2014年3月19日（水）於京都大学 E-1. e-Learning・遠隔教育研究部会 ※ 追加資料はコチラ —> http://www.slideshare.net/ucdktr/20th-32444595

1. スタディスキル科⽬目におけるモバ
イル機器の効果的な活⽤用法の研究
内⽥田啓太郎
関⻄西学院⼤大学 ⾼高等教育推進センター
任期制准教授
keitaro@kwansei.ac.jp
第20回 ⼤大学教育研究フォーラム（2014年3⽉月19⽇日＠京都⼤大学）
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E-‐‑‒1．e-‐‑‒Learning・遠隔教育研究部会
1

2. 1. きょうの⽬目的と意図
お⼿手元の発表要旨を参考ください
初年次向けスタディスキル科⽬目だが全学
部の全学年が履修可能
クラス定員は30名で「プレゼン」 2ク
ラス・「論⽂文」1クラスを担当
教員以外に2〜～3名のLA（Learning
Assistant, 学部学⽣生）が参画
2

3. 2. 関学院⼤大学におけるLMSの
運⽤用について
使⽤用システムはBlackboard Learn R9.1
2010年9⽉月より運⽤用開始
⾼高等教育推進センターが運⽤用を担当
開講される全科⽬目を⾃自動登録
履修者データも⾃自動的にインポート
利⽤用にあたって教職員・学⽣生ともに事前の申請は不要
3

4. 4
全開講科⽬目（約14,000科⽬目）のうち
35.7％の科⽬目で利⽤用
全学⽣生（約23,000名）のうち89.0%が
利⽤用
専任教員（700名弱）のうち60.9％が
利⽤用
（2013年3⽉月末⽇日時点のデータ）
3. LMSの利⽤用状況について

5. 4. 授業におけるLMSの活⽤用
A. 資料や成果を掲載しておいて「いつ
でも」「どこでも」参照可能
B. 学⽣生への連絡（同報）⼿手段
C. グループワークの「場」
5※ 詳細は配布資料を参考下さい

6. 5. LMS活⽤用の成果
授業に⽋欠かせない道具としてLMSを認識
さまざまな形態の違う資料・成果物を
⼀一元的に管理できる
授業の情報は全てLMSに掲載（！）
「授業ポータル」化は半ば成功？
6

7. 6. 現在抱えている課題（悩み）
LMSでのコンテンツ管理
全てファイルで管理するか
ページ（HTML/CSS）を作成するか
HTML/CSSエディタとしてのLMSは機
能的に不⼗十分
7

8. 7. モバイル機器からLMSへアクセス
スマホの所持率はかなり⾼高い
アプリによるアクセスの簡便化
KGPortal
Blackboard Mobile Learn
グループワークではタブレットPCが必須
8

9. モバイルアプリ「KGPortal」に
ついて
関学⾼高等教育推進センターが2011年に公開し
たモバイルアプリ
⼤大学OBを中⼼心とするベンチャー企業との共同
開発
LMS以外の⼤大学情報システム（Web）へのア
クセス利便性が向上（学内ポータルアプリ）

10. 0"
2,000"
4,000"
6,000"
8,000"
10,000"
12,000"
14,000"
16,000"
18,000"
20,000"
22,000"
201110
201111
201112
20121
20122
20123
20124
20125
20126
20127
20128
20129
201210
201211
201212
20131
20132
20133
"
アプリのダウンロード数
10

11. 2013 KGPortal
2 iPhone/iPad KGPortal
Android
アプリのダウンロード数から
利⽤用者数を推測
関⻄西学院⼤大学の学⽣生数：約23,000名
（2013年5⽉月1⽇日現在） 11

12. できる限りページをHTML/CSSで作成，
管理したい
LMSにアクセスする機器と「⾒見た⽬目」
機器により最適化される（はず）
スマートフォン／タブレットPCからの
⻑⾧長⽂文テキスト⼊入⼒力に慣れているか
12
8. モバイル機器の課題

