わる場合、電源がないと、電気を流して測定でき
ないので注意
• 測定したいモノが測れるセンサーがないと、開発できないので
注意(センサーの種類が書ける程度の情報必要)
– 値は、2値の場合、アナログの場合あり
• ここでは、2値かアナログかを「型」と呼ぶことにする
• アナログの場合、取得できる値には範囲がある
• センサーの精度により、価格が違うので注意!
– センサーから常に値が送られてくるものと、何かのアク
ション(問い合わせ)を取り、値を取得する場合がある
21
センサー決定に関して-2
• センサー設置場所:注意が必要
– 屋内/屋外(屋外の場合、防水が必要)
• 湿度、温度、ホコリにも注意
– 電源が必要な場合、電源の確保
• エナジーハーベスティングを行うとき、電気が生成する
か確認(例:太陽光発電→夜間に送信?)
– 幅、設置する高さ(設置可能・取り外し可能?)
• 特に高さは、電池交換する場合に注意
– 電気的、磁気的にノイズが発生するか
• 逆に遮蔽されて電気・磁気が外に漏れない場所か?
22
センサー決定に関して-3
• センサー設置台数と範囲(距離):注意が必要
– 設置台数によっては、費用や電源の問題が出る
– センサーからのアナログ電気信号が届く範囲に
は限界がある(1m以内で考えたほうがよい)。そ
の範囲内にエッジ(マイコンまたはGW、通信モ
ジュール等)を置く
– センサー間の距離によっては、結果が影響する
(2つのセンサーが反応する)ので注意
• 測量等で、わざとそうすることもある
23
エッジ構成(GW含む)に関する
設計ガイドライン
設計ガイドライン2
24
エッジ処理に関してー1
• エッジ
– センサーの信号は微弱で通信プロトコルもインター
ネットではないので、クラウドにセンサーデータを送る
ために用いられる
– エッジの構成は、マイコンを使うor使わない/ゲート
ウェイを使うor使わない/マイコン~“GWないしはク
ラウド間”の通信モジュールを使うor使わないの組み
合わせがある
• これらの組み合わせはセンサーデータの型や通信形態・通
信プロトコルで決定する。詳細は後述
• センサーにエッジ処理部分がついているものもある(例:I2C
の温度計、スマートフォン)
25
エッジ処理に関してー2
• エッジの構成に関して
– センサーが通信装置を内蔵・接続(スマートフォンや
Raspberry Piのインターネット・WiFi等)していない場合
は、通信モジュールが必要(=以下これらをまとめて
通信機器と記述)
– 通信プロトコルと距離に応じて(プロトコルが変わる
場合)GW,(プロトコルが同じ場合)中継器が必要
– 通信機器に直接センサーがつけられる場合もある
– そうでない場合は、マイコンが必要になる
• センサー→マイコン→通信機器の構成になる
26
エッジ処理に関してー3
• エッジ間の接続に関して
– センサー→マイコン間は、
• 2値の場合、センサーの線をマイコンのGPIOに
• アナログ値の場合は、アナログポートに接続する
• どちらも、プルアップ/プルダウン抵抗が必要な場合がある(抵
抗値は慣習で決める。厳密でなくてよい)
– マイコン・通信機器間は
• 通信プロトコルによる
• UART、I2C、SPI等のシリアル通信が考えられる
– メーカーにより名称が異なる(UARTと言わない)ので注意
• 端子間で電圧が異なるとき、変換が必要
– 高い→低い(5V→3.3V):抵抗分圧
– 低い→高い(3.3V→5V):オープンドレインを使う(プルアップする)
27
エッジ処理に関してー4
• エッジ処理での注意事項(1)
– 無線の場合、無線モジュールが技適を取得済みかど
うかを確認すること
• 取得していなければ、免許不要の周波数・変調・プロトコル
でも免許なしで使えない
– ハードディスクを使用する場合
• 振動が起こる場所でないか、チリ・ホコリはどうかを確認す
ること
– SSDを使用する場合
• 書き込みが多いと壊れる(Raspberry PIでswapを使っている
場合等)。その場合、取り替え可能な場所か、保守は可能
か確認する
28
エッジ処理に関してー5
• 電源が取れるか確認すること
– 100V AC電源が取れる場合
• ACアダプタを利用する
• PoCの場合、安定化電源でも可
• 電源回路を設計する
– 12Vまたは24V DC電源が取れる(例:車)
• 12(24)Vから5(3.3等)Vに変換する必要がある
– 乾電池・バッテリーを利用する場合
• 交換可能かどうか・保守はどうするか確認する
– 電源が取れない
• エナジーハーベスティングを検討する(太陽光・振動等)
• USBで送れないか?
