Redmineの効果的な導入のヒントをまとめ始めています

1. 効果的なRedmineの導入のヒント
redmineエバンジェリストの会
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20180318暫定版

2. redmineエバンジェリストの会とは
2017年11月に発足した、Redmineをもっと効果的に利用できる方法があると考え、
仮説・検証と伝達を行っていく会です
メンバー
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@bowkoba @acha_821 @MadoWindahead
twitterのハッシュタグ #redmineeva でオープンな議論を実施しています
詳細は↑こちらを
「redmineエバンジェリストの会」で検索

3. 今回のお話すること
１．効果的な導入に向けての研究方針
２．導入のヒントのまとめ方について
３．マズローの欲求５段階説と運用対象業務
４．抵抗（難敵）の種類の洗い出しと区分け
５．今後について
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4. 効果的な導入に向けての研究方針
1 チームの振る舞いと対象業務 マズローの欲求５段階説
2 難敵 抵抗の６階層
3 武器 業務フローとマインドセット、リーダーシップ
4 防具 運用ルールと心理的安全
5 仲間 必要な人材
6 回復魔法（白魔法） 利用効果を測る方法・機能・プラグイン
7 攻撃魔法（黒魔法） UIを変更し、便利にするプラグイン
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5. マズローの欲求５段階説
チームや組織の振る舞いが、
段階によって変わってくる
→できることも変わってくる
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対象とする業務によって、どの段
階でないと難しいものがあるので
は？

6. 難敵：抵抗の６階層
１．問題に対して同意しない
２．解決の方向性に同意しない
３．解決策が問題を解決することに同意しない
４．解決策を実行すると新たな問題が発生する
５．解決策実行前の障害を克服できない
６．未知の問題や障害に対する不安と恐れ
階層によって現れる
抵抗の種類が違う
そのため対応方法も違う
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今の段階を維持するときや、
次の段階に上がるときに
発生する
上から来る
マウンティング

7. 武器
〜ありたい姿にたどり着くためのもの〜
・Redmine利用時の業務フロー
平易か？複雑か？用語や粒度
・マインドセット
主体的・従属的
・リーダーシップ
専制、共和、サーヴァント
7
難敵に勝つためのもの
使いこなせない武器は
諸刃の剣になりうる

8. 防具
〜組織やチームにおける心理的安全度合い〜
・ルール
「ルールは守らないとな」
「良いルールに変えていこう」
・心理的安全
「チケットに下手なこと書けねえよなあ」
「かけって言われるから書くけど」
「書いてないと、みんなに迷惑がかかる」
「書いておいたほうが、あとで自分が助かる」
「書いておくと、誰かが助けに来てくれる」
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レジリエンス
「抵抗力」
小さな成功体験
今のレベルを維持、
継続するもの

9. 仲間
〜プロジェクトコミュニケーションツールなので、ひとりじゃない〜
「こういう奴らがいればうまくいく」
Redmine警察、Redmineマイスター
Redmineエバンジェリスト
敏腕PM、相談しやすいPMO
過去の自分や未来の自分
自然とルールの中で飼われる羊
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こういう奴がいると
上手くいかない⇒難敵
階層が変わるときに仲間が難敵
にかわってしまう場合も・・・

10. 回復魔法（白魔法）
〜こういう結果がでるから、さらに利用したくなる〜
・活動、ガントチャート
チケットに確認すれば事足りる
「人に聞くな チケットに聞け」
・関連付け
変更履歴や関連性がすべてわかる
・同音異義語、同義語の調整、統一
・ナレッジと未来予測
検索ルーチンの効率化（Redmineで高速に全文検索する方法）、EVM
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「使ってて助かった」が
キーワード

11. 攻撃魔法（黒魔法）
〜こういうことができるから、楽に利用できる〜
・有名なプラグイン たくさんあります
onozaty/redmine-view-customize
akiko-pusu/redmine_issue_templates
tkusukawa/redmine_wiki_lists
haru/redmine_wiki_extensions
「作業効率が一気に上がるもの」
この内容については、
いろいろな方の知見が
多数あります
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12. 導入のヒントのまとめ方について
マズロー 振る舞い 利用業務 難敵 武器 防具 仲間 回復魔法 攻撃魔法
5 自ら改善を始める
4 ないと仕事にならない
3 あれば便利に感じる
2 周りにあわせる
1 命令されれば使う
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まず、この範囲を定義
定義中に気がついた
ものをメモしておき、
追って体系化 後回し

