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C34 ニッチだけど、社会インフラを支えるデータベース、HiRDB ~HiRDBを選ぶ人、選ばない人、その選択基準とは~ by Taichi Ishikawa
- 1. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
株式会社 日立製作所 情報・通信システム社
ITプラットフォーム事業本部 開発統括本部
ソフトウェア開発本部 DB設計部
主任技師 石川 太一
ニッチだけど、
社会インフラを支えるデータベース
HiRDBを選ぶ人、選ばない人
その選択基準とは
5月31日(金) Session4:16:00~16:45
db tech showcase 2013 Osaka
- 2. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
はじめに
HiRDBが選ばれる理由。
その選択基準やメリット、デメリットをご存知ですか?
日本の社会インフラを支えてきた
HiRDBの存在意義を改めて考えることで、
今、そこにあるデータベースでは
実現できない夢を、現実にします。
- 3. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
アジェンダ
1.どのくらいニッチで、マイナーなのか
2.脱いだら凄いんです
3.凄いけど、使えなければ意味が無い
- 6. © Hitachi, Ltd. 2012. All rights reserved. 5
HiRDBをひとことで言い表すと?
宇宙戦艦ヤマトの、波動砲です
- 8. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 7
波動砲とは
正式名称 : 次元波動爆縮放射機
原理 : 波動エンジン内で発生した余剰次元を
射線上に展開し、発生した超重力で
形成されたマイクロブラックホールが放つ
ホーキング輻射を利用した武器。
効果 : どんな敵も、木端微塵。
- 10. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 9
艦内の全エネルギーを120%放出するため、
発射直後しばらくは、何もできなくなります。
場合によっては、船体が損傷してしまうこともある。
- 12. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 11
まるで、HiRDBなのです。
どんなヤバイ、究極のミッションクリティカルな
システム案件も、一撃必殺で必ず受注できる。
しかし、設計者の殆どが、その案件に注力するため、
その間、他の案件に手も足も出ない。
場合よっては常駐対応で、
SEと共に血を流すことも・・・。
- 13. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 12
・・・。
君の会社の内情なんて、どうでもいいよ。
私たちユーザにとって、どんなDBなのさ。
どうせ、ニッチで、マイナーなんでしょ?
シェアはどのくらいなの?
- 14. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 13
出展:ガートナー 2011/3
http://biz.bcnranking.jp/map/database/
国内RDBMSベンダー別マーケット・シェア
'ソフトウェア売上総額(スクリーンを
ご覧ください
シェアは10%くらいです。
デファクトのデータベースは、
海外製品ですよね!
- 15. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 14
じゃあ、10%の人たちは、
なぜHiRDBを選ぶのか?
- 16. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 15
日本の社会インフラに求められてきたのは?
社会インフラ = 「安心」
証券システム
交通システムテレコム
公共システム、病院
流通システム
証券取引件数
約100万件/s
携帯電話契約件数
数1000万件 新幹線利用者数
約100万人/day
データの保護
受注件数
数10万件/day
製造業
24時間連続操業
- 17. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 16
「安心」を提供する、「ITの責任」とは?
