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東京都立図書館講演 20110630
- 1. 図書館をもっと楽しく NOTA Inc 洛西一周
- 2. 目次 会社紹介 カーリルの紹介 ITには二つの世界があります 個人が図書館システムを開発 カーリルのソーシャル機能 イベント活動 Q & A
- 3. Nota Inc 2007年12月、シリコンバレー・サンノゼに設立 インターネット上で、ユーザーにクリエイティブな体験を提供する
- 4. 中津川 サンノゼ(本社) 東京 京都
- 5. 図書館システムの問題点 図書館システムがばらばら OPAC/WebOPACが機能していない 図書館にある本しか探せない 書誌情報はだれでも手に届かない 予算不足 利用者視点で作られていない 使われていない
- 6. カーリルのきっかけ 吉本の中津川市における情熱 行政システムの開発に一人で関わる 利用者が少ないことに対する懸念 現実的、かつ斬新な手法で問題を解決 ブレインストーミング 日常の情報を共有することでもっと世界は楽しく豊かになる 本は、コミュニケーションの起点になる
- 8. 2010年3月に公開。 いまは、 毎月20万人以上の訪問者、 100万ページビューを超えるサイトに成長
- 10. 対応館は 5746館 すべてをスクレイピングで取得 公共 4552館大学1048館専門 146館 なんとニューヨークの図書館も対象に
- 11. DEMO
- 12. 地図から選ぶ
- 13. 色分けされた検索結果
- 14. WikiPedia連携
- 15. カーリルローカル
- 16. 特定の本の横断検索
- 18. インターフェース 迷いのない操作 待たせないアニメーション 入力欄は一つ 蔵書のありなしを色分けして表示 ベストセラー／作家リスト／カテゴリー 読みたいリスト コンピュータが人間に合わせるという考え方=HCI
- 19. デザイン 目指したのは、住んでいる町をイメージできる「地域感」 「本」から連想する本棚や木目調を避けた 図書館という「場」から地図を採用 雲、町の風景、山、海、乗り物、動物 = 日常
- 20. 柔軟な開発手法 構想に1ヶ月、開発に1ヶ月、合計2ヶ月 高いモチベーション Twitterやメールでユーザーと対話 システムの更新を頻繁に行うことで、利用者のニーズにきめ細かく対応 仕様書ではなくモックアップ！
- 23. 利用しているAPIAmazon API Google Maps / Geocoding WikiPedia Yahoo Image Search 日本発のサービスがないのが悲しい…
- 24. サーバー環境 Google App Engineを利用した分散・冗長サーバー 秒間60アクセス、30万アクセス/日を支えるサーバー環境 5分〜1時間で新規図書館を追加できる柔軟性
- 25. 検索エンジン
- 26. ITには二つの世界があります
- 27. 車に例えると… いままでのＩＴ - 効率性 - 組織人員の削減
- 31. 図書館では？ 生活・交流のIT 図書館のHP WebOPAC 効率・業務のIT OPAC 相互貸借の管理 書誌管理 県内横断検索 < 圧倒的比重 ↑本来のインターネット
- 32. インターネットは 本来、生活を豊かにするもの。 コミュニケーションの手段として生まれた。 効率化のためのITは、一部分にすぎない。 図書館のインターネット 図書館が市民に魅力を感じてもらえるサービス
- 34. 図書館の自由に関する宣言 図書館は資料収集の自由を有する 図書館は資料提供の自由を有する 図書館はすべての検閲に反対する 図書間の自由が侵されるとき、団結して自由を守る インターネットと親和性が高い
- 35. Welcome, Cybrarian 待望のオープン・プラットフォームの図書館 オープンガバメント x Gov 2.0の先鞭に 310アプリ開発中 50万アクセス/日
- 36. オンライン書店 語学学習 書評 地域情報 スマートフォン カーリル図書館 API
- 37. 多読ナビ
- 38. Libron 開発：石原淳也
- 39. かーりるん 開発：Whioha
- 40. Libreq
- 41. ライブラリアン 開発: Artisan Force
- 42. calil for mixi 開発: lkan006
- 43. 開発プロセス 成果プログラム 開発 開発コミュニティ フィードバック 提供 カーリル：図書館検索の基盤システム
- 44. API提供のメリット 他のシステムと連携して、多様なニーズを満たす iPhone, Androidなど多様化する環境に対応 「ブクログ」など本棚共有サイトと連携 便利なシステムを市民が作り、市民参加を促す = プラットフォームとしての行政システム 図書館自身も自由にシステムを拡張できる
- 45. カーリルのソーシャル機能
- 47. 本のレシピとは？ 本を「人生のスパイスに」。そんな、本を紹介したい人が集まるコミュニティです。 作成されたレシピは、全国のカーリルユーザーだけでなく、インターネットを通じていろんなひとに届けることができます。
- 48. 畠本 翼さん
- 49. 大阪信愛女学院図書館さん
- 51. レシピを作ってみよう 1 テーマを決めて 2 本を選ぶ 3 紹介文を書いて 4 公開！
- 55. 都立中央図書館さん
- 56. 千代田図書館さん
- 57. スタンプラリーに返信 1 ユーザーさんのTwitterをチェック 2 Twitterにログインして 3 @Replyで返信します。
- 58. 図書館紹介ページ RSS
- 60. これまでは 行政
- 61. 図書館が 受け止める 図書館の 情報 ユーザーが受信・発信 /Twitter / Facebook / uStream
- 62. ユーザが発信するツールの登場によって情報の流れは変わった。 スタンプラリー 本のレシピ ブクログなど本棚サイトの連携 図書館としてこれをどう受け止めるか？
- 63. カーリル自身も情報環境の一部 毎日大量のユーザーフィードバック ブログの記事 Twitterのリプライ メール ユーザーの手を 借りて発展
- 64. 図書館らしい業務として 日々の仕事の中で、ソーシャルサイトの情報やユーザーの発信を取り込み、集約し、発信する 地域の図書館は、同じ機能がある 郷土資料。地域の人が書いた情報を収集・発信
- 65. ソーシャルサイトの実践 検索 Twitter検索 Googleブログ検索 Googleユーザーアンケート 書き込み
- 66. 図書館の具体的な実践例 カーリルレシピの利用 山中湖情報創造館 京都造形芸術大学 芸術文化情報センター 大阪信愛女学院図書館 その他、多くの司書さん 公式Twitterの利用 中津川市図書館、他 Facebookの利用 図書館のFacebookページを作ってみるカレントアウェアネスhttp://current.ndl.go.jp/node/18333
- 69. 書誌からカーリルへリンク
- 73. カーリルのイベントの活動
- 74. 図書館ダイアローグ