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2015年4月29日(水・祝)
第2回キャリア教育コーディネーター全国大会
【問い合わせ先】
 NPO法人DNA ( Design Net-works Association )
 代表理事 沼田 翔二朗
※本資料の無断転載は禁じます。     Copyright (C) 2015 DNA All Rights
Reserved.
高校生のライフデザインに関する一考
察
∼ARCSモデルを活用して∼
■本報告の構成
2015/4/29
2
■1.本報告の目的
■2.高校生のライフデザインに関する実
態
■3.動機づけの理論:ARCSモデル
■4.ライフデザインを考える教育機会
■5.考察・結果
2015/4/29
3■1.本報告の目的
【目的】
高校生が自らのライフデザインを考える授業を、動機
づけ理論(ARCSモデル)から考え、考察することが
目的。
特にNPO法人DNAが、群馬のとある高校と協働で
実施した「高校生のライフデザイン講座」を受講する
高校3年生15名に対して行った
「自分の将来についての意識調査」の結果を用いる。
【仮説】
ライフデザイン(自分の将来)を考える教育機会にお
いては、学習者の動機付け理論が、効果測定をする上
で、有効なのではないだろうか。
2015/4/29
4■2.高校生のライフデザインに関する実態
【調査目的】 
高校生の将来イメージ、特に「結婚・妊娠・子育て・
仕事」に関する価値意識を把握する。
【調査日時】 
2014年9月(授業前)と2015年2月(授業後) 計2回
【調査方法】 
質問紙による調査
【調査対象】 
吉井高等学校3年生15名  
2015/4/29
5■2.高校生のライフデザインに関する実態
 【調査結果(授業前)】
 ●『自分の将来が不安だ』                           
    「そう思う」 87%  >  「そう思わない」 13%
 ●『目指している人や憧れている人がいる』                 
    「いる」  47%  <  「いない」 53%
 ●『仕事は楽しいものだと思う』                        
    「そう思う」 40%  <  「そう思わない」 60%
 ●『将来、結婚・出産しても働き続けたいと思う』
    「そう思う」 80%  >  「そう思わない」 20%
 ●『自分の意見を言うのは好きな方だ』                   
    「そう思う」 33%  <  「そう思わない」 67%
 ●『自分の働きかけによって、物事が少しよくなると思う』         
    「そう思う」 40%  <  「そう思わない」 60% 
2015/4/29
6■3.動機づけの理論:ARCSモデル
J.mケラー(1984)が、学習意欲に関する概念を4つに分類で
きる
ことを見出し、学習者の動機づけを高める方法をモデル化した
もの。
①attention:注意
②relevance:関連性
③confidence:自信
④satisfaction:満足感 C
研修の企画や
教材開発時に
4つの視点を確認する。
2015/4/29
7■3.動機づけの理論:ARCSモデル
①注意
 ・関心を獲得する
②関連性
 ・肯定的な態度に作用する
  ニーズやゴールを満たす
③自信
 ・自分の工夫次第で成功
  できることを実感する
④満足感
 ・報酬によって達成を強化
学習意欲が高まるポイント
2015/4/29
8■3.動機づけの理論:ARCSモデル
主分類枠	
  定義	
  作業質問	
 
注意	
 
(Attention)	
 
学習者の関心を獲得する。
学ぶ好奇心を刺激する。	
 
どのようにしたら、この学習体験
を刺激的でおもしろくすることが
できるだろうか?	
 
関連性	
 
(Relevance)	
 
学習者の肯定的な態度に作
用する個人的ニーズやゴール
を満たす。	
 
どんなやり方で、この学習体験を
学習者にとって意義深いものにさ
せることができるだろうか?	
 
自信	
 
(Confidence)	
 
学習者が成功できること、
また、成功は自分たちの工
夫次第であることを確信・
実感するための助けをする。	
 
どのようにしたら学習者が成功す
るのを助けたり、自分たちの成功
に向けて工夫するための手がかり
を盛り込めるだろうか?	
 
満足感	
 
(Satisfaction)	
 
(内的と外的)報酬によって
達成を強化する。	
 
学習者がこの経験に満足し、さら
に学び続けたい気持ちになるため
には何をしたらよいだろうか?	
 
