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Panasonic Npo Support Fund@NPOMAP#3
- 4. Panasonic NPOサポート ファンド
助成事例紹介
■アクセス 共生社会をめざす地球市民の会
基本的人権の尊重された平和なアジアをつくりあげることを目的に、
主にフィリピンで活動する国際協力NGO
課題 ・日本の事務局体制が脆弱
'事務局長もボランティアで、常勤スタッフ0人(
・事務局専従職員の配置
・インターンの活用など事務局体制の強化
対策 ・ボランティアスタッフの人材育成研修
・広報・資金調達力の強化
・既存の会員や支援者への対応能力向上
・会員、支援者、スタディツアー参加者、講師派遣要請、
成果と 団体への問い合わせ等の増加
波及効果 ・財政状況の改善
・現地事業の量的拡大
・企業との協働プロジェクト実施
4
- 5. Panasonic NPOサポート ファンド
助成事例紹介
■中部リサイクル運動市民の会
地域に暮らす一人ひとりが、主体的に循環型社会を選択できる「地域循環
型市民社会」の構築を目指して1980年より活動を展開
課題 ・創始者から、スタッフによる共同代表制への転換に伴う
新たな運営体制の確立
外部専門家登用、スタッフ全員参加形式での
対策 ・長期ビジョンと活動方針の策定
・中期ビジョンと行動計画の策定
・10年後、3年後のビジョンを明確にし、年度計画を策定
・スタッフ全員が、会の役割や方向性を共有し、既存事業
成果と を可視化し、「リゾーム'根茎(型組織」へ転換
波及効果 ・新しいビジョンに基づき、パンフレット・ホームページを
改訂し、社会に発信
・NPOの世代交代モデルをホームページで公開し、共有
5
- 6. Panasonic NPOサポート ファンド
助成事業内容
環境分野
事務局の体制強化、中期計画策定
広報基盤強化
67%
新規事業の開発
43%
スタッフ・専門家等の育成
31%
助成事業種別'2007~2010(
6
- 7. Panasonic NPOサポート ファンド
助成事業内容
子ども分野
スタッフ、コーディネーター、
相談員等の育成
94% 教育の場づくり・相談拠点の
充実
プログラム評価・新規事業の
開発
20% 12%
助成事業種別'2007~2010(
7
- 10. パナソニックの経営理念と事業哲学
創業者
の
事業哲学
松下幸之助
①社会の公器
②お客様第一
創業者が制定
あらゆる経営活動の根幹をなす、
当社の「経営理念」 ③日に新た
10
- 13. キャパシティビルディング助成と事業助成の違い
活動・事業助成 キャパシティビルディング助成
ひとことで 現場で今足りないもの 継続する力を高める準備を
言うと を補う経費 支える投資
社会の課題や理想の実現 既に実績のある団体の運営の
助成する
を目的に、団体による 安定を目的に、
目的と対象
活動・事業に対して助成 基盤拡充や次の準備に助成
活動・事業を通じた課題
期待される 課題の原因解消や人材の成長、
解決や理想実現とともに、
成果 中期的な「次への備え」の確立
ノウハウの提供なども
現場の業務に責任を持つ
実施責任者 組織運営に責任を負う理事など
スタッフ
川北秀人氏 'IIHOE( Panasonic NPO サポート ファンド 「2011年 贈呈式」
- 14. 助成金をNPOの財政基盤強化に活かす
内 発 的
会費や寄附を増やす 自主事業力をつける
Ⅰ-① Ⅱ-①
支 援 性 対 価 性
Ⅰ-② Ⅱ-②
助成金 受託事業力をつける
外 発 的
助成金はⅠ-②の財源。
・その財源で効果的に事業を展開したり組織基盤を固めるとともに、
・その実績をⅠ-①、Ⅱ-①、Ⅱ-②の財源の拡充にどう結びつけるかが鍵。
山岡義典氏 '市民社会創造ファンド( Panasonic NPO サポート ファンド 「2011年 贈呈式」
- 15. 助成のねらい
アウトカム/社会課題解決に貢献
C事業
事
業 B事業
助 支援
成
15
- 16. 助成のねらい
N アウトカム/社会課題解決により貢献
P
O 大きく成長!
サ
ポ
ー
ト
フ
ァ
ン
ド
支 キャパシティビルディング
援 マネジメント力
マネジメント力
人材育成 事業の開発 の強化
の強化
16
- 18. Panasonic NPOサポート ファンド
プログラムの特徴 2
中間支援NPOと協働で企画開発・運営
企業とNPOそれぞれの強み
企業 中間支援NPO
・資金 ・市民活動についての専門性
・経営ノウハウ ・NPOの現状理解
・人材 ・NPOの立場にたったアドバイス
・施設・製品・技術 ・NPOと企業のコーディネート
パートナーシップ
NPOの現場に即した効果的な助成プログラムを提供
18
- 19. Panasonic NPOサポート ファンド
プログラムの特徴 3
コミュニケーション、情報の発信・共有
・ キャパシティビルディング ワークショップ&公募説明会
・ 候補団体のヒアリング
・ 贈呈式、キックオフ セミナー、交流会
・ 中間インタビュー
・ 成果報告会、交流会
19
- 20. Panasonic NPOサポート ファンド
設立の背景'2000年当時の課題認識(
●毎年の活動資金を助成金で調達 負
の
●活動規模、プロジェクト規模が徐々に拡大 ス
パ
●もっと多くの助成金の獲得へ! イ
'But 事業を運営する人の稼動資金は手当てされず( ラ
ル
●助成金への依存度が高まる
'活動の展望が助成金ベースの単年度に偏る(
●大きな活動、プロジェクトを実施するため
助成金管理の手間'報告書等(が増大
疲弊感・組織の成長実感なし
20
- 21. Panasonic NPOサポート ファンド
設立の背景'課題と解決策(
●NPOや市民活動が成長・発展していく資金助成は
どのようなものだろうか?
