「イシューからはじめよ」読書メモ2

読書メモ
イシューからはじめよ
その2

イシューからはじめよ
知的生産の「シンプルな本質」
安宅和人 2010年英治出版

第1章イシュードリブン
「解く」前に「見極め
る」
を読んでのメモ

「今、本当に答えを出す
べき問題であり、かつ答
えを出せる問題=イ
シュー」は、僕らが問題
だと思う対象全体の1%ほ
どに過ぎない。
p.73

1. 本質的な選択肢である
答えが出ることでそこか
ら先の検討に大きな影響
が出るもの

2. 深い仮説がある
常識を覆すような洞察
新しい構造
共通性・関係性・グ
ルーピング・パターン

3. 答えが出せる
「重要であっても答えを
出せない問題」に手を出
してはいけない

仮説を立てることについて

仮説によりやることを明確化
・予想される答えの形
・情報、分析すべきこと
・分析結果の解釈

仮説がしっかりしていないと
回り道で無駄な作業が増える
→生産性が落ちる

イシューや仮説を「明
確な言葉で表現」する

1. 主語と動詞を入れる
日本語はあいまいでも成立
してしまうので意図的に入
れる

2. WHYよりWHERE, WHAT,
HOW
「なぜ？」は答えが明確に
なりにくい

3. 比較表現を入れる
「Aではなく、むしろB」と
することで、何を検証すべ
きか明確になる

チーム内で認識を一致させる
ために「明確な言葉で表現」
する

イシューを見極めるための情
報収集の3つのポイント

1. 一次情報に触れる
現場では無関係のはずのも
のが隣接、またはその逆が
よくある
一次情報を得た上で、現場
の人、専門家の意見を聞く

2. 基本情報をスキャンする
全体を広く捉える
数字・問題意識・フレーム
ワークを整理

3. 集め過ぎない、知り過ぎ
ない
情報量が「頭打ち」するポ
イントがある
知り過ぎると枠にはまった
知恵しか出なくなる

イシューが見つからない時の
5つのアプローチ

1. 変数を削る
要素を削るまたは固定する
例) SNS → ブログ

2. 視覚化する
空間や順番を図にする
軸を想定してグラフにする

3. 最終形からたどる
「最後に欲しいもの」から
何を明らかにする必要があ
るかを検討する

4. だから何？を繰り返す
トヨタ生産方式の「なぜな
ぜ分析」の類似
一人でやるよりチームでや
ると有益

5. 極端な事例を考える
変数を極端な値に振って考
える
例) 市場が10倍または1/5
になったら…

本当に取り組むべき「価値の
ある問題=イシュー」を見極
めることがスタートとなる
イシュードリブン

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