ムダにならないプレゼン資料を
作成する為の方法
プレゼンテーションとは
企画案・アイデア等の提示、説明、紹介
自らの意思を他者に伝達するために
表現・提示すること
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 3
●●業界の動き
順位 社名
1 メロン株式会社
2 チョコレート株式会社
3 株式会社苺
4 株式会社すいか
5 無花果コーポレーション
6 弊社
7 株式会社さくらんぼ
1990年
順位 社名
1 株式会社すいか
2 弊社
3 メロン株式会社
4 チョコレート株式会社
5 株式会社さくらんぼ
6 株式会社苺
7 無花果コーポレーション
2010年
売上高順位
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 4
●●業界の動き
順位 社名
1 メロン株式会社
2 チョコレート株式会社
3 株式会社苺
4 株式会社すいか
5 無花果コーポレーション
6 弊社
7 株式会社さくらんぼ
1990年
順位 社名
1 株式会社すいか
2 弊社
3 メロン株式会社
4 チョコレート株式会社
5 株式会社さくらんぼ
6 株式会社苺
7 無花果コーポレーション
2010年
売上高順位
自分の意図が
相手にスムーズ、かつ、明確に伝わる
スライドを作成する
―誰でも作れる、意図が伝わる資料―
ルール1
色を乱用しない
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 7
むやみに色を使わない①
 色は、視覚効果において最も重要なポイントであり、最も有効なアイテムです。乱雑に
使用せず、意図的に使用しましょう。
メインカラーと強調色を決め、伝えたい事を明確に提示します
テキストは黒字、オブジェクトはメインカラー、強調したい箇所は強調色(アクセン
トカラー)を使うと、意図が纏まり、伝わり易いページを作る事が出来ます。
また、資料全体をメインカラーで統一する事により、アクセントカラーがより強調さ
れ、引き立ちます。全体的に纏まって落ち着いて見えるので、見た目も綺麗です。
強調カラーを決めて、強調したい情報や打ち出したい個所にのみ使用する事により、
視覚的にもキーポイントが明確になります。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 8
むやみに色を使わない②
 色は、視覚効果において最も重要なポイントであり、最も有効なアイテムです。乱雑に
使用せず、意図的に使用しましょう。
メインカラーと強調色を決め、伝えたい事を明確に提示します
テキストは黒字、オブジェクトはメインカラー、強調したい箇所は強調色(アクセン
トカラー)を使うと、意図が纏まり、伝わり易いページを作る事が出来ます。
また、資料全体をメインカラーで統一する事により、アクセントカラーがより強調さ
れ、引き立ちます。全体的に纏まって落ち着いて見えるので、見た目も綺麗です。
強調カラーを決めて、強調したい情報や打ち出したい個所にのみ使用する事により、
視覚的にもキーポイントが明確になります。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 9
むやみに色を使わない③
―誰でも作れる、意図が伝わる資料―
ルール2
情報を整理する
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 11
伝えたい事をブレずに明確に伝える①
 「リンゴ」を説明するのに、より具体的に伝えたいが為に詳細を羅列すると、リンゴの
“売り”ポイントが薄まり、聞き手が説明を受けた後のインパクトが弱まります。
 出来るだけストレートに伝える事を心がけましょう。
 売り込みたいポイントを絞り込み、補足事項は削り取る事も大切です。
情報過多
皮が赤い
甘酸っぱい
世界一生産量の
多いリンゴは「ふじ」
世界で7,500以上の
品種ある
青森・長野の上位2県が、
全国生産量の
およそ75%を占める
日本の農林水産省に
登録されている品種は
177種
食物繊維やビタミンC、
ミネラル、カリウムが豊富
リンゴポリフェノールには
脂肪の蓄積を抑制する
効果がある
情報を絞り込む
世界で7,500以上の
品種ある
青森・長野の上位2県が、
全国生産量の
およそ75%を占める
日本の農林水産省に
登録されている品種は
177種
食物繊維やビタミンC、
ミネラル、カリウムが豊富
リンゴポリフェノールには
脂肪の蓄積を抑制する
効果がある
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 12
伝えたい事をブレずに明確に伝える②
 プレゼンテーションの目的は、伝えたい事を理解して貰い、更に共感して貰う事です。
 先ず、伝えたい事を明確にし、そこに辿り着くまでの流れを作ります。