13. マズローの欲求５段階説に基づく
振る舞いと対象業務について
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Redmineを利用しやすい業務と、難しい業務がある
チームの振る舞いや癖は？
Redmineの利用対象業務・利用方法がある内容に落ち着いてしまうしまう理由は？
もっと便利な使い方が
あるはずなのに・・・

14. 欲求の段階とCMMIの比較
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CMMI
レベル５ 「最適化された」
データに基づいたプロセス改善活動が日常的に行われている
レベル４ 「定量的に管理された」
パフォーマンスを数値で把握てきている
レベル３ 「定義された」
組織的な管理ができている
レベル２ 「管理された」
基本的な管理ができている
レベル１ 「初期」
混とんとしている
似ている？

15. マズローの欲求５段階説と運用対象業務
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振舞 利用人数 リアルタイム性 チケット関連付 情報量 メトリクス 運用対象業務
自ら改善を始める 大多数 リアルタイム
作業経緯と成果物
の完全一致
すべてが確認
できる
定量的改善 自律型ナレッジ
ないと仕事にならな
い
大多数 ほぼリアルタイム
作業と成果物が同
期されはじめる
作業や進捗状
況が見える
定量的改善 プロジェクト
あれば便利に感じ
る
複数名
バッチ処理、ちょいリ
アルタイム
作業との関連は薄
い
記載の粒度が
バラバラ
（なし） チェックリスト
周りに合わせる 複数名 バッチ処理
作業との関連は薄
い
事象の把握の
み。
（なし） 課題管理
命令されれば使う １人 バッチ処理 なし 少ない （なし） 日報
上の段階であれば、下位の対象業務も実行可能と判断

16. 導入における障壁 〜抵抗の６階層〜
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次の段階にあがるときの障壁は？
今の段階を維持するために解決し続けなければいけない課題は？
段階ごとに整理が必要

17. よくある意見をあげてみる
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めんどくさい
見ない
今のままがいい
中身がわからない
わからない
導線の問題（活動に含みにくい）
やり方を変えたくない
使い方がわからない
ダサい
なんか嫌
派生したもののほうがハイレベル
他のもののほうが良い
相談できない
大変に感じる
放置される（活動、環境）
あげあしとりがいる
教えてくれない
ワクワクできない

18. 抵抗（難敵）の種類の洗い出しと区分け
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１．問題に対して同意しない
めんどくさい 取組む理由がわからない なんでやっているかわからない
２．解決の方向性に同意しない
今のままがいい なんで変えるかわからない
３．解決策が問題を解決することに同意しない
もっといい解決策があるのでは 自分にメリットがない
個人的には解決している 使ったことがない
「人の発言」として
考えてみる

19. 抵抗（難敵）の種類の洗い出しと区分け
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４．解決策を実行すると新たな問題が発生する
人間関係が悪化する 自分たちの仕事が増える システム化でこの業務がなくなるぞ
５．解決策実行前の障害を克服できない
リソース（金も要員も時間など）がない 教えてくれない
技術的制約（セキュリティとか）でできない
６．未知の問題や障害に対する不安と恐れ
解決策実行を手伝ってくれない 前例がない 失敗したら責任は誰がとるんだ
人の発言として考えてみる

20. 各段階における難敵
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問題に対して 解決の方向性 解決策に対して
実行すると新たな問
題発生
実行前の障害 未知への不安
自律的ナレッジ 何で変えるかわからな
い
もっといい解決方法が
あるのでは
この業務なく待って大
丈夫？
技術的制約がある 前れがない
プロジェクト なんでやっているかわ
からない
個人として解決している
と思っている
人間関係が悪化する リソースがない 責任は誰がとるんだ
チェックリスト 取組む理由がわからな
い
自分にメリットがない 自分たちの仕事が増え
る
教えて売れない 解決実行を手伝ってく
れない
課題管理 今のままがいい
日報 めんどくさい 使ったことがない
難敵を解決しよう！

21. 今後の予定
難敵を解決するための、具体化していき
ます
悩みだったり、うまく解決した話をたくさん
知りたい、一緒に解決したい
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〇redmineエバンジェリスト会としての活動
月１回 川崎駅周辺集合しての打ち合わせ
4/21
難敵について深堀と具体的な例を出したい箇所について討議
〇Twitterでの活動
ハッシュタグ #redmineeva を利用して実施
〇各種活動
・・・Comming Soon・・・
redmine.tokyoやredmine大阪など、勉強会の仲間と議論していること
がこの資料の元であり、活力です！