診断法の評価
- 27. 検査の有効性 階層モデル
階層モデル
1) 技術性能
2) 診断の正確さ
3) 医療者へのインパクト
4) 治療へのインパクト
5) 健康へのインパクト
6) 社会的効率
*各階層は、より高い階層の必要条件!
*検査の有効性を研究するときに研究者の
考えを整理できる
説明
基本的な性能を確認する
疾病の有無、重症度との関連をみる
診断(の確信度)との関連をみる
治療計画の変更との関連をみる
健康状態改善との関連をみる
費用対効果をみる
- 31. 診断研究に固有のバイアス
対象 行為 バイアス
患者 患者選択
患者範囲バイアス
紹介バイアス
研究
ゴールドスタンダードの適用
確認バイアス
精査バイアス
結果の測定
観察者間バイアス
観察者内バイアス
解釈
結果解釈の独立性
test-review bias
diagnostic-review bias
解釈不能例の処理 uninterpretable results bias
*内的妥当性に関係するバイアスのほとんどは、診断特性を見かけ上良くし
て過大評価する方向に働くとされている。
- 33. Diagnostic review bias & Test review bias
両者ともに、相関が生じて、対象となる診断法の診断
特性が高めになる。
【Test review bias】
ゴールドスタンダードの結果を知ってから、対象となる
診断法index testの結果判定を行うときに生じる。
【Diagnostic review bias 】
対象となる診断法の結果を知ってから、ゴールドスタ
ンダードの判定を行うときに生じる。