課題解決PJ

1. ファンケルカレンダー
お薬の飲み忘れを解決！
チーム名 HAT(中央大学)
テーマ出題企業 FANCL

2. OUTLINE
1 テーマ解釈
世の中の「不」とは？
ファンケルが取り組むべきこととは？
2 課題
3 現状分析
薬の服用と管理の現状
薬の服用に対する感情
FANCL
4 アイデア
5 新しい商品・サービス
ファンケルカレンダーによる
薬の服用管理サービス

3. テーマ解釈

4. 世の中の「不」とは？

5. 世の中の「不」って何だろう
身の回りの日常を
イメージしてみた
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、
新しい商品・サービスを考えてください。
世の中の「不」とは？

6. 育児
家事
まったり
あ！
私たちの周囲を想像してみる
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、
新しい商品・サービスを考えてください。

7. おばあちゃんが薬飲み忘れてないかなあ…
日常にあった不安
私たちの「不安」= おばあちゃんの薬の飲み忘れ
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、
新しい商品・サービスを考えてください。

8. 私たちが考える「不」
おじいちゃん・おばあちゃんが薬を
飲み忘れないかという「不安」
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、
新しい商品・サービスを考えてください。
世の中の「不」= 薬の飲み忘れという「不安」

9. ファンケルが取り組むべきこととは？

10. ファンケルのコンセプト
お客様と真正面に向き合い、
一人一人に嘘のないものを。
そのために私たちは、
責任を持って、自ら考え、研究し、
生み出していきます。

11. 「もっとなにかできるはず」
という経営理念のもと、世の中の｢不｣の解消を目指し、
安心・安全・やさしさを追求している。
常にお客様の視点に立ち、｢お客様に喜んでいただくこ
と｣をすべての基準とします。
ファンケルの理念

12. 世の中の人たちにずっと続く美しさを
日々の生活を美しく豊かに
体内効率設計のサプリメントで、健康100年時代をサポート
栄養価とおいしさを兼ね備えた「発芽米」で、健康作りを応援
国産ケール100％の青汁で、日本の栄養不足を応援
・化粧品事業
・肌着・雑貨事業
・サプリメント事業
・発芽米事業
・青汁事業
BEAUTY
HEALTH
もっと美しく
ずっと健やかに
＋
＝
心身ともに健康な100年時代を実現する
ファンケルが取り組むべきこと

13. 課題

14. 課題の仮説
なんで薬を飲み忘れるのだろう...？
逆に毎日忘れないものってなんだろう...？
歯磨き
お風呂 着替え
手洗い
必要性を理解していて、前向きな心で
子どもの頃から「習慣」でやってきたこと

15. 課題の全体イメージ
薬の飲み忘れ
原因
FANCL
私たちの不安 私たちの安心
①習慣でない（仕組み化）
②モチベーションがない（前向きな感情作り）
薬の用法が正しい状態と知れる
健康でいてほしい

16. 現状分析

17. ①薬の服用と管理の現状

18. 薬の内服実態
何かしらの薬を服用している人は多く存在し、さらに服用者は複数の種類の薬を管理
する必要があることが分かる
65歳以上の薬の内服率は85%を超える結果 複数の種類の薬を内服する人が多数存在
高齢者の内服に関する実態調査 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhesp/42/0/42_143/_pdf/-char/ja
高齢者の内服に関する現状と意識 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000189406.pdf
※（他調査でも60%は超えている現状）

19. 薬の飲み忘れについて
一般的に薬の飲み忘れは多いといえる可能性が高い
「薬の飲み残し」の原因についての調
査の中で、60%を超える人が「飲み忘
れ」をしている実態がある
※他調査（65歳以上対象）においても
少なくとも半数以上の人が経験してい
ると回答
高齢者の内服に関する実態調査 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhesp/42/0/42_143/_pdf/-char/ja
処方薬の飲み残しに関する意識調査 https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/11546/

20. 薬の飲み忘れについての家族の心配
私たち同様に祖父母の薬の管理（飲み忘れ）を心配している人は5割を超えて存在し
ていることが推定される = 世の中の不安であるといえる
※調査について（身辺調査）
調査対象：19歳から22歳までの男女60人
調査・集計方法：Instagram アンケート機能
参考情報として掲載

21. 自分ひとりで管理していると、飲み忘れの対策をしていても飲み忘れが起きてしまっ
ているということになる = 習慣化されていない
薬の管理実態
外来患者の内服管理の現状 https://kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-happyou/53/%E7%AC%AC53%E5%9B%9E_%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8019.pdf
高齢者の内服に関する現状と意識 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000189406.pdf
工夫の方法
・お薬ボックス
・お薬カレンダー
・日記の記入
・残りの薬確認
・置く場所
・癖づけ
内服忘れへの対策もしている人が半数を超える結果と
なっている一方で、対策をしていない人も4割近く存在
薬の管理は「すべて自分で管理」している人が非常
に多い傾向にある

