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SDGsや社会課題にxRはどう活かせるか
TISが考えるxRで実現する未来
2019年3月13日
TIS株式会社
戦略技術センター 森真吾
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自己紹介
森真吾
TIS株式会社 戦略技術センター(R&D部門)所属
会社でxR研究してます
Twitter→@morio36
Microsoft MVP for Windows Development
複合現実感研究委員会(SIG-MR)委員
HoloMagicians
#未来技術LT
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自己紹介
HoloLensミートアップやってます!!次回は4/13(土)
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本日のお話
1. SDGsとは
2. 日本が抱える課題
3. 労働力の減少、生産性向上の必要性
4. 過去研究から学ぶ遠隔ギャラリートークシステム
5. モザイク型就労とは
6. 分身ロボットカフェ『DAWN』
7. 弊社サービス『TeleAttend』
8. 我々が実現したい未来
9. 持続可能なxRの価値
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1.SDGsとは
2015年の国連サミットで採択された2030年までの開発目標。
社会、環境、経済の持続可能な発展を目指す。
Sustainable Development Goalsの略で、
「持続可能な開発目標」と訳されています。
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1.SDGsとは
8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性および女性の、完全かつ
生産的な雇用およびディーセント・ワーク、ならびに同一労働同一賃金を達成す
る。
下記のターゲットについて、xRで価値を提供できるのでは?
11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者
のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善によ
り、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへ
のアクセスを提供する。
11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参
加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における
都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
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2.日本が抱える課題
2030年時点での労働人口不足数は644万人。
働く女性、シニア、外国人を増やしても、346万人増。
残る298万人分の労働力不足⇒生産性向上の必要性
引用元:パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」
最低4%
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3.労働力の減少、生産性向上の必要性
2050年時点では今よりも生産年齢人口が約30%減る予測
高齢化率は上昇
引用元:総務省「人口減少社会の到来」
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3.労働力の減少、生産性向上の必要性
日本の労働力が減少するのは
すでに確定した未来。
少子高齢化により人口(≒労働需要)減少
よりも速いスピードで労働力は減少。
この人口ピラミッドから回復するのは
非現実的。
確実に来る未来として対策を考える。
超高齢化社会の負担増を避けるために
打てる対策は下記
1.出生率を上げる
2.移民を受け入れる
3.機械に働いてもらう
4.高齢者など今働いていない人に働いてもらう
5.能力を拡張する
もともと働いている人間がテレワークで
丸の内で仕事しても家で仕事しても
総労働力は(ほぼ)増えていないので、
減っていく労働力の構図を変えられない
ただのテレワークではなく、
労働力を底上げするような、
能力を拡張するプラットフォームが必要では
高齢者がフルタイム、同一場所で働くのは困難
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遠隔操作の事例を見てみる
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4.過去研究から学ぶ遠隔ギャラリートークシステム
東大檜山敦先生の過去研究(2009年)より
「展示鑑賞における空間利用を考慮した半自律遠隔ギャラリートークシステム」
・学会員が遠隔地からロボットを半自動操作することで学会員の作業負担を軽減するシステム
・プロジェクタ機能で必要な説明を展示物に並べて投影
・定型的な解説はロボットで自動化、インタラクティブな応答が必要な部分は学会員が応答
檜山先生は
「モザイク型就労」の
提唱者でもある
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5.モザイク型就労とは
得意分野を活かす
モザイク型就労の実現
複数の人間が合わさって一人のバーチャル人材になって活躍
時間モザイク、空間モザイク、スキルモザイクを集めることで
一人(あるいはそれ以上)の労働力を作っていこうという考え方。
TISはこれをxRで実現したい。
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5.モザイク型就労とは
いずれ老いていく僕たちを100
年活躍させるための先端VRガイ
ド (星海社新書) 廣瀬 通孝 (著)
超高齢社会2.0 (平凡社新書)
檜山 敦 (著)
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6.分身ロボットカフェ『DAWN』
オリィ研究所が2018/11/26~12/7まで実施した、
遠隔操作ロボットを利用した喫茶店の公開接客実験。
様々な理由で外出が困難な方が遠隔操作で接客を実施。
2020年には常設店舗のオープンを検討しているとのこと。
仮説:物理的作用が必要な仕事はロボットのような「存在」が必要。
物理的作用が不要な仕事はxRのような「存在感」で代替可能では?
