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What's hot
What's hot (20)
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Defi practice
- 2. 2 DeFi will do to banks what the Internet did to newspapers 昔の光景、電車で新聞を読む 今はスマホ 一体、DeFiはどこが革命的？ 金融パラダイムチェンジとなれる？
- 3. 3 ➢ ブロックチェーンについて ➢ DeFiについて ➢ ICO ➢ ステーブルコイン ➢ MakerDAO - イーサリアムでの中央銀行 ➢ Compound -イーサリアムでの商業銀行 ➢ DEXのUniswap ➢ DeFi実践 ➢ まとめ アジェンダ
- 4. 4 ➢ ブロックチェーンについて ✓ ブロックチェーンの特性と技術 ✓ DeFiはブロックチェーンを彩っている
- 7. 7 ➢ DeFiについて ✓ 金融 ✓ DeFiの定義 ✓ DeFiのコア - パーミッションレス(Permissionless) ✓ DeFiの市場規模 ✓ DeFiのプレイヤー ✓ DeFiの各プロトコルの 補完し合い ✓ DeFiのプロトコルのランキング
- 11. 11 ◆ 開発者のパーミッションレ ス （OSS） ◆ ノードのパーミッションレ ス（Nakamoto Consensus） ◆ ユーザのパーミッションレス パーミッションレス金融プロジェクトであればDeFiのカテゴリに属す るかと思う。 DeFiのコア - パーミッションレス(Permissionless) 経済的、政治的、物理的に金融にアクセスができない人々にも、自 由に金融を享受できる -> Open Finance
- 14. 14 Ethereum: The Digital Finance Stack ー David Hoffman (2019) DeFiの各プロトコルの補完し合い
- 16. 16 ➢ ICO ✓ ICO (Initial Coin Offering) - 仮想通貨で資金調達手段 ✓ ETH史上初めてのICO ✓ ICOの初期段階 ✓ ERC20 ✓ ERC20スタンダードインタフェース ✓ ICO時代（2016~2017）
- 17. 17 ICO (Initial Coin Offering) - 仮想通貨で資金調達手段 ◆ ハードルが低く、参入しやすい ◆ 初心者でも割と簡単にICOに参加することが可能 ◆ インターネットを通じて国をまたいで資金調達できる ICOを行う目的： ◆ 資金調達をする ◆ トークンを普及させて価値を持たせる ◆ 新たな経済システムを構築する https://blog.ethereum.org/2014/07/22/launching-the-ether-sale/
- 20. 20 ERC20 ERCはイーサリアムの技術仕様について議論するGithub のスレッド「Ethereum Request for Comments」が語源。 ここで20番目に提案されたのが、トークン仕様の標準規 定を設けることだった。 ERC20 -> ERC223 -> ERC677 -> ERC777
- 21. 21 ERC20スタンダードインタフェース // ---------------------------------------------------------------------------- // ERC Token Standard #20 Interface // https://github.com/ethereum/EIPs/blob/master/EIPS/eip-20-token-standard.md // ---------------------------------------------------------------------------- contract ERC20Interface { function name() public view returns (string) function symbol() public view returns (string) function decimals() public view returns (uint8) function totalSupply() public constant returns (uint); function balanceOf(address tokenOwner) public constant returns (uint balance); function allowance(address tokenOwner, address spender) public constant returns (uint remaining); function transfer(address to, uint tokens) public returns (bool success); function approve(address spender, uint tokens) public returns (bool success); function transferFrom(address from, address to, uint tokens) public returns (bool success); event Transfer(address indexed from, address indexed to, uint tokens); event Approval(address indexed tokenOwner, address indexed spender, uint tokens); }
- 23. 23 ➢ ステーブルコイン ✓ ステーブルコイン ✓ ステーブルコインのランキング ✓ ドルペグのステーブルコインの価格
- 24. 24 ステーブルコイン ◆ 法定通貨担保型 ◆ 仮想通貨担保型 ◆ 無担保型 GYEN ZUSD Stablecoins: designing a price-stable cryptocurrency
- 26. 26 ドルペグのステーブルコインの価格 各ステーブルコインのパフォーマンスからすると、1㌦に安定 している。 https://cryptoslate.com/cryptos/stablecoin/