 沢山の説明要素を取り入れてしまうと、最終的に伝えたい事があやふやになってしま
う可能性があるので、付加的な説明は必須事項またはインパクトの強いモノに絞りま
す。
要素
1
1
2
3
説明
要素
2
1
2
3
説明
要素
3
1
2
説明
参考
1
説明
Main
Stream
プレゼンテーションとは、聞き手に理解して貰うだけではなく、
動いて貰って初めて“結果”になります
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 13
一つのメッセージを伝えるのに、三つの実証・根拠が必要だと言われています。
資料の構成 -内容・構成を整理する-
 資料の構成を考える時、ロジックツリーを組み立てていきます。
 一枚のスライドにOnly one message。一ページに複数のメッセージを詰め込まない
ようにしましょう。
One Subject, three Fact
Theme
Fact
Section
Fact Fact Fact
Section
Fact Fact Fact
Section
Fact Fact
―誰でも作れる、意図が伝わる資料―
ルール3
余白を持たせる
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 15
●●業界の動き
順位 社名
1 メロン株式会社
2 チョコレート株式会社
3 株式会社苺
4 株式会社すいか
5 無花果コーポレーション
6 弊社
7 株式会社さくらんぼ
1990年
順位 社名
1 株式会社すいか
2 弊社
3 メロン株式会社
4 チョコレート株式会社
5 株式会社さくらんぼ
6 株式会社苺
7 無花果コーポレーション
2010年
1980年より日系企業で常に売上1位を独占
していたメロン株式会社は、2008年の海外
進出によりリーマンショックの煽りを受け、
国内市場に力を入れていた企業のみが国
内での売り上げを伸ばしている。
●●業界売上シェア
メロン株式会社
28%
チョコレート
株式会社
17%
株式会社苺
15%
株式会社
すいか
13%
無花果
コーポレーション
11%
弊社
7%
株式会社
さくらんぼ
6%
その他
3%
1990年
株式会社
すいか
33%
弊社
32%
メロン
株式会社
10%
チョコレート
株式会社
8%
株式会社
さくらんぼ
7%
株式会社苺
5%
無花果
コーポレーション
3%
その他
2%
2010年
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 16
●●業界の動き
順位 社名
1 メロン株式会社
2 チョコレート株式会社
3 株式会社苺
4 株式会社すいか
5 無花果コーポレーション
6 弊社
7 株式会社さくらんぼ
1990年
順位 社名
1 株式会社すいか
2 弊社
3 メロン株式会社
4 チョコレート株式会社
5 株式会社さくらんぼ
6 株式会社苺
7 無花果コーポレーション
1980年より日系企業で常に売上1位を独占していたメロン株式会社は、2008年
の海外進出によりリーマンショックの煽りを受け、国内市場に力を入れていた企
業のみが国内での売り上げを伸ばしている。
2010年
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 17
チームプレーについて
自分のチームの資源は何か?
GAME
の時間
情報モノヒト時間
作戦・練習
の時間
運動神経の高
い人
観察能力の高
い人
走るのが速い
人
背が高い人
その他
の時間
対戦チームの
情報
自チームの情
報
環境・ルール
に関する情報
コート環境
ボール等道具
①状況把握の正確性
初めての競技であるため疑問が起きて当然。
ルールで言えば
○人数
○得点形式(勝利する方法)
○エリア(何名をどのように配備するか?)
○時間(作戦タイム、練習タイム、試合時間)→いかに有効に活用するタイムマ
ネジメントをしているか?
○反則
という情報を全員が把握しているか? を納得・理解するまで聞く。
メンバーで言えば
○スポーツ歴 ○得意なこと ○不得意なこと
などの勝つために必要と思われる情報を開示し、事実認識ができているか?
をなるべく事実に近づけて把握する。
②状況把握のための情報が理解しやすいように分類整理されているか?
戦術が組みやすいように、メンバーの得意なパターンが整理されている。
例)ボールをけるのがうまいひと(サッカーの経験者、練習でうまかったひと)
ボールを投げるのがうまいひと(経験や練習でうまかったひと)
ボールを取るのがうまいひと(球技の経験者、練習してみてうまいひと、
女性でうまいひと)
作戦を立てるひと(分析力やリーダーとしての牽引力があるひと、皆が納
得しやすい意見を出すひと)
③全員の理解と一致
ルールやスペースの環境、お互いのことが理解が共有されているか?
わからないまま進んでいるメンバーに理解をさせようという姿勢があるか?
確認し合う行為があるか?
