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領域と手法を越境する試み
これからの「公共のあり方」について、私の模索と現在地
栗本 拓幸 Hiroyuki Kurimoto
2020.02.21@江崎グリコ株式会社大阪梅田オフィス
全体の概要
1. 自己紹介
1. 文章(528文字)
2. 概念図
3. キーワード
4. おまけ
2. 「探究と実践-私の道程と模索を通して-」
3. 液体民主主義の社会実装
4. YouTubeを通した「繋がり」と「対話」のプラットフォーム
5. 森を拓くPJの概要
6. フィールドワーク・視察(中国・ロシア・エストニア)
7. アウトプット例
自己紹介 1999年生まれ、「知性ある日本」をテーマに領域・手法を
越境しながら研究と実践を行き来する20歳。
テクノロジーを基盤とした民主主義の社会実装を進める合
同会社Liquitous、公共政策に関する対話型ワークショップを
展開する一般社団法人(登記準備中)ひらく研究所などを立ち
上げながら、若者の政治参画をリードしてきた特定非営利活
動法人Rights、国内大使館・国際機関と若者を繋げる一般財
団法人国際交流機構などに参画し、実践を行う。
同時に、慶應義塾大学総合政策学部で、日本の公共・民主
主義について、主権者・シティズンシップ教育、
Gov/PoliTech、統治機構改革等の観点から研究を進める。
また、これらの実践と研究を通して見えてきた課題を共に
解決する「公共的枠組みを担う人( 公共人材)」が少ないと
いう問題意識から、対話とリサーチを基にした一般・AO入
試対策を行う #森を拓くプロジェクト、中高生を対象とした
キャリアに関する講演やファシリテーター 、大手企業内のプ
ロジェクトのメンターなども展開する。
実践と研究、教育現場などでのアウトプットなどを通して
得た気付きは、パーソナリティを務めるラジオ番組や
YouTube「おっさんチャンネル」を通して発信する他、国
政・地方選挙における政党・候補者の公約(政策)監修、イベ
ント企画などを通して発露する。
(528文字)
栗本 拓幸
Hiroyuki Kurimoto
自己紹介
ファシリテーター
政策コンサルタント
(自治体、地方議会)
合同会社Liquitous / 液体⺠主主義の社会実装
(一財)国際交流機構 / 大使館支援
ひらく研究所 / 対話・共創のコモンズ
おっさんチャンネル
この○○の片隅から
Rainbowtown FM/ナイスク学園
NPO法人Rights / 若者の政治参画
慶應SFC / 公共・統治機構研究
森を拓くPJ / 対話型AO入試対策
公共コミュニケーション学会
日本シティズンシップ教育フォーラム
実践(キャリア教育・PBL領域)
研究(統治機構・新しい公共)
実践(統治機構・新しい公共)
PR(YouTube/ラジオ/コンサル)
キーワード
直近の研究発表・講演等
• 『オルタナティブ創造社会への挑戦』(第12回トポス会議、富士通総研)
• 『Z世代の価値観、オルタナティブエコシステム』(Future Center Challenge、富士ゼロックス)
• 『日本という文脈に ユースカウンシル を如何に位置づけるか』
(わかもののまちの作り方フォーラム、NPO法人わかもののまち)
• 『生徒会活動の概観と沿革-教育と参画の視点から-』(国士舘大学教職課程、講義内講演)
• 『参画拠点としての生徒会活動-シティズンシップ教育・若者の政治参画の新しい形とは-』 (シ
ティズンシップ教育研究大会、日本シティズンシップ教育フォーラム)
• 『学校校則のあるべき姿を問う∼決められた校則ではなく学生が自ら作る校則へ∼』
(ユースカンファレンス2019、日本若者協議会)
• 『本邦における民主主義の課題と展望ー18歳選挙権の評価と政治参加の観点からー』
(SFC Open Research Forum2019、湘南藤沢学会)
直近の執筆等
• 『公共領域の再構築-持続可能な民主主義を如何に実現するか- 』
(NRI小論文コンテスト奨励賞、野村総合研究所)
• 『政治家教育への転換を:年金ポピュリズムから考える』(言論プラットフォームアゴラ)
• 『ポピュリズム参院選:山本太郎とN国 台頭 に危惧』(言論プラットフォームアゴラ)
• 『参画への関心を摘まない環境を学校から』(J-CEFニュースレター、J-CEF)
• 『政策形成における行政と市民の「対話の場」の沿革と課題-第三者の主導による「対話のコモン
ズ」創出に向けた試みの検討- 』(リサーチペーパー)
• 『兵庫・明石市における「若者の政治参画」の現状に関する一考察-あかし高校会議所と高校生議
会を通した高校生のアドボカシー実践例を通して- 』(執筆中:リサーチペーパー)
• (公職選挙における政策立案:2019年都区部議会議員選挙、2019年参議院選挙通常選挙など)
自己紹介
探究と実践
私の道程と模索を通して
栗本 拓幸 / Hiroyuki Kurimoto
[CC BY-NC-ND 4.0]
2019年9⽉30⽇ 於: 慶應義塾⼤学湘南藤沢キャンパス
©Hiroyuki Kurimoto
http://hiroyuki-kurimoto.jp
発表の前に…
©Hiroyuki Kurimoto
研究発表は別⽇に⾏うので…
• 皆さんにSA(栗本)を知って頂く
• 私の探究/実践事例を改めて整理する
• 私の抱える問題意識を発露する
+tips
ことを⽬的にスライドを作成しました
(アカデミックな記述では必ずしもありません)
2
-⾃⼰紹介-
©Hiroyuki Kurimoto
⾃⼰紹介
©Hiroyuki Kurimoto
5
栗本 拓幸 / Hiroyuki Kurimoto
@maronkouhou
http://hiroyuki-kurimoto.jp
・慶應義塾⼤学総合政策学部
-松井孝治研究会(統治機構)
・(NPO法⼈) Rights 理事
・(⼀財) 国際交流機構 理事
・(⼀社)⽣徒会活動⽀援協会 理事
・Liquitous OÜ Co-founder
・ブロガー
・YouTuber
・キャリア/探究 ファシリテーター
所属・諸々
etc..
