青森公立大学経営経済学部地域みらい学科香取ゼミでは、青森県の農水産振興のため、地元農家・漁業者・小売店舗・地元流通会社・青森公立大学・コスモエネルギーグループが共同で「食の地産地消の実現」を目指す「あおもりを、食べよう！」プロジェクトに参画し、青森県内の農水産物の調査や販売モデルの実証事業を行いました。今回は、香取ゼミが３班に分かれて検証した実証事業の最終報告を発表します。

1. 青森公立大学経営経済学部
地域みらい学科 香取ゼミ３班
川村彩百合、中村実来、山岡莉子、千葉美佳
「あおもりを、食べよう！」プロジェクト実証事業
最終報告
青森公立大学経営経済学部地域みらい学科香取ゼミでは、青森県の農水産振興のため、地元農家・漁業者・小売店舗・地元流通会社・青森公立大学・コスモエネル
ギー
グループが共同で「食の地産地消の実現」を目指す「あおもりを、食べよう！」プロジェクトに参画し、青森県内の農水産物の調査や販売モデルの実証事業を行いま
した。
今回は、香取ゼミが３班に分かれて検証した実証事業の最終報告を発表します。

2. 青森県の農業経営の実態
青森 東北 全国
月平均農業経営関与者数 2.37 2.15 2.12
経営耕地面積（a） 279 230 205
農業所得（千円） 1,776 1,314 1,228
農家総所得（千円） 5,232 4,841 4,994
農家経済の総括（一戸当たり）
（2018年現在）
参考文献：青森県農林水産部/図説 農林水産業の動向 統計資料

3. あおもりを食べようＰＪとは

4. プロジェクトを通して感じたこと
１，良い野菜がたくさんあるのに、馴染みがなく、
購入まで至っていない
２，生野菜を持ち帰るのは重かったり、傷みを
気にしてしまい、購入まで至っていない

5. 地元スーパーの
撤退
高齢者の
単身世帯増加
公共交通機関の
減少
買い物弱者が生まれてしまう原因

6. ターゲット
単身世帯に
なってしまった高齢者
子どもがいて
買い物が難しい親世代

7. 事業計画
あおもりを食べようPJ
様 青森公立大学
香取ゼミ

8. 事業概要
農 家
加工
業者
消費者
私たち
野菜 野菜・総菜など
野
菜
総
菜
な
ど

9. 総菜等も運び、販売するメリット
①スーパーが近くになくてもお総菜が買える
②少量でも買える
③献立を決めなくてもよくなる
④その野菜の使い方、美味しさがさらにわかる

10. 具体的な流れ
農家さんから
野菜を受け取る
調理してくれる
場所に渡す
野菜をバスで
販売場所まで
運ぶ
青森の良いものを
より多くの人に
知ってもらえる
できたお総菜な
どを受け取る
希望の場所で
販売
１
６ ５
３
４
２

11. 希望販売場所
参考文献：全国過疎地域連盟/青森県
令和3年7月現在
【例】
・佐井村
・中泊町
・鰺ヶ沢町
など

12. 収支見込(年次)
収入 計 36,600万円
〇売上30,240万円
野菜
＠200×900個×30日×12ヶ月
＝6,480万円
野菜セット
＠300×７00個×30日×12ヶ月
＝7,560万円
おかず
＠500×900個×30日×12ヶ月
＝16,200万円
〇野菜農家登録料
＠350×1箱×500農家×30日×12カ月＝6300
万円
支出 計 25,000万円
〇野菜
＠100×2,500個×30日×12ヶ月
＝9,000万円
〇その他材料費
＠100×2,500個×30日×12ヶ月
＝9,000万円
〇運搬コスト 1,000万円
〇調理委託費 2,000万円
利益
36,600万円－25,000万円
＝11,600万円