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レジャー用ライフジャケットの
性能確認制度について
平成30年6月10日
日本小型船舶検査機構
ワンストップサービスの
実施
ユーザーの負担軽
減と利便性の向上
船舶検査業務
登録・測度業務
船舶が一定の安全性を維持している
か、不幸にして海難が起こっても人
命救助のため施設が適切かを検査
で確認
所有権公証制度創設に向けた
社会的要請
NOx放出量確認業務
船舶からの排出ガスに対する
国際的な環境規制● 放置船対策
● 小型船舶市場の健全化
日本小型船舶検査機構(JCI)の業務
◇ JCIは、国に代わって小型船舶の安全・環境に係る検査・登録
等を一元的に実施している組織。
2
日本小型船舶検査機構(JCI)の組織の概要
本部:市ヶ谷
支部:31 支部
検査員数 150人(H30.4現在)
長崎支部
神戸支部
松山支部
3
日本小型船舶検査機構(JCI)独自の業務 -1-
調査研究業務
JCIでは小型船舶を取り巻く技術の進歩、多様化、複雑化、環境
規制などに的確に対応するため、小型船舶に関する幅広い分野
について様々な調査研究を実施しています。
その成果は検査の基準や方法に反映しているほか、船舶所有者
などの関係者に注意を呼びかけるなど安全啓発にも活用してい
ます。
4
標準適合検査 性能鑑定業務
いずれも船舶安全法の適用を受けない、すなわち船舶検査の受
検義務がない船舶や船舶の装備品を対象とする任意の検査、鑑
定制度です。両者の相違点は下表のとおりです。
項 目 標準適合検査 性能鑑定
技術基準 JCIが定めた技術基準 業界等が定めた技術基準
対 象 1. 小型ヨット
2. 手こぎボート
3. ペダルボート
4. 推進機関付サーフライダー
5. 1.~4.に備え付ける物件
6. ムリネ
レジャー用ライフジャケット
5
目的(小型船舶の堪航性及び人命の安全の保持に資すること)を
達成するための業務
日本小型船舶検査機構(JCI)独自の業務 -2-
法令で性能要件が定
められているライフジャ
ケット
船舶に搭載する救命胴衣
レジャーで使用する
ライフジャケット
※法令により検査が義務付けられているもの ※法令により検査が義務付けられていないもの
ライフジャケットの種類
6
救命胴衣・浮力補助具の型式承認制度(桜マーク)
法定検査
同一性確認
(抽出検査)
検 定
プロトタイプ承認
型式承認試験
検定合格品
桜マーク表示
製造工場において出荷前に実施
型式承認を利用して
いる装備品の例
持運び式
消火器 信号紅炎
(対象:法令により検査が義務付けられているもの)
7
【国が実施】 【JCI及びHKが実施】
検査省略
小型船舶用浮力補助具の型式承認試験基準
環境試験
船内保管や洋上使用における通常の
環境条件や油などによって急激な強
度変化及び浮力変化が生じないこと
の確認
 温度繰り返し試験
 耐油試験
性能試験
水中性能試験
水中において安全な浮遊姿
勢となるように作られている
ことの確認
 飛込み試験
 浮遊試験
適正な材料で作られていることの確認
 金属部品に対する塩水噴霧試験
 耐寒試験
 耐熱試験
 老化試験
 材料試験
材料・部品に
関する試験
8
適正な工作方法で作られている
ことの確認
 耐圧試験
 浮力試験
 強度試験
 着用試験
性能鑑定業務
 性能鑑定とは?