- 27. 27 ➢ MakerDAO - イーサリアムでの中央銀行 ✓ 金本位制 ✓ MakerDAOのSAI ✓ MakerDAO のDAI ✓ Makerのガバナンス – オンラインガバナンス ✓ Makerのインセンティブ
- 29. 29 MakerDAOのステーブルコインSAI Single-Collateral SAI 担保となるETHの量に応じたSAIを発行 Makerはイーサリアム上のスマートコントラクトプラットフォームで、 DAI/SAIの価値を裏付け、安定させる。 CDP (Collateralized Debt Positions:担保付き債務ポジション) ユーザーの預託した担保資産を保有し、DAI/SAIを⽣成と同時に債務 も発生。
- 31. 31 Makerのガバナンス – オンラインガバナンス MakerDAOのガバナンストークンのMKR 何かしらの提案に対して投票をする権利(Voting Right)を得られる。 ◆ Stability Fee(DAI生成の金利の定め) ◆ Multi-Collateral DAI(担保型トークンの定め) ◆ 将来の開発方針 ◆ ・・・
- 33. 33 ➢ Compound - イーサリアムでの商業銀行 ✓ Compound - イーサリアムでの商業銀行 ✓ Compoundのガバナンス ✓ ガバナンストークンMKRとCOMPの 時価総額比較
- 35. 35 Compoundのガバナンストークン - COMP COMP保有者が投票する権利がある。 プラットフォームを利用するユーザー に2020年6月16から配布する形で 市場に放出している。 • 取り扱いトークン決定 • トークンごとの利率決定ロジック • オラクル(価格情報取得先)メンテナンス 総数：1000万 Compond Labs社の株ホルダー 創設者とチームメンバー 未来のチームメンバー ユーザ ユーザ
- 37. 37 ➢ DEXのUniswap ✓ DEX ✓ 異なる形式のEX ✓ DEXの市場シェア ✓ Uniswapでのメイントークン ✓ Uniswapでのロール ✓ Constant Product Market Maker Model (CPMMM) ✓ Uniswapでの取引のイメージ① ✓ Uniswapでの取引のイメージ② ✓ Uniswapでのアービトラージのイメージ ✓ FashLoan/FlashSwap ✓ Ethereumのトランザクション ✓ DEXの潜むリスク：Frontrunning ✓ DEXの潜むリスク：Frontrunning ✓ スマートコントラクトの審査（Audit） ✓ DeFiへの攻撃
- 38. 38 DEX 現状Ethereum上で主流となる取引所は板取引（order book）である。 Decentralized Exchange、 Non-custodial 買い注文板 売り注文板
- 39. 39 異なる形式のEX 取引所 取引形式 マッチン グエンジ ン 清算シス テム 効率 セキュリ ティ CEX: Binance、 Huobi、 OKEX 中央集権型 台帳 OFF-CHAIN OFF-CHAIN 高い 低い Kyber オンチェー ン ON-CHAIN ON-CHAIN 低い 高い IDEX Hybrid OFF-CHAIN ON-CHAIN 高い 高い Uniswap Open なし ON-CHAIN 低い 高い
- 40. 40 DEXの市場シェア
- 42. 42 Uniswapでのロール Liquidity Provider AトークンとBトークンを提供する。 （イニシャルの交換レートを決める） 目的： ① 自分のトークンの流動性を増やす ② 手数料を儲ける Exchange(Liquidity Pool) AトークンとBトークンの取引のリクイ ディティ・プール（取引ペア）を生成、 取引価格の決定のスマートコントラク ト。 User AトークンとBトークンの交換する需要がある あるいはアービトラージする
- 43. 43 Constant Product Market Maker Model (CPMMM) x y 交換するときの価格は、CPMMM式によって 自動で決められる。 ※厳密に言えば、Feeにより、 Kが若干増えつつある。
- 44. 44 Uniswapでの取引のイメージ① ETH_pool * OMG_pool = Invariant Rate = 45.5 OMG/ETH Rate = 50 OMG/ETH 500 - 454.5 = 45.5 OMG 問題点： スリッページ（Slippage） (50 – 45.5)/50 = 9%
- 45. 45 Rate = 37.8 OMG/ETH Rate = 45.5 OMG/ETH 454.5 – 416.7 = 37.8 OMG Uniswapでの取引のイメージ② ETH_pool * OMG_pool = Invariant 1OMG = 1/37.8 ETHスリッページ : 7.7/45.5=17%
- 46. 46 Uniswapでのアービトラージのイメージ Liquidity Provider Exchange User Exchange User Exchange Token A Token B アービトラージ TokenA, TokenB Fee TokenA TokenB TokenA TokenB １ = 0.5 １=0.89 １=0.22
- 47. 47 Uniswapでのアービトラージのイメージ Token A Token B アービトラージ
- 48. 48 Uniswapの提供する機能 ◆ SWAP ERC20 ⇄ ERC2, ETH ⇄ ERC20 Trades ◆ SEND A -> ERC20 ⇄ ERC20 -> B ◆ Liquidity Adding Liquidity / Removing Liquidity ◆ Fee Structure TokenA to TokenB trades,0.3% fee paid in TokenA , paid to liquidity provider. 将来は0.05%のFeeを開発チームに届ける。 ◆ FlashSwap インタフェースのみ提供 ◆ Oracle 他のDeFiプロトコルにPrice Feed機能 を提供