22. 現代の薬の管理対策｜仕組み
外来患者の内服管理の現状 https://kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-happyou/53/%E7%AC%AC53%E5%9B%9E_%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8019.pdf
今後はひとりではなくツールを用いたり、誰かと一緒に薬の管理したりすることで薬
を管理するという「仕組みづくり」をすることが求められる
例）薬の管理方法

23. ②薬の服用に対する感情

24. 薬の服用に前向きな感情を持っていない人で、それが結果として薬の飲み忘れに現れ
ているケースも多いのではないかと考えられる
薬の服用に対する感情
株式会社日本医事新報社 https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=13311
くすりの適正使用協議会 https://www.rad-ar.or.jp/knowledge/post?slug=manga_manga-vol-14
内閣府公表「薬が効かない（薬剤耐性）感染症に関する世論調査」（有効回収数1667人）
薬に対するマイナスな意見としての
参考情報
3割を超える人たち（複数回答可調
査）は医学的な判断に反して自らの
判断で薬の服用をしてしまっている

25. ③FANCL

26. ファンケルの健康に関する取り組みについて
高齢者増加に伴う健康課題 基本栄養の課題
ファンケルは、高齢化社会における4つのニーズ（高齢者、長く健康に働く、
女性サポート、栄養不足）に加え、昨今のコロナ禍の環境下における“免疫対
策”を加えた5つのニーズへの対応に注力して取り組んでいる。

27. ①サプリメント
栄養不足による心身機能の不調など、食に起因する健康課題を解決するには、日常的な
食生活における栄養バランスの改善が必要。
栄養課題解決に向けた取り組みの一環で、食事で補いきれない栄養を効率よく摂取す
るサポートとしてサプリメント（栄養補助食品）を提案している。
しかしながら
サプリメントの効果を得るには毎日飲んで習慣化する必要がある

28. ②コンテンツ
様々なSNSで健康に関する取り組みを発信

29. ③カスタマーサポート
サプリメントと薬を併用して大丈夫？
「一緒に飲んでいいのだろうか？」は誰に聞いたらいいの？
お客様の不安に寄り添ったサービスを。
日本で初めて、
健康食品と約 種類以上の医薬品の飲み合わせを
データベース化。お電話でご案内すると共に、インターネット＊でお客様
ご自身で検索も可能。
（＊：ファンケルオンライン会員限定）
30,000
お電話で、薬の飲み合わせをチェック

30. ④ギフト
期間限定の
プレゼント
季節にあった
プレゼント
大切な人への
贈り物

31. ファンケル SWOT分析
プラス要因 マイナス要因
内部環境
強み
・「美」と「健康」に特化
・サプリメントの事業展開
・独自開発したIT基盤システムがある
・SNSでの充実した発信
弱み
・健康食品を販売してるが、
管理ツールがない
外部環境
機会
・今後スマホ世代がお年寄りになるため、スマホの
使用年齢が増加
・通信販売の活性化
・ドラックストアや薬局の増加
脅威
・コロナによる悪影響
・少子高齢化、核家族化

32. 現状把握（ファンケルまとめ）
①健康サプリの販売のほかに管理も完璧なのか...
②健康に対する知見をもっと世の中に広められないか
③お薬に対する不安をもっと解決できないか
④ギフトは何かを前向きにできるのではないか...
「もっとなにかできるはず」

33. 現状分析サマリ
不安 = 薬の飲み忘れ
祖父母の薬の飲み忘れに対する不安を持っている人たちは存在
原因
独自の健康食品や化粧品を販売しているが、管理ツールがない
→今ある知見やギフトの考え方を用いて何か解決できるはず
①複数の薬をひとりで管理していて服用が習慣になっていない
→「誰かと一緒に」飲み忘れない薬の管理をする必要がある（仕組み化）
②薬の服用に対する潜在的なマイナスなイメージ
→何かプラスになることが存在する必要がある（前向きな感情作り）
✖️
FANCL

34. アイデア

35. ①仕組み化
家族・医療
✖️
カレンダー
薬の服用状況を家族が把握できるようにする
飲んでいない場合には声掛けや連絡などの対策
毎日見る習慣があるものは時間またはカレンダー
お薬カレンダーの考え方
FANCLアプリ
オンライン機能を用いたサービス
QRコードを活用して薬の服用を管理
✖️

36. ②前向きな感情作り
スタンプカード要素
スタンプカードのようにコツコツと励む目的がある
ことが必要
アドベント要素
アドベントカレンダーの要素を入れることで薬の
服用を毎日の楽しみにできると良い
✖️