「安心」=「ITの責任」
証券システム
交通システムテレコム
公共システム、病院
流通システム
性能
動き続ける 安全、迅速復旧
使いやすい
製造業
長期保守
強固な
セキュリティ
- 18. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 17
国産DBならではのサポート力が
評価されています。
□ 開発者直結で迅速に対応できる。
□ 最長15年サポートできる。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120613/402264/?ST=ittrend&mkjb&P=2
DBは、ITシステムの根幹だから
スクリーンを
ご覧ください
特に「技術支援」の項目
で高い評価を頂きました。
- 19. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 18
HiRDBは、
迅速かつ長期間のサポートが求められる
日本の公共、金融分野を支えています。
公共
29%
金融
17%通信
12%産業
5%
流通
4%
採用分野 ※
大阪証券取引所
旧株式会社UFJ銀行
肥後銀行
千葉興業銀行など多数
金融系
日本テレビ放送網株
式会社、読売テレビ
放送株式会社など
マスコミ系
某テレコム株式会社など
東急百貨店
名鉄運輸株式会社など
流通系
東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム
解析センターなど
公共・教育系
鉄道情報システム株式会社
'JRシステム(など
交通・運輸系
HiRDBの累計出荷
約85,000サーバ
通信系
※
※1994年~2012年3月(11年度末(までの累計出荷本数から算出
- 20. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 19
業種 顧客名 適用システム HiRDB採用のポイント
公共
社会
2005年愛知万博 様 入退場管理システム サポート'開発者が見える安心感(
東大医科研 ヒトゲノム解析センター 様 遺伝子情報インターネット検索システム 性能'レスポンスが高速で満足(
A市 様 公文書管理システム 信頼性、サポート'国内でのサポート(
A庁 様 情報分析システム 24時間運用、サポート
B庁 様 案件進捗管理システム サポート'国内でのサポート(、価格'ランニングコスト(
A電力 様 配電管理システム 24時間運用、サポート
鉄道会社A 様 チケット管理システム 性能'遠隔地連携(、信頼性'系切替えの速さ(、サポート
金融
千葉興業銀行 様 新営業店、印鑑システム 信頼性、サポート'身近なサポート体制(
三菱東京UFJ銀行 様 新営業店システム 信頼性、サポート'純国産RDBならではのサポート(
大阪証券取引所 様 証券売買システム 価格、性能
A銀行 様 営業店システム パッケージの実績、サポート'長期サポート(
カード管理会社A 様 信用情報、電子申請システム 価格、サポート
A公庨 様 庶務事務、業務委託システム ポータルとの連携容易性、サポート
A損害保険 様 代理店システム サポート、24時間運用、大規模対応
B損害保険 様 DWHシステム 価格、サポート
証券会社A 様 一般振替システム パッケージの実績、サポート
通信
通信会社A 様 顧客管理システム ホスト連携、サポート'国内でのサポート体制(
通信会社B 様 フィルタリングシステム 価格、サポート'自製DBという安心感(
産業
流通
新日本製鐵 様 操業オンラインシステム 24時間運用'再編成中も性能劣化ゼロ(
ユーコープ事業連合 様 新基幹システム セキュリティの高さ、他社DBMSとのデータ連携容易性
A製薬 様 販売受注管理システム サポート'親身なサポートと技術支援(
A産業 様 受注・配送管理システム サポート'国内でのサポート体制(
国産DBベンダにしかできない親身なサポートが
ITシステムの根幹を担うDBAに評価されています。
※事例の詳細はこちら(顧客名が公開された事例のみ) : http://www.hitachi.co.jp/cgi-bin/soft/casestudy/search/casestudy.cgi?r_pno=10002&pno=10002
※DBA:データベース管理者 (Database Administrator) の略
- 21. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 20
そんなにサポートしてたら・・・、
結構、高いんでしょ?
- 22. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 21
高いです。
HiRDBは、1コアで180万円します。
- 23. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 22
圧倒的に、高いです。
ORACLE SEと比べると、10倍高くなる場合もある。
CPU(ソケット)
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
ORACLE Standerd Edition
ソケット単位で課金するので、
1,902,200円
で済みます。
HiRDB Server
コア単位で課金するので、
18,000,000円
のお支払いが必要です。
出展: Oracleテクノロジー製品 日本国内価格表一覧
http://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/e-pl101005-101005a-n-176288-ja.pdf
- 24. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 23
え・・・。そんな価格設定で、売れるの?
CPU(ソケット)
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
ORACLE Standerd Edition
ソケット単位で課金するので、
1,902,200円
で済みます。
HiRDB Server
コア単位で課金するので、
18,000,000円
のお支払いが必要です。
出展: Oracleテクノロジー製品 日本国内価格表一覧
http://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/e-pl101005-101005a-n-176288-ja.pdf
- 26. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 25
こんなこと、やってませんか?
