12. ライセンス及び製品サポート
• ライセンスと製品サポート
– 無償で入手・利用可能
– vCenter Server 製品及び SnS を購入済みの場合はサポート付き
– 単体でのサポートは、インシデント単位での購入も可能
• 動作環境
– vCenter Converter Standalone 動作する環境
12
Microsoft Windows 32bit 64bit
デ
ス
ク
ト
ッ
プ
Windows XP Professional SP3
Windows Vista SP2
Windows 7
Windows 8
サ
ー
バ
Windows Server 2003 R2 SP2
Windows Server 2008 SP2
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
40. Windows の P2V ベストプラクティス
• P2V 方法の優先順位
1. ホットクローン
2. サードパーティツール
• 転送モードは基本 Volume Base (Block) を利用
40
Third-party ツール
の条件を満たす
OS のホットクローン
サポート
空きディスク容量
200MB以上
ダイナミックディスクを不使用
or ベーシックディスクに変換可
Y
Y
NN Y
新規構築
Start Y
N
N
Exit
Exit
Third-party ツール
を使用
NG
vCenter Converter
Standalone で
ホットクローン
NG
41. Windows OS のチェックポイント (1)
• 利用できる移行手法
– ホットクローン
– Third-party ツール
• 使用するアカウント権限
– Local admin を利用
• 必須 Windows サービス (Hot clone のみ)
– Workstation
– Server
– TCP/IP NetBIOS helper Service
– Volume Shadow copy Service
• 停止するサービス
– 必須サービス以外で停止可能なものは停止
– 特にファイルをロックするようなアプリ
41
42. Windows OS のチェックポイント (2)
• 各コンポーネント間で利用されるポート
– Converter Server ⇔ Remote Windows …… Port 137, 138, 139, 445, 9089
– Converter Server ⇔ ESX ……………………… Port 443, 902
– Source Windows ⇔ ESX ……………………… Port 443, 902
• ディスク
– ファイルレベルのホットクローンを行った場合、ダイナミックボリュームは
ベーシックボリュームに強制変換される
– 移行先の ESXi で作成可能な仮想ディスクサイズを確認 (Block sizeに依存)
• パーソナルファイアーウォール設定
– Windows ファイルとプリンタの共有が利用できるように Firewall が
開いているか確認
• メモリ
– スワップが発生していない状態を確認
42
43. Converter Standalone で利用されるポート:Windows
Managed Destination
ESX/ESXi Host (or via vCenter)
Converter Server
Windows local Converter agent
Powered-On
Windows Machine
VM management
(TCP Port 443)
Converter Client (GUI)
Windows remote source Converter agent
Cloning Data (TCP Port 902)
for remote hot clone
Remote Agent Deployment, Windows File Sharing
(TCP Ports 445, 139 and UDP 137, 138)
HTTP/HTTPS Web service
(TCP Port 443, configurable)
Cloning Data
(TCP Port 902) for local hot clone
Agent connection
(TCP Port 9089, configurable)
Destination Access (TCP Port 443)4
2
1
1
5
2
3
1
2
Agent
43
45. Linux の P2V ベストプラクティス
• P2V 方法の優先順位
1. ホットクローン
2. サードパーティツール
45
OS のホットクローン
サポート
root 権限での
ssh 接続
Third-party ツール を使用
Y
Y
NN
新規構築
Start Y
N Exit
Exit
Third-party ツールの
条件を満たす
NG
Exit
vCenter Converter
Standalone で
ホットクローン
NG
46. Linux OS のチェックポイント(1)
• 利用できる移行手法
– vCenter Converter Standalone または Third-party ツールによる P2V
– vCenter Converter Standalone を使ったホットクローンのみが Linux の
設定変更ま自動で行う。その他の方法では移行後に Linux の設定書き換え作業が発生
• 使用するアカウント権限
– root を利用
• Linux 側で稼働が必須なサービス
– SSH
• 停止するサービス
– 必須サービス以外で停止可能なものは停止