- 49. 49 FlashLoan/FlashSwap Exchange 起点で借入 途中の操作自由、ご想像に任せる。 ※スリップ設定や担保割れ設定などによっ て途中で失敗が起こると、TX全体が失敗 に終わる。 終点で返済 One Transaction 無担保融資: One Transactionで借りて返せば、担保は不要 問題点： ① 光と闇同居 ② 敷居がかなり高い
- 50. 50 Ethereumのトランザクションのメカニズム ◆ EOAでスマートコントラクトの呼び出し －＞ Transaction ◆ スマートコントラクトから別のスマートコントラクトの呼び出し ー＞ Internal Transaction
- 51. 51 DEXの潜むリスク：Frontrunning ユーザーがスリッペの容認範囲とトランザク ション期限(Deadline)によって制限されます。 ETH DAI 1ETH = 300DAI DAI ETH 1ETH = 200DAI 1ETH = 300DAI 10Gas 1ETH = 300DAI 20Gas 1ETH = 300DAI 40Gas Gas Price順でマイニングされる
- 52. 52 スマートコントラクトの審査（Audit） DeFiでのスマートコントラクトは、莫大な資金を扱っているので、 常にハッカーに狙われる。 セキュリティ審査の専門会社の審査で不具合、脆弱性、潜在バグ などを指摘して頂く。 Specification Testing Automated Analysis Manual AnalysisAudit Report Modify
- 53. 53 スマートコントラクトの審査（Audit） DeFiでのスマートコントラクトは、莫大な資金を扱っているので、 常にハッカーに狙われる。 セキュリティ審査の専門会社の審査で不具合、脆弱性、潜在バグ などを指摘して頂く。 Specification Testing Automated Analysis Manual AnalysisAudit Report Modify
- 56. 56 ➢ DeFi実践 ✓ 実践 － 神社コインの発想 ✓ 実践 － 全体像 ✓ 実践 － 神社コイン発行、 ON-CHAINクラウドファンディング ✓ 神社管理用のスマートコントラクト ✓ 実践 － FlashswapでETHを儲ける ✓ 実践 － 神社コインを Uniswapで上場させる ✓ Flash Attackか
- 57. 57 実践 － 神社コインの発想
- 59. 59 GYEN（ERC20） JINJA（ERC777） 自作 FlashSwap 自作 Uniswap V1 Uniswap V2 SENSOJI 自作 Wallet 自作MetaMask Ethereum smart constract Dapp 実践 － 全体像
- 60. 60 JINJA（ERC777） ◆ ERC777スタンダードを準拠する神社トークンのスマートコントラクトを作る。 ・ 神社トークンの管理者へGenesisトークン10万個発行する。 ・ GYENとETHでJINJAトークンを買うというクラウドファンディングを実施可能にする。 ・ 管理（管理者変更、クラウドファンディング受け付けるトークンの選定と回収、 レート設定、ETH回収）を行える。 ・ 神社トークンの管理者はクラウドファンディングをストップできる。 実践 － 神社コイン発行、ON-CHAINクラウドファンディング GYEN（ERC20） JINJA（ERC777）
- 62. 62 実践 － 神社管理用のスマートコントラクト ◆ JINJAトークンを利用する神社の管理用スマートコントラクトを作る。 ・ 神社担当者さんはお賽銭のJINJAトークンを容易に回収できる。 ・ 神社担当者さんはブラックリストが作れる。 暴力団と関わるお賽銭を拒否する。 ・ お賽銭の総額、賽銭出した人数など確認できる。 ・ SENSOJI神社へいくらお賽銭を出したか、書いた願うことを参拝者が確認できる。 ・ お賽銭を出すとともにブロックチェーンへ願うことを書ける。 願うことが永久にブロックチェーンに存在できる。 SENSOJI SENSOJIJINJA（ERC777）
- 64. 64 実践 － 神社コインをUniswapで上場させる 神社トークンの流通性を増やすためには、DEXのUniswapで上場させる Uniswap V1 Uniswap V2JINJA（ERC777）
- 66. 66 JINJA（ERC777） 実践 － FlashswapでETHを儲ける Uniswap V1 Uniswap V2 Wallet Flashswap Contract 1ETH=200JINJA 1ETH=400JINJA １ETH - 0.5ETH = 0.5ETH 収益： 0.5ETH - GAS FlashSwap Uniswap V1 Uniswap V2
- 67. 67 JINJA（ERC777） 実践 － FlashswapでETHを儲ける Uniswap V1 Uniswap V2 Wallet Flashswap Contract 1ETH=200JINJA 1ETH=400JINJA １ETH - 0.5ETH = 0.5ETH 収益： 0.5ETH - GAS FlashSwap Uniswap V1 Uniswap V2 ① ② ③ ④ ⑤⓪
- 69. 69 https://medium.com/@peckshield/bzx-hack-full-disclosure-with- detailed-profit-analysis-e6b1fa9b18fc Flash Attackか Flashloanの実施者はこの一連のイベントからの総利益は1193 ETH（当 時$ 298,250）入手した。 代わりにbZxプラットフォームがこの損失を被らされた。
- 70. 70 まとめ • ICO、ステーブルコイン、レンディング、DEXなどのイノベーショ ンをDeFiを彩っています。 • レンディングプラットフォームのMaker、Compondの勢いを見せ ています。ガバナンストークンの発行はDeFiのムーブメントに なるか。Uniswapガバナンストークン発行か。 • DeFiは初期段階、リスクが潜んでいる。 マスアダプションまで壁がある。 • FlashLoan/FlashSwapは単なるアービトラージ 手段か、アタックツールか議論されている。