課題解決PJ

1. チーム名：ココロン
ウツカツ
〜鬱に打ち勝つ香りの元〜

2. 目次
01 目指す世界観
02 事業動機
03 テーマ解釈
04 現状分析
05 プラン内容
06 Q&A
07 まとめ
08 参考文献
2

3. 01
目指す世界観

4. 目指す世界観
・鬱や適応障がいなどの⼼の病に苦しむ⼈の⽀えになりたい
・相談者の匂いで嫌な記憶を置き換える
心の病を抱える人も周囲の人も
幸せになれる世界
4
※課題解決プロジェクト運営事務局にて一部文章・画像を修正しております

5. 02
事業動機

6. 事業動機
・リーダーの親友が適応障がいになり、⼀時期不登校になってしまった
・学校での嫌なことが忘れられず、学校が怖くなった
・リーダーが良い相談相⼿になれれば、もっと早く復帰できた
リーダーの悩みをファンケルの強みを活かして解決できないか 6
※課題解決プロジェクト運営事務局にて一部文章・画像を修正しております

7. 03
テーマ解釈

8. テーマ解釈
・「不」とファンケルが取り組む理由が重要
1.「不」の定義 2.理念の調査 3.強みの分析を行った
テーマ：
世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組む
べき、新しい商品・サービスを考えてください。
強みの分析
ファンケル
理念の調査
「不」
「不」の定義
8

9. 1.「不」の定義
・心の病という「不」を解決する
・心の病は様々な「不」のつく言葉から発生する
キーワード： 心の病 「不」
不：心の病
不適合
不信
不安
不満
9

10. 2.理念の調査
創業理念：
正義感を持って
世の中の「不」を解消しよう
・ファンケルの創業理念は、正義感を持って世の中の「不」を解決すること
・原因がはっきりしない⼤きな問題に対しては、誰かが率先して取り組まな
ければいけない
→正義感が必要である世の中の「不」
→原因がはっきりしない⼤きな問題
キーワード：「正義感」 10
※課題解決プロジェクト運営事務局にて一部文章・画像を修正しております

11. 2.理念の調査
・ファンケルの経営理念は「もっと何かできる」
・現状に満足せず、新しいことに挑戦する姿勢
・独自的な発想として逆転の発想をテーマにした
経営理念：
もっと何かできるはず
キーワード： 逆転の発想
独自的で新しい発想→逆転の発想
11

12. 3.強みの分析
・ファンケルの強みは研究力である
・HPで確認できるだけでも数多くの研究成果が見られた
・その中の記憶と香りの関係に関する研究を活用した
キーワード： 研究力
強み：研究力
12

13. テーマ解釈まとめ
ファンケルの 研究力 を活かした 逆転の発想 で
心の病 を 正義感
を持って解決する
・キーワードを絞り出し、商品の方針を決定した
13
※課題解決プロジェクト運営事務局にて一部文章・画像を修正しております

14. 04
現状分析

15. 視点の切り替え
・心の病を抱えている人はどのような状況なのか
・現状の解決策はどのようなものか
心の病を抱える人に目線を向けてみる 15

16. 68
現状分析
抱える人数・将来性のある課題である
単位：(万人)
・心の病に苦しむ人は124万人いる（2017年）
・推移も右肩上がりで増えている
101
89 92
108
124
2014 2017
厚生労働省調べ
2011
2008
2005
2002
16

17. 心の病のメカニズム
・心の病原因は解明されていないことが多く、さまざまな説がある
・その中で私たちは記憶と鬱に関する東北大学と東京大学の研究を
参考にした
マウスを用いた研究でストレスの記憶が
心の病の一因になることがわかった
ストレスを記憶する 記憶を思い出す うつ様症状
17

18. 心の病
現状の治療法の評価
相談が最も良い解決策である
相談
投薬治療
・心の病の治療法と評価を洗い出した
・相談によって考え方を変えることが効果的
ストレス回避
考え方を変えることができる
根本的な解決でない
転校や転職は難しい
課題 解決策 評価
18

