Manabanaight 4 20120623-1 (1)

第 4 回まなばナイト
セッション１：「クラウド化する世界」のｅラーニング考

• 「所有」から「利用」へ
– コンテンツ：新聞記事から細切れのビデオまで〜大いなる
バラ売り Unbundling
– システム：写真の編集、動画の記録からコースのオーサリ
ングまで。 iBooks Author iTunes U Public Site Manager
YouTube
– サービス：学習記録の管理、プログラミング学習、 LMS
からコースまで OpenClass ドットインストール studylog
TwitStudy
• 質保証は？レイヤーモデルで、 IT
（特にクラウド）は・・・
– いらつきのなさ、うそのなさ、わかりやすさ、学びやすさ
、学びたさ　それぞれカバーする範囲が違うので、組み合
©2012 加地正典熊本大学大学院　教授システム学専攻 1
わせて考える。まなばナイト by GSIS 同窓会

コンテンツ on Cloud
• 新聞も、オンラインでの購読者が旧来メディアの購読を
逆転。検索されやすい記事の書き方を指導するまでに。
• YouTube のコンテンツは必然的に短くなっているが、
ちょうどいいサイズのチャンクになっている。

• CD アルバムから曲単位での購入へ

• 引用からシェアへ。ソーシャルメディア上
での共有が簡単に。
– 標準化されたことも大きい。

システム on Cloud 　
• コンテンツを制作するシステムさえ、クラウド
に。
– iBooks Author + iTunes U
• http://www.apple.com/jp/education/itunes-u/
– YouTube 字幕の追加、 PC カメラからの動画撮影
– スクリーンキャプチャ
• アプリケーションの更新配布もクラウド。
– iTunes AppStore / Google Play （ Android ）
– Windows Market / Mac App Store

iTunes U App (iPad)

まなばナイト by GSIS 同窓会

iTunes U Site Manager
• http://www.apple.com/jp/support/itunes-u/
– iTunes U Course Manager
– iTunes U Public Site Manager


YouTube
• PC 接続のカメラで直接録画。簡易編集も
可能。


字幕の多言語化
• http://www.universalsubtitles.org/ja/


スクリーンキャプチャ
• デスクトップの録画もブラウザで Web サ
ービスとして利用。
– http://screencast.com/


アプリケーション更新
• AirCampus の例（ BBT ）
– インストール版： Windows アプリケーション
• かつては自前で更新機能を実装
– AIR 版： Flash ベースで Mac にも対応
• ランタイム環境などの標準化されたメカニズムが
利用可能に
– ACMobile ： AppStore
• 版管理、更新内容のお知らせも


サービス on Cloud
• 個人がオンデマンドにまなぶ
– ドットインストール　プログラミング学習サイト
– iKnow　語学学習

• クラスを開催する
– OpenClass　ピアソンが中心に無料でコース運営のシステムを
提供

• まなびを組織する
– 学習アクティビティの記録、共有
– ソーシャルラーニング

ドットインストール
• 純国産プログラミング学習サイト
– レッスンは３分動画を基本に２０〜３０トピ
ック
– 個人メモ、質問、ソースコードのコピー機能
– １１２４本、３８０００ユーザ
– 毎週メールが来る


iKnow 　語学学習
• 記憶を定着させるドリル
• やって楽しいビジュアル
• 関心あるコンテクストで学ぶ
• 自分でコンテンツを作ることもできる。
• http://iknow.jp/tour


OpenClass
• ピアソンが取り組む無料の LMS
• GoogleApps と連携


まなびを組織する
• 必要なサービスは利用者から生み出され
る。
– StudyNote　教材を登録、目標管理
• 同じ教材を使っている人とのコメント共有やフォ
ローによる帯同感。
– すごい時間割　時間割を共有
• 「空きコマ」を共有するという新発想。
– TwitStudy　つぶやきで学習時間を記録
• ハッシュタグと簡単な表記で

e ラーニング質保証のレイヤーモデ
ル
• いろいろありますが、ざっと分けると５
つでしょう。（ 2009 鈴木）

• 第三回ランチョンセミナー
– http://www.youtube.com/watch?v=wr4wzoXwrPU
– http://cvs.ield.kumamoto-u.ac.jp/wpk/?p=37

©2009 鈴木克明 e ラーニング推進機構 e ラーニング授業設計支 15
援室
出典：第３回ランチョンセミナー　（鈴木 ,2009
ランチョンセミナー

クラウド化する世界の質保証
• いらつきのなさ（精神衛生上の要件）
– オフラインや劣悪環境への対応は目立たないものの、可用性や応答性はおおいに頼れるもの
に。
– iTunes U や Kindle は、マルチデバイス／オフライン利用への対応が進んでいる。
• うそのなさ（ SME 的要件）
– 誰が作り、どのように評価されているのか。今のところ名前頼りか？
• わかりやすさ（情報デザインの要件）
– サービスに閉じて洗練されているが、組み合わせて利用するには注意が必要
• 学びやすさ（学習効果の要件）
– バラ売りコンテンツは素材レベル。学習サイトやオンラインコースでは構造化や系列化が行
われている。
• 学びたさ（魅力の要件）
– 目的に特化した学習サイトは中毒性すら感じられる
– 協調的機能が備わり孤独感はない一方、統制は難しく個々人の性格によるところもある。

©2012 加地正典熊本大学大学院　教授システム学専攻

誰が保証するか
• 自己学習は自己責任？
– 個人が取捨選択して学びを深める
– 目標設定や達成度管理

• コースの魅力を高める
– 入口出口の設定と評価ができるか。
– 学習活動の設計、適した「利用」


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