⾃⼰紹介
©Hiroyuki Kurimoto
何をしているのか(⼿法編)
6
深める調べる まとめる 動かす
• 読む
• 観察する
• 取材する
• ⾒⽐べる
• 分析する
• 問いを⽴てる
• 対話する
• 議論する
• 解釈する
• ファシリテー
トする
• 表現する
• 編集する
• 発信する
• 場を作る
• 仲間を集める
• 組織を作る
• 仕掛けを作る
-⽅向性と問題意識-
©Hiroyuki Kurimoto
⾃⼰紹介
©Hiroyuki Kurimoto
8
公共の
デザイン
近現代史
国際交流
キャリア
探究
探究/実践の領域
⽅向性・コンセプト
©Hiroyuki Kurimoto
9
知性ある
⽇本
⽬指す世界 ・様々な課題に直⾯する⽇本と世界
国内:⼈⼝減少社会、少⼦⾼齢化、資源分配の年代別不均衡
外的:戦後秩序のラディカルな変化、普遍的価値観への疑念の広まり
・⾃由主義・⺠主主義の原則を維持しながら、
より正義/公正を志向する社会を再構築する必要性
市場⾄上主義への⻭⽌めとして、「公」のイニシアティブの必要性
ファーストセクターにも多⾯的・連続的変化の必要性が切迫
・解像度の⾼い「国家観」「歴史観」に基づきな
がら、社会の公正を志向する「集団」の必要性
リアリズム:安全保障/社会資源の配分
「流れ」と「⽬的」の重視
・伝統/先⼈の営みを⼀概に否定せず、改⾰ありきではない
・歴史(近現代史)、⽇中/⽇台関係、⽇韓関係の再評価
これからの「⽇本の姿」を考える会, 会の背景/問題意識, 2019より
⽅向性・コンセプト
©Hiroyuki Kurimoto
10
知性ある
⽇本
⽬指す世界
公共の
デザイン
国際交流
キャリア
探究
近現代史
問題意識
©Hiroyuki Kurimoto
11
公共の
デザイン
領域
・困難な局⾯においてこそ、各個⼈が事実を
直視し、世代を超えた対話を⾏い、妥協点を
探りながら私たちの社会の公共を維持する必
要性が増すとの指摘は有効ではないか。
・多様性がより⼀層顕在化する現代社会にお
いて、合意形成を図り、意思決定を⾏う機会
は以前よりも増⼤している。
その⼀⽅で、世界的な潮流や国内の動向に⽬
を向けると、公共領域の解体が進み、デモク
ラシーが機能不全に陥っている事例は少なく
ない。そこで、筆者の問題意識を基に、(中
略) 新しい公共の形を提案している。
いずれも(栗本拓幸, 公共領域の再構築―持続可能なデモクラシー
を如何に実現するか―, 2019)より
キーワード
持続可能な⺠主主義, 公共の再構築
問題意識
©Hiroyuki Kurimoto
12
領域
国際交流
・少⼦⾼齢化/⼈⼝減少社会を迎える中で、純
粋に経済成⻑を続けることには⼀定の困難さ
・中国などを中⼼とする権威主義諸国の経済
的・軍事的台頭に際して、私たちが享受する
法の⽀配や⼈権尊重、⾃由といった基本的価
値の安定性に対する危機感
・国家レベルの外交政策は主要国中⼼、政府
が注⼒しない国家との関係性は⺠間が主導し
て担い、中⻑期的に、⽇本の国際的地位の向
上を図るべきではないか
キーワード
⽇本の国際的地位、⺠間外交
問題意識
©Hiroyuki Kurimoto
13
領域
キャリア
探究
・社会が多層化し、価値観が多様化する現在
において、存在するはずの問題(課題)が“埋も
れている” 可能性
・社会問題(課題)に関⼼を持ち、公共的な枠
組みを通して解決しようとする⼈材の不⾜
→眼前に与えられた「ワーク」を消化するこ
とに特化した⼈材の必要性の低下
・幼少期から、⾃ら「問いを⽴てる」経験と
社会問題へ参画する経験の重要性
→「問いの⽴て⽅」を「試⾏錯誤する重要
性」の観点から検討
キーワード
公共的⼈材、課題解決型
問題意識
©Hiroyuki Kurimoto
14
領域
近現代史
・様々な政策/施策評価の基準の1つとしての
近現代史の重要性(歴史的事象を軽視する⾵
潮への危惧 Cf. Fact-based )
・私たちの社会の基盤を形成した先⼈達の営
みを理解しようとする試み。⽇本という国と
その歴史を(なんらかの意図に基づいて)過
少/過⼤に評価する様々な動きに対する違和感
・先の⼤戦などに殉じた戦没者を慰霊する重
要性と情緒的価値判断からの昇華
キーワード
第三者の⽬、アイデンティティ
-探究と実践の事例-
©Hiroyuki Kurimoto
⾃⼰紹介
©Hiroyuki Kurimoto
何をしているのか(⼿法編)
16
深める調べる まとめる 動かす
• 読む
• 観察する
• 取材する
• ⾒⽐べる
• 分析する
• 問いを⽴てる
• 対話する
• 議論する
• 解釈する
• ファシリテー
トする
• 表現する
• 編集する
• 発信する
• 場を作る
• 仲間を集める
• 組織を作る
• 仕掛けを作る
探究と実践のテーマ
©Hiroyuki Kurimoto
17
公共の
デザイン
テーマ
・政治参加/参画
・若者(市⺠)
・具体的施策
・前提となる教育施策
・⺠間組織/企業体
・⺠主主義の在り⽅
・液体⺠主主義 (Liquid Democracy)
・参加(近隣)⺠主主義
・GovTech/電⼦政府
(⾏政におけるテクノロジーの利活⽤)
・⾏政⼿続
・オープンデータ
・電⼦投票/オンライン投票
テーマの連関
©Hiroyuki Kurimoto
18
連関図
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
19
政治参加/参画
-若者(市⺠)
-⺠間組織/企業体
インタビュー
観察する
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
20
政治参加/参画
-若者(市⺠)
-⺠間組織/企業体
研究レポート
・「18歳選挙権」実現の沿⾰整理と今後の展望-主権
者教育と政治参画の視座を中⼼に-(8⽉)
・[予定] スウェーデンにおける政党⻘年部と政治参加
研究ノート
・2000年代の校則⾒直しに関する検討の推移と「⽣
徒参加」発⾔の意義(執筆中)
・⾃由⺠主党・⻘年部の外郭団体としての「⾃由⻘年
同盟」の沿⾰と整理 (8⽉:未定稿)
対話の場
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
21
政治参加/参画
-若者(市⺠)
-⺠間組織/企業体
発信する(講演/メディア)
発信する(YouTube/ブログなど)
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
政治参加/参画
-若者(市⺠)
-⺠間組織/企業体
場づくり
組織づくり
仕掛けを作る
22
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
19
⺠主主義の在り⽅
-液体⺠主主義
-参加⺠主主義
インタビュー/観察する
研究ノート
・意思決定プラットフォーム「Liqlid」のコンセプト(6⽉)
・欧州における「液体⺠主主義」の興隆と現状―Pirate Party
に着⽬して―(9⽉:未定稿)
⼝頭発表 / Misc.等
・Government as a Serviceを⽬指せ:これからの統治機構
(ブログ, http://hiroyuki-kurimoto.jp/archives/921 / 9⽉)
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
⺠主主義の在り⽅
-液体⺠主主義
-参加⺠主主義
発信する(講演/YouTubeなど)
組織づくり
19
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
19
GovTech/電⼦政府
-⾏政⼿続
-オープンデータ
-電⼦投票
インタビュー/観察する
研究ノート
・⽇本の選挙運動におけるインターネットの活⽤の沿⾰(2018)
・⽇本における電⼦投票導⼊の動きと失敗(2018)
・2019年エストニア総選挙におけるi-Votingの動向(6⽉)
・電⼦投票黎明期の動向整理(6⽉)
⼝頭発表 / Misc.等
・これからの国家のあり⽅を考える:e-Residencyを取得して
(ブログ, http://hiroyuki-kurimoto.jp/archives/820 / 5⽉)
・Government as a Serviceを⽬指せ:これからの統治機構
(ブログ, http://hiroyuki-kurimoto.jp/archives/921 / 9⽉)
探究と実践の事例
©Hiroyuki Kurimoto
19
発信する(講演/YouTubeなど)
組織づくり
・前述のLiquitousをe-Residencyを通して登記
ーLiquitous osaühing (OÜ)
GovTech/電⼦政府
-⾏政⼿続
-オープンデータ
-電⼦投票
液体民主主義の社会実装
液体民主主義とは
直接民主主義が持つ「構成員が意思決定に直接参画する事ができる」特質と間接民主主義の「すべ
ての構成員に等しい参加が要求されず、自由意志に基づいて間接的に意思決定へ参加する事ができ
る」という性質の双方を兼ね備えた、オンラインのプラットフォームを用いた民主主義の形。
法人・チームとしてのLiquitous Inc.
