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【F13】青森ねぶた祭におけるIT活用の現状と可能性-他地域の祭りとの比較から-【青森大学/木村 琴美】

  1. 青森ねぶた祭における IT活用の現状と可能性 -他地域の祭りとの比較から- 2119028 木村琴美 社会学専門演習Ⅳ・卒業論文要旨 2023年1月10日
  2. 目次 1.用語の規定 2.きっかけ 3.データ・調査方法 4.先行研究 5.祭事でITを使う目的、 メリット・デメリット 6.先行事例 7.わかったこと 参考文献 筆者撮影:2022年青森山田学園 「三内丸山 縄文の祈り」
  3. 1.用語の規定 • IT(Information Technology:情報技術)(e-Wordsから引用) 情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術 • VR(Virtual Reality:仮想現実) (e-Wordsから引用) VRとは、人間の感覚器官に働きかけ、現実ではないが実 質的に現実のように感じられる環境を人工的に作り出す技術 • デジタルアーカイブ(以下、DAとする) デジタルアーカイブという言葉は、デジタル技術を用いて 作成されてあアーカイブという意味の造語です。 (特定非営利活動法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構から引用)
  4. 2.きっかけ 1.2021年度社会学専門演習Ⅰ・Ⅱ ゼミ論文 2.2020年、2021年の青森ねぶた祭代替イベント 囃子 目的 青森ねぶた祭と他地域のIT活用事例を比較 ▶青森ねぶた祭とITの関わりを明らかにする 祭における今後のIT活用の可能性を提示する
  5. 3.データ・調査方法 1.情報・文献の収集:ネット、J-STAGE 2.先行研究: 「『祇園デジタル・ミュージアム2020』の構築・公開につ いて」(佐藤・武内・今村・矢野、2021) 「GISの援用による地域活性化効果の要因分析-熊谷うちわ 祭を事例として-」(坪井・酒井・後藤、2008) 3.ヒアリング調査:青森大学学生2名 小山内めい氏(VTuber)
  6. 4.先行研究 「GISの援用による地域活性化効果の要因分析-熊谷うちわ祭を 事例として-」(坪井・酒井・後藤、2008) ▶分かったこと:本システムには一定の認知と利用が見られ、 今後の利用意向も比較的高く表明されたが、~ (同論文から引用) ▶サンプル265名:認知度 28.7%(72名)、利用者 12.0%(30名) ▶実際の利用者は少ない? ▶サービスを未使用だと答えた人の理由: 知らなかった 60.4%、操作が難しそう 10.9%
  7. 4.先行研究 ▶課題:1)~、更なる利用率向上のためには、事前の周知、 広報の充実と同時に、ミッションの明確化やコンテンツの充 実、改良等も進めていくことが課題として挙げられる。 (同論文から引用) 3)~、情報発信においては、現状必ずしもその方法や利活用 に関する教育機会や広報が充実しているとは言えず、周知の ための方法論が課題として挙げられる。また、地域祭礼のほ かに、地域防災や環境保護活動等を対象としたGISによる共 同性の可視化効果を検証し、GISの普及策として利用に供す るモデルを作成していくことが課題である。(同論文から引用)
  8. 5.祭事でITを使う目的、メリット・デメリット 1.目的 青森、青森ねぶた祭への誘致 観光客の満足度を満たすため 2.メリット‥環境が整っていればそこでも活用ができる ⇨情報収集の利便性が高い デメリット‥新しい情報が更新されない場合や、 古い情報が残ったままの場合がある
  9. 6.先行事例 ▶青森ねぶた祭(7件) ▶他地域の祭事 1.オンライン配信 3件 (8つの祭事、全14件) 2.VR 2件 1.オンライン配信 4件 3.DA 1件 2.DA 6件 4.その他 1件 3.その他 4件 ⇩ 全体(21件):1.オンライン配信 7件 2.DA 7件 3.VR 7件 4.その他 5件
  10. 7.わかったこと 7 7 2 5 図1.事例の分類 オンライン配信 デジタルアーカイ ブ VR その他 N=21 ▶オンライン配信(配信が5件、 ツアーが2件)とDAの事例が多い ▶配信5件のうち、青森ねぶた祭だけ で3件 ▶DAは、8つの祭事のうち7つが活用 ▶郷土学習、保存、伝承が目的とさ れている事例が多い ▶ねぶた祭の事例は、郷土学習を目的 とした事例には見えなかった 郷土学習も目的とした活用をすべき
  11. 7.わかったこと ▶VRはねぶた祭のみだった 理由:作成に大変手間がかかる 運営側も体験したことがない人が多いのでは? ▶その他の事例は、多くがリアルで祭りが行われないと 活用できない ▶まとめ:他地域の事例と比較し、青森ねぶた祭ではIT活用が進 んでいるのではないか VRの事例は少ないため、比較・検討が今後の課題
  12. 7.わかったこと ▶ヒアリング 青森ねぶた位置情報閲覧サービスの印象:代表制の問題はある が、出身地による違いはない可能性がある 事例よっては知っている人が少ないのでは?(他地域も同様) ヒアリング対象の条件により、認知度が低いと断定ができない ため、広い範囲での調査が必要 告知の方法、事例の認知度は今後の課題
  13. 参考文献 • 佐藤弘隆、武内樹治、今村聡、矢野桂司(2021)「『祇園祭デジタル・ミュージアム 2020」の構築・公開について」『E-journal GEO』16巻1号、p87-101 • 坪井塑太郎・酒井聡一・後藤真太郎(2008)「GISの援用による地域活性化効果の要因分析 -熊谷うちわ祭を事例として-」地球環境研究Vol.10、p41-47 • IT用語辞典 e-Words 「IT【Information Technology】情報技術」 https://e-words.jp/w/IT.html=2022年11月6日閲覧 • IT用語辞典 e-Words 「VR【Virtual Reality】」 https://e-words.jp/w/VR.html=2022年11月6日閲覧 • 特定非営利活動法人日本デジタルアーキビスト資格認定機構「デジタルアーカイブとは」 https://jdaa.jp/digital-archives=2023年1月5日閲覧
  14. 本研究の作成にあたり、ご指導くださった櫛引素夫教 授、副査として有益な助言をいただいた野﨑剛教授に感謝 申し上げます。 ヒアリング調査に協力くださった青森大学生2名、小山内 めい氏、青森県港国際戦略局観光企画課の一戸学氏、坪健 一氏、古川智洋氏に御礼申し上げます。

Editor's Notes

  1. 本調査で分かったことは3つあるが、うち一つについて
  2. オンライン配信は
  3. オンライン配信は
  4. オンライン配信は
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