船舶安全法が適用されない船舶*や物件に対して、業
界が定めた基準に対する基準適合性をJCIが鑑定する
業務
*船舶安全法が適用されない船舶(=船舶検査の受検義務がない船舶)には、主に次
の船舶な船舶がある。
 推進機関を有する12m未満の船舶であって次のすべてに適合するもの。
・ 3人を超える人の運送の用に供しない船舶。
・ 7.4Kw以下(5m未満の船舶は3.7Kw以下)の船外機を備える船舶。
・ 湖、ダム又は一定の基準に合致する水域のみを航行する船舶。
 長さ3m未満の船舶であって、推進機関の出力が1.5Kw未満のもの。
9
カヌー ラフティング
ボートフィッシング 海水浴
レジャーで使用されるライフジャケット
ライフジャケットに求められる強度や浮力の基準がないため、劣悪な性能の
製品も流通しているが、桜マーク品以外はユーザーが識別することができな
かった。
レジャーで使用されるライフジャケットに対しても一定の基準を設け、当
該基準に適合するものに対してユーザーが識別でき、安心して購入・
使用できる様に表示を行う制度を構築
レジャー用ライフジャケットに対する性能鑑定業務の創設の背景
10
「レジャー用ライフジャケットの性能確認試験基準」の策定
性能鑑定では、基準は「業界等が定める基準」とされていることから、平成26
年度 日本小型船舶検査機構(JCI)を事務局とした「レジャーで使用する個人
用の浮力補助具に関する業界の性能基準策定支援技術委員会」において、
業界を中心とした委員構成によってレジャー用ライフジャケットの業界基準が
策定された。
【有識者】 独立行政法人海上技術安全研究所
一般社団法人日本船舶品質管理協会 製品安全評価センター
一般財団法人日本舶用品検定協会
【ユーザー】 一般社団法人日本マリン事業協会
一般社団法人日本釣工業会
日本カヌー工業会
一般社団法人ラフティング協会
【メーカー】 高階救命器具株式会社
東洋物産株式会社
【関係官庁】 国土交通省 海事局
●委員会の構成メンバー
※その他関連オブザーバーが参加
11
レジャー用ライフジャケットの性能鑑定基準
(基準の策定方針)
小型船舶用浮力補助具の型式承認試験基準をベースとする。
用途を大きく「釣り」と「海洋性スポーツ」に分類して、用途及び
使用環境を精査する。
上記分類について、更に、用途別の利用水域、利用環境、危
険因子、救助困難度についてそれぞれの特徴を整理し、浮力
設定、環境試験、性能試験、材料試験などの性能基準の内容
を検討する。
12
レジャー用ライフジャケットの性能鑑定基準
(各試験ごとの基準の策定方針-1-)
環境試験
レジャー用ライフジャケットは家庭保管が基本であることや油が
浮遊した海上での使用を想定していないため適用しない。
材料・部品に関する試験
レジャー用ライフジャケットは一般的な材料を用いることから適用
しない。(材料の強度は適用しないが製品に対する強度試験は
適用している。)
 温度が上昇しやすい船内の倉庫等に長期間格納されることを想定した基準
 特殊な組成の材料を使用することを前提とした基準
レジャー用ライフジャケットの保管方法や使用される材料を考慮して適用を判断
13
レジャー用ライフジャケットの性能鑑定基準
(各試験ごとの基準の策定方針-2-)
性能試験
レジャー用ライフジャケットは陸地に近い場所で使用されること
(救助が容易)や緊急時に急いで着用する状況にならないこと
などを考慮して、一部の試験基準を緩和して適用する。
水中性能試験
ほぼ同等の試験基準を適用する。
 膨脹式救命胴衣に対して要求される基準
 ライフジャケットの着用者を引き上げる際に作用する荷重に耐えるための基準
 脱出時に迅速な着用を目的に定められている基準
レジャー用ライフジャケットの使用海域や使用される状況などを考慮して
適用を判断
14
レジャー用ライフジャケットの性能鑑定基準
(型式承認試験との相違点)
環境試験
船内保管や洋上使用における通常の環
境条件や油などによって急激な強度変化
及び浮力変化が生じないことの確認。
 温度繰り返し試験
 耐油試験
性能試験
適正な工作方法で作られている
ことの確認
 耐圧試験
 浮力試験
 強度試験
 着用試験
水中において安全な浮遊姿勢
となるように作られていること
の確認
 飛込み試験
 浮遊試験
材料・部品に関
する試験
15
水中性能試験適正な材料で作られていることの確認
 金属部品に対する塩水噴霧試験
 耐寒試験
 耐熱試験
 老化試験
 材料試験
レジャー用ライフジャケットの性能鑑定基準
(浮力基準)
性能鑑定基準では、一般用は使用される環境によって、小
児用は体重によってそれぞれ必要な浮力を設定している。
タイプ 浮力 備考
L1
・波の荒い状態で行う磯釣り
・激流の中でのラフティング(乗
客貸出し用)
11.7kg 以上 ISOレベル100相当
L2 ・防波堤(波止場)釣り等 7.5kg以上 小型船舶用救命胴衣相当
L3
・穏やかな水面で行う釣り
・カヌー、ラフティング並びにラ
フティングガイド用
5.85kg以上
ISOレベル50相当/浮力
補助具
タイプ 体重 浮力
LC1 15~40kg未満 5kg以上
LC2 15kg未満 4kg以上
 一般用
 小児用
16
レジャー用ライフジャケットの性能確認試験基準(抜粋)