コーチングポイント
前提を把握しよう
自分
環境
ルール
メンバー
どうしたら勝てるか?
どうしたら前進するか?
①ルール
②環境
③内部の素材・資源
④ライバル 対戦相
手・競合社
チーム
対戦チーム
ボールを蹴る
のがうまい人
ボールを投げ
るのがうまい
人
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 18
時間 ヒト
モノ 情報
チームプレーについて①
自分のチームの資源は何か 前提を把握しよう
自分
GAMEの時間
作戦・練習の時間
その他の時間
対戦チームの情報
自チームの情報
環境・ルールに
関する情報
コート環境
ボール等道具
運動神経の高い人
観察能力の高い人
走るのが速い人
背が高い人
ボールを蹴るのが
うまい人
ボールを投げるのが
うまい人
メンバー
チーム
ルール
環境
対戦チーム
①ルール
②環境
③内部の素材・資源
④ライバル 対戦相手・競合社
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 19
チームプレーについて②
① 状況把握の正確性 初めての競技であるため疑問が起きて当然。
ルールで言えば
 人数
 得点形式(勝利する方法)
 エリア(何名をどのように配備するか?)
 時間(作戦タイム、練習タイム、試合時間)→いかに有効に活用するタイムマネジメン
トをしているか?
 反則
という情報を全員が把握しているか? を納得・理解するまで聞く。
メンバーで言えば
 スポーツ歴
 得意なこと
 不得意なこと
などの勝つために必要と思われる情報を開示し、事実認識ができているか?
をなるべく事実に近づけて把握する。
② 状況把握のための情報が理
解しやすいように分類整理
されているか?
戦術が組みやすいように、メンバーの得意なパターンが整理されている。
例) ボールをけるのがうまいひと(サッカーの経験者、練習でうまかったひと)
ボールを投げるのがうまいひと(経験や練習でうまかったひと)
ボールを取るのがうまいひと(球技の経験者、練習してみてうまいひと、女性でうま
いひと)
作戦を立てるひと(分析力やリーダーとしての牽引力があるひと、皆が納得しやすい
意見を出すひと)
③ 全員の理解と一致 ルールやスペースの環境、お互いのことが理解が共有されているか?
わからないまま進んでいるメンバーに理解をさせようという姿勢があるか?
確認し合う行為があるか?
コーチングポイント
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 20
チームパフォーマンス(組織の成果)を高める“チームワーキング6つの
機能 4ワーク-2ベース
チームワーキング
個とチームの総和(パフォーマンス)をいかにして高めるかを知る
Work1-把握 Work2-求心
Work3-
作戦立案
Base1-自律
Base2-
コミュニケーション
Work4-
全員稼働
チームを構成する
“個”の2べース
チーム成果達成のストーリー
チームの4ワー
ク
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 21
チームパフォーマンス(組織の成果)を高める
“チームワーキング6つの機能
4ワーク 2ベース
チームの4ワーク
チームを構成する
“個”の2ベース
自律
Base1
コミュニケーション
Base2
チーム成果達成のストーリー
把握
Work1
求心
Work2
作戦立案
Work3
全員稼働
Work4
チームワーキング
個とチームの総和(パフォーマンス)をいかにして高めるかを知る
プレゼン資料作成に必須のスキル
Power Point と Excel
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 23
操作を覚えましょう①
 後あと編集をする時の事を考えて作ると、PowerPointの操作時間がグッと短くなります。
八百屋さん 魚屋さん お菓子屋さん
例えば、こういう 絵を描きたい時
オートシェイプ の上に テキストボックス で字を書くと、重ねた時に
八百屋さん 魚屋さん お菓子屋さん
字がオートシェイプの真ん中に位置出来なかったり、
後から並び順を変える時に、オートシェイプとテキストボックスがグループ化されてい
なかったら、一つ一つ手で位置を変えなければいけないので、手間がかかります。
八百屋さん
魚屋さん
お菓子屋さん
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 24
操作を覚えましょう②
八百屋さん 魚屋さん お菓子屋さん
オートシェイプの中に直接文字を書き込めば
八百屋さん 魚屋さん お菓子屋さん
八百屋さん 魚屋さん お菓子屋さん
八百屋さん
魚屋さん
お菓子屋さん
編集が楽に行えます。
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 25
グラフの用途①
 普段何気なく作成しているであろうグラフには、それぞれに用途があります。
 データの大小を比較したい