19. 相談相手 カウンセラー 身近な人
コスト
効果
手間
相談相手の評価
身近な人への相談の方が障壁が低い
・コスト、効果、手間で相談相手を評価した
・患者が自ら足を運ぶ必要があるという点で
カウンセラーは手間が大きくかかる
◎
無料
△
~1万円/回
△
効果が低い
×
自ら足を運ぶ必要がある
◎
専門家の治療を受けられる
◎
すぐに話を聞いてもらえる
19

20. 視点の切り替え
・心の病を抱える人は口数が減る、意欲の低下という症状のように
自分で行動を起こそうという気にならないため、周りの人の行動が重要
・心の病を抱える人へ言葉を投げかけても、あまり効果がない
身近な人への相談をより効果的にしたい！ 20

21. 05
プラン内容

22. プラン内容
嫌な記憶を置き換える香りの
マウススプレー
商品名：ウツカツ
・鬱に代表される心の病に打ち勝つという意味と
鬱に対する活動（就活、婚活、推し活）をかけ合わせた
ウツカツ
〜鬱に打ち勝つ香りの元〜
22

23. 起点
プラン内容
逆説
定説 記憶力を高める商品
記憶力の研究
忘却力を高める商品
・記憶力と香りの研究を起点にした
・逆転の発想で忘却力を高める商品を考えた
逆転の発想
忘却力を利用して心の病を解決する 23

24. プラン内容
・FANCLの記憶力の研究成果である2つの香りのうち、
「情報を置き換える」香り622を利用する
・「情報を置き換える」ことで、嫌な記憶を塗り替える
忘却力を利用して心の病を解決する
ファンケルHPより
24

25. プラン内容
・香り622を嗅ぐと、最新情報に置き換える領域の脳血流が約4倍に
・最新情報に置き換えることがより効果的になる
辛い記憶を置き換えやすくなる
ファンケルHPより
25

26. 市場規模
・自分がお金を払ってでも心の病を持つ距離の近い人を助けたいという
強い思いを持つ周囲の人々
・親、親友、先生等を想定し、心の病を抱える人の約3倍の市場を仮定
心の病を抱える人
：124万人
周囲の人の人数
：300~400万人の市場
約3倍
市場規模として十分に人数を確保できている 26

27. 「ウツカツ」の使用プロセス
心の病に苦しんでいる家族・友達を発見
自分の口内に「ウツカツ」を吹きかける
「ウツカツ」の効果で口の臭いを香り622に変える
苦しんでいる人に声をかけ、香り622を嗅がせる
嫌な記憶を忘れさせ、不の感情を取り除く 27

28. なぜ口から出す香りにこだわるのか
→言葉のもつ力を最大限に引き出す
髪？
服？
環境？
相談相手の「言葉の力」を高め
ることで心の病を抱える側に受
け入れてもらえるのではないか
話しているときだけ発生する
ことで「言葉の持つ香り」
として認識させる
口からの匂いだと、、
皮膚？
28
香り622

29. 口内に香りを付ける商品として、マウススプレー、ガム、口臭タブレッ
トの3つを比較した
アロマのマウススプレーとアロマガムは、アロマセラピストや他社によ
って実現されている。
なぜマウススプレーなのか
自分たちの目的に合う商品はマウススプレーである
29
商品 マウススプレー ガム 口臭タブレット
即効性
持続性
実現可能性
〇
吹きかけるだけ
△
噛む
△
溶けるのを待つ
〇
30分
△
15分
△
5分
〇
既製品あり
〇
既製品あり
×
既製品なし

30. Value：価値 ◎
心の病を解決する香りの資源は
非常に価値が高いものである
Rarity：希少性 ◯
香りと記憶力に関する実験を
行っている企業は少ない
Inimitability
：模倣可能性
◯
配合方法や実験環境を考慮すれば、
模倣は困難なものになる
Organization：組織 ◎
これまでの商品化経験や高い研究力は
大きな武器になり得る
競争優位の源泉
・FANCLという企業の持つ資源をまとめた
全体的に強力な資源を持っている 30