37. → サプリメントの効果を得るには毎日飲んで習慣化する必要
→ 広めることで健康に対する意識を醸成することができる可能性
→ お薬に対する不安を解決することができる
→ お薬を飲むことでギフトが待っているという楽しみを作れる
FANCLの理念・リソースについて
①サプリメント
②コンテンツ
③カスタマーサポート
④ギフト

38. 新しい商品・サービス

39. ファンケルカレンダー
2
1 4
3 7
6
16
14
13
12
5
11
10
9
29
22
15
8
27
26
25
24
23
21
20
19
18
17
31
30
28
※参考：アドベントカレンダー
本来の意味：クリスマスまでの日数を数えるために使用するカレンダー
今回の意味：薬の飲み忘れを防ぎ、服用を管理できるカレンダー
15
によって楽しく薬の飲み忘れを防ぐサービス
新しい商品・サービス概要
FANCL

40. 15
ファンケルカレンダー概要
①ファンケルカレンダーによる薬の管理
美容や健康に関するプチ情報・クイズカード
1.
ファンケルの製品サンプル
2.
メッセージカード（周囲が入れる）
3.
ギフト（周囲が入れる）
4.
プチグッズとは（日によって変えられる）
1.服用する薬（自分または周囲が入れる）
2.プチグッズ
3.QRコード
デイリーボックスに入っているもの

41. ファンケルアプリ
「FANCL メンバーズ」
をインストール
IDで家族と紐付け
IDの共有
ファンケルカレンダー概要
①ファンケルカレンダーによる薬の管理
アドベントカレンダーに
入れた薬を服用し、同封
されたQRコードを読み取
ると家族もアプリ内で把
握できる

42. ファンケルカレンダー概要
②薬の飲み忘れ防止・習慣化
日付ボックスの中にQRコードが貼付されている
→読み取りで家族に通知される仕組み
※QRコードの頻度(毎日・隔週など)は選択可能にする
処方された段階で服用する薬をアプリに入力（自身、家族、薬剤師など）
→周囲も薬について把握することができる
③美や健康へのモチベーション向上
美容や健康に関するクイズカードやファンケルの製品サンプルを同封
→美容や健康への関心を高めて健康寿命を延ばす
毎日服用できたらファンケルからのご褒美サービスがアプリ内から選択

43. ファンケルカレンダー概要
④家族とのつながり強化
・同居していない家族：家族と写真を共有できる
アップロードできる共有アルバムに遷移する
QR、ID一つで家族で共有できる
・同居している家族：ギフトの入れ替えやメッセージカードの封入が可能
誕生日などの記念日に合わせて中身の入れ替えができる

44. サービスの流れ
新しい商品・サービス概要
家族が薬局などで
アドベントカレンダー購入
服用者へプレゼント
一緒に使用開始
アドベントカレンダーを
利用して薬を服用
アプリを家族、薬服用者が
ともにインストール
同封されているQRコードを
読み取り、家族は服用をチェック
家族のメリット ：飲み忘れの不安解消
服用者のメリット：アドベントカレンダーを開ける楽しみ

45. 共通認識ができる
・内服している薬の種類
・内服状況
ファンケルカレンダーのビジネスモデル
薬局やECなど
子どもや孫
アプリ共有
ファンケルカレンダー
ファンケルカレンダー
同居家族
アプリ共有
FANCL

46. おばあちゃんとおじいちゃんの子または親
ターゲット（商品・サービス購入者）
①祖父母が薬を服用している
②祖父母の薬の管理が不安
③祖父母がスマホを使える

47. ファンケルカレンダーの販促
販売方法
病院・薬局
広告・ポスター
ファンケルHP,SNS,アプリ
楽天やamazonなどの通信販売
宣伝方法

48. 今後の展望
今回の想定の他に、以下のような場合も「ファンケルカレンダー」で薬の管理をする
ことができる
1
2
3
高齢者
薬の服用 管理を一緒にしたい
ケアマネージャー
1人暮らしの薬服用者
薬が嫌いな小さい子ども
医者・薬剤師
親
✖️
✖️
✖️

49. 参考文献
FANCL公式ホームページ
・https://www.fancl.jp/index.html
FANCL100の事実
・https://www.fancl.jp/fact100/index.html
高齢者の内服に関する実態調査
・https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhesp/42/0/42_143/_pdf/-char/ja
高齢者の服薬に関する現状と意識
・https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000189406.pdf
「処方薬の飲み残しに関する意識調査」を行いました
・https://www.nicho.co.jp/corporate/newsrelease/11546/
外来患者の内服管理の現状
https://kokushinkyo.or.jp/Portals/0/kenkyu-
happyou/53/%E7%AC%AC53%E5%9B%9E_%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8019.pdf
抗菌薬を医師の指示通り飲まないのはなぜ？【PickUp 医療データ】（166）
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=13311
【服薬拒否】薬飲みたくないんです
https://www.rad-ar.or.jp/knowledge/post?slug=manga_manga-vol-14