 データの推移を表したい Sample
リーグテーブル
Sample
0 200 400 600
A社
B社
C社
D社
E社
F社
80
85
79
61
90
0
20
40
60
80
100
08 09 10 11 12
麺類
調味料
飲料
0
50
100
150
200
250
300
350
400
05年06年07年08年09年10年11年12年
0
150
300
450
08 09 10 11 12
A社株価 B社株価
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 26
グラフの用途②
 データの内訳や構成比を表したい
 複数データの相関関係を表したい
Sample
Sample
A
38%
B
29%
C
14%
D
7%
E
12%
20
30
35 25
20
30 20
20 24
36
30 35
24
12
34
0%
20%
40%
60%
80%
100%
08 09 10 11 12
C
B
A
A社
B社
C社
200
300
400
500
600
700
20 30 40 50 60 70
A社
B社
C社
200
250
300
350
400
450
20 30 40 50 60 70
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 27
グラフの用途③
 レンジ、振り幅を表したい
FootBall Chart Waterfall
Sample
28
30
43
31
37
49
41
46
48
51
20 40 60
PE
アプローチ
EBITDA
アプローチ
DCF
Discount後 Discount前
400
50
70
▲620
600
▲50
750
-200
0
200
400
600
800
11.3期 12.3期
グラフの種類を選ぶ時には、目的を明確にして、
「伝えたい事」を最も効果的に表現出来るグラフを選択しましょう
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 28
グラフの用途④
 伝えたい意図に適したグラフを使用します。
意図が伝わり易く、理解しやすいグラフを作成します
例えば「八百屋の年間売上内訳」をグラフで表したい時、内訳の比率が分かりづらいグラ
フを選択してしまうと、伝えたい事が一目では分かりません。
Sample
グラフは視覚に訴える情報手段です。有効に使いましょう。
プレゼンテーションに
一番大切なモノとは
熱意、情熱
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 30
まとめ
情報を詰め込むだけでなく、削る事も重要です
1スライドに文章や絵を書き込み過ぎず、余白を作りましょう
分かりやすく、伝えたい事が伝わりやすい、
資料作成を心がけましょう。
色の使い方を意識しましょう
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 31
最後に
 資料作成の工程
最終確認
プレゼン
テーション
資料作成情報加工
内容・
構成・
情報収集
一番重要 一番時間がかかる
 資料作成で最も重要なのは、資料の内容、構成と、資料内容に伴う情報の収集です。
この部分が、みなさんがプレゼンテーションをする商品に繋がるところです。
会社にとって一番価値の高い部分と言えます。
 逆に、実際に資料を作成する工程は、手間がかかり時間を要する割に付加価値が一番低い部分
ですが、内容の見せ方が悪いとしっかりと伝わらないので、コツを習得しましょう。
ビジュアルの良い資料は、それだけで印象が良く会社のブランド力も上がります。
 本日のレクチャー内容を習得して、他社に負けない資料を作成しましょう。
 Power Point やExcelの使い方につきましては、別途ご相談下さい。レクチャーも承っております。
資料内容への問い合わせ、また、資料作成の委託代行のご相談は
info@yamahashimiho.com
までご連絡下さい。
 守秘義務や個人委託の契約書を交わさせて頂きますので、情報漏洩等につきましてはご安心下
さい。
2. 実際に資料を作成する時の
ポイント
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 33
ビジュアルの大切さ
 資料は、会社を印象付けるビジュアル・アイデンティティの1ツールです
 資料が出版物と変わらない品質でビシッと決まっていると、見る側をうねらせ好印象を
与えるほか、資料内容の説得力も増します
ページ毎に余白が違ったり、ページ番号の大きさがバラバラだったり、フォントの種類
が違う出版物は、ありませんよね
 他社と差別化を図る為にも、見た目のクオリティも意識しましょう
資料は会社における大切なVI(Visual Identity)です。
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 34
ルールを作る
 全てのスライドを通して、同じ会社の資料だと分かるように、統一感を作ります。
