20160527_05_20160526-IoTビジネス共創ラボ第2回勉強会-スマートトイレ実証実験を通じて見えてきたオフィス事情-公開用

1. スマートトイレ実証実験を通じて見えてきたオフィス事情
IoTビジネス共創ラボ ヘルスケアWG
ヘルスケアWGリーダー
ユニアデックス株式会社
山平 哲也
tetsuya.yamahira@uniadex.co.jp

2. 1 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
■仕事
• 企業向けシステムインテグレーション、米国シリコンバレー拠点の立ち上げ、ICTソリューションのマーケティング企
画・推進を経て、現在 IoT を中心としたエコシステム構築とビジネス創造を推進。
• 一般社団法人 iOS コンソーシアム共同発起人兼理事。近著に「iPhone・iPad企業導入ガイドライン」（日経BP）
■趣味
• 旅行、飲酒、ネコ
自己紹介
山平 哲也
ユニアデックス株式会社 エクセレントサービス創生本部 プロダクト＆サービス部 IoTビジネス開発室 室長

3. 2 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
IoT とトイレ / リクルートさん
https://tech.recruit-mp.co.jp/iot/iot2/

4. 3 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
IoT とトイレ / サーバーワークスさん
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2016/05/10/toilet-visualization-with-soracom/

5. 4 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
IoT とトイレ / レンジャーシステムズさん
http://www.ranger-systems.co.jp/iot/toilet.html

6. 5 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
IoT とトイレ / バカンさん
http://www.throneservice.com/

7. 6 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
IoT とトイレ / ユニアデックスさん
http://www.uniadex.co.jp/news/2015/20151007_iot.html

8. 7 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
準備した構成
データ収集
Event Hub
-> IoT Hub
リアルタイム処理
Stream Analytics
機械学習
Machine Learning
管理画面
WebApp
IoT
ゲートウェイ
開閉検知センサー
Bluetooth
HTTPS/
MQTT
🚻
🚻
🚻
タブレット

9. 8 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
時間がかかるもの……
それは事前説明という名の「根回し」。
真面目にやろうとすると
思った以上にステークホルダーが多かった。
ビル管理会社
不動産会社
親会社：人事部門、総務部門
社内：人事部門、総務部門、法務部門

10. 9 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
実験内容
 目的
 個室トイレのデータ利活用ソリューションの検討
 社員の生産性向上につながるかの見極め
 実施ステップ
 Step1 利用状況可視化
 Step2 データを利用した対策検討・実施
 Step3 効果確認
 対象トイレ
 ユニアデックスで利用しているフロアのトイレ（男女）

11. 10 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
設置状況

12. 11 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
設置状況

13. 12 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
【結果】設置してわかったこと
 1個室/日の利用時間
 男性：約7.6時間 女性：約2.2時間
 1人あたりの平均利用時間（男性）：約9分
 満室状況（男性）：7割程度の満室状態
 あと、ここに書けないことは
口頭でお話します

14. 13 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
0
1
2
3
4
10 12 14 16 18
time.h
n.occupied
わかったこと
1. ほとんどの時間帯で２つ以上の個室が使われている
2. 正午の近辺で少し空きが出る
3. 全室フリーな状態はほとんど出現しない
4. １６時を過ぎるとだんだん空き始める
【分析】ある日の男子トイレの占有個室数の推移

15. 14 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
テーマ１
「トイレに行ったら満室だった！今は○○時だ
けど、このまま何分待ったら空きが出るだろう
か？」という問題にトライしてみます
テーマ２
「もしもみんなのトイレ使用時間をＸ％減らし
たら、事態がどれくらい改善するだろうか？」
というシミュレーションをやってみます。たぶ
ん、待ち行列理論に当てはめればできると思い
ます。
【分析】今後こんなことも

16. 15 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
オフィストイレ利用アンケート結果概要
(回答数：男性67件・女性3件)

17. 16 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
見えてきたのは……
トイレ利用状況を可視化することで
充実したオフィスライフと生産性向上が
身近なトイレで PoC を展開することで
社員が IoT を身近に感じてくれた

18. 17 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
「スマートトイレルーム」
 オフィス自席からの個室トイレ空
き情報確認による利便性向上
 多様化する利用者(障がい者、
LGBT、訪日外国人など)の安心し
た利用(多目的トイレ)
トイレ利用者
 トイレ内の不具合者/不正利用等の
早期発見
■トイレ設備の不具合早期発見
 利用状況に応じた清掃
(Condition Based Maintenance)
■トイレ利用状況可視化による
ホスピタリティ向上
施設管理者トイレ設備業者
 利用状況の把握によるメンテナン
ス効率化
 遠隔監視および遠隔保守による
不具合早期復旧
オフィス・医療(病院/介護)・公共トイレ・駅・サービス施設など
商業
施設
オフィス駅
医療
施設
教育
施設
ホテル 住居
各種センサー・デジタルサイネージ
 個室トイレの空き状況表示
■トイレ混雑予想の掲示
 個室トイレの利用状況監視
-長時間利用
-未使用時間

19. 18 ©2015 Uniadex, Ltd. All rights reserved.
ヘルスケア WG で取り組みたいこと、目標
ヘルスケア分野における象徴的な PoC、実証実験1
メンバー企業の連携による勝ちパターンの確立2
社会的な課題の解決（の糸口をつかむ）3