KSPでは、首都圏を中心とした大企業や海外企業のニーズをもとにした、中小企業や大学の保有する技術と大企業とのマッチングを支援機関と連携し行っております。 支援機関の皆様を対象に、大企業からのニーズを詳細に説明するため説明会を開催致しますので、是非ご参加頂きたくご案内申し上げます。 説明会では、過去の事業の成果やマッチング成功事例などにつましても、併せて説明させて頂きます。地域企業、研究機関への川下企業ニーズ提供等の支援機会として、ご活用いただけますと幸甚です。

1. 1
大企業ニーズ提示型ビジネス
マッチングのご案内

2. 2かながわサイエンスパーク
1986年 (株)ケイエスピー設立
1989年 かながわサイエンスパーク グランドオープン
入居企業120社 5200名が勤務（多くが研究者）

3. 3KSPビジネスインキュベーションモデル

4. 4投資事業
●1997年から投資事業組合を運営
●２号および３号投資組合は、国の中小企業基盤整備機構から出資を受けています。
●投資事業組合では当社の20年以上のインキュベート経験、200社以上に及ぶ支援実績を
活用し、シード、アーリーステージ段階の急成長が見込まれるハイテクベンチャーを中心に
投資を行っています。
インキュベート型のベンチャーキャピタル
組成時期 ファンド名 出資総額 投資企業数
2014年
6月
ＫＳＰ4号投資事業有限責任組合 13億円 6社
2015年7月現在
2006年
7月
ＫＳＰ3号投資事業有限責任組合
24億円
54社
（3社 IPO）
2004年
3月
ＫＳＰ2号投資事業有限責任組合
（運用終了）
6.1億円
26社
（1社 IPO）
1997年
1月
ＫＳＰ1号投資事業組合
（運用終了）
7億円
25社
（4社 IPO）
投資事業組合概要

5. 5ビジネスマッチング事業

6. 6ご参加のお願い
㈱ケイエスピーでは、中小ベンチャー企業と大企業とのビジネスマッチン
グを2002年から行ってきました。
国内外の大企業7社から、外部との連携し解決したい技術課題などを50～
60ほど開示してもらい、課題解決の提案が可能な技術を募集します。
支援機関、大学、銀行、VC等の関係者の方々を通じて、技術の募集、推薦
を頂きたいと考えており、ぜひ本事業へのご参画についてご検討頂ければと
思います。
お願いしたいこと
【１】ニーズ説明会へのご参加
【２】支援先企業の推薦、参加の打診
【３】大企業との初回面談へのアテンド（可能であれば）

7. 7事業概要
大企業がオープンイノベーション活動の一環として、外部の企業との連携
により
解決を目指す技術課題等に対して、提案可能な企業・大学等を募集し、マ
ッチング、導入検討などの活動をサポートします。
• 提案募集期間：平成27年10月～平成28年1月
• 募集方法：全国の支援機関、大学、銀行、VC等のコーディネータ推薦
により受付
• 参加費：無料
主催：株式会社ケイエスピー
協力：関東経済産業局、四国経済産業局、中小企業基盤整備機構
インテリジェントコスモス研究機構、大阪産業振興機構
大阪イノベーションハブ、京都産業21、つくば研究支援センター
鳥取県産業振興機構、しまね産業振興財団、ひろしま産業振興機構
九州産業技術センター

8. 8推進体制
㈱ケイエスピー
東北（13機関）
関東（38機関）
東海・中部（30機関）
近畿（51機関）
中国・四国・九州（54機関）
ベ
ン
チ
ャ
ー
中
小
企
業
・
大
学
探索
依頼
国内
Ａ社
国内
Ｂ社
海外
Ｃ社
技術評価機関
（社）蔵前工業会
（東京工業大学同窓会）
■説明会の開催
■提案案件の技術評価
■面談の調整・アテンド
■中小ベンチャー企業、大学
等技術シーズの紹介
匿名で
の募集
自治体、大学、銀行、VC
など186機関
シーズ
の推薦