□3台以上のDBサーバで負荷を分散している。
□可用性を確保するため、HAクラスタ構成にしている。
□性能を高めるために、パーティション表を使っている。
□格納効率を高めるために、データを圧縮して格納している。
□セキュリティを高めるために、データを暗号化して格納している。
DBサーバ
共有ストレージ
・・・
DB格納領域1 DB格納領域2 DB格納領域3
関東 関西 東北パーティショニング'分割表(
- 27. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 26
そうなると、Entierprise版が必要ですよね。
価格の差が、逆転します。
CPU(ソケット)
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
コア
ORACLE Entierprise Edition
コア単位で課金するので、
51,630,000円
で済みます。
HiRDB Server
コア単位で課金するので、
18,000,000円
のお支払いが必要です。
出展: Oracleテクノロジー製品 日本国内価格表一覧
http://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/e-pl101005-101005a-n-176288-ja.pdf
□3台以上のDBサーバで負荷を分散している。
□可用性を確保するため、HAクラスタ構成にしている。
□性能を高めるために、パーティション表を使っている。
□格納効率を高めるために、データを圧縮して格納している。
□セキュリティを高めるために、データを暗号化して格納している。
- 28. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 27
つまり、こういう要件をクリアしなければならないシステムでは、
HiRDBが売れてます。
□3台以上のDBサーバで負荷を分散している。
□可用性を確保するため、HAクラスタ構成にしている。
□性能を高めるために、パーティション表を使っている。
□格納効率を高めるために、データを圧縮して格納している。
□セキュリティを高めるために、データを暗号化して格納している。
結構、ありますよね。
とくに社会インフラを支えるシステムでは、
必頇なんです。
- 29. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 28
でもさ・・・。
ORACLE EEと比べたら、
安かろう、悪かろう、なんじゃないの?
どうせ機能が足りないんだろ?
- 30. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 29
'○:代替可能、×:代替機能なし(
大分類 ORACLE EEになる前提機能 HiRDBの対応機能 必要なHiRDBのオプション
可用性
Total Recall ○ 改ざん防止機能 なし
Active Data Guard ○ リアルタイムSQLレプリケーション なし
Flashback Table, Database and Transaction Query × 該当機能なし ー
拡張性
Real Application Clusters ○ 影響分散スタンバイレス型系切り替え HiRDB Advanced High Availability
In-Memory Database Cache ○ バッチ高速化機能 HiRDB Accelerator Version 8
セキュリティ
Oracle Database Vault × 該当機能なし ー
Oracle Advanced Security ○ データベース暗号化機能 HiRDB Version 9 with Additional Function
Oracle Label Security × 該当機能なし ー
Secure Application Roles × 該当機能なし ー
Virtual Private Database × 該当機能なし ー
ファイングレイン監査 ○ セキュリティ監査機能 なし
運用容易性 Real Application Testing ○ インナレプリカ機能 HiRDB staticizer Opetion
DWH
Advanced Compression ○ 圧縮表 なし
OLAP × 該当機能なし なし
Partitioning ○ マトリクス分割機能 HiRDB Advanced High Availability(2次元の場合)
Advanced Analytics × 該当機能なし ー
トランスポータブル・テーブルスペース × 該当機能なし ー
情報ライフサイクル管理 × 該当機能なし ー
サマリー管理- マテリアライズド・ビュー クエリーリライト ○ DataReplicator/DataExtractor ー
コンテンツ管理 Spatial ○ 空間検索機能 HiRDB Spatial Search Plug-in
ORACLE EE機能一覧 : http://www.oracle.com/jp/products/database/expressedition/index.html
ほら、×ばっかりじゃないか!
スクリーンを
ご覧ください
- 32. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 31
'○:代替可能、×:代替機能なし(
大分類 ORACLE EEになる前提機能 HiRDBの対応機能 必要なHiRDBのオプション
可用性
Total Recall ○ 改ざん防止機能 なし
Active Data Guard ○ リアルタイムSQLレプリケーション なし
Flashback Table, Database and Transaction Query × 該当機能なし ー
拡張性
Real Application Clusters ○ 影響分散スタンバイレス型系切り替え HiRDB Advanced High Availability
In-Memory Database Cache ○ バッチ高速化機能 HiRDB Accelerator Version 8
セキュリティ
Oracle Database Vault × 該当機能なし ー
Oracle Advanced Security ○ データベース暗号化機能 HiRDB Version 9 with Additional Function
Oracle Label Security × 該当機能なし ー
Secure Application Roles × 該当機能なし ー
Virtual Private Database × 該当機能なし ー
ファイングレイン監査 ○ セキュリティ監査機能 なし
運用容易性 Real Application Testing ○ インナレプリカ機能 HiRDB staticizer Opetion
DWH
Advanced Compression ○ 圧縮表 なし
OLAP × 該当機能なし なし
Partitioning ○ マトリクス分割機能 HiRDB Advanced High Availability(2次元の場合)
Advanced Analytics × 該当機能なし ー
トランスポータブル・テーブルスペース × 該当機能なし ー
情報ライフサイクル管理 × 該当機能なし ー
サマリー管理- マテリアライズド・ビュー クエリーリライト ○ DataReplicator/DataExtractor ー
コンテンツ管理 Spatial ○ 空間検索機能 HiRDB Spatial Search Plug-in
ORACLE EE機能一覧 : http://www.oracle.com/jp/products/database/expressedition/index.html
どの機能を使っていますか?
