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ワクワクする商店・製品を作るには？
- 1. ワクワクする商店・製品を作るには？ • 本スライドは、プロコン塾の以下の発表をまとめたものです – 2015年9月26日発表 • ～その１：課題はどこにあるのか～ – 2015年10月24日発表 • ～その２：ワクワクさせる方法～ 1 中小企業診断士 岡野 道太郎
- 3. はじめに • 売れる製品を作るには、流行るお店にするに はまずは、お客様に「必要とされ」、「よい印 象」を与えなければいけません – 必要でなければ、良くても買ってもらえません – 悪い記憶が残る：トラウマになります • お客様に必要とされ、よい印象、ワクワクする 印象を残す（以下「ワクワク体験」と記します） には、どうしたらよいでしょうか？ • 今日は、その方法について考えます 3
- 4. ワクワク体験の分析方法 • お客様が、ワクワクを体験する – お客様によって、必要なものも、感じ方も違う – まずは、どんなお客様か決める • お客様が決まったら、お客様はどんな体験を するか、シナリオをつくっていく – 必要なものが得られるか？ • シナリオに基づき、お客様の感じ方を記入し ていく – ワクワク感を体験しているか？ 4
- 5. まずは、どんなお客様か決める • どんなお客様に来てほし いかを挙げる – ペルソナ法 • 代表的なお客様の例を 具体的に挙げていく – 属性も含めて – お客様が必要としているも のは何か？ • お客様の必要としている ものを自社で提供できな いなら、お客様を変える • ペルソナの例 – ○○工業大学３年 – 就職を考えているがまだ 漠然としている（大学院進 学希望はない） – 就職活動をどのように進 めていくのか知りたい 5
- 6. 体験してみましょう（１） • ペルソナを作ってみましょう – 商店を経営・勤務している人は • 自分の商店に来るお客様をイメージして – 製品を開発・販売している人は • 製品のユーザーをイメージして – そうでない人は・・・ • 就活生を対象としたアプリを作成することになりました • 就活生のペルソナを作ってみましょう – 優秀な大学生？Fランク大学の大学生？専門学校生？ • 普段は１５分で３人作っていただくところ、 – きょうは５秒で・・・・ 6
- 7. お客様はどんな体験をするか • ペルソナを作成したお客様が、どんな体験をするでしょ う – 商店を訪問したら • 商店に入って→中を見て→商品を購入して／購入しないで→商店 の外に出るまで – 製品を利用したら • 製品を購入して→製品を利用して→（製品を手入れして）→製品を 廃棄する – 就活の場合 • 就職に関心を持って→・・・→内定をもらうまで（または就職するま で） • ペルソナの３人の体験は同じですか違いますか？ • お客様が必要としているものを、提供できますか？ 7
- 8. 体験してみましょう（２） • 各ペルソナごとにシナリオを作ってみましょう – はじめから終わりまで • 商店に入るところから出るところまで • 製品の購入から廃棄まで – ペルソナによって、体験が違うかもしれません – 各ペルソナにとって必要としているものを、提供 できますか？ • 普段は１人１０分X３人のところ、 – 今日は５秒で・・・・・ 8
- 9. お客様はどんな印象を受ける？ • シナリオに基づきお客様が、 – 商店を訪問したら – 製品を利用したら • どんな印象を受けるでしょうか・・・？ – →カスタマージャーニーマップ – （ユーザーエクスペリエンスマップも同じもの） – ：感情の分析 • ワクワクしそうですか？そうでもないですか？ – お客様によって違います・・・ 9
- 10. カスタマージャーニーマップの例 • よく出てくるのが、MOMAの例です[1] [1]https://suedesign4.wordpress.com/deliverables/task-3/ 10
- 11. 今回使用する カスタマージャーニーマップ • お客様 – ペルソナ１人につき１枚のカスタマージャーニーマップを 作ります • シナリオ – はじめに、シナリオを埋めてください • 受ける感情 – シナリオの各場面ごとに、ペルソナの人物がどのように思 うかを書いてください • ワクワクグラフ – 「受ける感情」で良い印象を受けるものを＋、悪い印象を 受けるものをーとして、その度合いをグラフ化 – 必要とされるものを提供するところに★マーク 11
- 12. 体験してみましょう（３） • 各ペルソナごとにカスタマージャーニーマップ を作ってみましょう – 感情の上下が大事です – ワクワクするところを＋、そうでないところをー – ペルソナによって、感じ方が違うかもしれません • 普段は１人１０分X3人のところ、 – 今日は５秒で・・・・ 12