13. 13
← Mobile Learn
!
!
!
!
!
!
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KGPotal →

14. タブレットPCは多数は必要ない
1グループ（4ないし5名から構成）に2台でOK
2, 3名に1台のタブレットPCが必要？
個⼈人所有のスマートフォンで⼗十分に代替できる
アナログな「道具」との併⽤用から⽣生じる制約
14
9. 授業アンケートの結果から（1）
※ アンケート結果の詳細は配布資料を参考下さい

15. 外付けキーボード
外付けキーボードからのテキスト⼊入⼒力に不慣れ
グループワークで議論／メモ書きに時間が必要
そもそもオンラインでの活動に必要を感じていな
い可能性
15
9. 授業アンケートの結果から（2）

16. タブレットPCを利⽤用したプレゼン
興味はあるものの，作業が⾯面倒だと感じている
タブレットPCのOS／アプリとの相性
学内のPC環境（利⽤用できるOSとソフトウェア）
教師による動機付けと環境作り
16
9. 授業アンケートの結果から（3）

17. 授業履アンケートの単純集計（1）
17
【LUNAの利用に関するアンケート】��N＝23（A組）， 17（B組）
1．LUNAに掲載して欲しい情報は何だと考えますか（複数回答可能）
三角ロジックの
組み立て方
テーマに関連する文献
や統計データの探し方
図表や概念図の
扱い方（作り方）
プレゼンでの
話し方
PowerPoint
の使い方
A組 14 7 7 11 10
B組 9 7 3 10 4
2．「教材」に掲載されたコンテンツの中では，どれをよく利用（閲覧）しましたか（複数回答可能）
過去のプレゼン 各種資料へのリンク ルーブリック
思考を整理する
方法
マインドマップ 三角ロジック プレゼン「台本」
A組 13 4 2 2 3 11 4
B組 2 9 3 1 4 6 1
※ この設問のみ無回答が1件 （A組）
3．「掲示板」機能はグループワークを進めるうえで役立ちましたか
役に立った 役に立たなかった
A組 21 2
B組 17 0

18. 18
授業履アンケートの単純集計（2）
【iPadの利用に関するアンケート】��N＝23（A組）， 17（B組）
1．貸し出したiPadの台数は適切だと考えますか
ひとグループあたり1台 ひとグループあたり2台 1人につき1台
A組 3 17 3
B組 2 13 2
2．貸し出したiPadに外付けキーボードは必要ですか
必要 不必要
A組 9 14
B組 8 9
3．iPadのアプリを操作してプレゼンのスライドを作成したいですか
iPadで作成したい PCで作成したい
A組 10 13
B組 7 11
※ 両方に回答したものが1件 （B組）
4．iPadのアプリを操作してプレゼンを実施したいですか
iPadでプレゼンしたい PCでプレゼンしたい
A組 9 14
B組 6 11
※ 両方に回答したものが1件 （B組）， この設問のみ無回答が1件（B組）

19. 1. ファイルであれHTMLのページであれ，全ての情
報はLMSに掲載する
2. モバイル機器の利⽤用を前提としたコンテンツ作成・
管理は避けて通れない道
3. コミュニケーションの活性化からラーニング・コ
ミュニティづくりへ
まとめ
19

20. 授業のアクティブ・ラーニング化の最終⽬目標としての
コミュニティづくり
学⽣生はモバイル機器を活⽤用してコミュニティづくり（コ
ミュニティの中でのコミュニケーション）が得意なの
ではないか
「道具」＝LMSとモバイル機器・アプリは揃っている
道具の「使い⽅方」＝教育⼿手法をどう考えるか
まとめ：前⾴頁 3. の補⾜足
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21. きょう提⽰示したスライドと追加資料はWeb
上にて閲覧できます
URLは http://www.slideshare.net/ucdktr
です
あるいは「SlideShare」と「内⽥田啓太郎」で
Web検索してみてください