スクリーンを
ご覧ください
よく使われるのは
この4つのオプション。
- 33. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 32
つまり、HiRDBで、十分じゃないですか。
□3台以上のDBサーバで負荷を分散できる。
□可用性を確保するため、HAクラスタ構成にできる。
□性能を高めるために、パーティション表を使える。
□格納効率を高めるために、データを圧縮して格納できる。
□セキュリティを高めるために、データを暗号化して格納できる。
基幹システムなら、HiRDB
迅速で、長期間サポートできるだけでなく、
社会インフラを支える重要なシステムで、
必頇な機能を選んで提供しています。
- 34. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 33
基幹システムならHiRDB?
ORACLEを基幹システムで
バリバリ使ってるんですけど・・・。
HiRDBを選ぶ人は、どういう基準で選んだんだろうね?
- 35. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 34
クルマに例えて考えるとわかりやすい。
□軽自動車
□トラック
□ダンプ
あなたに必要なクルマは、どれですか?
- 36. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 35
□軽自動車
□トラック
□ダンプ
そりゃ、軽自動車でしょ!
つまり、安さ、手軽さを求めるなら、ORACLE SEで十分。
買い物用途で、ダンプカーには乗りたくない。
- 37. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 36
□軽自動車
□トラック
□ダンプ
長距離トラック。
高いけど、機能が豊富で、OLAPなどの分析業務でも
幅広く使えるのが、ORACLE EEですね。
ドライバーの負担を軽減するために、
エアコンや、ゴージャスなカーオーディオも、重要。
- 38. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 37
ダンプカーです。
過酷な工事現場に特化し、動き続けることが最優先。
基幹系に特化した、HiRDBと同じ。
- 41. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 40
社会インフラを支えるには、
「大きく拡張できること」
が、重要なんです。
- 42. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 41
サービスレベルを維持するために
Shared Nothingアーキテクチャを採用
並列数
性
能 性能向上
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
・・・
・・・
100並列構成での
実績あり
並列処理で性能向上
パーティション'分割(表
・完全独立で、サーバ間の共有リソースなし。
・データ量の増大に対応して拡張しやすい。
・ハードウェアの能力を最大限に引き出せる。
・並列処理で処理時間を短縮できる。
データベースを
分割する
- 43. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 42
分割したサーバの独立性を確保するために
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
・データの所在位置はFESで自動認識。
・BESが受け持つデータを並列に処理。
・BESの処理結果をFESが纏めて返却。
パーティション
'分割(表
更新ログ
*1 : SQL受付サーバ
(Front End Server)FES
BES
*2 : DBアクセスサーバ
(Back End Server)
業務APは、
データの所在を意識しない
FES 1 FES 2
BES 1 BES 2
FES n
BES m
完全独立
業務AP
排他プール
DBバッファ
DBアクセスに必要なリソー
スが独立し、競合が無い
□DBをアクセスするBES(*2)が、分割されたデータを独立に処理する。
□FES(*1)がSQLを振り分け、業務APにデータの所在を意識させない。
- 44. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 43
トランザクションの並列実行度を高められる
・・・
・・・
パーティショニング'分割表(
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
FES 1
BES 1
・・・
・・・
DB格納領域1 DB格納領域3 DB格納領域8
トランB
FES 3
BES 3
FES 8
BES 8 高トラフィック時も
スループットを確保
表の分割単位に独立
してDBをアクセス
トランA
表の分割キーの例 関東 関西 その他
関東
集計業務
関西
集計業務
その他
集計業務
□分割したデータ単位に、業務を独立して実行させることで、
高トラフィック時にも、バッチ処理でも、スループットを確保できる。
バッチ処理も、
多重で並行に実行
- 45. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 44
SQLの並列実行度を高められる
・・・
・・・
パーティショニング'分割表(
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
関東
・・・
・・・
関西 その他
DB格納領域1 DB格納領域3 DB格納領域8
SQL
FES 1
レスポンスタイムを向上
SQLをBES単位の処理
に分解し並列実行
パイプライン並列
検索、更新、ジョイン、ソート、
グループ化、集合演算処理
ジョイン、ソートなどの負荷の高い
処理をFESが更に分解して順次
処理。
BES 1 BES 3 BES 8
I/O並列、サーバ間並列
分割した表を並列に検索・更新。
表の分割キーの例
全店舗
集計業務
□複数のサーバを跨ぐSQLは、表の分割単位に処理を分解することで
BESでの並列実行度を高め、レスポンスタイムを向上できる。
- 46. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 45
パーティショニングが前提・・・。
ちょっと扱いにくくない?