– 特にファイルをロックするようなアプリ
• その他
– Linux のセキュリティ設定は事前に十分確認する
• 移行元 Linux で SELinux を使用し細かい設定をしている場合、SELinux を一時的に無効にするなどの対応が必要
– 通常は細かい設定をせずに使用していることが多いため、SELinux が動作している Linux でもそのまま vCenter Converter
Standalone が利用可能なことが多いが、root に全ての権限を与えない設定をしている場合、P2V に失敗する
46
47. Linux OS のチェックポイント (2)
• ホットクローン利用時の留意点
– 移行先は ESX, ESXi or vCenter のみ
(Workstation や Player、Fusion へは不可)
– Boot Loader 対応は grub のみに対応。Lilo は非対応
– ボリュームベースのホットクローンの場合、LVM2 論理ボリューム以外は
ベーシックボリュームに変換される
– ファイルレベルのホットクローンの場合、ext2, ext3, ext4, and ReiserFS
のファイルシステムは維持される
– ホットクローン時は一時的にヘルパー仮想マシンが利用する IP アドレスが
必要になる (DHCP or Static IP)
– vCenter Converter Standalone を Windows 7
など UAC のある Windows 上で実行する場合、
管理者権限で実行しないと「この操作の実行
権限が拒否されました。」となり実行できない
47
48. Converter Standalone で利用されるポート:Linux
Powered-On
Linux Machine
VM management (TCP Port 443) –
create Helper VM, boot off ttylinux ISO
Disconnect ttylinux ISO, power off
Helper VM
Tar and pipe
files over SSH
(TCP Port 22)
Connect to source
from Helper VM via
SSH (TCP 22)
Helper VM
Converter Helper service
ttylinux ISO
Connect to
Converter Helper
service (TCP 443)
Connect to source via
SSH (TCP 22)
Converter Server
Windows local Converter agent (not used)
Linux Converter agentHTTP/HTTPS Web service
(TCP Port 443, configurable)Converter Client
(GUI)
Managed Destination
ESX/ESXi Host
(or via vCenter)
48
52. トラブルシューティング
再設定
症状 考えられる原因および解決策
Converter fails at 97%
• その OS がサポート対象なのかを確認してください
• 移行元 Windows の boot.ini が書き込めるようになっているかを
確認してください
• パーティションがマルチ OS システム用に選択されていることを
確認してください
• システムボリュームがアクティブになっていることを確認してください
• Disconnect USB media tray on a blade
• 移行元 Windows のレジストリ更新権限が適切に設定されているか
確認してください
• 移行元 Windows OS の不要なレジストリ設定を削除してください
52
移行元の OS 設定が適切で無い場合に
発生することが多いトラブル
53. トラブルシューティング
移行後、仮想マシンの最初の電源 ON 時
症状 考えられる原因および解決策
仮想マシンの起動時に起動ディスクが
見つからないエラーになる
• 再起動して BIOS (F2) に入り起動ディスクを指定する
• ベンダ独自のパーティションやユーティリティパーティションを外して再度
vCenter Converter Standalone を実行する
仮想マシンは起動するが Windows の
ブルースクリーン (STOP Error) で停止し
てしまう
• SCSI コントローラタイプを確認し正しいものを設定する
• 移行元の設定を確認しvCenter Converter Standalone を再実行する
• ハードウエア固有のサービスが起動されていないか、セーフモードで
起動し確認する
ゲスト OS にログインできない
• キャッシュされている資格情報を持つドメインアカウントを
使いログインする
• ローカルアカウントでログインする
• システム修復ディスクを使用し、パスワードを変更する
ログインできたはずだがすぐにログアウト
される
• Windows 2000 などの古い OS の場合はドライブレターが変更され
てしまった(Microsoftのサポート技術情報KB249321を参照)
• Windows のライセンス認証が切れてしまったので、Microsoft へ
電話でのライセンス認証を行う (Windows 2003 以降)
キーボードとマウスが使えない • リモートデスクトップで接続してデバイスを変更する
キーボードの種類が違う
• ログイン後デバイスマネージャで適切なロケールのキーボードに
変更する
53
ゲスト OS の Windows 側に起因するトラブル