IR Reading 2020春にて発表した資料です。論文タイトルは「Effects of Past Interactions on User Experience with Recommended Documents 」です。

1. IR Reading 2020 春(2020.6.21)
論文紹介
Effects of Past Interactions on
User Experience
with Recommended Documents
齊藤 史明
静岡大学 大学院 総合科学技術研究科
情報学専攻 1年 山本研究室
saito@design.inf.shizuoka.ac.jp
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2. 詳細情報
タイトル：Effects of Past Interactions on
User Experience with Recommended Documents
出典：CHIIR 2020
Session 6「Understanding Interactions」
著者：Farnaz Jahanbakhsh，
Ahmed Hassan Awadallah，
Susan Dumais，
Xuhai Xu

3. 概要
個人のストレージから文書を推薦する際に
ユーザのファイルへの関わり度合い
推薦時に見せる情報の違い
自分の最終更新
参加者全員の最終更新
参加者の名前
コメントの更新
メンションの更新
2つの影響を測る

4. 実験
被験者の所持している文書ファイルを抽出し
ファイルについて質問に答えてもらう
このファイルを認識しているか？
開く予定があるか？
見せられて開こうと思いましたか？

5. 実験
ファイルの表示方法を２種類用意し
回答の違いを分析
自分の最終更新
参加者全員の最終更新
参加者の名前
コメントの更新
メンションの更新

6. 結果
表示する情報の違いによるファイルへの
認識・興味に有意差は無かった
編集しているファイルの方が開く割合が高いが
興味を持つ割合は未閲覧のファイルの方が高い
「ファイルを開ける予定だった」と
回答した割合
「ファイルに興味を持った」と
回答した割合

7. 考察・今後の展開
文書の内容まで表示する必要が考えられる
–被験者へのアンケートから
2種類の推薦シナリオが存在する
–よく利用する文書にアクセスしたいのか
興味を持てるものを発見したいのか
–推薦システムを使う目的を予想できるようにしたい