- 47. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 46
でっかい社会インフラシステムを支えるなら、
パーティショニングを使い倒すことが
必頇です。
- 48. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 47
関東09
支店番号
~1999
支店番号
2000~2999
支店番号
3000~
<9月>
<関東地区> <関西地区><その他地区>
関東08
<8月>
関東07 <7月>
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
DBAREA4 DBAREA5 DBAREA6
DBAREA7 DBAREA8 DBAREA9
日付と支店番号でDBを分割した例
日付 地区 支店 支店番号 売上 ・・・
2011-07-30 関東 東京 1001
2011-07-30 関西 大阪 2001
2011-07-30 九州 福岡 3010
・・
2011-08-30 関東 横浜 1010
2011-08-30 東北 仙台 4001
2011-08-30 関西 京都 2008
・・
2011-09-30 関東 東京 1001
2011-09-30 関西 神戸 2015
・・
支店売上管理表
第1次元
分割列
第2次元
分割列
関東
集計業務
関西
集計業務
その他
集計業務
関西09
関西08
関西07
他09
他08
他07
時間軸での
分割
空間軸での
分割
一定期間保管
BES 1 BES 2 BES 3
□月単位に支店グループを2次元分割
□独立したBESで並列に処理
- 49. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
DBAREA4 DBAREA5 DBAREA6
DBAREA7 DBAREA8 DBAREA9
48
DB格納領域の簡単なローテーション運用
支店番号
~1999
支店番号
2000~2999
支店番号
3000~
<関東地区> <関西地区><その他地区>
<9月>
<8月>
<7月>
<10月>
月別
ハッシュ
分割
<7月>
<10月>
DB格納領域の
削除・追加が大変
ローテーション運用を容易にす
る『月別ハッシュ分割』の利用
<9月>
<8月>
<7月>⇒<10月>
関東09
関東08
関東07
関西09
関西08
関西07
他09
他08
他07
関東10
■従来の運用
□DBの格納領域を、月次で簡単に再利用。
- 50. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 49
でもさ・・・。
パーティションの設計も、運用も、
すごく難しいじゃない。
パーティション毎に容量が偏ったり、
アクセス頻度が偏ったり。
バリバリに設計し倒さないと使いこなせないのでは?
- 52. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 51
今や、ストレージ仮想化技術で対処できる時代
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
ディスク追加
支店番号
~1999
支店番号
2000~2999
支店番号
3000~
<関東地区> <関西地区><その他地区>
見積もり、設計が大変
・データ増加を予測した見積もり設計。
・それに伴う拡張・運用設計の立案。
・DBエリアのパンク回避のための余裕値設計。
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
・仮想ディスクに最大サイズでDB
エリアを確保でき、DB容量設計
が容易。
・DBエリアの自動拡張に伴い、
オンデマンドでストレージを割り
当てられる。
・ストレージプール全体で枯渇
監視でき、監視、拡張運用が容易。
ストレージ
プール
HDD
仮想Vol(ディスク)
予備予備
監視、運用が大変
・個々のDBエリアの監視。
・ディスク追加によるDBエリア拡張。
最大
オンデマンド
ストレージプールを活用した
資源共有により負担を軽減
□DB格納領域の見積もり、運用がどれだけ必要? 大変?
■従来の運用 ■ストレージ機能と連携した
シン・プロビジョニングでの運用
- 53. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 52
Shared Nothingの弱点は?
上手くパーティションに分割できない
マスタ系の表やインデックスが多いと、
ボトルネックになるんでしょ?
