Global Microsoft365 Developer Bootcamp 2020 TOKYOのセッション資料です。 ハンズオン資料はになります https://github.com/Takas0522/m365-dev-bootcamp-01

1. Microsoft Graphのことはじめ

2. 誰？
@DevTakas
Angular / Azure / .NET Core / Azure DevOps / Microsoft Graph

3. 誰？
ブログやってます
http://takasdev.hatenablog.com/
「はまったりひらめいたり…とか…」

4. おしながき
1. Microsoft Graphについて
2. 認証について
3. リソースを眺めてみる
4. Microsoft LearnでGraphを体験する
Advanced

5. Microsoft Graphについて
Microsoft Graph は、Microsoft 365 のデータとインテリジェンスにアクセスするための入り口です。
これにより、Microsoft 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security で膨大なデータにアクセ
スするために使用できる統合プログラミングモデルが提供されます。 Microsoft Graph の豊富なデー
タを使用して、数百万人のユーザーを操作する組織やコンシューマー向けのアプリを作成できます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/overview より引用
Microsoft Graph API は、Microsoft 365 サービスのリソースとして公開されている豊富なユーザー中
心のデータおよび分析情報にアクセスできるように単一のエンドポイントである
https://graph.microsoft.com を提供します。 REST Api または Sdk を使用して、生産性、コラボ
レーション、教育、人と workplace のインテリジェンスにまたがるシナリオをサポートするエンドポ
イントおよびビルドアプリにアクセスすることができます。 Microsoft Graph には、ユーザーとデバ
イスの id、アクセス、コンプライアンス、セキュリティを管理し、データ漏洩や損失から組織を保護
するための強力な一連のサービスも含まれています。

6. Microsoft Graphについて
- もうちょっと詳細に…
• Microsoft365は多くのデータを所有している
• メール、予定、Teamsのチャット、ユーザー、グループ、etc…
• ADで管理されているWindowsマシンやADセキュリティ情報なども
• その情報にアクセスするためのエンドポイントがある
• https://graph.microsoft.com
• WebAPIを介してあらゆるところから膨大なデータにアクセス
できる様になる

7. Microsoft Graphについて
- もうちょっと詳細に…
Web Application
Mobile Application
Win Application
Batch Application

8. Microsoft Graphについて
- できること
• WebAPIを介して多くのことが実行可能になる
• ADユーザーやグループ情報の取得や更新…
• 社内システムの連携なんかが捗りそうですね
• メールの取得や送信
• バッチからのメール送付なんかが簡易に行えそうです
• 予定データの取得や更新
• 予約管理や予定作成の自動化が期待できます
• Teamsへの投稿
• システムからのアラートの通知が簡易に行えそうです

9. 認証について
- 基本
• MS Graphデータのアクセスには当然認証が必要
• アクセストークンを用いた認証
• アクセストークンはMicrosoft IDプラットフォームから取得

10. 認証について
- アクセストークン取得に必要なもの
• AzureADアプリケーションの登録
• Graphアクセス許可の設定
• スコープの設定

11. 認証について
- AzureADアプリケーションの登録

12. 認証について
- AzureADアプリケーションの登録

13. 認証について
- スコープについて
• ADにログインできる=ADの情報をやりたい放題なわけがない
• ADアプリケーションにデータのアクセス許可を割り当てる
• ユーザー参照、メール送信、グループ参照…等など
• 認証に使用したADアプリケーションに基づくアクセス許可
• Admin権限相当のユーザーであっても

14. 認証について
- スコープの設定について

15. 認証について
- 認証フロー(一例)

16. 認証について
- アクセストークン取得に必要なものをちょっと図解①
Client
AD Application
ユーザー情報にアクセスするための
アクセストークンがほしい

17. 認証について
- アクセストークン取得に必要なものをちょっと図解②
Client
AD Application
・ADに存在するユーザーだし
・自分はユーザー情報にアクセスすることができるし…
いいよ(アクセストークン返却)

18. 認証について
- アクセストークン取得に必要なものをちょっと図解③
Client
AD Application
MS Graph
このアクセストークンで
ユーザー情報見せて！

19. 認証について
- アクセストークン取得に必要なものをちょっと図解④
Client
AD Application
MS Graph
ユーザー情報にアクセスできるトークンだし
いいよ

20. 認証について
- 認証をサポートしてくれるライブラリ
• ADAL
• .NET/JS/Java/iOS/Python 用のライブラリあり
• Azure AD v1.0 エンドポイント用アプリケーション
• ほぼメンテナンスモード
• MSAL
• .NET/JS/Java/iOS/Python 用のライブラリあり
• Azure AD v2.0エンドポイント用アプリケーション
• 主流/推奨はこちら
• msalでもmsal.jsはv1系、v2系で取り扱い方が大きく違うので注意
• v1系：msal.js
• v2系：@azure/msal-browser

21. ライブラリ
- Graph操作を支援してくれるライブラリ
• 多くのプラットフォームのライブラリが提供されている
• Android/iOS/.NET…
• どのような種類があるかは下記を参照に
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/sdks/sdks-overview

22. リソースを眺めてみる
• てっとりばやくGraphを試したかったらGraph Explorer
• https://developer.microsoft.com/ja-jp/graph/graph-explorer

23. リソースを眺めてみる
- User
• https://docs.microsoft.com/ja-
jp/graph/api/resources/user?view=graph-rest-1.0

24. リソースを眺めてみる
- Calendar
• https://docs.microsoft.com/ja-
jp/graph/api/resources/message?view=graph-rest-1.0

25. リソースを眺めてみる
- クエリオプション
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/query-parameters
• OData v4 クエリ言語と互換性あり
• クエリオプションによるデータ制御が可能
• $select / $filter / $orderby などが使用できる

26. Microsoft LearnでGraphを体験する
• 入門編
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/msgraph-build-
aspnetmvc-apps/

27. 今回のハンズオン
• https://github.com/Takas0522/m365-dev-bootcamp-01
• Docsで提供されているチュートリアルの和訳したもの
• まだ翻訳されていない
• User情報とCalendar情報を取得してWeb表示するもの
• ASP.NET Core MVCで構築されている

28. Microsoft LearnでGraphを体験する(Advanced)
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/m365-
msgraph-associate/
• 中身に7モジュールあります
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/store-
access-data-cosmos-graph-api/

29. 参考
• Microsoft Graph の概要
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/overview
• Microsoft Graph の認証と承認の基本方法
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/auth/auth-concepts
• Microsoft ID プラットフォームと OAuth 2.0 認証コード フロー
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/develop/v2-oauth2-auth-code-flow
• Azure Active Directory 認証ライブラリ
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/azuread-dev/active-directory-
authentication-libraries
• Microsoft ID プラットフォームの認証ライブラリ
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/develop/reference-v2-libraries
• クエリ パラメーターを使用して応答をカスタマイズする
• https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/query-
parameters?context=graph%2Fapi%2F1.0&view=graph-rest-1.0