ハワイ離島型スマートグリッド実証実験支援（２０１０年）

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ハワイ離島型スマートグリッド実証実験支援
（２０１０年）
ｲｰｿﾘｭｰｼｮﾝｽﾞ株式会社

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1. 「地球」の縮図であるﾊﾜｲ：気候の多様性
図表 1.1.1. の「地球」縮図であるﾊﾜｲ：気候の多様性
例えばﾊﾜｲ島では世界の 13 の気候帯のうち 11 があり、気温差や雨量のﾊﾞﾗﾂｷ、 4,000 ｍ級の山
など様々な気候がある。
平
均
最
低
気
温
（
℃
）
■ 地球上には 13 の気候帯が存在する
と言われている。
■ ﾊﾜｲ島には世界の 11 の気候帯がある。（砂漠気候、ﾂﾝﾄﾞﾗ気候を除
く）
・ﾋﾛ： 19 / 27 / 3,300
・ﾏｳﾅｹｱ山頂： -0.4
/ 6 / 508
・ｷﾗｳｴｱ： 11 / 21 / 2,800
・ﾜｲﾒｱ： 18 / 25 / 3,100
・ｺﾊﾗ・ｺｰｽﾄ：
20 / 29 / 257
・ｺﾅ： 19 / 29 / 1,300
( 出典： Hawaiian Style.org 、ﾊﾜｲ州環境局 Web ｻｲﾄより es
分析 )
平
均
最
高
気
温
（
℃
）4,205 ｍ
4,169 ｍ
1,248 ｍ
2,521 ｍ
1. 熱帯雨林気候
2. ｻﾊﾞﾅ気候
3. 砂漠気候
4. ｽﾃｯﾌﾟ気候
5. 温暖湿潤気候
6. 西岸海洋気候
7. 地中海性気候
8. 温暖冬季少雨気候
9. 冷帯湿潤気候
10. 冷帯冬季少雨気候
11. ﾂﾝﾄﾞﾗ気候
12. 氷雪気候
13. 高山気候
平
均
年
間
降
水
量
（
mm
）

3
ﾊﾜｲは、都市も存在する一方、緑あふれる街、牧場、農場なども存在している。
2. 「地球」の縮図であるﾊﾜｲ：住居環境の多様性
図表 1.1.1. の「地球」縮図であるのﾊﾜｲ：住居環境多様性
ｶｳｱｲ島
ｵｱﾌ島ﾏｳｲ島
ﾊﾜｲ島
ｵｱﾌの都市
ﾊﾜｲ島の緑あふれる古都
ﾊﾜｲ島の牧場
ﾊﾜｲ島のｺｰﾋｰ農場
( 出典：ﾊﾜｲ州環境局 Web ｻｲﾄより es 分析 )

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ﾊﾜｲは、自然が保護され、多くの固有種を保有しており、自然保護の観点で重要な場所といえ
る。
3. 「地球」の縮図であるﾊﾜｲ：豊かな自然
図表 1.1.1. の「地球」縮図であるかなﾊﾜｲ：豊自然
ｶｳｱｲ島
ｵｱﾌ島
ﾏｳｲ島
ﾊﾜｲ島
ﾊﾞﾝｻﾞﾊﾟﾙｳﾞｳﾗ : ｵﾊﾌ島固有種
ﾊﾜｲ固有の植物種 : 1,000 種以上
ﾊﾜｲ固有のﾊﾞｯﾀ : 259 種
ﾊﾜｲ固有の鳥 : 37 種
ﾊｰﾌﾟｳ : ｶｳｱｲ島固有種ｼﾙﾊﾞｰｿｰﾄﾞ : ﾏｳｲ島固有種
ﾊﾜｲｱﾝ･ﾊﾆｰｸﾘｰﾊﾟｰ : ﾊﾜｲ島固有種
( 出典：ﾊﾜｲ州環境局 Web ｻｲﾄ、 Hawaii Nature ExplorersWeb ｻｲﾄ、 passion-island.com より es 分
析 )

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ﾊﾜｲは、気候や住居環境の多様性、自然を保護すべき点で、地球の「縮図」とみなすことがで
き、ﾊﾜｲでの実証実験は、地球へ応用しやすいと考えられる。
4. 「地球」の縮図であるﾊﾜｲ
図表 1.1.1. の「地球」縮図であるﾊﾜｲ
ﾊﾜｲでの実証実験は　　
「地球」へ応用し易い
「地球」の縮図といえるﾊﾜｲ
■ ﾊﾜｲ島には 11 の気候帯がある。（砂漠気候、ﾂﾝﾄﾞﾗ気候を除
く）
■ ﾊﾜｲには住環境の多様性がある。 ( 都市、街、農地など )
■ ﾊﾜｲには多くの固有種がおり、自然が豊かである。