31. 使用後の世界
・顧客（＝周囲の人）視点のメリット：
嫌な記憶を忘れさせ、親友、家族などの身近な人の心の病を治すこと
さらに重要なことはその奥にある 31
So what?
（だからなに？）
メリット：機能によって実現される利点

32. 使用後の世界
・顧客（＝周囲の人）視点のベネフィット：
自分が幸せになれること
メリットの奥にある
ベネフィットの視点が重要である 32
ベネフィット：メリットによって受けられる恩恵
・人助けができたという
達成感を得ることができる
・心の病を看病することによる
共倒れを防ぐことができる

33. 06
Q&A

34. Q1. 香り622は嫌な匂いではないのか
A. 原材料であるテルピネオール、1.8シネオール、カンファーは
３種類とも爽快感のある自然系の匂いであり、むしろ良い匂い
であると言える
Q2. なぜ心の病を抱える人自身にアプローチしないのか？
A. 心の病は自分自身では気づきにくいため、変化に気づきやすい周囲の人
にアプローチしたほうが、より多くの心の病を抱える人が救われると考え
るから
Q3. 本当に心の病に効果があるのか？
A. 「アロマテラピーが高齢者のうつ病に対し、重要な影響を及ぼす可能性
がある」という研究結果があり、心の病と匂いには関係性があると考えら
れる
推測の域を出ないが、「ウツカツ」も同様に心の病に効果があると考える
34

35. 0７
まとめ

36. まとめ
・「ウツカツ」という心の病に匂いからアプローチする商品
・相談を通じて心の病を抱える人も周囲の人も幸せになれる
～心の病という「不」がなくなる未来を夢見て～ 36

37. 0８
参考文献

38. ピクトアーツ「元気回復 - 無料ピクトグラム｜白黒イラスト」
https://pictarts.com/03/01-lifestyle/0085-simple-art.html, 閲覧日
2023年12月21日
池澤クリニック「適応障害」https://ikezawa-
clinic.net/info_tekiou.html, 閲覧日2023年12月21日
横尾一浩「マウススプレーの効果や選び方を解説。おすすめの
口臭スプレーをご紹介」2023,
https://www.greenhouse.ne.jp/times/breath_kousy
u_spray, 閲覧日2023年12月21日
参考文献
38

39. 39
厚⽣労働省「第13回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の
実現に向けた検討会」参考資料2022,
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000940708.pdf,
閲覧⽇2023年12⽉21⽇
⼩林製薬株式会社「ブレスケアの秘密」
https://www.kobayashi.co.jp/brand/breathcare/secret/,閲覧⽇
2023年12⽉21⽇
⽇本チューインガム協会「⼝臭除去」https://chewing-
gum.jp/bad-breath-removal/,閲覧⽇2023年12⽉21⽇
⼝臭タブレットおすすめランキング「コンビニで買える⼝臭タブレットお
すすめ8選【消臭効果と即効性】」
https://www.antonioburalli.com/conveniencestore-tablet/,
閲覧⽇2023年12⽉21⽇

40. ケアネット「高齢者のうつ症状に対するアロマセラピーの効果」2018,
https://www.carenet.com/news/general/carenet/45832, 閲覧日
2023年12月21日
医療法人和楽会「主な病気の理解」
https://www.fuanclinic.com/byouki/family.htm, 閲覧日2023年
12月21日
東北大学＆東京大「ストレスによる精神症状の個体差は記憶に由来する」
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuun
iv_press0421_01web_stress.pdf,閲覧日2023年12月21日
40
小峯 陽子「うつ病患者を支える配偶者に関する研究」
http://www.psy.senshuu.ac.jp/grad/masterthesis/2007nendo/ko
mine.html,閲覧日2023年12月21日