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Similar to ポプラ社「図書館マルシェ」発表資料(宮澤優子) (20) Editor's Notes ・ICT「?」と書いたのjは、機器だけ来ても「C」の部分ができていないから、正確には「IT」が来て、使って「ICT」にするのかなあ?と
・これって、ちょっとGIGAスクール構想にも言えることかもしれないと思っている
・タブレットが来たらOK?なのか ・学校図書館の三つの機能「読書センター」「学習センター」「情報センター」
・これは文部科学省の定める「学校図書館ガイドライン」にうたわれているもので、これらの機能がすべてそろい、適切にバランスよく機能してこそ学校教育に資することができる学校図書館
・ところがこれまでの学校図書館の機能は、これまでながらく「読書センター」が中心であったので、それ以外の二つの機能は未発達
・しかし、新学習指導要領ではこれまで以上に言語活動の充実や探求的な学習などの位置づけが重要となり、学校図書館が教育に果たす役割はますます大きくなっていくことが確実
・学習センター、情報センターとしての機能充実は、今後の学校図書館における重要課題 ・H31年4月、着任時から図書館蔵書管理システムが稼働
・そのシステムのためのプリンター
・そのシステムのためのLAN
・5、6年生には一人一台「ドリル用」タブレット
・ドリルにしか使われていなかった
・Wi-Fiも5、6年生教室のみ
・R2年8月の状況
・★印は校内にあったものを流用(たくらみ)
・昨年度末の予算をかき集めて、普通教室と図書館でWi-Fiが使えるようにAP整備
・職員には一人一台のPC、セブンのままだったりWebカメラなかったり
・授業者用タブレット確保(ドリル用から流用)
・とりあえずやりたかったことが大体できるようになっている(もくろみ)
・じゃあ、どんなすごいことやってるの?と言われると困る
・ICTの導入によって使えるものが増えた
・最先端なものはとくにない
・その「使えるもの」をどう使うか?何に使うか?
・そこに目論見がなければいくら道具があっても宝の持ち腐れ
・1年生での図鑑の授業
・パワポで教材
・毎年漏れがなく
・ブラッシュアップしながら
・高森町子ども読書支援センターとして、町内の学校での教材共有の推進
・そのための体系的内装計画や教材作成を進めている ・図書委員会の活動
・活動に制限があってもできることを探る ・「小学生にインターネットで調べ学習させるって、本当に成立するんでしょうか?できますか?」
・そもそも「本当に成立するんでしょうか?」という疑問を持っている・図書館の時間で①まずはタブレットの操作の基本のキ!電源の入れ方、切り方、ブラウザや検索エンジン、検索窓、キーボードの出し方・位置の動かし方、+とーと□と×
・スクロールにタップにピンチインとピンチアウト②そして検索の基本のキ!・高森町は長野県と熊本県に両方あるから、こういう時の教材としては色々ありがたい
・自分が欲しい情報に絞っていく過程を、ヒット数できっちり確認しながら・キーワードってなんぞ?・まずはとにかくand検索・画像検索ってのがあってだなあそしてそもそもキーワードが思い浮かばない(だって「知らないこと」を習う過程で調べるんだもん、考えてみたら当たり前!)時の、本と類語辞典と百科事典・何を調べるのか?を全員でおさえ、キーワードを教科書とポプラディアネットからピックアップ ・情報の探し方(本もネットも)、信頼性、タブレットの超基本操作を図書館が請け負った
・使い勝手が検証された学習カード(この時は情報カード)の提供
・タブレットで調べることに関しての感想。・ネット読んどると何調べとるかわからんくなる・いっぱいキーワード入れると出てこんし、ちょっとにすると山ほど出てくる・最初の方はおんなじような情報ばっか!
・本の方が楽だ!(もちろん本も用意してあるぞ!)・「社会」だもんで、全部最後に「社会」ってキーワード入れたらすごいいいやつ出てきた!(お前さん、やるなあw)・やっとるうちに出てきたことがすごくおもしろくて、違うことも調べたくなった・出典むずかしい・キーワードの組み合わせの順番とか、ひらがなにしたりとか、それで出てくる順番(とか出てくるもの)が違うの?・○○君がどうしてあの動画のとこに行けたのか教えて欲しかった・わからんことを調べて調べて調べて、ってやって、すぐまた戻ってこれるの便利!
・今度は国語科
・「作家で広げるわたしたちの読書」
・でも学校の蔵書はそこまで作家で広げられるほどコレクションがない
・作家で広げられるような読書体験が乏しい場合もある
・子どもたちをどこで本に出合わせるか?
・カーリルブックウォーク、WebOPAC、各種横断検索、オンライン書店、書評サイト
・好きな本の関連書籍を提示してくれるアルゴリズム
・図書館司書の読書案内は必須だけれど、いっぺんにひとクラス短時間で対応するための一つの手段
・本の手配は町の図書館へ、広域ネットワークの120万冊の蔵書というバックアップ
・それもWebで検索できる
・電子書籍で見つけた子 ・夏休み明けのブックトーク
・貸出期限が来て返却した、家族の本、様々な事情で手元にない本は、書影をタブレットで出す
・読みたい本もチェック(発表者のカードのシールを貼る)
・手配もする
・4年生と校内でZOOM
・最初に簡単なレクチャーをし、いったん図書館でつなぐ
・タブレットを持って校内の下院今日のある場所へ異動してつなぐ
・音声を自分たちでミュートコントロールしながら、今どこにいるのかをみんなに報告
・子どもたちの反応「すごい!」「これか!」(大学生の兄弟が自宅でオンライン授業を受けている)
・担任の反応「アカウント取ります!」(=ホストになりたい)
・校内に散らばっての作業や、調査がこれでできる、可能性が広がる ・図書館が情報センターであることを内外でアピールするためのたくらみ
・学校の業務のICT化に手を出し口を出し、分掌に便乗する
・そしてこれは学校図書館法の第二条に教員の利用に供する(「児童又は生徒及び教員の利用に供することによつて、学校の教育課程の展開に寄与する」)と掲げられているあたりへの、図書館としての答えの一つなのかもしれない