■図表1 ARCSモデルの分類枠・定義・作業質問
2015/4/29
9■3.動機づけの理論:ARCSモデル
主分類枠	
  方略	
 
注意	
 
(Attention)	
 
・A1 知覚的喚起:	
 
・A2 探究心の喚起:
・A3 変化性:	
 
関連性	
 
(Relevance)	
 
・R1 目的指向性:
・R2 動機との一致:
・R3 親しみやすさ:	
 
自信	
 
(Confidence)	
 
・C1 学習要件:
・C2 成功機会:
・C3 個人的なコントロール:	
 
満足感	
 
(Satisfaction)	
 
・S1 自然な結果:	
 
・S2 肯定的な結果:
・S3 公平さ:	
 
■図表2.ARCSモデルの方略
10■3.動機づけの理論:ARCSモデル
数学的リテラシー(PISA2003より)
(出典)国立教育政策研究所 生徒指導研究センター「キャリア教育は生徒に何ができるのだろう?」(高等学校向けキャリア教育推進パンフレット)(平成22年2月)
■4.ライフデザインを考える教育機会
11
「浮気されるかどうか心配
です」
※本資料の無断転載は禁じます。     Copyright (C) 2015 DNA All Rights
Reserved.
15人中13人
実施前の“将来”(特にライフイベント)の実態
2015/4/29
12
(1)ゲストティーチャーからの結婚体験談等を伺う
■4.ライフデザインを考える教育機会
(2)事業所訪問∼産婦人科病院での赤ちゃん抱っこ体験
(3)グループ学習∼高校生と大学生が一緒に
(4)成果報告∼これまでの学習内容について報告
実際に発表した内容
2015/4/29
13
仕事・家庭妊娠・出産結 婚
一連のライフプロセスを3つに分けて、
学んだことを発表しました。
男女ともに充実し
た
結婚生活を
送るために
男女ともに安心
して妊娠・出産す
る
(支える)ために
男女ともに
仕事と家庭を
両立するために
■4.ライフデザインを考える教育機会
2015/4/29
14■5.考察・結果
 【調査結果(授業前)】
 ●『自分の将来が不安だ』                            
   「そう思う」  8%  >  「そう思わない」 92%
 ●『目指している人や憧れている人がいる』                 
   「いる」  77%  <  「いない」 23%
 ●『仕事は楽しいものだと思う』                        
   「そう思う」 92%  <  「そう思わない」 8%
 ●『将来、結婚・出産しても働き続けたいと思う』
   「そう思う」 100% >  「そう思わない」 0%
 ●『自分の意見を言うのは好きな方だ』                   
   「そう思う」 85%  <  「そう思わない」 15%
 ●『自分の働きかけによって、物事が少しよくなると思う』         
   「そう思う」 92%  <  「そう思わない」 8% 
2015/4/29
15■5.考察・結果
主分類枠	
  方略	
  授業工夫	
 
注意	
 
・A1 知覚的喚起	
 
学習者の興味・関心を基にした授業設計
(自分の将来を楽しみにしよう!)	
 
・A2 探究心の喚起	
 
学習者が持つ意見・考えとは、全く異なる実社会の
現状の提示(ゲストティーチャー、事業所訪問)	
 
・A3 変化性	
 
数値的情報の提示と体験(ゲストティーチャー、事
業所訪問)の繰り返し	
 
関連性	
 
・R1 目的指向性 	
  「自分の将来」に関連があることの掘り起し	
 
・R2 動機との一致	
  体験終了後のテーマ決めを学習者に決定させる	
 
・R3 親しみやすさ	
 
大学生のサポートとゲストティーチャーによる話題
提供	
 
自信	
 
・C1 学習要件	
 
体験して学習したことを、
学習内容のテーマとして設定する	
 
・C2 成功機会	
 
小さな成功体験の積み重ね(質問→意見出し→リハ
→中間報告→リハ→最終報告)	
 
・C3 個人的なコントロー
ル	
 
大学生サポートによる変化の瞬間の見極め	
 
満足感	
 
・S1 自然な結果	
  自分と異なる他者の前での報告会での発表	
 
・S2 肯定的な結果	
  報告会後の参加者による声掛け	
 
・S3 公平さ	
  報告会参加者アンケートの提示	
 
■図表4 「ARCSモデルと連動した授業工夫」
2015/4/29
16■終わりに
ARCSモデルを導入する際のポイント
「R(関連性)」&「S(満足感)」 

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