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5. 日米技術の相互補完による CO2 削減の加速
制
御
技
術
情
報
通
信
技
術
需
要
家
側
技
術
・集中電源
・分散型電源
・蓄電池
・電力制御機器
・送電線
・通信ｲﾝﾌﾗ
・ｻｰﾊﾞｰ /DB
・ AMI ｿﾌﾄｳｪｱ
・ﾃﾞﾏﾝﾄﾞﾚｽﾎﾟﾝｽ
・ｽﾏｰﾄﾒｰﾀｰ
・ｾｷｭﾘﾃｨｼｽﾃﾑ
・省ｴﾈ機器
・環境対応車
・省ｴﾈ住宅 (HEMS)
・ｸﾞﾘｰﾝﾋﾞﾙ (BEMS)
・ Vehicle to Grid
図表 1.2.1. 日米技術の相互補完による CO2 削減の加速
日米両国は、環境分野に力を入れており、それぞれの最先端技術を相互補完することで、世界
の CO2 削減を加速させることができると考えられる。
日
本
の
強
み
米
国
の
強
み
日
米
の
強
み
 日米の最先端技術の相互補完
に　
　より CO2 削減の加速に
貢献
ｽﾏｰﾄｸﾞﾘｯﾄﾞ技術

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6. 日米の先端技術 (1 次分析 )
技術日本の要素技術力米国の要素技術力
集中電源東芝、日立の火力・原子力発電技術
分散型電源ｼｬｰﾌﾟの変換効率の高い太陽電池ﾌｧｰｽﾄｿｰﾗｰが世界 No.3 のｼｪｱ保有
蓄電池日本ｶﾞｲｼが NAS 電池を世界で唯一量産
電力制御機器
東京電力などは、世界で一番短い停電時間を実
現
送電線三菱重工が世界初の高温超伝導技術事業化
通信ｲﾝﾌﾗ NTT ｸﾞﾙｰﾌﾟの世界ﾄｯﾌﾟﾚﾍﾞﾙの NGN 技術 AT&T は強固な通信ｲﾝﾌﾗを保有
ｻｰﾊﾞｰ・ DB HP の最先端の GreenIT 技術
AMI ｿﾌﾄｳｪｱ HP 、ｼﾙﾊﾞｰｽﾌﾟﾘﾝｸﾞｽの高度な AMI 技術
ﾃﾞﾏﾝﾄﾞﾚｽﾎﾟﾝｽｴﾅﾉｯｸ、ｺﾝﾊﾞｰｼﾞの先進ﾃﾞﾏﾝﾄﾞﾚｽﾎﾟﾝｽ技術
ｽﾏｰﾄﾒｰﾀｰ GE 、 ITRON などの多機能ｽﾏｰﾄﾒｰﾀｰ
ｾｷｭﾘﾃｨｼｽﾃﾑｼｽｺｼｽﾃﾑｽﾞの高度なｻｲﾊﾞｰｾｷｭﾘﾃｨｰ技術
省ｴﾈ機器ｼｬｰﾌﾟなどの世界ﾄｯﾌﾟﾚﾍﾞﾙの省ｴﾈ家電
環境対応車ﾄﾖﾀ、日産自動などﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞ車、 EV などの量
産
省ｴﾈ住宅 (HEMS) ｼｬｰﾌﾟ、ﾊﾟﾅｿﾆｯｸなどの DC ｴｺﾊｳｽ Google の Web 上での電力の見える化
ｸﾞﾘｰﾝﾋﾞﾙ (BEMS) 日建設計、三井不動産の都市に優しいｸﾞﾘｰﾝﾋﾞﾙ
Vehicle to Grid ｸﾞﾘｯﾄﾞﾎﾟｲﾝﾄによる EV の蓄電池活用技術
制
御
技
術
情
報
通
信
技
術
需
要
家
側
技
術
( 出展 : 日経 BP 社ｽﾏｰﾄｴﾈﾙｷﾞｰ「次世代の新ｴﾈﾙｷﾞｰ技術・戦略がわかる」、ｼｬｰﾌﾟ・日本ｶﾞｲｼ・住友電気工業 Web ｻｲﾄ、電気事業連合会、ｴｺｼﾞｬﾊﾟﾝ 2009/11/26 より es 分析

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7. ﾊﾜｲへの活用 ( あくまでも一案 )
図表 3.3. ﾊﾜｲへの活用 ( あくまでも一案 )
日米の技術を結集させることにより、ﾊﾜｲのﾆｰｽﾞである化石燃料依存比率の低減に貢献
できると考えられる。
 化石燃料依存比率低減
　　 - 省ｴﾈﾙｷﾞｰ技術の導入
　　 - 再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰの導入
( 再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰ比率 40%)
　　 - 電気自動車の活用
　　 - 省ｴﾈ建築への改築
日米技術ﾊﾜｲのﾆｰｽﾞ充足
 日本の制御技術
 日本の需要家側技術
 米国の情報通信技術
 米国の需要家側技術

