2022年8月3日に開催されたIIBA日本支部主催のBA(ビジネス・アナリシス)サミット2022での発表資料です。

1. SparxSystems Japan Co.,Ltd.
ビジネスアナリシスと
モデリングツール
スパークスシステムズ ジャパン株式会社
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2. 内容
• ビジネスアナリシスとツール
• ツールの種類
• モデリングツールの価値
• ツールの利用例
• 海外と日本の利用状況
• まとめ
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3. デモデータについて
本日の前半のデモで利用するデータと同じものを
以下のURLからWebブラウザでご覧いただけます。
https://cloud.sparxsystems.jp/
リンクをクリック後、「BABOK」にチェックを入れてから
以下のいずれかから利用している機器のボタンを押してください。
環境に応じた画面構成で表示されます。
• 「Mobile」(スマートフォン)
• 「Tablet」(タブレット
• 「Desktop」(パソコン)
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4. ビジネスアナリシスとツール
BABOK®でもツールについて言及されているように
ビジネスアナリシスにツールは不可欠 (BABOK® 9.6.2)
文書化ツール (いわゆるWord/Excel)
要求管理ツール
モデリングツール
関係の分析ツール
課題管理ツール
...
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5. ツールの種類
作図ツールはモデリングツールではないことに注意
(BABOK®でもモデリングと作図は別扱いになっている)
• 作図ツール (Drawing/Diagramming Tool)
→図形を配置して図を作成できるツール
• モデリングツール (Modeling Tool)
→作図もできるが、それだけではない
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6. モデリングツールの使用目的
モデリングツールの使用目的にはいくつかある
1. コミュニケーションのための道具
 設計内容を図として可視化(複雑な内容の表現・理解に有用)
 作図自体が目的・作成した図に価値がある
 作図ツールでも何とかなる
2. 設計内容の関係把握・関係の活用
 作成した内容を別の図で活用・変更時の同期反映
 複数の図間の関係・整合性を確認(トレーサビリティ)
 作成内容と異なる形式(ビュー)で内容確認
3. 作成内容の活用
 作成した内容をシミュレーションで検証
 作成した内容からWord文書・ソースコード等を自動生成
 設計の進捗状況などを可視化(プロジェクト管理への活用)
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Enterprise Architect
入門セミナーの資料より

7. モデリングツールの活用シーン
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状態
次の状態
S0 S1
Idle
S2
Playing
S3
Paused
S4
Power Down
S5
S0
S1
Idle
S2
Playing
S3
Paused
S4
Power Down
myTrigger
S5
図
:Class2 Object1 Class3 :Class3
ccc()
aaa()
aaa()
bbbb()
複雑な内容を可視化
して理解を支援
別の図を書くときに
既存の図の内容を
活用できないかな？
チェックをしたいので
図ではなく一覧だと
便利だな..
漏れ抜けがないか
確認するには
マトリックスの方がいいな
変更設計したいので
影響範囲を知りたい
最終成果物は
Word/Excel
しか認めん！
Enterprise Architect
入門セミナーの資料より

8. 2つのツールの違い デモ
作図ツールとモデリングツールの違いを
デモでご覧ください。
BABOK® 3.0のタスク定義の内容を利用します
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9. モデリングツールの価値
ビジネスアナリシスの観点で(作図ツールにはない)
モデリングツールの価値として、以下のような点がある
文法に沿った図の作成の支援
作成した図を「つなげる」ことで
漏れ・抜けがないかどうか確認する
作成した図を利用してビジネスの分析・検討の支援
(影響範囲分析など)
作成した図に実際の値を当てはめて、シミュレーション
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10. デモ
本日は、BABOK®の以下のタスクを例として
モデリングツールおよび要求管理ツールの利用例を
ご覧ください。
5.1 要求をトレースする
5.2 要求を維持する
5.3 要求に優先順位をつける
5.4 要求変更を評価する
5.5 要求を承認する
7.1 要求を精緻化しモデル化する
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11. 海外での利用状況 (最新BAトレンド情報)
• 今回紹介した「Enterprise Architect」は
全世界では、ビジネス分野での利用のほうが多い
Archimate, BPMNが中心 DMNも
日本では、8割以上がいわゆる組込み分野 (自動車等)
• 状況と目的に合わせてツールを使い分ける傾向 (私見)
1つのツールに固執しない
費用対効果で「安い」かどうかを判断し、妥当ならば利用
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12. 日本での利用状況
• ビジネス分野ではPowerPointでお絵かきする例が多い
Visioなどの作図ツールを使っているならば、まだマシ
漏れ抜けの確認や影響範囲分析は人間の目を使う
精度を上げるために時間を掛ける→生産性が上がらない・非効率
• 1つのツールを無理矢理にでも使い続ける傾向 (私見)
「Excel(のマクロ)で何とかできないか」
(実質)ゼロ円でなければ「高い」
「非効率」に対するエンジニアのコストも「ゼロ」の扱い
優秀な人ほど辞めていく→生産性が上がらない・非効率
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13. 対策
「ビジネスアナリシスとツール」の観点での対策:
BABOK®にもあるように、適切なツールの利用は
「当たり前」であることを認識すべき
「この世に生き残る生き物は、変化に対応できる生き物」
by Leon C. Megginson
96%の人は「やらない言い訳」「できない言い訳」を
全力で考える
最後には「そのツールは使ったことがないので」
→逆に言えば、この国では「変化」するだけで
優位になるとも言える
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14. まとめ
ビジネスアナリシスでビジネスの変革を！
ビジネスアナリシス自体のやり方も変革を！
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