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H231126 統計および確率を利用した予測と判断rev1
- 2. 本日のテーマ
1. 統計に関する基礎知識と実用例
(パレート図、ヒストグラム)
2. 確率に関する基礎知識と実用例
(ベイズのツリーダイアグラム、期待値、期待効用)
3.統計と確率を組み合わせた応用例
(ガウス分布、管理図、回帰直線)
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- 4. はじめに
ビジネスシーンにおいて、
統計、確率を活用する目的
↓
不確定要因によって生じるリスクを評価し、
合理的な決断や行動をするため
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- 5. 本日のテーマ
1. 統計に関する基礎知識と実用例
(パレート図、ヒストグラム)
2. 確率に関する基礎知識と実用例
(ベイズのツリーダイアグラム、期待値、期待効用)
3.統計と確率を組み合わせた応用例
(ガウス分布、管理図、回帰直線)
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- 9. パレート図:取捨選択の判断
パレート図を用い 100%
ることで、「何に優 80%
先的に取り組むべ 60% 商品に対するクレーム件数の原因別割合
きか」が見える! 40%
20%
0%
マイケル・E・ポー 部品 ① によ る ケ ガ
部 品 ② の早 期 破 損
部 品 ③ が原 因 の初 期 不 良
価 格 が高 い
取 り 扱 い説 明 書 が 難 解
そ の他
パ ッ ケ ー ジ と 実 物 の色 が
ター「戦略とは何を
若干違う
やるかではなく、何
をやらないか」
→やらないことは、
”その他”にする
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- 11. ヒストグラム:全体像を把握
出典:厚生労働省 平成22年国民生活基礎調査の概況
「所得金額階級別にみた世帯数の相対度数分布」
平均所得を代表値としてよいのか、注意が必要!
左右対称な分布でない場合は、議論する内容によって、
適切な代表値は何か、考える習慣をつけたい。
最頻値
階級(区間)が他と異なるため、縦軸とリンクしない。
ヒストグラムの面積はデータ数を表すため。
次ページで解説
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- 13. 本日のテーマ
1. 統計に関する基礎知識と実用例
(パレート図、ヒストグラム)
2. 確率に関する基礎知識と実用例
(ベイズのツリーダイアグラム、期待値、期待効用)
3.統計と確率を組み合わせた応用例
(ガウス分布、管理図、回帰直線)
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- 17. ベイズのツリーダイアグラム
◇以下のようなガン診断機器がある。
この機械に陽性と診断された成人男性がガンの確率は?
・ガンの人が陽性と診断される確率は95%
・健康な人が陽性と診断される確率は5%
・成人男性がガンに罹ってしまう確率は0.5%
0.005 × 0.95 = 0.00475 機械が正しく判定し、陽性
ガン
成人 0.005 0.005 × 0.05 = 0.00025 機械の誤判定で、陰性
男性
0.995 × 0.95 = 0.94525 機械が正しく判定し、陰性
ガンでない
0.995
0.995 × 0.05 = 0.04975 機械の誤判定で、陽性
陽性と判定された人が本当にガンである確率 = 0.00475 / (0.04975+0.00475) ≒ 9%
- 19. 本日のテーマ
1. 統計に関する基礎知識と実用例
(パレート図、ヒストグラム)
2. 確率に関する基礎知識と実用例
(ベイズのツリーダイアグラム、期待値、期待効用)
3.統計と確率を組み合わせた応用例
(ガウス分布、管理図、回帰直線)
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- 26. おわりに
ビジネスシーンにおいて、
氾濫するデータから意味を見出すには、
統計と確率の知識が必要不可欠
↓
ただし、最も重要なのは、
データの示す意味を理解することではなく、
そこから決断し、行動すること
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- 32. 今回の重要ポイントと補足説明
平均
◇ガウス分布のポイント 標準偏差
・パラメータは、平均と標準偏差
・事象の発生確率は指定範囲の面積割合 標準偏差が大きい分布
全範囲:100%
平均±標準偏差:68.3%
平均±2×標準偏差:95.4%
平均±3×標準偏差:99.7%
平均±6×標準偏差:99.99966% 標準偏差が小さい分布
シックス・シグマ ( シグマは標準偏差σ )
※「100万回の作業を実施しても不良品の発生率を3.4回に抑える」
ことを目標とした品質管理手法の一つ。
平均±3×標準偏差の範囲