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8. ｽﾏｰﾄｸﾞﾘｯﾄﾞﾊﾜｲﾓﾃﾞﾙ ( あくまでも一案 )
3
配電網
通信網
凡例
系統側発電所
配電用変電所
① 電力量管理ｼｽﾃﾑ
⑤ 分散型電源
ｽﾏｰﾄﾒｰﾀｰ
太陽光ﾊﾞｲｵﾏｽ風力
地熱蓄電池
・制御技術、発電技術による出力調
整
・精度の高い発電量予測
・系統負荷に合わせた発電調整
・電力 / 熱の効率的運用
・ｴﾘｱ内での熱融通
・系統負荷に合わせた機器制
御
・需要電力 / 分散電源の管理
・ CO2 排出量ﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞ
・ QOL 向上に繋がる情報ｻｰ
ﾋﾞｽ
- 省ｴﾈ支援ｻｰﾋﾞｽ
- 地域見守りｻｰﾋﾞｽ
- 防災情報ｻｰﾋﾞｽ　　　　など
③EV ｲﾝﾌﾗｼｽﾃﾑ
蓄電池
EV
充電機
・会員 / 課金管理ｻｰﾋﾞｽ
・ EV ﾚﾝﾀｶｰ /EV ｶｰｼｪｱﾘﾝｸﾞ / 電気ﾊﾞｽ
・系統負荷に合わせた EV 充電制御
② ｽﾏｰﾄﾊｳｽ
・電力 / 熱の効率的運用
・系統負荷に合わせた機器制御
（ HEMS)
EV蓄電池
豊富な自然ｴﾈﾙｷﾞｰの活用
④ ｽﾏｰﾄﾋﾞﾙ / ﾎﾃﾙ
(BEMS)
EV蓄電池ｺｼﾞｪﾈﾚｰｼｮﾝ
ｴﾈﾙｷﾞｰ利用の効率化
ｴﾈﾙｷﾞｰ利用の効率化
EV の普及促
進
ｴﾈﾙｷﾞｰ需給調整

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9. 日米共同のﾋﾞｼﾞﾈｽﾓﾃﾞﾙ ( あくまでも一案 )
・電力ｲﾝﾌﾗなどの整備状況
・山岳地域、森林地域、海岸　
　部などの地理的条件
・日射量、風力、降水量など　
の気候条件
・年間の温度推移
・太陽光発電容量
・風力発電容量
・ﾊﾞｲｵﾏｽ発電容量
・ EV/ 充電器の導入数
・蓄電池容量
世界
・ CO2 削減量の目標
・再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰ比率の目標
・導入したい QOL 内容
■ 導入目的
■ 導入設備規模
■ ｲﾝﾌﾗ・地理の条件
■ 対象地域の特徴
・ｿﾘｭｰｼｮﾝの導入可能地域
　の面積
・住宅、商店、ｵﾌｨｽ、工
場
　などの構成比率
・対象地域内の延べ床面
積
ニー
ズ
制
約
条
件
各国政府
各国自治体
各国電力会社
提案
ﾊﾜｲ・沖縄ﾀｽｸﾌｫｰｽ
日米のﾉｳﾊｳ
蓄積
日本の実証実験
米国の実証実験
日本企業
米国企業
顧客･市場
ﾉｳﾊｳ
規格の標準化
ﾉｳﾊｳ
規格の標準化
ﾉｳﾊｳ
ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ
R&D 機能
PR ﾉｳﾊｳ
競合ﾉｳﾊｳ
設計支援

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ｽﾃｰｼﾞ 2 ｽﾃｰｼﾞ 3ｽﾃｰｼﾞ 1
展
開
イ
メー
ジ
Ｃ
Ｏ
2
削
減
量
の
イ
メー
ジ
ｻﾝﾊﾟｳﾛｼﾄﾞﾆｰ
上海
ﾛﾝﾄﾞ
ﾝ
他国の主要都市へ展開主要都市から他都市へ展開
CO2
削減量
年年年
ﾆｭｰﾃﾞﾘｰﾊﾞﾝｺｸ
ｲﾒｰｼﾞ
10. 日米共同ｱﾌﾟﾛｰﾁによる想定効果 ( 仮説 )
ｽﾏｰﾄｸﾞﾘｯﾄﾞの日米共同ｱﾌﾟﾛｰﾁにより、世界の各地域のﾆｰｽﾞ・制約条件に合わせたｽﾏｰﾄｸﾞﾘｯﾄﾞ
を構築することで、世界の CO2 削減を加速させることができると考えられる。
日米共同でﾊﾜｲ
にて実証実験
実証実験
優れた実証実験結果
を日米各地に展開
米国
日本
日米以外の
主要都市
 再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰの大量導入による CO2 削減の加速
図表 3.8. 日米共同ｱﾌﾟﾛｰﾁによる想定効果 ( 仮説 )
CO2
削減量
CO2
削減量
CO2
削減量

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