●NPOの組織力を強化しなければ、
活動の持続可能性は危ういのではないだろうか?
市民活動の持続・発展をねらい、
キャパシティビルディング
組織基盤強化を支援する助成金
21
- 23. Panasonic NPOサポート ファンド
キャパシティビルディングの有効性の検証
NPO法人 パブリックリソースセンターによるプログラム評価
「過去の助成先におけるキャパシティビルディング事業の検証」、
および「助成プログラムの有効性」についての評価
①助成先団体へのアンケート実施 '112団体(
・財政規模、財源構成、会員数、職員数等の変化
・意識の変化、事業基盤の強化、認知度の向上
・主要事業のアウトカムの改善・向上
・キャパシティビルディングの支援ニーズ 等
※アウトカム=社会に実際に生じた変化・影響
②過去の助成先団体への個別ヒヤリング '17団体(
23
- 24. Panasonic NPOサポート ファンド
キャパシティビルディングの有効性の検証
団体の組織基盤強化につながる
あまり解決 大いに
◆組織運営上の課題が解決
されなかった 解決された
2.4% 8.3%
◆財政規模
・総収入が助成後に60%増
・その後も年平均36%成長
ある程度 かなり
解決された 解決された
◆人員体制
46.4% 42.9%
・有給スタッフが増加
・無給スタッフが減少
24
- 25. Panasonic NPOサポート ファンド
キャパシティビルディングの有効性の検証
事業成果の改善・向上につながる
◆7割の団体で主要事業の成果が
改善・向上
わからない
17% ◆アウトプット'実施結果(の変化
・受益者数の拡大
変化はない ・事業の全国展開など
13% 改善・向上した
70% ◆アウトカム'起した影響(変化
・他団体への波及
・新しい概念の社会での定着など
- 26. Panasonic NPOサポート ファンド
キャパシティビルディングの有効性の検証
アウトカムの改善に貢献したとみられる項目
・会員、ボランティア、寄付者等のモチベーションアップ
・組織運営におけるPDCAサイクルへの意識の向上
・既存事業の展開力の強化
・事業評価・改善能力の強化
・資金調達能力の向上
・企業との連携
・専門機関、大学等との連携
キャパシティビルディングが
事業成果の向上・発展につながる
26
- 28. Panasonic NPOサポート ファンド
選考基準 '第2ステージ(
1 活動実績が先駆性や独創性の観点から優れているか
2 組織基盤や運営上の課題が明確か
3 活動・組織の将来ビジョンや基盤強化の目標が明確か
4 基盤強化の取り組み内容が十分に計画されているか
5 基盤強化により持続的な成長や発展が期待できるか
6 社会ニーズへの対応や波及効果が期待できるか
28
- 29. Panasonic NPOサポート ファンド
応募用紙 記入項目 '第2ステージ(
記入内容が不充分な項目
・ 活動ビジョンと目標
・ 組織運営上の問題点と課題分析
・ キャパビル事業の目標
-組織基盤への影響・成果
-団体の活動への影響・成果
-社会への影響・成果
・ 目標達成度を評価するための方法と指標
29
- 30. Panasonic NPOサポート ファンド
第3ステージの企画・開発
効果的で戦略的なキャパシティビルディング助成の展開
・組織課題の抽出・深掘り、
組織診断
優先課題の設定
・目標の設定、課題解決
自己変革 組織の大改革
30
- 31. Panasonic NPOサポート ファンド
第3ステージの企画・開発
効果的で戦略的なキャパシティビルディング助成の展開
2段階で助成
多様な視点、第三者の客観的な視点を
組織診断助成 入れて組織診断を実施
組織課題を抽出し、課題解決策を策定
組織診断助成を受けた団体から選考
キャパシティ
キャパシティビルディングのための
ビルディング助成 具体的な計画を立案し実行
31
- 32. Panasonic NPOサポート ファンド
選考基準 '第3ステージ(
1 活動の社会的意義が高く、先駆性や独創性の観点から
優れているか
2 組織診断に取り組む背景・問題意識・目的が明確か
3 組織や活動の成長・発展に取り組む時期として適切か
4 組織診断に取り組むことで、組織を自己変革できるか
5 創造的な活動に取り組み、社会変革への貢献が期待
できるか
32
- 33. Panasonic NPOサポート ファンド
キャパシティビルディング支援 今後の展望
◆NPOサポート ファンド のリニューアル
・さらに効果的な助成プログラムへの改善
・サポート体制の強化
⇒地域の中間支援組織、外部リソースとの連携強化
◆キャパシティビルディング支援プログラムの充実
⇒NPOキャパシティビルディング支援プラットフォーム
33
- 34. NPOキャパシティビルディング支援プラットフォーム
NPOの社会的インパクトの拡大をめざして
NEW
Panasonic NPOサポート ファンド プロボノ
マネジメント講座
'第3ステージ( プログラム
NPO経営全般 ビジネススキルを
の研修 NEW
活かしたキャパシティ
ビルディング支援
キャパシティ
組織診断助成 ビルディング
キャパシティビルディング 助成 マーケティング
ワークショップ プログラム
マーケティング力向上
キャパシティビルディング 組織診断を核とした
の重要性を訴求 による支援者・
キャパシティビルディング
事業拡大支援
キャパシティビルディング キャパシティ
゙意識醸成 課題抽出・解決策立案 ビルディング 事業展開力強化