・PJ始動(2018.11)→エストニアで法人格(OÜ)取得(2019.02)→日本で合同会社として登記(2020.02)
・開発チーム/政策研究チーム/意匠による構成、アジャイル開発とテレワーク前提 (7名、5大学)。
・硬直化した意思決定と官僚化した意思決定組織
・意思決定層とそうでない人々の意識乖離と相互不信
・インターネットと現実世界における個人の発信力の差異
・個人と「公共」の精神的断絶
私たちの問題意識
YouTubeを通した「繋がり」と「対話」のプラットフォーム
過去7日間のリーチ数
過去90日間の視聴者・チャンネル登録者数
YouTubeを通した「繋がり」と「対話」のプラットフォーム
世代間、地域間、性差を超えて連携する
対話の場と⼿法の提供による
公共インフラの再構築に向けた
全世代型プラットフォームの形成
2020年2⽉16⽇
Executive Summary
事業内容
YouTubeスタジオを併設した無料で使えるコワーキングを12拠点で同時展開し、
⽇本をプライベートネットワークで繋ぎ、各地⽅に埋没してしまっている地域資源を可視化する。
世代間、地域間、性別間のギャップを超え、協働し合うコミュニケーションプラットフォームを⽇本各地12拠点に
2年間設置する。
1
なぜこの事業を選んだのか
各都市で⽣活に必要なインフラを再点検、再構築するプロジェクトを協働、創発する。
インフラが整備されていない場所からは⼈が出て⾏ってしまうため、地域資源が置き去りになってしまう。その中に
は⽇本を代表するような⽂化資本、観光資源、世界に誇る歴史を⽰すものが多く含まれる。
2020年に解決に向けて着⼿すべきこの課題に対し、⼤型資本でインフラを再整備することで、住環境を保全しつつ地
域資源の掘り起こしを狙う。
出資⾦の使い道
拠点ごとの運営に加え、ネットワーク全体で地域横断的に運営される分科会を設置する。統⼀テーマは「インフラ
の維持と再構築」とし、運営者の認証を得ることで新規分科会を設置、運営できるようなシステムを提供する。
拠点でできること
各拠点にはYouTubeスタジオとそれらの利⽤⽅法の
レクチャースタッフが存在し、情報発信や協働する
ためのレクチャーを提案。利⽤者はすべてのリソー
ス・レクチャーを2年間無料で使うことができる。
拠点利⽤者の権利・資格
各拠点の利⽤者は「⽣活インフラ」の構築、
点検等、⾃らの貢献できるプロジェクト
(シード)を持ち、各分科会のプロジェクト
に所属することで参加資格を得る。
各GAPを乗り越えるコアとなる基幹技術
Acceptance and Commitment (ACT)
Non-Violence Communication (NVC)
2
現在、国内でインフラの再整備が必要とされているが、主体的に取り組むことのできる⾃⼒のある組織は今の⽇本に
存在していない。国の予算では実施が難しく、地域や⺠間も実施は不可能。⼈⼝減少が確実なため、リターンが定義
できず、予算がそもそも組めない。
出資⾦の使いみち
各地域でオフラインの繋がりを構築するコワーキングの設営と2年間の運営費として6億円、各拠点を横断的に繋ぐ
オンラインの繋がりを構築する分科会で総額4億円を予算とし、リサーチプロジェクトと運営助成を⾏う。
狙う市場
①基礎インフラ整備事業における新規技術の
権利の独占および実施データの集積販売。
②⽇本郊外の住環境の保全および交通
インフラ事業群のファシリテーション。
5年間の事業計画およびマイルストーン
世代差、性差、地域差、様々な差異を超えて、地域の存続のために真剣に議論をする。
地域を⽀える活動をする⼈のネットワークを⽀える地域拠点をデザインする。
施設の活動概要
▪「地域インフラの整備」をテーマに⼈を集める
▪地域資源を可視化するための調査、研究、発表の場
▪解決すべき問題性を明確にし、ネットワークに共有
▪各地域の情報を、それぞれの地域の⼈の⼿により
「共通のフォーマットで提供」できる環境を創造する。
提供する施設
▪ワークスペース、映像
スタジオ、会議室
▪司書的な役割をするコン
シェルジュの雇⽤、育成
2年間の運営を無料で使えるようにする
▪2年間で団体の成果を明⽰し、その成果により次期の継続や内容を検討する。
▪分科会ごとに研究予算を配分し、拠点ごとのコミュニケーションを奨励する。
▪「観光資源」をリスト化し、インフラの存続と将来的な投資に接続する。
⽇本の各地域における、失われる
可能性のある資産の総量を測定、
情報共有することができる。
必要としている地域と、技術を提
供できる⼈(会社)をマッチング
し、短期的プロジェクトの予算を
分科会単位で補助しながらインフ
ラ施設の調整を⾏う。
1
2
期待される効果
2020 20222021 20242023
分
科
会
オンライン分科会の設置
初年度はインフラのハードウェアとソフ
トウェアの両⽅の視点から必要とされる
分科会をプリセットで設置し、各分科会
に予算を設定。モデル都市を中⼼に情報
の集積およびプロジェクト提案を⾏う。
集積した情報の公開
⽇本におけるインフラ修繕の必要性と⾃治
体レベルで失われゆく資産に対するレポー
トを作成する。それらに対し有効な⼿段と
して機能する政策を提案し、⾃治体と協働
できるモデルも同時に提案する。
分科会の定期的な活動
インフラ修繕プロジェクトの実施
コ
ワ
&
キ
ン
グ
⽇本全国に12拠点のコワーキングスペースを創造
各拠点でフルタイムで活動するプロジェクトマネージャーを育成する。
プロジェクトマネージャーはお互いにオンラインで連携し合い、プロジェクトを運営する。
動画撮影スタジオ機能 ミーティングの場の共有 ワークスペースの確保
2年間の無料使⽤期間終了
各分科会ごとに効果量を測定、リターン効率が良い事業を選
定し、集中的に再投資および回収を⾏う。
▪マイルストーン
⽇本をつなぎ、
地域資源を可視化し
インフラを再構築する。
拠点候補
社会的意義
前澤さんに是⾮読んでほしい!
私達の想い!