9. 9大企業のニーズについて
■大企業内は情報のほとんどが社外秘の扱いになり、数行の情報だけでは適切
な中小企業を推薦することは現実的には難しい。
■一般に公開されている情報をもとに、KSPが独自に推察した内容を加え各
ニーズをより深いレベルで理解します。（大企業を匿名で募集）
■支援機関で推薦すべき中小企業のイメージが湧きやすいようにポイントを
絞って説明します。
技術課題解決
• 事業部で未解決の技術課題
• 課題のスペック、コスト、導入条件が明確になっている
• 現状で解決できていない課題であり難易度、専門性は高い
• 委託（設計・製造、コンサル）購入（部品、装置）等の取引になる可
能性が高い
新技術・パートナー募集
• 特定領域に関連する技術、新規事業提案を幅広く募集
• 技術のポテンシャルを評価するため、大企業との共同開発でブラッ
シュアップが可能。
• 製品化までの役割・プロセスを明確にする必要がある

10. 10全国の支援機関とのネットワーク
全国の産業支援機関、銀行、大学、VC等186機
関と連携し、450名のコーディネータとの現場
人脈を構築
東北
（13機関）
関東
（38機関）
東海・中部
（30機関）
近畿
（51機関）
中四国・九州
（54機関）
支援機関,
55%
自治体,
17%
金融機関,
15%
大学, 8% その他,
4%
連携支援機関の内訳

11. 112015年ニーズ説明会スケジュール
日時 会場
川 崎 9月1７日（木） KSP西棟310会議室
仙 台 9月25日（金） TKP仙台カンファレンスセンター
東 京 10月１日（木） 東京八重洲 中小機構TIP*S
鳥 取 10月5日（月） 米子コンベンションセンター
高 松 10月14日（水） 高松 四国経済産業局
大 阪 10月15日（木） グランフロント大阪 大阪イノベーションハブ
広 島 10月20日（火） 広島県情報プラザ2階 第3研修室
京 都 10月27日（火） 京都リサーチパーク 西地区４号館ルーム２
博 多 10月28日（水） ハイアット・リージェンシー・福岡リージェンシーⅡ
浜 松 11月4日（水） 浜松イノベーションキューブ2階会議室
名古屋 11月5日（木） ミッドランドスクエア 5階 会議室Ｂ

12. 12提案から面談までのプロセス
ニーズ解説資料をもと
に提案可能な研究者を
推薦
一次エント
リー募集開始
一次エントリーで
以下の情報を募集
①推薦理由
②研究者名
③URL、技術資料
一次エントリーの
情報をもとにニーズ
に適合するかどうか
の評価を実施
評価リスト
提示
一次エントリーと
技術評価を提示
①技術概要
②ニーズ適合性
③予想される課題
①募集（KSP） ②評価（KSP） ③一次選定
（大企業）
大企業で二次エント
リー（詳細資料）が
必要な技術を選択
面談アレンジ
同席
⑤面談
大企業の事業所にて
面談。KSP、研究者
が同席
二次エントリ
資料提出
④二次エントリ依
頼（推薦機関）
大企業の社名を開示し、
研究者にエントリーを打
診
④二次選定
（大企業）
大企業で面談を
希望する研究者
を選択

13. 132014年実績
• 7社の大企業から51のニーズをお預かりしました。
• 全国10ヶ所でニーズ説明会を開催し、316名に対して詳細な説明を行いまし
た。
• 中小企業支援機関、自治体、大学、銀行など186機関との連携関係を構築しま
した。
• 10月から1月までに全国から232件の提案を集め、技術評価を行いました。各社へのエントリー状況
大企業 ニーズ 一次エ
ントリ
ニーズ当
り提案数
一次通過 二次エ
ントリ
面談数 面談
率
1 海外 自動車 9 51 5.6 24 14 14 27％
2 海外 医療機器 6 15 2.5 6 4 1 7％
3 国内 電機 6 49 8.1 12 9 ‐ -％
4 海外 建材・資材 9 32 3.5 11 4 4 13％
5 国内 インフラ機器 8 25 3.1 10 8 5 20％
6 国内 化学 9 37 4.1 ‐ ‐ ‐ ‐％
7 国内 家庭用品 4 23 5.7 7 5 4 17％
合計 51 232 4.5 70 44 28 12％

14. 142014年実績
一次エントリー総数 232(100％)
一次通過 70(30%)
二次提出 44(18%)
面談 28(12%)