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7.弊社サービス『TeleAttend(テレアテンド)』
MRデバイス
(HoloLens)
ARデバイス
(iOS端末)
VRデバイス
(Oculus Rift / HTC Vive / WinMR)
AさんBさん
バーチャル空間
現実空間
キャラクター/アバター
(ガイド)
Aさん
Bさん
ガイド
現実空間にいる来館者が
アバターとして見える
仮想空間内を移動しながら
音声と視覚的情報による
コミュニケーションが可能
続報にご期待
遠隔地にいるガイドの人が
アバターとして見える
空間を移動しながら
音声と視覚的情報による
コミュニケーションが可能
商標登録済
特許出願中
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xRで実現する未来
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8.我々が実現したい未来
xR技術を活かして、
あらゆる人のディーセントワークを実現したい
・Society 5.0による人間中心の社会
・持続可能な都市化に足りないピースをxRで埋める
・能力を最大限に発揮できるようなxRプラットフォーム
遠隔就労や遠隔存在、人体拡張といった
xRの基盤を活用して能力を拡張することで
ディーセントワークの実現を目指す
※ディーセントワーク:働きがいのある人間らしい仕事
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9.持続可能なxRの価値
個人的な思い。
何か大きな災害に見舞われる時、家族の傍にいたい。
移動を無くすことはただのエネルギーの節約ではなく、
いざというときに大切な人を守るためにもなるのでは。
おっさんがんばるよ。
「移動」を不要にするコミュニケーションの革命。
これは労働力減少に対してxRが提供できる、
生産性向上のソリューションである。
距離を超え、時間を超え、他者のスキルで能力を拡張。
移動を不要とすることで、新たな就労機会を創出できる。
接触にはロボットを、非接触にはxRを。
xRは将来、都市のインフラの一部となる。
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参考リンク集
・SDGsとは(外務省HP)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
・パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」
https://rc.persol-group.co.jp/roudou2030/
・人口減少社会の到来(総務省HP)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc111110.html
・展示鑑賞における空間利用を考慮した半自律遠隔ギャラリートークシステム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvrsj/14/3/14_KJ00007578113/_pdf/-char/ja
・インタフェースの発達が、複合現実感をもたらす(Top Researchers)
http://top-researchers.com/?p=344
・【速報】分身ロボットカフェ「DAWN」ついにオープン!
障がい者が遠隔操作で接客、新しい就労支援へ(ロボスタ)
https://robotstart.info/2018/11/26/dawn-open.html
・ART開発コンセプト 次世代都市交通が取り組む基本理念と4つの階層(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/iinkai/jidousoukou_6/6_js_siryo6-4-2_1.pdf
THANK YOU
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20190313_SDGsや社会課題にxRはどう活かせるか

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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. SDGsや社会課題にxRはどう活かせるか TISが考えるxRで実現する未来 2019年3月13日 TIS株式会社 戦略技術センター 森真吾
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 1 自己紹介 森真吾 TIS株式会社 戦略技術センター(R&D部門)所属 会社でxR研究してます Twitter→@morio36 Microsoft MVP for Windows Development 複合現実感研究委員会(SIG-MR)委員 HoloMagicians #未来技術LT
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 2 自己紹介 HoloLensミートアップやってます!!次回は4/13(土)
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 3 本日のお話 1. SDGsとは 2. 日本が抱える課題 3. 労働力の減少、生産性向上の必要性 4. 過去研究から学ぶ遠隔ギャラリートークシステム 5. モザイク型就労とは 6. 分身ロボットカフェ『DAWN』 7. 弊社サービス『TeleAttend』 8. 我々が実現したい未来 9. 持続可能なxRの価値
  • 5.
    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 4 1.SDGsとは 2015年の国連サミットで採択された2030年までの開発目標。 社会、環境、経済の持続可能な発展を目指す。 Sustainable Development Goalsの略で、 「持続可能な開発目標」と訳されています。
  • 6.
    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 5 1.SDGsとは 8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性および女性の、完全かつ 生産的な雇用およびディーセント・ワーク、ならびに同一労働同一賃金を達成す る。 下記のターゲットについて、xRで価値を提供できるのでは? 11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者 のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善によ り、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへ のアクセスを提供する。 11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参 加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における 都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
  • 7.
    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 6 2.日本が抱える課題 2030年時点での労働人口不足数は644万人。 働く女性、シニア、外国人を増やしても、346万人増。 残る298万人分の労働力不足⇒生産性向上の必要性 引用元:パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」 最低4%
  • 8.