⽇本の社会において、様々な公共の枠組みが崩れつつあります。地域の⾃治会、
⽂化的コミュニティ、地場産業、学校教育…、これまで、社会の基礎という役割を
果たしてきた枠組みについて、時代の趨勢や担い⼿不⾜という⼤きな問題に直⾯し
ている現状に、誰も有効な⼿を打つことができていない為です。
私たちが⽣きる社会の中でも「公共」という領域は、⾏政などの「官」、⺠間企
業に代表される「私」、そして各「個⼈」など、様々な主体によって成り⽴つ、複
雑であると同時に包摂的なものです。公共の枠組みが上⼿くいっていない際に、こ
れまでは例えば⾃治体が税⾦を投⼊して施策を展開したり、あるいは私(企業)が
その社会的責任を果たすために何らかの事業を⾏なったりすることが当たり前でし
た。しかし、現代社会では、公共の枠組みが抱える問題が⾮常に規模が⼤きく、尚
且つそれらは地域や時間軸を超えて複雑化している故に、もはや1つの⾃治体や私
企業のみでは、問題を解決することが困難と⾔わざるを得ません。しかし、そうし
た枠組みを復興させ、今の時代に上⼿く機能し、持続性の担保された公共の枠組み
に作り替えていく必要性があることは明らかであると⾔えるのではないでしょうか。
その為に、各地域で孤軍奮闘する様々な主体を地域の中で、あるいは地域を超え
て、お互いを繋げ、相互に対話し、協働し、そしてこれからの未来の公共の枠組み
を作る素地となるプラットフォームが必要不可⽋です。今回の試みは、このプラッ
トフォームを、前澤さんと共に創ろうという、その第⼀歩なのです。
MEMBER
1999年⽣まれ、「知性ある⽇本」を
テーマに領域・⼿法を越境しながら研
究と実践を⾏き来する20歳。テクノロ
ジーを基盤とした⺠主主義の社会実装
を進める合同会社Liquitous、公共政策
に関する対話型ワークショップを展開
する⼀般社団法⼈(登記準備中)ひらく
研究所などを⽴ち上げながら、若者の
政治参画をリードしてきた特定⾮営利
活動法⼈Rights、国内⼤使館・国際機
関と若者を繋げる⼀般財団法⼈国際交
流機構などに参画し、実践を⾏う。同
時に、慶應義塾⼤学総合政策学部で、
⽇本の公共・⺠主主義の在り⽅につい
て、主権者・シティズンシップ教育、
GovTech/PoliTech、統治機構改⾰など
の観点から研究を進める。
また、これらの実践と研究を通して⾒
えてきた課題を共に解決する「公共的
枠組みを担う⼈」が少ないという問題
意識から、対話とリサーチを基にした
⼀般・AO⼊試対策を⾏う#森を拓くプ
ロジェクト、中⾼⽣を対象としたキャ
リアに関する講演やファシリテーター、
⼤⼿企業内のプロジェクトのメンター
なども展開する。
実践と研究、教育現場などでのアウト
プットなどを通して得た気付きは、
パーソナリティを務めるラジオ番組や
YouTube「おっさんチャンネル」を通
して発信する他、国政・地⽅選挙にお
ける政党・候補者の公約(政策)監修、
イベント企画などを通して発露する。
伊藤 雄吉
いとう ゆうきち
栗本 拓幸
くりもと ひろゆき
37 20 25 43 22
1976/4/9
H13/04 ⽇本⼤ 中退
H18/04 少林寺拳法横浜中⽥道院設⽴
H22/10 ちびっこ保育園 開園
H25/10 NPO法⼈幼児武道教育振興会
理事⻑に就任
H25/12 ちびっこ保育園分園 開園
H29/03 ちびっこ保育園ステラコート園
開園
H29/11 ちびっこ保育園藤沢園 開園
少林寺拳法 正拳⼠五段 少導師位少林寺
拳法世界⼤会 第3位
・ちびっこ保育園園⻑
・湘南台⼦ども⾷堂主催
・湘南台商店連合会理事
・湘南台灯篭流し実⾏委員会実⾏委員⻑
・藤沢市⺠祭り湘南台ファンタジア
会計役員
・ONSENガストロノミー
ウォーキング実⾏委員会実⾏委員⻑
・湘南台2丁⽬⾃治会役員
・指定NPO法⼈幼児武道教育振興会
理事⻑
・藤沢市郷⼟づくり推進会議委員
・アートスクエアプロジェクト副会⻑
島⽥ 博之
しまだ ひろゆき
⾶び級、スウェーデンウプサラ⼤学 最年
少研究員、⽇本学術振興会 特別研究員。
2018/3 早稲⽥⼤学先進理⼯学専攻先進
理⼯学専攻(5年⼀貫制博⼠課程)博⼠
前期課程修了(⾶び級)2018/4から早稲
⽥⼤学先進理⼯学専攻先進理⼯学専攻 博
⼠後期課程2018/10から 典・ウプサラ⼤
学 研究員2019/4から⽇本学術振興会 特
別研究員(DC1) 特別枠(交付奨励⾦上
位5%)
・超⼀流研究雑誌(Impact factor >25)
に複数回の掲載。
・国内、国際学会にて多数の受賞。学⽣
にも関わらず講演招待多数。
[1]2017/08、17th IUPAC
InternationalSymposium on
MacroMolecularComplexes Poster
Presentation Award(最年少)
[2]2019/06、公益財団法⼈ 吉⽥科学技術
財団 海外研究派遣研究者(最年少)
[3]2019/11、新学術領域 ハイドロジェノ
ミクス ハイドロジェノミクス奨励賞(最
年少、40歳以下の研究者対象)
[4]2019/12、超異分野学会 最優秀ポス
ター賞 (18件中上位1件)
[5]2020/01、14th
INTERNATIONALSYMPOSIUM
HYDROGEN & ENERGY,Best Poster
Award(最年少)
[6]2020/01、第46回リバネス研究費 エ
ネルギー・エコシステム賞
(40歳以下の研究者対象、最年少)
[7]早稲⽥アカデミー 講師アン
ケート3000⼈中1位 (2016年度)
岡 弘樹
おか こうき
登録者60万⼈YouTuber
1997年⽣まれ
もともと駅員になるのが夢で、鉄道学
校と呼ばれる岩倉⾼等学校に⼊学した
が、就職試験に失敗し、仕⽅がないの
で⼤学へ進学。現在は横浜国⽴⼤学の
4年⽣。
受験勉強が終わったのを機に、⼀儲け
しようとYouTube投稿を始め、思いの
外成功した。
2017年に⽇本史上最⻑距離(約
22,000km)の鉄道乗⾞券「最⻑往復切
符」の旅の動画投稿を機に本格的な活
動を開始。
2018年には初の海外旅⾏として、鉄道
と船だけで、東京〜ロンドンを移動し、
ついでに世界⼀周して帰国した。
主なチャンネルは2つ。スーツ交通
チャンネルでは、公共交通の研究や単
純なレビュー動画を投稿。スーツ旅⾏
チャンネルは、⾃らが旅する様⼦をエ
ンターテイメントとして提供すること
が⽬的。⽖に⽕を灯す貧乏旅⾏から、
数百万円を消費する豪華旅⾏まで、内
容は多岐にわたる。
スーツ
すーつ
YouTubeチャンネル「おっさんちゃんねる」
https://www.youtube.com/channel/UCyiLS8Xx4efdmLNy2Ub2KDA
プロジェクト型個別指導塾 シードハウス:https://seedhouse.co.jp/
⼥性専⽤コワーキング&⼥⼦専⽤学習塾 ブルーコンパス:https://bluecompass.co.jp/
▪登記予定:神奈川県
1982年6⽉3⽇神奈川県藤沢市⽣まれ。
幼少時より、⺟が⼩さな学習塾やピア
ノ教室を営んでいたため、教育や⾳楽
に興味を持ちながら成⻑。
2002年慶應義塾⼤学環境情報学部に⼊
学。
2005年ニューヨーク留学から帰国後、
⺟のピアノ教室の通路を借り、英語⾳
読を主にした実験授業を開始。
2006年実験授業の評判が広まり、⽣徒
数が⼤幅に拡⼤。
同11⽉第6回湘南ビジネスコンテスト学
⽣部⾨で優秀賞を受賞。
湘南台駅前にOral Reading Space えい
ごや湘南台校を設⽴。店舗内装デザイ
ンも担当。
2007年4⽉慶應義塾⼤学環境情報学部
を卒業。
政策メディア研究科修⼠課程へ進学。