29
エッジ処理に関してー6
• エッジ構成全体に関して
– センサー・マイコン・通信モジュール間の距離は
適当か確認する(距離が長いと電圧降下する)
– 温度・湿度・水分・チリ・ホコリ、電気的・磁気的な
影響について確認する
• 場合によりケース(金属・プラスチック)が必要になる
– 幅、高さ、交換可能か、保守可能かの確認をする
• 経年劣化するセンサーの場合、交換が必要になる
• 電池の場合は、交換必要
30
通信形態に関する
設計ガイドライン
設計ガイドライン3
31
通信形態に関して-1
• 通信形態について
– 本ガイドラインでは、有線・無線のことを指すもの
とする
– 無線は切れることがあることを想定して設計する
• 有線のほうが、確実性がある
– 無線で高い周波数帯を利用する場合、電波が回
折しなかったり、水に吸収される場合がある
• 無線はとくに現場での確認が重要
– 有線の通信敷設、電源工事は高価になることも
32
通信形態に関して-2
• まず「有線が敷設可能か」確認する
– エッジ→GW・中継器→社内ルーターまで通信線が引ける
か確認する
• その際、電源も引けるか確認する
• 線が切れたらどうするか・どうなるか(どこまで影響するか)確認
する
– 通信プロトコルによっては、ネットワークの形状に制限が
ある(RS-485等)場合があるので注意
• 自分が使おうとするプロトコルで許される形状で、敷設が可能か
確認する
– 中継器・GWを使う場合、それらの設置場所にも注意する
(固定する必要性の有無、場所は確保可能?)
– 敷設は可能だが、(ケーブル等の)費用が膨大になり事実
的に無理というケースもあり得るので注意
33
通信形態に関して-3
• 無線通信が可能か確認する
– 完全に金属でおおわれると通信できないが、一部お
おわれていない部分があると、通信可能なこともある
(ただし、送信電力を多く使う可能性あり)
– 公共の通信設備(気象レーダー等)がある場合、通
信が(一時的含む)できない可能性あり
– 医療機器やペースメーカーを入れている人、精密機
器がある場合などは無線に適さない箇所がある場合
がある
– 同じ周波数帯で利用者が多い場合、混信したり、競
合したりして、事実上通信にならないことがある
34
通信形態に関して-4
• 通信設備の設置場所を確認すること
– 屋外・屋内:屋内の場合、上(天井)・下(床)
– 金属で密閉された場所か:無線の場合問題
• 温度・湿度・振動・ホコリの有無により、ケースの有無を考
える。金属ケースを使う場合、密閉される
– 障害物や電気的雑音等の外乱の有無
• 障害物は、無線の高周波数帯で問題、外乱は有線・無線を
問わず問題
– 設置する空間の広さ:広いと有線の場合コスト高
– 電源が取得可能か否か:電源が確保できない場合は、
無線の送信出力を小さくするか、寝かせる
– 保守(取り替え等)可能か:電池の利用
35
通信プロトコルに関する
設計ガイドライン
設計ガイドライン4
36
通信プロトコルに関して-1
• 有線は、どのようなプロトコルでも理論上可能だ
が、インターネット(ないしはEthernet)またはシリ
アル(RS-485,RS-232C)の利用が多い
– RS-485の場合、メッセージの構成等は異なる
– インターネットはHTTP/REST API(結果をJSON
で受け渡し)が開発しやすい
• 無線はプロトコル、周波数帯は、法律その他の
規約で決まっている部分がある
– 伝送したい内容をもとにプロトコルを選ぶ
– 免許不要の場合、技適の取得が必要になる
– 免許は、製品に対してだけでなく、開発中も必要
• でないと、電波暗室で開発することになる
37
通信プロトコルに関して-2
• 初めに必要な帯域と通信距離を確認する
– 必要な帯域は、1回あたりの通信量と通信頻度(間隔)を
もとに計算できる
• そうすると、無線の場合は「利用できない」通信プロト
コルが見えてくる
– 無線の各周波数帯の特徴は次シート以降に記述
• 許容される転送エラー率、再送の必要性を確認してお
くこと
– これがシビアな場合、無線よりも有線に向く
• 費用的には、優先のほうが安い
• 低電力はEnOceanのほか、Deep sleepを検討する
38
通信プロトコルに関して-3
• 無線の各周波数帯の特徴から通信プロトコルと
通信速度(選択可能時は周波数帯)決定
– サブギガ帯(920MHz)のLPWAは、ある程度遠くまで
飛ばせるが、通信量は限られる。またARIBの送信
規制がある。
• むしろ、飛びすぎによる混信に注意
– 2.5GHz帯のZigBee、BLEは少ない通信量で多く
の端末がある場合、向いている。しかし周波数帯が
高いので、距離や障害物(回折しにくい)に注意する