- 13. 課題の抽出 • お客様にとって必要なお店／製品でしたか？ • 全てのお客様が、ワクワク＋でしたか？ – たいていそうならないはずです – すべて＋だったら、お客様も大変ですけど・・・ • 感情がーだった部分を抽出します – お客様が必要とするものを提供する前で―だと帰っ てしまうかもしれません・・・ • 伸ばしたいところを挙げます – 必要なものを提供するまでのストーリーが大事！ • それらをワクワクどきどきさせることが課題です 13
- 14. 体験してみましょう（４） • 今作成したカスタマージャーニーマップで、課題となる ところはどこか、挙げてください • 課題となるところは、 – そもそも必要性がなかったら・・・ • 必要なお店／商品になることが最優先課題 – ワクワク感が、足りていないところ • 感情がーのところ • ワクワクさせたいところ – お客様によって、感じ方が違うところ • お客様によって、－の場合、＋の場合がある • 普段は１５分のところ、 – 今日は３秒で・・・ 14
- 15. まとめ • ワクワク体験するための課題の見つけ方 – お客様を探る＝ペルソナ – 行動を探る＝シナリオ – 感情を探る＝カスタマージャーニーマップ • 見つけた課題をどのようにワクワクに変えて いくか – ３ステップで変えていきます – ここからは、次回 15
- 17. 目次 • 本セミナーの概要 • 自由にアイデアを出す：ブレインストーミング – 体験してみましょう（１） • アイデアをまとめる：親和図法 – 体験してみましょう（２） • 無理やり出す：強制連想法 – 体験してみましょう（３） • まとめ 17
- 18. 本セミナーの概要 • 前回は、ワクワク感が足りていないところを探しました • 今日は、ワクワクするアイデアを出す方法について • アイデアを出す方法・手順は大きく分けて３通り – （１）自由にアイデアを出す – （２）アイデアをまとめる – （３）無理やりアイデアを出す • いろいろなアイデア表出法は上記の組み合わせや視 点を特定化したものが多い – 例：SWOT ＝経営戦略の（１）、（２） – クロスSWOT＝SWOTを元に（３） 18
- 19. 本セミナーの概要 • アイデアを出す３通りの方法は、それぞれに コツがあり、そのコツの利用の仕方を間違え ると、問題が生じます – 例１：「自由にアイデアを出す」ときに「アイデアを まとめる」コツを使うと、意見は出なくなります。 – 例２： 「アイデアをまとめる」ときに「自由にアイデ アを出す」コツを使うと、まとまりません。 • 今日は、そのアイデアのコツを学び、練習す る為にワークショップを行います 19
- 20. 本セミナーの概要 • ワークショップの内容は、以下のとおりです – 自由にアイデアを出す • ブレインストーミング – アイデアをまとめる • 親和図法 – 無理やりアイデアを出す • 強制連想法 • 各ワークショップで、コツを言っていきますの で、空欄に記入してください 20
- 21. 自由にアイデアを出す ：ブレインストーミング • まず、「ワクワクするもの」を挙げていきます • このとき – 反対意見を言うことは禁止です • 例：ドーナツ食べるとき、ワクワクするよね • 基本相槌は、「いいね！」です。 – 便乗して、どんどん出してください • 例：ケーキもワクワク！ – 質より量です X そうかなあ？ 21
- 22. 体験してみましょう（１） • 「ワクワクするもの」を挙げてください – PostItの上にワクワクするものを書いて、模造紙 の上に貼ってください – どんなものでもOK！理性・感性に関わらず・・ • ワクワクするコツ： – 魔法の言葉 「いいね！」 が基本！ – この一言で、ベンチャーもバンドも有名に！！ 22
- 23. アイデアをまとめる：親和図法 • 今挙げた、ワクワクするものを、似たもの同士 グループ化していきます。 • 各グループで、グループを代表するような 「キャッチコピー」をつけてください – 例：「ケーキ」「ドーナツ」「バイキング」 • X 食べ物 • ○ 魅惑のスウィーツにワクワク – 単に名詞を並べるだけだと、後で苦労します。 • 抽象的にしたほうが、あとの作業が楽です 23
- 24. 体験してみましょう（２） • ブレインストーミングで出てきた「ワクワクした もの」を – グループ化してみましょう – キャッチコピーをつけてみましょう • アイデアをまとめるコツ – 一人が感性でまとめる – この人で、全てが決まります・・・ 24
- 25. 無理やり出す：強制連想法 • 親和図法で出てきた、「キャッチコピー」を横 に書いていきます • 前回の課題を縦に書いていきます • クロスしたところに、連想した課題解決方法を 書いていきます 25
- 26. 体験してみましょう（３） • 親和図に書かれているキャッチコピーを横に 書いていってください • 前回の課題を縦に書いていきます – クロスしたところに、連想した課題解決方法を書 いていきます • 無理やり出すコツ – 出ないときの考え方は２種類 • • 26
- 27. まとめ • アイデアを出す方法 – 自由にアイデアを出す：ブレインストーミング • ポイントは・・・ – アイデアをまとめる：親和図法 • ポイントは・・・ – 無理やりアイデアを出す：強制連想法 • ポイントは・・・ 27