2008年4⽉株式会社えいごやを設⽴。
代表取締役に就任。
同7⽉Oral Reading Spaceえいごや湘南
台校を改装オープン。床⾯積2倍に。
2009年4⽉慶應義塾⼤学政策メディア
研究科修⼠課程を卒業。
2010年学習塾、予備校、⼩学校、⾼校、
⼤学教員などの学校および教育事業者
向けにコンサルティングサービスを開
始。
2018年株式会社シードハウスへ学習塾
事業を譲渡。
現在はYouTube配信、教育系コンサル
を提供。
⾃らが考え抜き、
⾃らで道を切り拓く。
AO入試サポート
概要パンフレット
⽬次
1 ご挨拶
2 ⼊試概
要
3 タイムスケジュール(⼀次審査までの⾏程)
4 2018年度合格実績
5 SFCキャンパスツアー(栗本編)のご案内
SFC (総合政策学部・環境情報学部)
FIT (法学部)
初めまして、栗本拓幸と申します。この度、AO⼊試のお⼿伝いをさせていただく事となりました。何卒お⾒知り置き頂きます様、よろしくお願い致します。
お⼦さまから『AO⼊試に挑戦したい』という⾔葉をお聞きになった際に、その⽿慣れない⾔葉やよく分からない⼊試形態に、ご不安をお感じになった⽅も少なくないのでは
ないでしょうか。今⽇においてAO⼊試は、全国の多くの国公⽴⼤学や私⽴⼤学の⼊学試験において採⽤されています。またAO⼊試は、志願者によって提出された志望理由書
や資料が、⼤学の「アドミッションポリシー」という基準に適合するか否かという基準に則って合否の判定がなされる⼊試となっています。つまり、学科試験の点数によって
合否が決まる⼀般⼊試と⽐較して、より総合的な『個⼈の⼒』が問われる⼊試形態が、AO⼊試であると⾔って良いでしょう。私・栗本は、志願者の皆さんとの1対1の対話を
通して、志願者の⼒を引き出し、合格に向けたお⼿伝いに寄与して参ります。
ここで、私⾃⾝が皆様のお⼦さまのAO⼊試のお⼿伝いをさせて頂いている背景を簡単に申し上げたいと思います。私⾃⾝は2年前の秋にAO⼊試を受験し、合格を頂きまし
た、そして現在は慶應義塾⼤学総合政策学部に在籍しております。私⾃⾝がAO⼊試を受験した際には、対策塾などに通うことなく、全て独⼒で様々な情報を収集・分析し、あ
るいは資料を作成致しました。この際に得たノウハウや知識を使って、未来ある志願者の⼒に少しでもなることが出来ればと考えています。また、既存のAO対策塾の在り⽅に
も強い問題意識を覚えています。先ほども申しました通り、AO⼊試は学⼒試験に留まらない、総合的な「個⼈の⼒」を問う⼊試です。従って、志願者⼀⼈⼀⼈は⾃分⾃⾝の思
いやビジョンと向き合うことが求められます。本来であれば、対策塾は『個⼈の思いやビジョン』をベースに、それらをより深める サポート の役割に徹すべきですが、今⽇に
おける対策塾の現場では、指導者による「型はめ」や「志願者の思いの無視」が横⾏しています。こうした現状に対して、少しでも あるべき姿 を提⽰し続けていきたいと考え
ています。そして最後に、私がサポートをする志願者の皆さん、皆様のお⼦さまは、これまでに何らかの形で私・栗本と関わりをお持ちになっています。その関わりの中で、
「将来、⽇本を共に⽀えていきたい」というある種の仲間意識を私・栗本⾃⾝が感じた志願者に限って、サポートをしております。何かしらの思いやビジョンを共有する 仲間
の皆さん と共に学びたいという、私・栗本⾃⾝の率直な希望もまた、このようにして皆様のお⼦さまのお⼿伝いをさせて頂くモチベーションとなっております。
私⾃⾝、⾮常に拙い部分もあるかもしれません。何かご不明・ご不安なことがあれば何なりとお申し付けください。私も、真剣に皆様のお⼦さまと向き合って参りますので、
何卒ご理解とご協⼒、そして何より皆様からお⼦さまへのご応援の程、よろしくお願い致します。
AO⼊試は総合的な「個⼈の⼒」を問う⼊試。
1999 SFC
NPO
Rights
Liquitous Corp.
Youtube Spotify Podcast
ご挨拶 1
⼊試概要 2
SFC
AO⼊試
アドミッションポリシーに適合した⼈材を獲得を狙いとしてい
て、従来の学⼒試験に拠らない、多⾯的・総合的な審査によっ
て⾏われる⼊学者選考です。
従来の⼊試よりも、「マッチング」の要素が強く、⼤学側の意
図などを⼗分に汲み取った上で、しっかりと⾃らで組み⽴てて
いく必要があり志願者各々が持つ「光るもの」を上⼿く”⾒せ
る”ことができるか否か、が重要なポイントになります。
重要なコンセプト
SFC⽣は『未来からの留学⽣』
未来あってのSFCでの学び。刹那的に時間を過ごすために⼊学す
るのではない。
アドミッションポリシー
「実践知」を理念とし、「問題発⾒・解決」に拘る学⽣を求め
ます。問題を発⾒・分析し、解決の処⽅箋を作り実⾏するプロ
セスを主体的に体験し、社会で現実問題の解決に活躍する事を
期待します。従って⼊学試験の重要な判定基準は、⾃主的な思
考⼒、発想⼒、構想⼒、実⾏⼒の有無です。「SFCでこんな事に
取り組み学びたい」という問題意識に基づいて、⾃らの⼿で未
来を拓く⼒を磨く意欲ある学⽣を求めます。
(基本的には総合政策・環境情報受験者とも、このアドミッ
ションポリシーを理解しておけば⼗分※参照)
●実践知(Practical Wisdom)
ロゴス(論理)のみに拠らない、パトス(感情・情熱)・エト
ス(信頼)を伴った知識体系である。ただ単に机上の空論にこ
だわるのではなく、社会への還元と⾃らの学びを往還すること
が求められる(研究と実践の往還)。
●問題発⾒・解決
【前提】世の中には課題と問題が存在。課題は表出しているが、
問題は⽬に⾒えない(Unknown unknown)。
【本題】⽬に⾒えていない問題は、間違いなく複雑な領域が絡
み合っていて⽣出されたもの。であるからこそ、解決を⽬指す
ためには、複数の領域を学ぶ必要がある。⾃らで問いを設定し
て、学び、また問いを設定して学ぶ。そういったことを繰り返
していける⼒が求められる。
●思考⼒・発想⼒・構想⼒・実⾏⼒
問題を⾒つけるために現状を捉えることができる思考⼒、現状
からUnknown unknownsを⾒つけ出す発想⼒、問題を解決に導く
までのロジックモデルを固める構想⼒、構想を実現に近づける
実現⼒。
⼊試内容
⑴書類審査
●志望理由書(2000⽂字)
全ての根幹。⾃らの経験を客観的に捉え、その経験から得た気
づき、それを昇華させた問い、志を分析する。その上で、それ
らを演繹して、将来に向けたテーマ設定、⾃⾝のキャリア構想、
それらを踏まえたSFCでの学びのデザインを盛り込む必要。それ
らを筋道を⽴てて(≒論理的に)分かりやすく、理解しやすい⽇
本語で記述する必要あり。
●⾃由記述(A4・2枚)
志望理由書で記述した内容を、総体的に補⾜ないしは追加の情
報を⽰す⾃由なキャンバス。
●添付資料
上記2つを補⾜する⽬的。
●志願者履歴等
単なるレジュメ。
●志願者評価
親族以外の2名に志願者の「評価」を依頼。基本的に学校の先⽣
(担任・顧問など)+1名の場合が多い。
●調査書等
⑵⾯接
担当教官3名との⾯接。志望理由書を中⼼に、志願者の率直な思
いや情熱を図る機会。書類審査が「ロゴス」を図る場であると
するならば、⾯接はパトス・エトスをSFCの教員の交換する場所。
※SFCの誕⽣の背景
①浮世離れした⼤学における研究内容と輩出される⼈材育成に対する懸
念と対応策としての「実務家」育成を求める社会的要求があった。
②NPOや企業のCSR等、政策的アプローチが求められる世の中において、
政策実務の担い⼿が官僚しか存在しない危機感があった。
→⼤学院における政策研究の始まり:埼⽟⼤学⼤学院政策科学研究科
(現政策研究⼤学院⼤学)(1977)