    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 7 3.労働力の減少、生産性向上の必要性 2050年時点では今よりも生産年齢人口が約30%減る予測 高齢化率は上昇 引用元:総務省「人口減少社会の到来」
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 8 3.労働力の減少、生産性向上の必要性 日本の労働力が減少するのは すでに確定した未来。 少子高齢化により人口(≒労働需要)減少 よりも速いスピードで労働力は減少。 この人口ピラミッドから回復するのは 非現実的。 確実に来る未来として対策を考える。 超高齢化社会の負担増を避けるために 打てる対策は下記 1.出生率を上げる 2.移民を受け入れる 3.機械に働いてもらう 4.高齢者など今働いていない人に働いてもらう 5.能力を拡張する もともと働いている人間がテレワークで 丸の内で仕事しても家で仕事しても 総労働力は(ほぼ)増えていないので、 減っていく労働力の構図を変えられない ただのテレワークではなく、 労働力を底上げするような、 能力を拡張するプラットフォームが必要では 高齢者がフルタイム、同一場所で働くのは困難
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 9 遠隔操作の事例を見てみる
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 10 4.過去研究から学ぶ遠隔ギャラリートークシステム 東大檜山敦先生の過去研究(2009年)より 「展示鑑賞における空間利用を考慮した半自律遠隔ギャラリートークシステム」 ・学会員が遠隔地からロボットを半自動操作することで学会員の作業負担を軽減するシステム ・プロジェクタ機能で必要な説明を展示物に並べて投影 ・定型的な解説はロボットで自動化、インタラクティブな応答が必要な部分は学会員が応答 檜山先生は 「モザイク型就労」の 提唱者でもある
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 11 5.モザイク型就労とは 得意分野を活かす モザイク型就労の実現 複数の人間が合わさって一人のバーチャル人材になって活躍 時間モザイク、空間モザイク、スキルモザイクを集めることで 一人(あるいはそれ以上)の労働力を作っていこうという考え方。 TISはこれをxRで実現したい。
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 12 5.モザイク型就労とは いずれ老いていく僕たちを100 年活躍させるための先端VRガイ ド (星海社新書) 廣瀬 通孝 (著) 超高齢社会2.0 (平凡社新書) 檜山 敦 (著)
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 13 6.分身ロボットカフェ『DAWN』 オリィ研究所が2018/11/26~12/7まで実施した、 遠隔操作ロボットを利用した喫茶店の公開接客実験。 様々な理由で外出が困難な方が遠隔操作で接客を実施。 2020年には常設店舗のオープンを検討しているとのこと。 仮説:物理的作用が必要な仕事はロボットのような「存在」が必要。 物理的作用が不要な仕事はxRのような「存在感」で代替可能では?
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 14 7.弊社サービス『TeleAttend(テレアテンド)』 MRデバイス (HoloLens) ARデバイス (iOS端末) VRデバイス (Oculus Rift / HTC Vive / WinMR) AさんBさん バーチャル空間 現実空間 キャラクター/アバター (ガイド) Aさん Bさん ガイド 現実空間にいる来館者が アバターとして見える 仮想空間内を移動しながら 音声と視覚的情報による コミュニケーションが可能 続報にご期待 遠隔地にいるガイドの人が アバターとして見える 空間を移動しながら 音声と視覚的情報による コミュニケーションが可能 商標登録済 特許出願中
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 15 xRで実現する未来
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 16 8.我々が実現したい未来 xR技術を活かして、 あらゆる人のディーセントワークを実現したい ・Society 5.0による人間中心の社会 ・持続可能な都市化に足りないピースをxRで埋める ・能力を最大限に発揮できるようなxRプラットフォーム 遠隔就労や遠隔存在、人体拡張といった xRの基盤を活用して能力を拡張することで ディーセントワークの実現を目指す ※ディーセントワーク:働きがいのある人間らしい仕事
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 17 9.持続可能なxRの価値 個人的な思い。 何か大きな災害に見舞われる時、家族の傍にいたい。 移動を無くすことはただのエネルギーの節約ではなく、 いざというときに大切な人を守るためにもなるのでは。 おっさんがんばるよ。 「移動」を不要にするコミュニケーションの革命。 これは労働力減少に対してxRが提供できる、 生産性向上のソリューションである。 距離を超え、時間を超え、他者のスキルで能力を拡張。 移動を不要とすることで、新たな就労機会を創出できる。 接触にはロボットを、非接触にはxRを。 xRは将来、都市のインフラの一部となる。
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    Copyright © 2019TIS Inc. All rights reserved. 18 参考リンク集 ・SDGsとは(外務省HP) https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html ・パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」 https://rc.persol-group.co.jp/roudou2030/ ・人口減少社会の到来(総務省HP) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc111110.html ・展示鑑賞における空間利用を考慮した半自律遠隔ギャラリートークシステム https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvrsj/14/3/14_KJ00007578113/_pdf/-char/ja ・インタフェースの発達が、複合現実感をもたらす(Top Researchers) http://top-researchers.com/?p=344 ・【速報】分身ロボットカフェ「DAWN」ついにオープン! 障がい者が遠隔操作で接客、新しい就労支援へ(ロボスタ) https://robotstart.info/2018/11/26/dawn-open.html ・ART開発コンセプト 次世代都市交通が取り組む基本理念と4つの階層(内閣府) https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/iinkai/jidousoukou_6/6_js_siryo6-4-2_1.pdf
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