DBAREA10
商品マスタ
パーティショニング'分割表(
DB格納領域1 DB格納領域3 DB格納領域8
関東 関西 その他
日付 地区 支店 支店番号 売上 ・・・
2011-07-30 関東 東京 1001
2011-07-30 関西 大阪 2001
2011-07-30 九州 福岡 3010
・・
2011-08-30 関東 横浜 1010
2011-08-30 東北 仙台 4001
2011-08-30 関西 京都 2008
・・
2011-09-30 関東 東京 1001
2011-09-30 関西 神戸 2015
・・
支店売上管理表
第1次元
分割列
第2次元
分割列
こういうの、どうすりゃいい?
あ・・・。頻繁にアクセスするのに、
分割のしようがない。
売上管理表は、上手く分割できたぞ!
- 54. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 53
大丈夫。
そういうのは、
全てのサーバで共有できるんです。
もはやShared Disk方式の良いとこ取りです。
- 55. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 54
マスタ表の効率的な共有アクセス
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
BES 1
FES 1
特定BESへのアクセス
集中を回避できる
全BESから参照できる
『共用表』属性を利用
・全BESから参照できる表属性。
・各BESのバッファで独立して参照できる。
・複数のBESから参照する場合でも、
BES間での通信はおこなわない。BES 2
FES 2
BES 3
FES 3
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
DBAREA10
商品マスタ
関東 関西 他
関東
集計業務
関西
集計業務
その他
集計業務
DBバッファ DBバッファ DBバッファ
関東
マスタ
関西
マスタ
その他
マスタ
共用表属性
□マスタ系データの配置は?
- 56. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 55
・共用表の更新要求を全BESに配布。
・バッファヒットしない場合はストレージから
読み込んでバッファを更新。
・受け持ちBESだけがストレージ上の
データを更新。
・更新ログは全BESで出力。
更新
APサーバ
DBサーバ
ストレージ
BES 1 BES 2
FES 2
BES 3
FES 3
DBAREA1 DBAREA2 DBAREA3
DBAREA10
商品マスタ
関東 関西 他
関東
集計業務
関西
集計業務
その他
集計業務
DBバッファ DBバッファ DBバッファ
関東
マスタ
関西
マスタ
その他
マスタ
共用表属性
受け持ちBES
FES 1
じゃあ、「共用表」を更新したら、どうする?
DBサーバの独立性を
確保する
□更新要求をFESが受け、全BESに配布。バッファを更新。
□受け持ちBESだけがストレージ上のデータを更新。
- 57. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 56
拡張性はわかった。でもさ・・・。
可用性はどうなのさ。
サーバ間で共有していないリソースがある限り、
ORACLE RACみたいな
Avtive-Active方式のクラスタは
構成できないでしょ?
- 58. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 57
大丈夫。
Active-Active方式のクラスタを構成できます。
それは
「影響分散スタンバイレス系切替え」
で実現します。
- 59. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 58
影響分散スタンバイレス系切り替え
DBサーバ 1
1台目の障害発生時平常運用常時
BES1
BES単位で
系切り替え(移動)
⇒分散引継ぎ
DBサーバ 1 DBサーバ 3DBサーバ 2 DBサーバ 3DBサーバ 2
BES2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1
BES2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1 BES2
DBサーバ2、DBサーバ3で
処理を分散して引き継ぐ。
サーバ間の負荷は平準化。
DB及びシステムログ
引継ぎ&継続使用
障害
業務AP 業務AP
□BES単位で、稼動中のサーバに系切り替えして業務を継続。
□あらかじめ複数のBESを配置し、複数の稼働中ノードに負荷を分散できる。
□待機専用サーバマシンが不要なため、投資対効果が高い。
- 60. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 59
もし、2台目もダウンしたら?
