IGDA日本 地方創生SIG 準備会セミナー１

1. IGDA日本 地方創生SIG準備会セミナー１
ゲーム業界と地方創生の現状と展望
2019年7月4日

2. １．自己紹介

3. Confidential
プロフィール
・セガ、コーエーテクモ等でゲーム開発、人材開発、海外子会社経営（カナダ５年駐在）等に従事。
・ヤフーにてゲーム部門長、事業戦略、子会社の執行役員CTO 兼 人材開発室長などを経験。
・2016年に㈱エディア顧問に就任。
・2018年に㈱ISAOアドバイザー、富山県魚津市 新分野産業育成事業 総合戦略アドバイザーに就任。
・2019年に総務省 地域力創造アドバイザーに就任。
【代表作】
「サクラ大戦」シリーズ、「無双」シリーズ、
「ACR DRIFT」（日本のゲームで初めてAppStore全世界135ヶ国で
BestNewGamesに選出、レースカテゴリで 88ヶ国で第一位獲得）
累計セールス：パッケージ635万本、520万ダウンロード、売上437億円
著書「ゲームクリエイターの仕事」
（翔泳社）
※ゲーム開発者推薦図書第一位獲得
※専門学校正規教材に採用
【書籍】
制作協力
「 3D GAME GRAPHICS BIBLE 2017 」
（翔泳社）
蛭田 健司（ひるた けんじ）
総務省 地域力創造アドバイザー
株式会社AKALI 代表取締役

4. Confidential
総務省 地域力創造アドバイザー制度とは
地域力創造アドバイザーは総務省の地域
人材ネットに登録されます。
市町村が地域力創造アドバイザーを
招へいして地域独自の魅力や価値の
向上の取組を行う場合、
経費が特別交付税措置の算定対象
（年間560万円まで100%補助、最大３年間）
となります。
出展：https://resemom.jp/article/2019/04/22/50238.html

5. ２．産業育成による地方創生の現状

6. Confidential
人口予測
出展：内閣府高齢社会白書 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2019/gaiyou/01pdf_indexg.html
ストップ少子化・地方元気戦略 http://www.policycouncil.jp/pdf/prop03/prop03.pdf
公益財団法人日本生産性本部が
2014年に公開した「ストップ少子化・
地方元気戦略」によれば、
このままでは
人口減少により多くの地域が消滅
する可能性がある
と指摘しています。

7. Confidential
若年層の流出原因
地方に、若年層にとって魅力的な産業を
立ち上げる必要がある
地方公共団体が考える人口流出の要因
“若者側からみた「雇用不足」と企業側からみ
た「人手不足」という一見矛盾した現象の背
後には、地方における「雇用の質」の問題が
あると考えられる。すなわち地方では、賃金
や安定性、やりがい等の点で良質な雇用が
不足しているため、若者が相対的に良質な
雇用を求めて東京圏に流出するという事態
が生じているものと考えられる。”
（出典）総務省「地域におけるICT利活用の現
状に関する調査研究」（平成27年）

8. Confidential
若年層に人気の職業
エンジニア、クリエイターの人気が高い
出展：https://resemom.jp/article/2019/04/22/50238.html
ソニー生命『中高生が思い描く将来についての意識調査2017』

9. Confidential
ゲーム業界の市場規模
ゲーム業界は拡大を続けている

10. Confidential
求人倍率
東京の人手不足は深刻

11. Confidential
人材活用の拡大
地方人材の活用を推進
首都圏人材 地方人材 オフショア 移民

12. Confidential
先行事例
福岡がゲーム都市になり得る理由４つ（福岡ゲーム産業振興機構webサイトより抜粋）
１．アクセス 福岡空港の利便性が高い
２．オフィス賃料 東京に比べると約4割の平均賃料
３．住みやすさ 英誌『MONOCLE』の特集「2016年版世界で最も住みやすい
都市ベスト25」で福岡市が7位にランクイン
４．多様な人材が確保可能
・福岡県内には情報系やデザイン系などの学科を持つ大学・短期大学・
専門学校などが約30校あり、デジタルコンテンツ関連教育機関が充実
・人口当たりの学生数が政令指定都市の中で第2位、若者率は第1位と若い人材が豊富
多くの企業が、福岡市への立地理由の一つとして「優秀な人材を確保しやすいこと」を挙げています。
（webサイト原文ママ）

13. ３．産業育成による地方創生の展望

14. Confidential
理想的なゲーム産業育成
１．人材育成
・セミナー開催
・動画教材の活用
・相互扶助の支援
・取組意義の周知
２．人材の活躍
・テレワークによる就業支援
・地元案件の受託
・小学校プログラミング教育等
へのサポート
３．事業創発
・創業支援
・企業誘致

15. Confidential
相互扶助の支援
都市圏と地方の格差：
情報格差、専門学校の教育格差、
仲間づくりの機会格差（セミナー、勉強会、懇親会）など
クリエイターと、クリエイターを目指す人たちのための
無料情報共有コミュニティを設立。
広告なしでも、７０名以上のクリエイターが参加済み。
クリエイター同士が助け合う環境を整備し
相互にスキルアップを図る

16. Confidential
テレワークの推進
総務省や日本テレワーク協会が
働き方改革の一環として推進中。
時間外労働等改善助成金、働き方改革助成金、
IT導入補助金、ふるさとテレワーク等の
助成金がある。
出展：https://japan-telework.or.jp/

17. ４．その他領域

18. Confidential
観光① 訪日外国人客数
訪日外国人客数は順調に伸びており、
2018年は初めて年間3,000万人を突破。
政府は2020年に4,000万人の目標を掲
げている。
出展：https://www.nippon.com/ja/features/h00358/

19. Confidential
観光② 環境ビジョン実現プログラム2019
第11回観光立国推進閣僚
会議（令和元年６月14日）
にて決定。
出展：https://www.mlit.go.jp/common/001293518.pdf

20. Confidential
防災
防災アプリはダウンロード数が苦戦
防災アプリをインストールしている人は３人に１人。そのうち、Yahoo!防災速報27％、ＮＨＫニュース防災7％、防災情報
全国避難ガイド3％、災害用キット3％、各自治体が提供している防災アプリ1％、その他1％
（2018.5.7 株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所調べ）
出展：https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1005744/index.html
http://www.moba-ken.jp/project/disaster/disaster_reduction_ict_no04.pdf

21. Confidential
まちなか再生 空き店舗活用
約8万人の参加者を集める町ぐるみのイベント
徳島「マチ★アソビ」では、空き店舗のスペースを
有効活用している。

22. お問合せ
株式会社AKALI 代表取締役
総務省 地域力創造アドバイザー
蛭田 健司
k.hiruta@akali.co.jp