2018/01/09
Linux女子部 勉強会LT
株式会社 エーピーコミュニケーションズ
横地 晃(@akira6592)
はじめに
Ansible はネットワーク機器にも対応
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とっつきにくさを無くすためのご提案
様々な理由でネットワークエンジニア
にとっては、とっつきくいのでは?
ネットワークエンジニアの皆様がAnsibleを
始めるきっかけになれば幸いです
しかし
そこで
本日扱う「とっつきくい理由」
3
3.「試せるネットワーク機器がない」?
2. 「どのモジュールを使えばよいか分からない」?
1.「TeraTermマクロで十分」?
1.「TeraTermマクロで十分」?
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Ansibleならこんなメリットが
面倒な処理は Ansible におまかせ
・ログイン/ログアウト、モード変更
・エラー処理 ・・・など
1.省力化
Ansible の様々な機能と連携可能
・Zabbix監視対象ホストの連携
・slack通知、ファイル保存・・・など
2. 拡張性
※TeraTerm マクロにも良い面はあります
2.「どのモジュールを使えばよいか分からない」?
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■ 1. コマンドをそのまま指定するタイプから始めるのがおすすめ
- name: show
ios_command:
commands: show version
おなじみ
■ 2. モジュール名である程度判断できる
規則 役割 例
***_command show 系コマンドを実行 ios_command, junos_command
***_config 設定変更系コマンドを実行 ios_config, junos_config
参考: Network Module リスト http://docs.ansible.com/ansible/latest/list_of_network_modules.html
記述例
3.「試せるネットワーク機器がない」?
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仮想環境ならお手軽
vsrx の Vagrant Box で構築する
・ 簡単に検証用 vsrx(Junos)を用意できる
・ ユーザー登録不要、無料
仮想Junos4台とAnsibleホストをVagrantで構築するVagrantfile
http://tekunabe.hatenablog.jp/entry/2017/08/26/junos-ansible-vagrant
(一例)
[その1]
(参考ページ)
3.「試せるネットワーク機器がない」?
7
オランインサービスもお手軽
・ 有料でもなるべく環境構築に手間をかけたくない人向け
・ 要ユーザー登録、有料(4ドル/5h ~)
・ Junos、EOS、IOS-XE、NXOS、ASA
・ Ansibleホスト(Ubuntu)もセット https://labs.networktocode.com/
のラボサービスを利用する
仮想ネットワーク機器のオンラインラボサービスの使い方
http://tekunabe.hatenablog.jp/entry/2018/01/05/ntc_labs
[その2]
(参考ページ)
まとめ
8
試せるNW機器がない
Ansible なら省力化、
拡張性などのメリット
どのモジュールを
使えばよいか分からない
TeraTermマクロで十分
とっつきやすいのがある
仮想環境やオンライン
サービスならお手軽
Ansible は他の構成管理ツールより シンプルで始めやすい ツールです。
サーバーエンジニアだけでなく ネットワークエンジニアにとっても良い道具
になり得ると思いますので、この機会に触り始めてみてはいかがでしょうか。

ネットワークエンジニア的Ansibleの始め方