DBサーバ 1
1台目の障害発生時平常運用常時
BES1
BES単位で
系切り替え(移動)
⇒分散引継ぎ
DBサーバ 1 DBサーバ 3DBサーバ 2 DBサーバ 3DBサーバ 2
BES2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1
BES2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1 BES2
DBサーバ2、DBサーバ3で
処理を分散して引き継ぐ。
サーバ間の負荷は平準化。
DB及びシステムログ
引継ぎ&継続使用
障害
業務AP 業務AP
- 61. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 60
DBサーバ 1 DBサーバ 3DBサーバ 2
BES1
BES2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1 BES2
障害
業務AP
DBサーバ 1 DBサーバ 3DBサーバ 2
BES3
BES4
BES5
BES6
BES1 BES2
障害
業務AP
BES3
BES4
BES1
DBサーバ2の障害発生時は、
DBサーバ3で処理を引き継ぐ。
影響分散スタンバイレス系切り替え
□多点障害でも、第2、第3の稼動中のDBサーバに処理を引き継げる。
さらに2台目の障害発生時1台目の障害発生時
- 62. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 61
え、本当?
でも、複雑だよね。大丈夫?
障害が発生してから、負荷分散して業務を継続するまで、
何分もかかっちゃったら話しにならないよ?
どのくらいのスピードで、系切り替えできるの?
- 66. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 65
影響分散スタンバイレス系切り替え
×
「IT Transformation Center」で
実機デモンストレーション公開中。
詳細はこちら:http://h50146.www5.hp.com/products/servers/ittc/#02
- 67. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 66
DBサーバ CPU利用率
2号機 3号機1号機
障害
数秒オーダで
系切り替え
Superdome 2×HiRDBでの強み
□ 数秒オーダで系を切り替え可能
□ 系切り替え中の全面ダウン期間ゼロ
□ 系切り替え後の性能縮退なし
□ 予備CPU分のライセンス負担なし
予備CPU活性化 予備CPU活性化サーバダウン
全面ダウン
期間ゼロ
性能縮退
なし
DBサーバ全体スループット
追加ライセンス
負担なし
影響分散スタンバイレス系切り替え
□HP Serviceguardとの組合せで、数秒オーダで系を切り替えられる。
□系切り替えと同時にSuperdome 2のiCAP/GiCAPでCPU利用権を
動的に移動できる。
□余剰投資なしでオンデマンドにCPUを増強でき、性能縮退も防げます。
- 69. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 68
つまり、基幹システムなら、HiRDB
□3台以上のDBサーバで負荷を分散できる。
□可用性を確保するため、HAクラスタ構成にできる。
□性能を高めるために、パーティション表を使える。
□格納効率を高めるために、データを圧縮して格納できる。
□セキュリティを高めるために、データを暗号化して格納できる。
迅速で、長期間サポートできるだけでなく、
社会インフラを支える重要なシステムで、
ご活用いただけます。
- 71. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 70
そうそう。
うちにはHiRDBの経験者がいないんだよね。
- 73. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 72
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- 75. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 74
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- 77. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 76
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12年10月から新連載がスタート!
□ 毎月、日立のデータベースの最新情報をお伝えします。
DBOnline 日立のデータベース 検索
日立の国産データベース
シリーズが紹介されている
「国産」タブが新設!
日立の「Dr.SQL」登場!-土田正士さん
日本データベース学会 副会長
50年後には、データベースは
なくなっている?!
日立のデータベース開発基地に潜入
開発者に突撃インタビュー
© Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
- 78. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
いかがでしたでしょうか?
意外と知らなかったHiRDBの存在意義。
メリットと、デメリット。
システム要件次第では、
選択肢の一つに、なるかもしれません。
- 79. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 78
今そこにあるデータベースでは、
解決できない課題がある。
電力、交通、都市、物流・・・。
社会インフラを支えるITベンダだから作れる、
個性豊かなデータベース。
- 80. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 79
全ては、お客様のスペシャルな夢を、
現実に変えるために。
- 81. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved. 80
これからも日立は、
お客様のスペシャルな夢を叶える
選択肢をご提案し続けます。
- 84. © Hitachi, Ltd. 2013. All rights reserved.
他社所有名称に対する表示
83
・ Androidは,Google Inc. の登録商標です。
・ HP Serviceguardは,Hewlett-Packard Development Company, L.P.の商品名称です。
・ HP-UXは,Hewlett-Packard Development Company, L.P.のオペレーティングシステムの名称です。
・ MicrosoftおよびSQL Serverは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標
または商標です。
・ iOS は,Apple Inc.のOS名称です。
・ superdomeは,Hewlett-Packard Development Company, L.P.の商標です。
・ Oracleは,Oracle Corporation 及びその子会社,関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
・ UNIXは,The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
・ その他記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。