 全体的な色合い、フォント、マイナス表記の方法、スライドの余白の幅、グラフの色、強
調色、等を、ある程度決めます。
 そのルールにそって作成すると、複数人が分担して1つの資料を作成した時でも、纏め
た時にに統一感が損なわれません。
全体的に統一感を出す為、1つの資料を通してルールを決めます
ブレッドの色や形がページ毎に違っていたら、一つの資料として見たときに、
違和感があります。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 35
フォントの大きさのバランスを考える
 フォントサイズは極端なバラつきを作らないようにしましょう。
バラつきがあると、ページ内の落ち着きがなくなってしまいます。
全てのスライド、または1ページの中で、フォントサイズのバランスを整える
いくら強調したい個所でも、ページ全体のフォントとのバランスを無視すると、
見栄えが悪くなる上、他の個所の文字が読みづらくなります。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 36
オブジェクトのサイズを統一する
 資料全てに共通した意味合いを持って使用されているオブジェクトのサイズは、ページ
毎にバラつきがあると見た目が悪く統一感が損なわれるので、極力揃えましょう。
全頁を通して共通しているオブジェクトのサイズは、統一する
全スライドの上方にサブジェクトボックスを配置した時、ボックスの大きさがページに依っ
て違っていると、見た目が悪い上、同じ意味の用途だと理解されづらいです。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 37
余白を持たせる
 スライドの中いっぱいいっぱいに文章や表・図を記載すると、非常に見づらいです。
余白を持たせて見易く作りましょう。
見易いスライド作りには、ある程度の余白が必要です
1ページの中に情報を詰め込み過ぎると、読みづらい上に、ビジュアルも悪いです。重要
度の低い情報を削除するか、2ページに分ける等して、読みやすい資料を作成しましょう。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 38
より有効な資料作り
 人間の脳は、大量の文字や数字を1つ1つ読むよりも、それらの情報をビジュアル化し
たグラフやチャート、イラスト等を見る方が、より短時間に多くの情報を理解出来るとい
う特徴があります。
効果的にビジュアル化し、読み手の脳にスムーズに訴えかける
左図の文章を右図でビジュアル化しました。
視覚から脳に訴える情報は強い印象を与えます。
Sample
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 39
目線を統一する
 資料内で、主人公や目線が頻繁に変わると、読み手は混乱し、どちらの事を指してい
るのか分らなくなります。先方企業目線なのか弊社目線なのか、目線を統一します。
 視点を変える時は、セクションを変えると、分り易くなります。
 どちらの目線で話しているのか(自社目線・お客様目線)必ず明確にしましょう。
弊社 貴社
もらう あげる
買う 売る
評価する 評価される
行く 来る
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 40
主語を明確にする
IR組織体制の構築支援
インサイダー取引規制等の関連法規、
投資スタイル等の各種勉強会の開催
IR担当者がいない・マンパワー不足
個人投資家モニター12,800人保有
合同個人投資家説明会を開催し、
投資家の生の声を聞くことができます
個人投資家へのフォローがない
コーポレート・ストーリー作成支援
投資家の目線に立って貴社について
わかりやすく説明資料を作成します
会社の魅力度をアピールできない
国内約1,800人、海外約1,300人の
アナリスト・投資家データベースを保有
し、随時メンテナンスを行っております
アナリストのデータがない
2006年度 説明会開催630件
IR支援会社シェアトップとして事例を
検証し、説明会開催時に質問等の
傾向と対策をご提示します
説明会を何の検証もなく開催している
IRホームページ作成支援ASPソフト
「irbridge」により、IR情報のネット
配信がHTMLの知識がなくても簡単
に作成できます
自社IRサイトの開発ノウハウがない
限られた予算・経験の浅いスタッフであっても、最適なIR情報を効果的なIRツールを活用してアナリスト・
投資家に対して適時開示することで、マーケットから適正な企業評価を受けることが期待できます
企業のIR体制
弊社の
サポート
限られた予算・IR経験の浅い企業でも、最適なIR情報を効果的なツール活用でアナリスト・投資家に適時開示する
ことで、マーケットから適正な企業評価を受けることが期待できます
IR担当者がいない・
マンパワー不足
 IR組織体制の構築支援
 インサイダー取引規制等
の関連法規、 投資スタイ
ル等の各種勉強会の開催
会社の魅力度を
アピールできない
 コーポレート・ストーリー作
