論文紹介:Content-Aware Token Sharing for Efficient Semantic Segmentation With Vis...
Hyper-V仮想マシンをAzureへV2C移行
1. Hyper-V 仮想マシンを
Azure へ V2C移行
~ Hyper-VのWindows仮想マシンを
Azure ARMへV2C(Virtual to Cloud) ~
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アイティデザイン株式会社
代表取締役社長 知北直宏
‘16/08/27
@くまあず LT
2. Azure に V2C 移行って?
• Hyper-V仮想マシンを、Microsoft AzureのARM
(Azure Resource Managerデプロイモデル)の仮想マシンに
「V2C(Virtual to Cloud)」移行することができます。
(その検証を行った際の手順のメモです。)
• Windows Server 2012 R2のドメインコントローラーと
Exchange Server 2016用サーバーを移行する検証を実施。
• Dドライブにアプリケーションがインストール、
データが格納されているような環境を想定。
• 物理サーバーも、Disk2vhdでHyper-V仮想マシン化することによ
り、同様の手順でAzure仮想マシンに移行できるはずです。
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3. 自己紹介
知北直宏(ちきたなおひろ)Twitter: @wanto1101
アイティデザイン株式会社 代表取締役者社長
福岡で、ITPro、SIerとして、Active Directory、Hyper-V など、
マイクロソフトのサーバー製品の提案・構築・移行・サポートなど担当。
大手、地場インテグレーターさんの後方支援など。
Microsoft MVP (Cloud and Datacenter Management)
マイクロソフトのホワイトペーパー執筆、イベントスピーカー
コラム執筆「Windows Server 活用のススメ」
http://www.bit-drive.ne.jp/wm2003/index.html?mk_type=18
書籍執筆
「標準テキスト Windows Server 2012 R2
構築・運用・管理パーフェクトガイド」
「標準テキスト Windows Server 2008 R2
構築・運用・管理パーフェクトガイド」その他
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2016 年
3月に第4版
発売!!
4. 書籍の紹介
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01章 Windows Server 2012 R2の概要と導入計画
02章 Windows Server 2012 R2の導入
03章 ストレージの管理
04章 ネットワークの管理
05章 ユーザーとグループの管理
06章 Active Directoryの概要
07章 Active Directoryの構築手順
08章 Active Directoryの削除
09章 サイトの構築と管理
10章 RODCの構築と管理
11章 OUの作成と管理
12章 アカウントの管理
13章 グループポリシーの管理
14章 ユーザー環境の管理
15章 Active Directoryの高度な管理
16章 Active Directoryの保守
17章 Active Directoryのマイグレーション
18章 AD CSによるPKI環境の構築
19章 Hyper-Vの概要
20章 Hyper-Vの構築手順
21章 Hyper-VレプリカによるDR対策
22章 ライブマイグレーション環境の構築とHyper-Vクラスター
23章 Windows Server Essentialsエクスペリエンスの活用
24章 WSUSサーバーの構築と管理
25章 DNSサーバーの構築と管理
26章 DHCPサーバーの構築と管理
27章 ファイルサーバーの構築と管理
28章 ダイナミックアクセス制御の利用
29章 iSCSIによるストレージエリアネットワークの構築
30章 WebサーバーとFTPサーバーの構築と管理
31章 Server Coreの利用
32章 NAPによる検疫ネットワークの構築と管理
33章 DirectAccess環境の構築
34章 NLBクラスターの構築と管理
35章 フェールオーバークラスターの構築と管理
36章 パフォーマンス監視
37章 セキュリティ管理
38章 バックアップと回復
39章 障害復旧
5. 移行前の確認
• Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。
– Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。
例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど
– アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた
めのポイントなどを確認しておく。
(そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている
のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。)
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メモ)
マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、
Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。
頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。
Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
8. 参考情報
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Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx
• Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド
• Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作
• Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作
• 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行
• その他いろいろ
リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/
Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/
Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/
11. 移行前後の環境
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移行前 移行後
実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM)
OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2
仮
想
マ
シ
ン
1
役割 ドメインコントローラー ドメインコントローラー
ネットワーク 仮想NIC:1つ、
IPアドレス「192.168.1.43」を静的設定
仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定
(PowerShellで「192.168.1.43」を割り当て)
スペック 割り当てメモリ:2GB Standard_A1
(メモリ:1.75GB)
ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 OS用、ページファイル用 OS用
ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、10GB
用途 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先 Active DirectoryデータベースやSYSVOL保存先
ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ
タイプ (未使用) VHD、容量固定、20GB
用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用
(検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
12. 移行前後の環境(つづき)
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移行前 移行後
実行基盤 Windows Server 2012 R2 Hyper-V Microsoft Azure (ARM)
OS Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 R2
仮
想
マ
シ
ン
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役割 Exchange Server 2016 用サーバー Exchange Server 2016 用サーバー
ネットワーク 仮想NIC:1つ、
IPアドレス「192.168.1.44」を静的設定
仮想NIC:1つ、IPアドレスを動的設定
(PowerShellで「192.168.1.44」を割り当て)
スペック 割り当てメモリ:8GB Standard_A3
(メモリ:7GB)
ディスク1 ドライブレター Cドライブ Cドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 OS用、ページファイル用 OS用
ディスク2 ドライブレター Dドライブ Dドライブ
タイプ VHDX、容量可変、127GB VHD、容量固定、40GB
用途 Exchangeインストール先、データベース保存先 Exchangeインストール先、データベース保存先
ディスク3 ドライブレター (未使用) Eドライブ
タイプ (未使用) VHD、容量固定、285GB
用途 (未使用) 一時ディスク・ページファイル用
(検証のためAzure仮想マシンのサイズはかなり低いものを選択)
13. 移行前の確認
• Azure仮想マシンへ移行可能か確認する。
– Azure仮想マシンとしては実行できない役割や機能がある。
例)DHCPサーバー、WINSサーバー、NLBなど
– アプリケーションをAzure仮想マシンとして動作させるた
めのポイントなどを確認しておく。
(そもそもAzure仮想マシンでの動作をサポートしている
のか、ライセンス的に問題はないか、など確認する。)
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メモ)
マイクロソフトのサーバーアプリケーションをAzure仮想マシンで実行する際のポイント、
Windows Serverの役割や機能のサポート状況がまとめられたKB。
頻繁に更新されるため、まめなチェックが必要。Windows Server 2003系もOKのよう。
Microsoft server software support for Microsoft Azure virtual machines
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2721672
42. 参考情報
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Cloud Platform 関連コンテンツ(Azure自習書などいろいろ)
https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/documents/default.aspx
• Microsoft Azure IaaS リファレンス アーキテクチャ ガイド
• Azure 自習書シリーズ 仮想マシンの作成と操作
• Azure 自習書シリーズ コマンドラインによる仮想マシンの構成と操作
• 物理環境にある Windows Server の仮想化及び Microsoft Azure への移行
• その他いろいろ
リソース マネージャー デプロイ向けに Windows VM イメージを Microsoft Azure にアップロードする
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-upload-image/
Windows Server VHD の作成と Azure へのアップロード
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-createupload-vhd/
Windows 仮想マシンのデータ ドライブとしての D ドライブの使用
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-classic-change-drive-letter/