2017年の研究戦略 -cvpaper.challenge 2017-
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【2017年の研究戦略】2017年におけるこれまでの活動や、コンピュータビジョン分野の動向を記載し、研究戦略について説明した資料の一部を公開します。 充分に進化したコンピュータ視覚（Computer Vision; CV）は人間に新しい知見をもたらす。cvpaper.challengeではCVが飛躍的に進んだ先に、人間に対して拡張した知能や技能を教示できる、と位置づけ論文読破・まとめ・アイディア考案・議論・実装・論文執筆（・社会実装）に至るまで広く取り組み、その過程で出てきたあらゆる知識を共有します。 2015〜2016年は1,600本以上の論文まとめを全て公開し、著名な国際会議のWSにおいて受賞を経験しました。2017年はさらにアウトプットにこだわり、突出した成果を出すことを目標とします。 SlideShareにて論文まとめや講演資料を公開し、Twitterでも情報を共有しております。 HP： https://sites.google.com/site/cvpaperchallenge/home Twitter： https://twitter.com/CVpaperChalleng SlideShare： https://www.slideshare.net/cvpaperchallenge 質問コメント等がありましたらメールまで Mail ： cvpaper.challenge@gmail.com
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- 1. 2017年の研究戦略 -cvpaper.challenge 2017- ⽚岡 裕雄, Ph.D. http://www.hirokatsukataoka.net/
- 2. 本⽇ – 2017年これまで – 研究グループ・研究テーマ発表 – CVのこれまで、これからを俯瞰 – 今後の指針
- 3. 2017年 これまで
- 4. cvpaper.challenge 2017の⽬標 • トップ会議※に年間10本以上投稿する – 問題提起を狙って論⽂を書くが追従型研究もOK • 前年の成果含め5本は通す & 国内で賞を獲得 – コード・デモ・DB・動画を積極的に作成・公開 – （もちろん）常に論⽂インプット • 精読やコード実装増やす ※ Top-20 (subcategory) at
- 5. 1月 2月 3月 4月 プロジェクト結成 ■ 3ヶ⽉半の論⽂まとめ・ブレインストーミング・議論・テーマ考案 ■ 4回に渡るアイディアの先鋭化 ■ 全10回（本⽇除く）のミーティング 1stミーティング 1/10 1/16 1/23 1/30 2/2 2/8 進捗 2/20 3/2 3/7 2nd 3/14 3rd 4th 4/18 懇親会
- 8. 研究グループ・テーマ発表
- 9. グループ・テーマの決め⽅ • テーマ決め – 予めテーマを10前後考案 • グループ構成：⼈の組み合わせを重視 – 研究内容、所属、物理的な距離、引き継ぎテーマ、⾔語 – テーマよりもグループを先に決定 • テーマ割当：事前相談 – グループに対して最もふさわしい（と思う）テーマを割り当て – GL, JLに関しては相談 – 相談内容に応じてメンバーを調整
- 11. これからやること • 1~2ヶ⽉間はサーベイ、研究テーマをより具体化 – 現在のテーマはあくまでも仮 – GL, JL, HQ始め、全員の⼒でテーマを洗練化しましょう！ ※HQ：ヘッドクォーター、GL：グループリーダー、JL：実装リーダー
- 12. CVのこれまで、これから
- 13. YOLO_v2
- 14. PSPNet
- 16. C3D
- 17. Face2Face
- 18. DenseCap
- 19. SfM Revisited
- 20. CNN-SLAM
- 23. カコ イマ ミライ # “ミライ”はあくまでも想像です 研究 • 画像処理 • パタレコ • 機械学習 • 3D • センサ など 各要素技術を研究 研究＋ 産業 • Edge/Line/⾊補正 • 局所特徴 • CNN/RNN/DQN • SfM/SLAM • Kinect/360°/LiDAR など 成熟と応⽤研究 コモディティ化による分野破壊？ 分断 再組織化 コモディティ化 トップラボ：トップ会議 その他： たまにトップ、2nd tier会議、 他分野へ分散・新分野開拓 ※ 「その他」と⾔っても偏差値 ~70のラボ 実⼒格差により⼀部が研究、その他がツールと して使⽤？