学部レベル:慶應義塾⼤学SFC(基本的に常にSFCは2学部ではなく1
つの研究機関として構想される)
SFC (総合政策学部・環境情報学部)
2
FIT
⼊試概要
FIT⼊試
法学部で学びたい学⽣とこの学⽣を教えたいという両者の
フィット(FIT)によって⼈材を獲得することを⽬的としていま
す。従来の学⼒試験に拠らない、多⾯的・総合的な審査によっ
て⾏われる⼊学者選考で、従来の⼊試よりも、「マッチング」
の要素が強いです。⼤学側の意図、特に何を学べるか、何を得
意とする教員がいるのかなどを⼗分に汲み取り、それらと⾃分
⾃⾝の学びたいことが⼀致していることが⼤前提です。その上
で、志願者各々が持つ「光るもの」を上⼿く”⾒せる”ことがで
きるか否かが重要なポイントになります。
アドミッションポリシー
法学部では慶應義塾の建学の精神を理解し、国際的な視野に⽴
ちつつ、新しい社会を創造し先導する気概を持つ⼈材を求めて
います。この使命の実現のため、知的好奇⼼・個性あふれる学
⽣を選考する⼊試制度、すなわち⼀般⼊試、帰国⽣⼊試、留学
⽣⼊試、指定⾼校⻑推薦⼊試、そして⾃⼰推薦形式でのFIT
⼊試といった多様な⼊試制度を設けています。なお、FIT⼊
試では地域ブロック枠を設定した⽅式も⾏われています。
⑴実学
読書をする・観察をする・推理をする・⽂章を書く・議論をす
る・ 演説をする(学問のすすめ)⼒を持つ、ロゴス(論理)の
みに拠らない、パトス(感情・情熱)・エトス(信頼)を伴っ
た学問のある⼈。
⑵義塾
パブリックに貢献する(社会的正義に対する貢献、⾃⾝の利益
を⽬的としない)こと。
⼊試内容
書類審査(1次審査)
【A⽅式】
●志願者調書
経歴、知的成⻑の過程など、これまでのあなたの⾜跡を記⼊。
●志望理由書
あなたが慶應義塾⼤学法学部を志望した理由、⼊学後、何をど
のように学び、また⾃分の夢をどう実現したいかを志望理由と
関連させて、2000字以内で記述。
●調査書等(⾼等学校⼊学以降の成績・卒業に関する証明書類)
詳細は募集要項にて確認。
●⾃⼰推薦書
出願資格3のa〜fに該当する活動の実績を⽰しつつ、あなたがい
かに魅⼒的な⼈物か⾃由に記述。書類のみ受け付ける。⼯作物、
ビデオ、CD等は受け付けない。なお、可能な限り実績を証明
する書類を添付すること。また、あなたの学⼒を客観的に証明
する書類(外国語能⼒を⽰す公的機関の証明書のコピーなど)
があれば提出。
【B⽅式】
●志願者調書
経歴、知的成⻑の過程など、これまでのあなたの⾜跡を記⼊し
てください。
●志望理由書
あなたが慶應義塾⼤学法学部を志望した理由、⼊学後、何をど
のように学び、また⾃分の夢をどう実現したいかを志望理由と
関連させて、2000字以内で記述。
【コラム】A⽅式とB⽅式の差異
地域枠が設定されているか否か、部分的な提出資料の違いが
あります(AB併願可能、Bの⽅が地⽅の⼦に有利。Bの⽅が”
優等⽣”向け)。
●調査書
⾼等学校の全期間の成績が記載されたものを提出。卒業⾒込み
者は第3学年1学期までの成績が記載された調査書(2期制の⾼等
学校の場合は、第3学年前期までの成績が記載された調査書)を
提出。第3学年前期の成績を記載できない2期制の⾼等学校の場
合は、その旨が調査書備考欄に記載されていることが必要。
●評価書
在学している、もしくは卒業した⾼等学校に現在在籍している
担当教員あるいは⾼等学校⻑が記⼊・厳封した評価書を提出。
2次審査
【A⽅式】
●論述試験
模擬講義を聞いたのちに、論述形式の試験を実施。
●グループ討論
テーマに沿ったディスカッションを展開、教員がその様⼦を観
察、ディスカッション後に志願者とコミュニケーションを図る
こともある。
【B⽅式】
●総合考査
グラフ等を読み取る読み取り・分析型⼩論⽂+テーマに沿った
記述を⾏う想像⼒・発想⼒型⼩論⽂
●個⼈⾯接
FIT (法学部)
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関
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調
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由
書
執
筆
開
始
志
望
理
由
書
の
書
き
上
げ
と
⾃
⾝
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批
評
栗
本
に
よ
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校
正
・
推
敲
な
ど
⾃
由
記
述
等
添
付
資
料
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構
想
⾃
由
記
述
等
の
暫
定
的
作
成
資
料
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式
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暫
定
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期
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⽉
3
⽇
〆
切
︶
志
望
理
由
書
の
暫
定
的
確
定
0.5〜1ヶ⽉ 0.5ヶ
⽉
2ヶ⽉
1.5ヶ⽉
SFC
8⽉上旬
タイムスケジュール 3
⼆
次
試
験
対
策
へ
FIT
8⽉下旬
●全体的には以下のような⾏程で進⾏しますがご⼦息のペースにも合わせながらもサポートして参ります 。
※ご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。
2018年度⼊試合格実績
SFC
(慶應義塾⼤学総合政策学部・環境情報学部)
慶應義塾⼤学法学部 FIT⼊試
(A・B⽅式)
早稲⽥⼤学社会科学部
(⾃⼰推薦)
6名中
5名 合格
2名中
合格
1名中
合格
【対策内容】 志望理由書/⾃由記述等/⾯接
【対策内容】 志望理由書
【対策内容】 志望理由書
2名
1名
栗本 拓幸
くりもと ひろゆき
慶應義塾大学総合政策学部在学。
自身のAO入試受験の確かな経験の他、SFCを中心とする
AO・推薦入試に関する分析調査や知識を基に、AO入試に
関するコンサルティングを展開。『志願者自らが考え抜き、
自らで道を切り拓くこと』に重点を置き、単なる受験指導
に留まらない1:1の対話を特徴とするサポートで、志望
者の多くを希望の大学に見事に導く。
担当者プロフィール
4
●合格者の声
「ああしなさい」「こうしなさい」といった指導⽅法ではなく、
指摘を踏まえて「どのように志望動機を組み⽴てていけば審査
に通るものに仕上げることができるのか」「どのように⾃分ら
しさを表現したら良いのか」などと、⾃分の頭の中で考えさせ
られました。
その苦労のお陰で今の⾃分があり、AO⼊試準備時の経験が今
に⽣かされていると常々実感しています。総合政策学部合格
Kさん
総合政策学部合格
Cさん
2次選考(⾯接)対策の際には、⾃分が提出した資料を基に模
擬⾯接をしていただきました。
ただ模擬⾯接を⾏うのではなく、⾃分の取り組みたい分野に
関する補講も⼿厚く⾏ってくださり、知識の補填までサポー
トしてくださいました。実際に⾯接当⽇にて、補講の際に得
た知識を⼤いに役⽴てることができ、無事に⾯接試験を乗り
越えることができました。ありがとうございました。
SFCキャンパスツアー(ご案内) 5
百聞は一見に如かず
実際にキャンパスを見てみよう!
