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2019年、Google の
People + AI Research (PAIR) チームが
AIプロダクトにおける UXデザインの注意点をまとめた
「People + AI Guidebook」を発表
⽻⼭が⽇本語訳して国内へ紹介
(邦題︓⼈にうれしいAIのためのUXデザインガイド)
引⽤: https://pair.withgoogle.com/guidebook
62. AI 中⼼設計(AI を使うことが⽬的なら)
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先端の AI エンジニアはユーザーの課題を解決したくて AI を研究しているのでは
なく、AI を研究することが楽しいから研究しているだけである。完全なシーズベース。
AI を使うのが⽬的なら「ユーザーの課題を解決する」のではない。「AI に解決でき
る課題だけに絞って AI に解決させる(それがユーザーの本当の課題かどうかはお
いておく)」のである。あくまで技術を起点に考える思考⽅法をとる。
この思考⽅法はユーザー中⼼の思考と相容れない。
ただし2023年の現在においては「とりあえず AI を使ってみて、社
内に AI リテラシーをためる」こと⾃体が重要な⽬的のケースもあ
る。AI 中⼼設計が⼀概に間違いとは⾔えない。
65. AIプロダクトでいちばん難しいこと
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AI を⽤いたプロダクトでいちばん難しいことは、そもそも AI 以前に、プロダクトがプ
ロダクトとしてまともに使えるものにすること。世の中に(AIを使うかどうかに関わら
ず)星の数ほどスタートアップや新規事業があるのに、ほんの⼀握りしか残らないの
はなぜか︖ AI 以前に、そもそもまともなプロダクトをつくるのが難しいからだよ︕
プロダクトがダメなら、どんな優れた AI が搭載されていても、その AI の価値はユー
ザーに届く前に墜落する。
そもそもプロダクトがダメ ユーザーに AI の価値が
届く前に墜落する