• 現場での確認が必要な場合も
• BLEとbluetoothは接続できる端末数等で大いに異なる
39
通信プロトコルに関して-4
• 無線の各周波数帯の特徴(つづき)
– 2.5GHz帯のWiFiは多くの転送が行えるが、以下の点
に注意する
• 確保できるチャンネル数*通信帯域/同時接続数で1人
当たりの帯域がわかる。動画だと、帯域が足りないことがあ
る。この場合5GHz帯のWiFi利用を考える
– 5GHz帯WiFiは以下の規制がある
• 屋外で使用できない周波数帯がある
• 気象レーダーなどと干渉した場合、送れない。そのため、
チャンネルを固定してしまうと、停波してしまうことになる
– 2.5,5GHz同時につかうこともある
– WiFiモジュールを利用する場合、コストを確認重要
40
通信プロトコルに関して-5
• 無線の各周波数帯の特徴(つづき)
– 3G、LTE
• 遠くまで飛ばせる、帯域も広いという点ではよいが、パケッ
ト代がかかる(ランニングコストがかかる)
• たしかに帯域は広いが、動画を送ると、思ったほど転送で
きないこともあり得るので、転送できるか確認が大事
• 通信エリア外の山奥に送る場合、人工衛星を利用するとい
う手も実証実験レベルではある模様
– EnOcean
• エナジーハーベスティング、ローパワーでの動作のときに考
慮する(とはいえ、限界があるので注意)
41
通信プロトコルに関して-6
• 無線で問題ある場合、有線の利用を考える
• 有線はシリアルの場合とEthernetの場合あり
– 通信モジュールのコストが違う(シリアル安い)
• シリアル系
– RS-232C:1対1の通信で主に使う
– RS-485:1対多も可能。遠距離も可能
• Ethernet
– 一般的には、インターネットだが、自動車の場合は
EtherCATなどもある
• その他
– 自動車のCAN等
42
システム構成に関する
設計ガイドライン
設計ガイドライン5
43
システム構成全般に関して-1
• 全体費用・開発期間をまずは確認する
– 費用によって、システム構成は変わる
• 構成要素が多い場合、1つの構成要素(センサー等)
にかけられる金額がシビアになる
– 開発期間が短い場合、人を投入しても、工数を増
やすには限度がある(現地調整が必要な個所は
それなりに時間がかかるため)
• この場合、開発するスコープを狭くする
• PoCを作ることで、リスクを減らすことができる
– 予算との見合い
44
システム構成全般に関して-2
• 無線で免許が必要だったり、使用している機
器の技適が下りていない場合の申請通過ま
での期間や、iPhone等でのアプリの審査期間
は、努力してコントロールできるものではない
ので、あらかじめ想定しておくこと
– 想定外のこともあるが・・
45
Q&A
付録2
46
Q&A-1
• Q:顧客のゴールツリーと設計者のゴールツリーは果
たして一致するのか?この発表は一致することを前提
にしている?
• A:顧客のゴールと分解の観点、設計者のゴールと分
解の観点は異なっているので、ゴールツリーは異なる。
異なっているうえで、要求分析者は、顧客・設計者そ
れぞれの要求と必要な情報を「解釈」したうえで、「シ
ステムを実現するには、このようなゴールを立て、この
ように実装すべき」という考えを示す必要があると考え
る。今回示したゴールツリーはそのツリーである。つま
り、「要求分析者」がシステム実現のためにこう分解す
べきと「解釈した」結果のツリーである。
47
Q&A-2
• Q:IoTというのは、技術的なシーズがあり、それを取り込
んでデジタルトランスフォーメーションに生かすという、ボト
ムアップや、繰り返しの側面があるのではないか?
• A:IoTの取り込みは様々な階層で考えられ、経営層にとっ
ては、IoTを取り入れた経営革新という、超上流工程にお
けるIoTのゴールグラフがあると思う。今回の発表は、それ
以降の設計実装に近い部分のゴールグラフとなっている。
実際には、要求分析者は経営層、設計者のゴールを「解
釈した」上で、自分のゴールグラフを作成し、それを経営者、
設計者にフィードバックするというループが必要になると思
われるが、今回はそこまで行っていないで、まず「要求分
析者」が「解釈した」ゴールグラフの作成の話にとどまって
いる。
48
Q&A-3(コメント)
• コメント:今回の発表は「不確かさ」という話
だったが、ハザードに対する対策の話になっ
てしまっている。「不確かさ」と「ハザードに対
する対策」は異なっており、後者については
様々な研究がなされているので、分けて議論
したほうがよい
49

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