【特別企画】SFC受験⽣向け
SFCキャンパスツアー
実施!
5月中旬実施予定
※希望者のみ。詳細は後⽇ご案内いたします。
SFCの雰囲気は?
SFCでのキャンパスライフはどんな感じなのかな?
SFCってどのような場所にあるの?
SFCにAOで合格した人はどのような対策をしたのかな?
現役SFC⽣から話を聞くことができる!
⾃分の五感でSFCの雰囲気を体感することができる!
受験に備え下⾒ができる!
© 森を切り拓くプロジェクト All Rights Reserved 2019-2020
・事業責任者:栗本 拓幸
・連絡先
電話番号:090-7282-5114
メールアドレス:office@hiroyuki-kurimoto.jp
社会
個
⼈
過去
今
精神⾝体
未来
プロジェクト 実現
研究
志
経験 気づき 問い 志
繰
り
返
し
繰
り
返
し
過
去
今
精神⾝体
未来
プロジェクト 実現
研究
志
経験 気づき 問い 志
【なりたい自分を考える】
キャリアの見取り図づくり
ワークショップ
一般社団法人ウィルドア
?
?
中国・ロシアを
訪問した雑感
(2019年 10/10~10/15)
栗本 拓幸
-総合政策学部
-松井孝治研究会(統治機構)
@ハルビン市内
@⻑春市内
@⻑春市内
@ユジノサハリンスク空港
@ユジノサハリンスク市内
@ユジノサハリンスク
⾃由市場 (Успех)
@ユジノサハリンスク
⾃由市場 (Успех)
@ユジノサハリンスク
スーパーマーケット
@ユジノサハリンスク
スーパーマーケット
@ユジノサハリンスク
магазин кафе 24
@ユジノサハリンスク市内
エストニア共和国における
e-Estonia政策等に関する報告
NPO法⼈Rights
栗本拓幸
2018.12.24
本報告の全体
像
• エストニアの略史と政情
• エストニアの電⼦政府政策の概要
• エストニア滞在レポート
-エストニアの⼀般的なイメージに関して
-エストニア訪問の概要
-e-Estonia Showroom
-LIFT99
-TIT MEKTORY
-VIRU HOTEL
-Eesti 100 Ceremony
• 個⼈的な考察
エストニアの概
要
• 国名:エストニア共和国
• 政体:共和制
• ⾸都:タリン(Tallinn)
• ⼈⼝:132万⼈
• ⾔語:エストニア語
• GDPランキング:103位(IMF)
• ⼀⼈当たりGDP:41位(IMF)
エストラント
リヴォニア
エストニアの略史1
・〜10c:エストニア⺠族の居住 「異教の地」
・13c初頭〜:リヴォニア帯剣騎⼠団及びデンマークによる改宗を⽬的とした同地の統治
・1215年:第4回ラテラン公会議を経て、リヴォニアが教皇の特別保護下に
・13c後半 :タリン等の都市がハンザ同盟に加盟
→リヴォニア騎⼠団を統合したドイツ騎⼠団を背景に
・14世紀中期:デンマークのリヴォニア撤退 司教領と騎⼠団領の双⽅が混在
→ドイツ系貴族(バルト・ドイツ貴族)の誕⽣
・16c中期:モスクワ⼤公国とデンマーク・スウェーデン・ポーランドのリヴォニア⽀配争い
→当初はポーランドの保護下に、後にスウェーデンの⽀配下に(バルト帝国)
→スウェーデン⽀配下での⽂化の勃興 聖書のエストニア語訳・タルトゥ⼤学の開学等
WHKMLA : History of Swedish
Estoniawww.zum.de
エストニアの略史2
・1700-1721:ロシア帝国/スウェーデン間の「⼤北⽅戦争」
→エストニア全⼟(エストラント・リヴォニア)がロシア帝国の⽀配下に
・19c前半 :アレクサンドル1世 農奴解放・啓蒙政策によるエストニア⺠族の⺠族意識向上
Ex.) 被⽀配⺠としての「エストニア⺠族」と⽀配⺠としての「バルト・ドイツ⺠族」
・19c中期:「⾮バルト・ドイツ⺠族傾向のロシア化」政策に伴う⺠族意識の進展
→エストニア語教育施設の誕⽣、バルト・ドイツ⺠族出⾝者を含めたエストニア学識者協会
・19c後半:アレクサンドル3世のロシア皇帝就任に伴う圧政の強化 ⺠族運動の制限
エストニアの略史3
・1917 : ロシア⾰命(⼗⽉⾰命)勃発
→独⽴機運の⾼まり(エストニア暫定政府/議会の成⽴):間も無くボリシェビキの弾圧
→ブレスト・リトフスク条約に基づいたエストニアのソビエトからドイツ帝国への割譲
・1918.2.24:⾚軍の撤退とドイツ帝国軍の進駐の間隙を縫って「独⽴宣⾔」を発布
・1918.2.25-:ドイツ帝国による統治(バルト・ドイツ⺠族を重視)
→ドイツ⾰命(1918.9-11)によるエストニア統治の終焉
・1918.11.11-14:ドイツ帝国政府代表から(エストニア系)暫定政府への権⼒移譲
→ソビエト系、バルト・ドイツ系、暫定政府系(含:英国、⽩系ロシア、北欧系義勇兵)による
“エストニア独⽴戦争”の勃発(1918.11-1920.2)
→暫定政府系勢⼒の勝利(タルトゥ平和条約:エストニア-ソビエトロシア間)
エストニアの略史4
・1920:エストニアの主権国家としての地位確⽴
→エストニア憲法採択 (1920.6.15)
→国際連盟加盟 (1921) Cf) 四⽉テーゼ、⺠族⾃決原則
・1919:⼟地改⾰政策 バルト・ドイツ系(旧⽀配層)⼤規模資産の接収と分配
→戦間期の安定性の礎に:⽂化的な勃興、少数⺠族の⽂化的⾃治なども進む
・1920-1934:(象徴的存在である国家元⾸制)議会制⺠主主義の発展と世界恐慌
→Vaps Movement(独⽴戦争退役軍⼈同盟)による反共・反議会制の極右運動の誕⽣
→Vapsによる急進的な憲法改正要求と2度の憲法改正国会案の2度の国⺠投票否決
→Vapsの改正案の可決、国家元⾸選挙へのVaps候補擁⽴等、Vapsの急速な拡⼤
→ペッツ⾸相による戒厳令施⾏:『沈黙の時代』の始まり 1938年新憲法による秩序回復
エストニアの略史5
・1939〜:第⼆次⼤戦における中⽴を当初は追求
→1939.8:独ソ間のモトロフ・リッベントロップ協定によるソの対エストニア⼲渉容認
→1939.9.28:ソビエト-エストニア相互援助条約締結とソ連軍のエストニア国内展開
・1940.6.12:ソビエトによる対エストニア軍事封鎖開始
→親ソ政権の樹⽴を柱とする最後通牒の提⽰とペッツ⼤統領による受け⼊れ
→⼤統領職の事実上名誉職化と親ソ⾸相による恐怖政治の開始
→⻄側諸国ではエストニア共和国が正当な政府として領事権を維持
・1941.6:ナチス・ドイツの対ソ侵攻開始