17
試験方法 判定基準
1個の供試体に応じて下表の鉄片を吊り下
げて淡水に浮かべる。
24時間以上浮き続けられること。
浮力試験
強度試験
試験方法 判定基準
1.吊下げ部の強度試験
供試体の吊下げ部に、荷重880N(子供用
は、580N)を5分間加える。
2.胴部の強度試験
人が着用するのと同じ要領で紐等を締め
た後、着用者を締め付ける部分に荷重
880N(子供用は、580N)を5分間加える。
1.損傷しないこと
2.損傷しないこと
18
チョッキ式 首掛け式
吊下げ部の強度試験方法
チョッキ式 首掛け式
胴部の強度試験方法
強度試験の方法
水上性能試験
試験方法 判定基準
1.飛込み試験
供試体を着用した被験者が、高さ1m以
上から足を下にして垂直に水中に飛び
込む。
2.浮遊試験
供試体を着用した被験者が、淡水中で
力を抜いた状態での浮遊姿勢を調べる。
1.供試体が被験者から脱落したり、被験
者に危害を及ぼさないこと。
2.被験者が安全に呼吸できること。
19
標示検査
試験方法 判定基準
供試体に標示される項目を確認する。 次の事項が表示されること。
① 物件の名称
② 物件の型式
③ ロッド番号又は製造年月
④ 製造者
⑤ 規格(ユーザーにとってわかり易いも
の)
⑥ マニュアルどおり整備点検の旨標示
JCIが行う「性能確認業務」について
(レジャー用ライフジャケットの性能確認スキーム)
『プロトタイプ確認』のスキーム
JCI立会検査実施
プロトタイプの仕様の登録
第三者試験機関が実施した成
績書を活用することも可能
『量産品の同一性確認』のスキーム
品質管理体制の書類確認
工場における抜取検査
申請数に対しCSマークの使用許可
社内確認結果の確認
(立会の省略)
申請数に対しJCIマークの使用許可
以後一定期
間毎に申請
社内検査体制
の審査
CSマーク
の使用許可
社内検査結果
の報告
一定期間毎の
製品チェックの実施
一定期間毎に
社内検査体制
の審査を実施
20
一定の性能を満たして
いるものであることが
判り易い
基準適合品には性能鑑定済マークを貼付・明示
防波堤釣りでの使用
が推奨されている
性能鑑定済マークを貼付・明示
推奨される
使用用途を
標示
21
 レジャー用ライフジャケットの性能鑑定は、現在、2社(6ブランド)
にご利用いただいています。
 日本小型船舶検査機構は、さらに多くの事業者の方にレジャー
用ライフジャケットの性能鑑定をご利用頂くことや、性能鑑定の対
象物件の拡大などによって、マリンアクティビティの安全性の向
上に寄与することを目指しています。
 この新たな制度に関心を持って頂ければ幸いです。
本件のお問合せ先:
日本小型船舶検査機構業務部
検査検定課 課長 岡井 isao-okai@jci.go.jp
担当 大澤 hiroki-osawa2@jci.go.jp
TEL:03-3239-0826
22
ご清聴ありがとうございました。
23

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(JBWSS2018)レジャー用ライフジャケットの性能確認制度について

Editor's Notes

  1. Next picture shows our main tasks. That is Safety inspection, Registration & Tonnage measurement and Nox discharge amount confirmation. All the regulation about the safety and environmental protection of the small craft are carried out by JCI. In other words, JCI provides one-stop service concerning small craft for convenience of ship owners.
  2. 【説明ポイント】 ○船舶の法定備品としての救命胴衣は、国の承認が必要。 ○一方、レジャーで使用するライフジャケットには、法令による統一的な性能基準が存在しない。 ○現状、レジャー用ライフジャケットは各社が独自の判断基準で各種各様のものを製造・販売している。
  3. 【説明ポイント】 ○社会的なニーズに応えるために、昨年度、JCIを事務局とした「レジャーで使用する個人用の浮力補助具に関する業界の性能基準策定支援技術委員会」において、レジャー用ライフジャケットの業界基準が策定された。 ○この委員会には、釣り、カヌー、ラフティング、救命胴衣の有識者、関係官庁が参加。 ○報告書はJCIのHPに掲載されており、公開基準となっている。
  4. 【説明ポイント】 ○JCIによる性能確認の結果、「レジャー用ライフジャケットの性能確認試験基準」を満たしているものには確認済マークが貼付・明示される。 ○確認済マークについては検討中。 ○「レジャー用ライフジャケットの性能確認試験基準」に従い、製造者が推奨する使用用途が明示される。 ○ユーザーは、JCIの確認済マーク及び製造者が明示した使用用途を確認することで、使用目的に応じて一定の性能要求を満たしたものであることを認識し易くなる。