成支援
 投資家の目線に立って貴
社についてわかりやすく説
明資料を作成します
説明会を何の検証もなく
開催している
 2006年度
説明会開催630件
 IR支援会社シェアトップと
して事例を 検証し、説明
会開催時に質問等の 傾
向と対策をご提示します
アナリストのデータがない
 個人投資家モニター
12,800人保有
 合同個人投資家説明会を
開催し、投資家の生の声を
聞くことができます
個人投資家への
フォローがない
 国内約1,800人、海外約
1,300人のアナリスト・投資
家データベースを保有し、
随時メンテナンスを行って
おります
自社IRサイトの
開発ノウハウがない
 IRホームページ作成支援
ASPソフト
 「irbridge」により、IR情報
のネット 配信がHTMLの
知識がなくても簡単に作成
できます
企業のIR体制
弊社の
サポート
貴社の事なのか弊社の事なのかが明確に記され
ていない為、読み手が混乱する
項目を明記する事で、
羅列されていた文章の関係性がはっきりする
主語が不明確 主語が明確
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 41
Sample
同じ言葉を乱用しない
 内容に軽薄な印象を与える可能性があるので、1頁内で同じ文章・同じ言葉を何度も
繰り返さないようにしましょう。
特に、曖昧な言葉の乱用は避けましょう。
この内容も
“IR支援”の
一環と言える
本資料に関する一切の転載・複製を禁じます。また、流用・引用、ファイルの保存につきましても、かたく禁じます。 42
最後に
 これらの事を習得して、他社に負けない資料を作成しましょう。
 Power Point やExcelの使い方につきましては、別途ご相談下さい。レクチャーも承って
おります。
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経歴
山橋 美穂
1999年 青山学院女子短期大学卒業
2006年 武蔵野美術大学卒業
武蔵野美術大学在学中より、外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成専門
チームに就業。法人企業向け資料の作成スキルを身につける。その後、ベンチャー
企業や日系証券会の社子会社であるIR専門企業で、提案書や決算報告書作成の経
験を積み、2012年にフリーランスに転向。

プレゼンテーションドキュメント講座 Basic

Editor's Notes

  • #3 皆さんは、どんな目的の為に資料を作ったり、また、どんなシチュエーションでプレゼンテーションを行いますか。 例えば、大きなフォーラムで自社の製品を紹介するプレゼンテーション、企業へ行って上層部へ掛け合って行うプレゼンテーション、社内での自分の企画を発表するプレゼンテーション また、学会や、研修などの場で発表する為に資料を作成する方もいらっしゃると思います。 では、「プレゼンテーション」とは何でしょうか・・・。「プレゼンテーション」とは、一般的に「企画案などの提示、説明、紹介」の事を言います。つまり、自分の言いたい事やアイデアを、“相手に伝える”という事です。 ここで、さっそく、(早くも)1つ、プレゼンテーション資料作成のルールを教えてしまいます。次のスライドを見て下さい。
  • #4 多分、この様な資料を作成された事のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。 (少し見てもらう) これは、ある業界の会社ランキングです。自分の会社と主要な会社の社名に色をつけています。 私が資料リメイクを請け負った際に、この様な資料を結構見受けます。 でも、見て頂きたいのですが・・・どうでしょう。 この資料から、何が読み取れますか?(人に当てる) 皆さんがこの様な資料を作る時(ナニナニ業界の動きと謳って、自社のランキングを表す様な資料)は、やはり、「自社を売り込みたい」そういう思いがあると思います。 この20年で、自社の売り上げが業界6位から2位になりましたよっ、という事伝えいたいですよね。 そういった思いを相手に伝えたいのに この場合、どうでしょう・・・メロン株式会社に山吹色の網掛けがあって、苺にショッキングピンクの網掛けがあって、すいかに黄緑の網掛けがあると 何がなんだか分らないし、いくら弊社を目立つ赤色で網掛けしていても、 他の色が邪魔で、全体で見た時にあまり目に入って来ませんよね。 では、このスライドをあるルールに乗っ取って、リメイクしてみました。
  • #5 どうでしょうか・・・先ほどのスライドと比べて、色合いは大人しいですが、1990年には業界6位だった自社が20年後に2位になったという事が、一目で解ると思います。 このスライドでは、同業界の主要会社、メロン株式会社や苺会社の売上推移を謳いたい訳ではなく、 業界の動向を伝える中でさりげなく自社をアピールしたい という意図がメインだと思います。 聞き手に意図を的確に伝える為に、不要な付加は思い切って全部取り除いてあげると 余計なものは削ぎ落ちて 伝えたい事が明確に目に飛び込んで来ませんか?
