利用規約とプライバシーポリシーを通じたサイトの構築と基礎

1. WP ZoomUP #72
利用規約とプライバシーポリシーを通
じたサイトの構築と基礎
行政書士 新井秀美

2. 自己紹介 新井秀美
 テトラ・アビエーション株式会社 取締役
 SWALLOW合同会社 業務執行社員
 パロット行政書士事務所 行政書士
 明治大学短期大学から編入、大阪大学法学部卒業
現在、政策研究大学院大学科学技術イノベーション修士2年
 政策研究大学院大学 知財マネジメント研究会Smips
エンタメと知財分科会 共同オーガナイザー
 COLET(クリエーター向けポートフォリオサイト)開発してました
 CodeIQで記事を書きました（もう見れない）
 エンジニアと法律家のための勉強会StudyCode主催者
 詳しくはLinkedIn見てください。Twitter @parrotJPN

3. 著作権法
（目的）
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に
関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の
公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発
展に寄与することを目的とする。

4. 商標法
（目的）
第一条 この法律は、商標を保護することにより、商標の使用をする者の
業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者
の利益を保護することを目的とする。
 TMっている？
 商標と著作権の1番の違いは事業性
 こじれる原因は感情

5. ライオンキングとジャングル大帝
現代美術と著作権

6. コピペしていい？（ドキドキ）
 クリエイティブな部分と大体どこを見ても「てにをは」くらいしか変わら
ない規程部分
 大体どこを見ても同じことを書いてある部分をコピペしても怒られない
専門家もいろんな契約文書をたたき台にしています
 ただ意味がわからないままコピペしたらだいたいおかしなことになる。
→争いにならないように定めるものなので、何が争いになるのか予想し
なきゃいけない
 人気サービスの類似サイトによくあるコピペ

7. プライバシーポリシー
https://swallow-scooter.com/pages/policy
https://chot.design/privacy/
利用規約
https://coconala.com/pages/terms_user

8. 参考
特定商取引法に関する表記
GDPR

9. そもそもプライバシーポリシーいる？
 Googleアナリティクス入れる限りいる。なのでおおむねいる。
 大事なのはプライバシーポリシー入れることにとらわれず、そのサイトが
どんな情報を見ている人から欲しいと思っているのか？
ex.ECサイト・コーポレートサイト・サービスページ
 いるなら何が必要なのか、結果的に自分はどうしたらいいのか。

10. 利用規約に何を入れたらいいの？
 想定しうる限りのあらゆるもめることになりかねないことを盛り込む。
ただし一方的に全部免責になる世の中ではない
 利用規約の中にお客様への愛情を入れるといい感じ
 類似サイトを片っ端から比較する

11. 最初の最初は既製品にする
 具体的に相談に乗って利用規約などを作って納品すると非弁行為として弁
護士法72条違反になってしまう。
 わからんものは専門家に相談。そんなびっくりするほど高いわけじゃない

12. 周辺サービスに詳しくなることで差別化
 なんでも自社サイトにこだわらない
 スーパー銭湯やレストランのLINE@やPayPayの活用
 聞かれたときにそれが何なのかわかる、もしくはググれる
 だいたいGoogleフォームで解決する
OSが違ってもスマホしかなくてもとりあえず見れる
 SNSは一通りアカウント作って試す

13. デジタル社会との付き合い方
 全部自分でやろうとしない。便利なツールを知っている、これ大事。
 だいたいコピーされてしまうことを前提にする
 最初からこみ入ったものを作ろうとしない
 絶対クレジットカード情報を自社で持たない

14. まとめ
法律は生活をよくするものです

15. Thank you!
@parrotJPN
BOOTHで本を販売しています。
毎年、法律家や実務家が今思う技術と法律で気に
なること書いた記事のまとめを技術書典で販売し
ています。
書きたいことがある人はぜひお声がけください。
法律は法律家だけが語るものだと思っていません。