- 24. 240 200 300 327 491 357 431 472 551 544 453 503 466 920 905 873 1160 1131 1250 1593 1464 1724 1677 1933 1816 1807 2123 2145 3875 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 ※ ※ The largest ID in CVPR2017 Accepted Papers List （正確な数字ではないので信じ過ぎないでください） http://cvpr2017.thecvf.com/files/Papers_accepted_ID.txt 30 Years of CVPR
- 26. arXivについて 学会 Proc. 論⽂誌 Trans. ≦ ≧ Univ. Press カコ arXiv 学会 Proc. 論⽂誌 Trans. arXiv GitHub イマ • 絶対的に学会や論⽂誌で議論していた • 速報（arXiv等）は邪道的？（たまに良書・良論⽂） • GitHub等が整い「⾼速かつ信憑性をコードで測る」という枠組み • 速報と学会の逆転現象 学会/速報の役割が変わってきた？（次ページへ）
- 27. 参考：北本先生（NII）「ディープラーニングとオープンサイエンス」 h/p://agora.ex.nii.ac.jp/~kitamoto/research/publicaFons/sparc16-ppt.pdf 密な議論、⼈脈 学会は査読を突破したという承認 ライブに⾏く感覚 学会 速報 とにかく速い（信憑性はコードで測定） 認められてから査読を突破するルート arXivはライブの広告・宣伝 • 完成度が重要（速い、だけの論⽂は記憶から消される） • 個⼈/チームのブランディング（名前が信頼性を持つ） 今まで以上にチームの⼒・そのブランディングを意識
- 28. 今後の指針
- 29. ToDo サーベイ提供、連続的に論⽂投稿、コンテンツの充実 サーベイ • 年間1,000本読んでまとめるポテンシャル • 各項⽬の技術マップ、サーベイ論⽂ アイディア • 論⽂知識からアイディア・テーマに昇華する能⼒、発散と収束を意識 • 組み合わせではない、⽂脈を考慮した/視点を変えたテーマ設定 実装実験 • グループワークによる適材適所/作業コスト減 • ⼿法⾃体に新規性を出すための議論 実装実験 • 予め論⽂構成・作成図表・（新規性等）ストーリー・スケジュール設定 • グループメンバ同⼠の多重チェック/PD以上のチェックや相談 コンテンツ • 論⽂に対し、論⽂・スライド・動画・コード・ポスター・DB • その他、まとめ資料・技術マップ・輪講資料・サーベイ論⽂・解説・特別講演等 ※下線部：未着⼿領域
- 30. 各⼈の役割 HQ 環境を作る、全打ち合わせの参加、あらゆる研究への貢献 GL グループの統括（MTGや論⽂のスケジュール）、MTGの取りまとめ、 論⽂執筆の責任/技術マップの作成（HQと共有） JL 実験・⼿法考案の取りまとめ PD以上 アドバイス、論⽂チェック、（積極的な）グループ⽴ち上げ 全員 サーベイ、全体MTG、広報、学会への参加、情報提供、マメな連絡、 研究を楽しむ（⼀番重要） ※HQ：ヘッドクォーター、GL：グループリーダー、JL：実装リーダー
- 31. 2017年の研究戦略について（再掲） • 最先端の研究を⾏うために 1. 【問題設定：Issue】 2. 【解の質：Novelty】 3. 上記1, 2のいずれかを保持するもしくは両⽅同時に持つ研究を実⾏ Issue Novelty 平凡な研究 優れた問題提起 × × 優れた解法 × × 両者を保有
- 32. 2017年の研究戦略について（再掲） • 最先端の研究を⾏うために 1. 【問題設定：Issue】 2. 【解の質：Novelty】 3. 上記1, 2のいずれかを保持するもしくは両⽅同時に持つ研究を実⾏ Issue Novelty 平凡な研究 優れた問題提起 × × 優れた解法 × × 両者を保有 ⽬指す領域 問題を作ってから解の質を⾼める
- 33. 全体ミーティング • この集まり – 担当グループで当番制（GLを中⼼に準備） – 輪講・グループのサーベイ報告・学会ネタ・発表情報・技術紹介・こ んなんあった（完成度を⾼めてSlideShareなどで公開） – ブレストも引き続き⾏う※ ※ 常に考えテーマが固まったらどこからでもスタート！
- 34. グループミーティング • 本⽇中に、次回⽇程とSlackグループ⽴ち上げ – ⽇程調整：GLとHQを中⼼に決める – 内容：サーベイ共有、実装実験、論⽂打ち合わせなど研究に関して