edX は e-learning の夢を
見るか?
教育学的な立場で見てみた
edXの紹介
わたしについて
去年までセキュリティ診断員やってました
今年はセキュリティ教育のコンテンツ制作
…ということで、今回のネタと遭遇
一応教育学士だったりします
edXとは?
「エデックス」と読みます
ハーバード大学とMITが創設したシステム
MOOC ( Massive Open Online Course )
大規模でオープンなオンライン教育課程
無償で大学レベルの講義を受講できる
ただし、現在は公式な単位取得とはならない
単なるビデオ教材を超えた学習環境を目指す
2012年秋に7つのCourseでスタート
2013年5月には京都大学も参加
どういう UX なのか?
HTML+JavaScript の Web アプリケーション
YouTube などと連携したビデオ再生
対話的環境での視聴と各種操作が可能
要するに普通に「今様」な UX
特記できるような特徴はありません
……なにかアドバンテージないの?
edX に何を期待できるか?
機能的な新規性は皆無
ポジティブにもネガティブにも
ネガティブな要素
これまでのメディア教育システムとの差異はない
制作コストは決して安くない
対話的環境の実装は相応に手間がかかる
ポジティブな要素
ごく普通の Web アプリケーション
UX に関するインストラクションが不要
対話的環境の資源が豊富に蓄積されている
各種メディア教育システムの蹉
跌
教育映画・テレビ番組
対話性がなく一方通行
受講者のレイディネスに対応できない
レーザーディスク( CD-i も同じ)
ランダムアクセスを活かした対話的環境
番組制作のコストが問題
オーサリングシステムが貧弱
ノウハウの不足
遠隔教育
ランニングコスト(衛星中継)
edX は e-learning の夢をみるか?
可能性はある
Internet + PC という廉価で汎用性の高いメディア
PC の能力の向上
Excel の UX が JavaScript で実用となる時代
各種コンテンツの加工(オーサリング)を廉価に実現
26年におよぶ HTML を巡る資源の蓄積
実はこれだけ「長生き」しているメディアはかなり稀
受講者に初期的なリテラシを期待できる
他メディア教育システムの蹉跌に学ぶ
同じ陥穽に落ちない!
Getting Started
Internet + PC の恩恵の大半は学習者側
運用コストの圧縮は期待できない
通常は TA など、運用チームの存在が前提
ローカルで小規模なサービスなら運用可能
番組制作にはメディア教育システムの造詣が必須
STEM (Science Technology Engineering Math ) な視点
ビデオの「尺」問題(各々数分以内に留める)
受講者のレスポンスの統計的解析
教材への迅速なフィードバック
まずは「ドッグフード」を食べる!
edX の「ドッグフード」
DemoX
https://www.edx.org/course/demox-edx-demox-1
受講者側のオリエンテーションのコンテンツ
edX101
https://www.edx.org/course/overview-creating-edx-course-
edx-edx101
番組制作者のためのオリエンテーション
Studio101
Coming Soon...
番組制作者のためのハンズオン
その他のリソース
Building and Runnning an edX Course
http://edx.readthedocs.org/projects/edx-partner-course-
staff/en/latest/index.html
edX の番組制作に必要な技術情報が網羅されている
残念ながらただのドキュメント ☹
edX Research Guide
http://edx.readthedocs.org/en/latest/
これまで紹介してきたリソースのポータル
残念ながら日本語版はまだ無い ☹
edXの運用環境
https://edge.edx.org
edX運用団体が提供している公開環境
公開するコンテンツなら一番簡単
open edX
edX運用団体が提供しているエンジン
Vagrant + VirtualBox のイメージとして配布
GitHub の Wiki に詳細な情報あり(英語)

edX は e-learning の夢を見るか?