ｽﾏｰﾄｴﾈﾙｷﾞｰ事業国内の市場戦略に対する提案

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「ｽﾏｰﾄｴﾈﾙｷﾞｰ事業」
国内市場戦略に関する提案
ｲｰｿﾘｭｰｼｮﾝｽﾞ株式会社

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1. ﾘﾁｳﾑｲｵﾝ電池のｾｸﾞﾒﾝﾃｰｼｮﾝの3つの軸（1次仮説）
Li-ion電池の潜在市場を、①業界規模(売上)当たりの電力使用量、②電力喪失時の経済的影響、
③電力喪失時の社会的影響でｾｸﾞﾒﾝﾃｰｼｮﾝする。
①業界規模(売上)当たりの電力使用量
電力喪失時経済的影響が高い方が
電力確保へのﾆｰｽﾞが高い
②電力喪失時の経済的影響
電力喪失時の社会的影響が高い方が
電力確保へのﾆｰｽﾞが高い
③電力喪失時の社会的影響
業界規模(売上)当たりの電力使用量が多い業界は、
節電へのﾆｰｽﾞが高い
※家庭用については分析から除外

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2. 重要ｾｸﾞﾒﾝﾄ抽出
①～③で選出したｾｸﾞﾒﾝﾄについて、更に絞ると「宿泊施設」、「ﾊﾟﾙﾌﾟ・紙・紙加工品製造」、「浄水
場」、「養殖場」、「ｺﾝﾋﾞﾆ」、「食品工場」、「介護施設」、「小学校」となる。
①業界規模(売上)当たりの電力使用量 ②電力喪失時の経済的影響 ③電力喪失時の社会的影響
食品工場 18,573施設
ｺﾝﾋﾞﾆ 46,000施設
製鐵所 4,012施設
養殖場 56,921施設
ｽｰﾊﾟｰ 8,192施設
宿泊施設 81,404施設
製鐵所 4,012施設
ﾊﾟﾙﾌﾟ・紙・紙加工品製造 6,658施設
浄水場 5,434施設
下水処理場 2,120施設
介護施設 67,925施設
小学校 21,460施設
中核病院 13,000施設
中学校 10,699施設
ﾊﾟﾙﾌﾟ・紙・紙加工品製造 6,685施設
農場 1,631施設
農場 1,631施設
化学工場 3,787施設

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3. 「宿泊施設」：業界の特徴 (1例)
宿泊施設は全国に約81,000施設あり、年間の電力使用量は147,884TJである。昼夜共に高い電
力使用量が特徴で、例えば延べ床面積10万㎡の総合ﾎﾃﾙでの電気代は2億円/年である。
(※)ﾎﾃﾙ業界内での売上上位企業3位までの寡占率とし計算
（3社の2012年3末売上、2010年度のﾎﾃﾙ業界規模推計より算出） (出典)日経経済新聞社編「日経業界地図2012年版」、厚生労働省「平成23年度衛生行政報告例」（2011年度）より
夜間も高い電力使用量
• 昼夜間格差が小さい（夜間の消費電力が昼間の約70％）
最も電力使用量が高い総合ﾎﾃﾙ
• ﾊﾟﾌﾞﾘｯｸ部分(宴会場/飲食店、ﾛﾋﾞｰ等)での照明/空調用の消費大
• 延べ床面積10万㎡の総合ﾎﾃﾙでの電気代：2億円/年
電力使用の特徴
「宿泊施設」概要
 施設数
 電力使用量/年
 寡占率(※)
 業界上位企業
電
力
消
費
比
率
時刻
約 81,000 施設
147,884 TJ
21 %
•
•
•
企業A
企業B
企業C

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4. 重要ｾｸﾞﾒﾝﾄ（宿泊施設）における蓄電池導入のｽﾄｰﾘｰ構築
宿泊施設において、BEMS連携蓄ｴﾈｿﾘｭｰｼｮﾝ（蓄電池＋BEMS）の導入可能性が考えられる。
電力使用形態
企業A 企業B
ｼﾃｨﾎﾃﾙﾘｿﾞｰﾄﾎﾃﾙｼﾃｨﾎﾃﾙﾘｿﾞｰﾄﾎﾃﾙ
平
常
時
か
ら
利
用
○ ○ ○ ○
○
一部自家発電
○
一部自家発電
○
ｺｰｼﾞｪﾈﾚｰｼｮﾝ
○
太陽光
（一部ｲﾍﾞﾝﾄ時）
○
太陽光（検討中）
※販売事業含む
○
太陽光検討中
※販売事業含む
非
常
時
の
み
利
用
想定されるｿﾘｭｰｼｮﾝ
BEMS連携
蓄ｴﾈｿﾘｭｰｼｮﾝ
（蓄電池＋BEMS）
BEMS連携
BEMS連携
BEMS連携
蓄電池(Li以外)
化石燃料
再利用ｴﾈﾙｷﾞｰ
自然ｴﾈﾙｷﾞｰ
自家発電(燃料)
買電

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