  • #6 つまり、プレゼンテーション資料で一番重要な事は、「自分の伝えたい事を、的確に聞き手に伝える。その様なスライド作りをする」という事です。 プレゼンテーションをするシチュエーションは様々だと申し上げましたが、例えば、企業などの場合は、商品を買って貰う、経理であったりお金を出す権限のある人、つまり、上層部に向けてプレゼンテーションしますよね。 また、中には、上層部がそのプレゼンを受けて、資料だけを社長や副社長などに渡す、という事もあります。 そんな時、ただでさえ役員や上層部の方たちもお忙しい中、時間を割いてプレゼンを聞いて下さっている訳です。その資料を、もっとお忙しい社長や副社長などにお渡しした際 分かり辛い資料だったら、目を通すでしょうか。通さないですよね。パラパラっと捲って、面白いと思われれば読んで貰えるかもしれませんが、ではまず、パラパラっと捲った時に意図が伝わらなければいけない。 また例えば、IRなどで投資家を集いたい時、人を集めたはいいが、株や投資の事に詳しくない人に向けて、唯でさえ「難しそう」と思われる内容を分かり辛く説明すれば 結局聞き終わった後に、「で、この会社は伸びるの?伸びないの?買いなの?買いじゃないの?」と、解らないまま帰ってしまいます。帰りに、スライドを紙に出力した資料を渡されたとしても 何やら難しそうな内容であったとしたら、家に帰ってもう一度読むでしょうか。「理解出来ないのではないか」と判断したモノについては、余程興味があるモノ以外は、再度読んだりはしないですよね。 聞き手に伝わらない様な資料では、
  • #8 色のルールは前述致しましたが、資料作成において一番重要だと言っても過言ではない程、皆さんに最初にお教えしたいルールです。
  • #9 色のルールは前述致しましたが、資料作成において一番重要だと言っても過言ではない程、皆さんに最初にお教えしたいルールです。
  • #10 左右のスライドは、企業が今後不動産事業に注力していきたい、不動産事業を軸にしていきたい、という内容のスライドです。 色以外は全て同じですが、色が違うだけで、こうもビジュアルが違います。 色を乱用してしまうと、一番伝えたい事があやふやになってしまいます。
  • #14 あくまでも、一ページで伝えるメッセージは一つにしましょう。 例えば一つのスライドに、業界の傾向と御社の歩みと商品説明を提示してしまったら、聞き手は全てを一度に取り込んでしまう為、一つ一つを丁寧に理解して貰えません。 また、丁寧に理解して貰わなくてもいいような内容、補足的要素は、メインのスライドに入れるのはやめましょう。その様な内容は、Appendixとして、別紙としてお渡ししましょう。
  • #15 「聞き手の目線を誘導させる」というと、なんだか難しいように思えるかもしれませんが
  • #16 情報過多の話に繋がりますが、この様な資料を作られた事はないでしょうか? 余白を作って下さい。 余白がないと、画面がキツキツで、勿論読む気も失せますし、何が書いてあるか、一目で頭に入って来ませんね。
  • #17 思い切ってグラフを省く事で、見た目にもすっきりしたページが仕上がりました。このスライドであれば、聞き手がどこを読んで良いか、見て良いか、困りません。 聞き手に、資料のどこを読むのかを、こちらが演出をしてあげて下さい。目線が遊ばないように、誘導してあげます。
  • #30 さて、ここで皆さんに質問です。プレゼンテーションに最も必要な、一番大切な事とはなんだと思いますか。 私は、約10年間、資料作成を専門としてお仕事をして来ました。法人向けのM&Aの資料や、決算説明会の資料、新人研修のスライドや、営業用の資料、中小企業のフォーラムに向けた資料など 色々な種類の資料を作成して参りましたが、本当に沢山の資料を作ってきた中で、つくづく実感しております私の中での「プレゼンに一番大切なモノ」とは、「熱意、情熱」です。 やはり、その人の“思い”が、一番大切だと思います。資料は、あくまでも“補足”的役割なのですね。どんなに良い資料を作ったところで、プレゼンターに「伝えたい」という熱意がなければ、相手の心を動かす事は出来ません。 だからこそ、補佐的な役割の資料を作成するのに、就業時間の大半を費やして、資料と格闘したり、ダラダラ作っていたのでは、これは非常にナンセンスです。 確かに資料には、その場にいなかった人に意図を伝達するという重要な使命もあります。 なので、資料は、無駄を省いて分かり易く、サクサク作りましょう☆
  • #31 今日は、3つの事を覚えて帰って頂けたらと思います。 たったこの3つのルールだけで、見違えるほど「意図が伝わる資料」を作成する事が出来ます。