→1941:ナチスによるエストニア占領(オストランドの⼀部に)
→1944:ドイツの敗北以後、エストニア共和国の志願兵による国境維持を画策
→1944:ソ連による再占領
エストニアの略史5
・1944〜:ソ連(エストニア共産党:ECP)による⽀配
→恐怖政治の継続
→ロシア系住⺠の⼊植、エストニア全⼟での『ロシア/ソ連化』の進展
→ソ連による基本インフラの整備
→周辺北欧諸国(フィンランド等)との関係性強化
・1970〜1980年代:“脱エストニア”に対する国⺠レベルでの危機感の加速
→ペレストロイカとグラスノスチによるECPの影響⼒低下
→『歌う⾰命』の始まり:エストニア⼈のソ連に対する反抗の開始
→1988:Estonia Popular Front, National Independence Party などの誕⽣
→1988「エストニア主権宣⾔」, 1991.8.20「エストニア独⽴宣⾔」
エストニアの略史6
・1991.8.20:エストニア再独⽴
→独⽴国家共同体加盟をバルト諸国とともにボイコット
→1992:バルト海諸国理事会に加盟
→1994:ロシア軍の最終撤退
→1998:エストニアのEU加盟申請
→2003:NATO加盟
→2004:EUに正式に加盟
→2011:単⼀通貨ユーロの導⼊
現エストニアの統治
機構
・象徴的存在としての⼤統領制:任期5年
・⼀院制議会(リーギコグ):任期4年
・⾸相を⾸班とする内閣
エストニアの国政選
挙
0.00%
10.00%
20.00%
30.00%
40.00%
50.00%
60.00%
70.00%
80.00%
90.00%
100.00%
1995 1999 2003 国⺠投
票
2003 2007 2011 2015
投票率
投票率
過去7回の国政・国⺠投票
平均投票率 62.51%
エストニアにおける電⼦政府政
策の概要
・⾏政(e-Governance)基盤となるデータベース群とX-
Road
-エストニアのデータベース群とX-Roadにアクセスする⼿段とは?
National ID Card / e-Residency
-現在インターネット上での⼿続きが不可能な申請とは?
結婚・離婚・不動産売買(⾏政⼿続きの99%がオンラインで可能)
エストニアにおける電⼦政府政
策の概要
・e-Democracy:政治参加の媒体としての「オンライン」
投票 - i-Voting
市⺠参画 - OSALE.ee
・e-Democracy
Arvutiteaduse instituut - Tartu Ülikool
エストニアにおける投票方法の一覧と投票日との関係
© Hiroyuki Kurimoto
エストニアにおける投票
国会(Riigikogu)選挙・地方議会選挙・欧州議会議員選挙・国民投票
投票方法 媒体 投票場所
通常投票 投票用紙 所定の投票所
期日前投票 投票用紙 カウンティ/選挙区内の投票所
在外投票 投票用紙 郵送
i-Voting アプリケーション オンライン
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9 8 7 6 5 4 3 2 1
【期日前】インターネット投票(i-voting)
18:0009:00
20:00
12:00
20:00
12:00
期日前投票
(カウンティ内)
在外投票(期間中の最低2日間が投票日として設定)
選挙通知
投函期限
20:00
12:00
20:00
12:00
期日前投票
(選挙区内)
投票
日
インターネット投
票
(i-voting)
通常投票
エストニアにおける電⼦政府政
策の概要
・Data Embassy :安全保障政策としてのデータベース
エストニア・電⼦政府政策の
キーワード
・Internet is a social right.(インターネット接続権)
・Transparency(透明性)
・Reliability(信頼)
・Simple but Useful (単純であって使いやすい)
エストニア訪問に関して
・期間:2018年2⽉18⽇-21⽇
・訪問先:エストニア・タリン市とその周辺
• Showroom
• LIFT99
• Tallinn Institute of Technology MEKTORY
• VIRU HOTEL
• Eesti 100 Ceremony
・契機:スウェーデンへのスタディーツアー、電⼦政府への興味
e-Estonia Showroom
e-Estonia
Showroom
e-Estonia Showroom
LIFT99(スタートアップ向けインキュベーション・コワーキングスペー
ス)
Tallinn Institute of Technology
MEKTORY
産学官連携の研究拠点・インキュベーション施設
VIRU HOTEL(ソ連下で唯⼀海外要⼈が宿泊できたホテ
ル)
Eesti 100 Ceremony
ソビエトからドイツ帝国に移譲される間隙に出された「独⽴宣⾔」から100年
個⼈的な考察・コメント
・なぜ電⼦政府政策がうまくいったのか
国⺠レベルで国家の⾏く末に対する危機意識
ロシアの軍事的脅威⇆“伝統”のあるエストニア
政府の重要性と信頼性
スタートアップ国家としてのエストニア
・e-Democracyと投票率に直接的な因果関係は存在するのか
・ITリテラシーの⾼さはどのように育まれるのか
・⽇本のマイナンバー制度とエストニアのIDカードの差異とは
番外編:個⼈的なコメント
・気候に関して
・⾔語スキルに関して
・ソ連(対露)感情に関して
観光と歴史的背景の狭間で
ソ連時代の記憶
・キャッシュレス化に関して
・スタートアップに関して
政治的中立性に関する雑考新城市の「若者議会」に関する考察
スウェーデンにおける若者の政策決定過程参画事例と比較して
生徒会団体の地域化と高校会議所から考える
若者と社会の関わり方
栗本 拓幸 http://hiroyuki-kurimoto.jp
日本における電子投票導入の動きと失敗
日本の選挙運動における
インターネット活用の沿革
栗本 拓幸 http://hiroyuki-kurimoto.jp
エストニア・e-Residency
実際の挙動の様子(YouTube)
e-Residencyから考える
これからの国家のあり方(ブログ)

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