15. 15技術評価結果
2014 総数 A B C S
提案件数 100％
(232)
18%
(42)
41%
(97)
34%
(80)
5%
(13)
A ニーズへの適合性が高く、大企業が検討に値する（面談を推薦する企業）
B ニーズへの適合性があるが、現段階では判断できない（追加情報が必要）
C 関連性はあるが、ニーズ適合性は低い（面談の必要性は低い）
S 今回のニーズには適合しないが技術的にユニークであり、事業性が高い
KSPが行った技術評価
KSPの評価（ABCS）、コメントを含めすべての情報を大企業に送り、最終的には大企業で
決定する。
2013 総数 A B C S
提案件数 100％
(290)
28%
(80)
34%
(100)
34%
(100)
4%
(10)

16. 16技術評価結果（グラフ）
A 80
(28%)
B 100
(34%)
C 100
(34%)
S 10
(4%)
2013
N=290
2014
N=232
A 42
(18%)
B 97
(41%)
C 80
(34%)
S 13
(5%)

17. 17マッチング事例①
• 淀川サンセイにとって医療用具のマーケットは新規参入市場であり、如
何に顧客との接点をつくるに苦心していたところ、今回のニーズに提案
を行い採用となった。同社の強みはコスト競争力と提案力。
• 一次試作では、すでに使用しているモデルをもとに、素材の組み合わせ
を変えた7種類の試作品を作成。提案するも、いずれのサンプルも課題
があり、まったく話にならなかった。
• その後、改良品を実際のトレーニングで試用し、自らトレーニングの現
場を観察するとともに、使用した医師からのフィードバックを得ること
ができた。
• さらに3次試作として改良したものを、医療機器メーカーが日本外科学
会で展示、実演し、来場した医師からの多くの要望を得ることができ
た。
• 医師のアドバイスをもとに数度の試作を繰り返し、完成へとこぎつけ
た。その後、いくつかの派生製品を提案し受注。現在は生産量の増大に
より量産ラインの新設を行っている。
• 今後、KSPでは業界内他社への横展開の支援を行う予定。
医療機器メーカー×淀川サンセイ(株)
フッ素樹脂製造の中堅企業（本社：大阪府吹田市、従業員600名）
ニーズ：外科医の手術トレーニングに使用する模擬臓器の製造
完成した鼠径ヘルニアモデル

18. 18マッチング事例②
• 青電舎は、東京大学 精密機械工学専攻 樋口俊郎教授と共に設立した研
究開発型のベンチャー企業。形状記憶合金を用いたアクチュエータを用い
タッチパネル操作時にクリック感を発生させ、UI／UX向上のための提案を
各種メーカーに行っている。
• 自動車メーカーが求めていたニーズ（ヒューマンマシンインターフェース
技術）へ提案を行い、製品化に向けた開発を行った。
• 青電社では、コンシューマーエレクトロニクス分野では大手メーカーとの
共同開発、製品化の実績はあるものの、自動車分野では初めてのケースで
あり、本プロジェクトに注目している。
• 自動車メーカーとの試作品の開発をきっかけとして、アクチュエータの販
売に興味を持つ半導体商社 菱洋エレクトロ（東証一部）を紹介し、業務
資本提携に発展。同社が販売代理店となり自動車部品メーカーを開拓中。
• 自動車部品メーカーとの製品開発契約を締結し、開発費数千万円を調達。
今秋、量産試作を発表すべく製品開発を行っている。
• 2015年4月 三菱東京UFJ銀行が主催する「第2回 Rise Up Festa」で最優
秀賞を受賞
自動車メーカー×(株)青電舎
アクチュエータ開発のベンチャー企業（本社：神奈川県相模原市、従業員3名）
ニーズ：自動車用ヒューマンマシンインターフェース技術

19. 19スケジュール
ニーズヒアリング
解説資料作成
4月 5月 6月 7月 8月 9月
１０月 １１月 １２月 １月 ２月 ３月
技術スカウト
利用申込
エントリー
個別面談
説明会の開催
東北、関東、中部、近畿
中国、四国、九州

20. 20
お問合せ先
㈱ケイエスピー インキュベート投資事業部
℡ 044-819-2001 電子メール：k-forum@ksp.or.jp